不健全鎮守府   作:犬魚

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※今回は深海翻訳機能ONにしてお送りしております

【登場人物】

戦艦水鬼(2)
どちらかと言えばネグリジェっぽいのは棲姫

集積地棲姫
深海ゲーマーSYU、俗っぽい

駆逐棲姫
現在、春雨となって基地に潜入中、俗っぽいの染まっている


深海最前線・リターンズ

「えー…ハルサメちゃんを処刑します」

 

「は?」

 

「ハァ?」

 

「ハアアァァァ!?」

 

人類に仇なすよくわからないフワフワした存在、深海棲艦、その生態や実態はよくわかっていないらしく、どこで生まれてどうやって泳いでくるのか、ウナギぐらいよくわかってないらしく、イカレた専門家が日夜必死に研究している

 

そして本日………その深海棲艦の棲む深海秘密基地にて、恐るべき計画が進みつつあった

 

「ちょ!待てよ!」

 

「処刑とかオマ…!オマエッ!」

 

「ネグリジェは寝る時にしとけよババア!」

 

深海会議室に集まった深海に住むフレンズ達は会議の議長を務める戦艦水鬼から出た驚きの発言にざわめき立つ

 

「はいはい、話は最後まで聞けー…あと、ババアって言ったヤツ後で殺すから」

 

深海棲艦の大物、戦艦水鬼は手を叩いて場を鎮めて一つ咳払いをした

 

「まぁ、みんなも知っての通り以前実行したテキトーな艦娘拉致って帰して欲しかったらここまで来いやバーカバーカ作戦は失敗した訳ですが~」

 

※詳しくは190回と192回を参考にしてくださいよォ~

 

テキトーな艦娘を攫ってくるまでは良かったが、とりあえずカタコトだけど日本語イケるし見た目もキモくないし、問答無用で殺られないだろうとメッセンジャー役に駆逐棲姫を行かせ、みんなでワクワクしながらカエリウチダァと待っていたが、一向に海軍のバカどもは来ず、メッセンジャー役の駆逐棲姫も一向に帰って来なかった…

 

当初、あまりにも連絡がないので、もしかして駆逐棲姫は海軍に捕まって、それなりに権力がある脂の乗ったオーク似の海軍の偉い将校のマグナムチ●ポで種付けプ●スやらエロ同人みたいにヒドい事されてるのでは?と心配していたが、最近では集ちゃんがプレイしている大規模MMORPGに頻繁にログインしているらしく、集ちゃん曰わくなかなかの重課金者になっているそうだ

 

「だからと言ってハルサメちゃんを処刑するこたぁねーだろぉー?」

 

「そうだぜェ!」

 

「ハルサメちゃんを殺るってならまずこのネ級を殺れよ!ネ級を!」

 

「っーかオマエが死ねババア」

 

再びざわつく深海メイト達に、戦艦水鬼は静かにしろよと手を叩いた

 

「はいはい、話は最後まで聞けー………っーかババアって言ってんのバレてないと思ってんの?オイ、オマエだよオマエ、オマエ後で絶対殺すからな」

 

戦艦水鬼は海で拾ってきた黒板に深海チョークで今回の作戦についてと書き込んだ

 

「今回はもうメッセンジャーとかまわりくどいコトはやめて、バカにもわかりやすくメッセージを送ります」

 

「ほぅ…」

 

「具体的にはどーするんすか?」

 

「新聞に載せるのよ!新聞に!いついつにどこでハルサメちゃんを処刑しますって新聞に載せるのよ」

 

戦艦水鬼は黒板に新聞で大々的に宣伝すると書き込んだ

 

「ハルサメちゃんが言うには、さすがに新聞沙汰ならいくらなんでも見過ごせないでしょうって事よ」

 

「なるほど」

 

「で、ノコノコやって来たアイツらを返り討ちにしてやろうってコトだな!」

 

「とりあえず、ハルサメちゃんには処刑台に上がって貰って、今から処刑するぞーってコトを演出して貰う役をして貰います」

 

そうして、ノコノコやって来た海軍どもを逃げ場の無い湾内に引き込んで深海主力艦隊で囲んでフルボッコにしようと言うのが今回の作戦

 

「ちなみにこの作戦、我らがハルサメちゃんが考えてくれましたー、はいみんな拍手ぅー」

 

「スゲェ!」

 

「さすがハルサメちゃんだ!」

 

「あぁ、これほど高度な作戦を思いつくなんて…やはり天才」

 

「フフ…私は知ってたよ?彼女はタダ者じゃないって」

 

深海メイト達の温かい拍手に恐縮しながら一番前の賓客席に座っていた春雨は立ち上がってヘコヘコと照れ臭そうに頭を下げた

 

「ハルサメ!ハルサメ!」

 

「オレ達を導く新しい光ーッ!」

 

「はいはい、静かにー、静かにーッ!はいみんな、今回はこんな感じでいくから、マジ今度こそ海軍滅ぼすから」

 

戦艦水鬼はみんなの士気が高まっている事、そしてみんなの心が一つの目標の向けて一致団結している事を感じ、心から嬉しさと喜びを感じた

 

「チッ……接続悪いな、あ、繋がった」

 

「コラ!集ちゃん、今会議中だからゲームしない!」

 

「えー?もう終わったろぉ~?」

 

「ったく…」

 

集ちゃんこと集積地棲姫はカタカタカタッターンと器用にキーボードを叩いて何やらゲームを起動させた

 

「お、駆逐棲姫のヤツ、またログインしてる…」

 

「そんなのわかるの?」

 

「わかるよ、ほら」

 

フレンドリストに載ってる名前が白くなってるとログインしてる状態と戦艦水鬼に説明して画面を見せた

 

「WARUSAME…コレがそうなの?」

 

WARUSAME 神聖騎士 レベル234

 

「そうだよ、メッセとか送れる」

 

「めっせ?」

 

「メッセージな」

 

「ふ~ん………集ちゃん、今、そのめっせって出来る?」

 

「できるよ」

 

「じゃ私が殺すって言ってるって送ってみて」

 

「殺すね…」カタカタカタッターン

 

【集積眼鏡:戦艦水鬼がオマエ殺すって】

 

【WARUSAME:マジ?】

 

【集積眼鏡:マジ】

 

【WARUSAME:あんなババア、返り討ちにして全裸で土下座させて私の足ペロペロ舐めさせてやるわ】

 

【集積眼鏡:オマエ足ないやん】

 

【WARUSAME:ありますぅー!赤ちんの店で買ったマグナムスチールの超カッコイイ足がありますぅー】

 

【WARUSAME:あのババア、今度その角へし折って子●と直●に二本刺ししてヒーヒー言わせてやんよ!】

 

【集積眼鏡:あのさぁ】

 

【WARUSAME:なに?】

 

【集積眼鏡:今、後ろに戦艦水鬼いる】

 

【WARUSAME:マ?】

 

【集積眼鏡:マジ、めっちゃブルブルしてる】

 

【集積眼鏡:オマエ死んだわ(笑)】

 

【WARUSAME:(笑)じゃねーし!ナニしてんのオマエ??】

 

【WARUSAME:冗談、本当に冗談ですから!】

 

【WARUSAME:本気にしないでください!】

 

【WARUSAME:私は水鬼様マジリスペクトしてますから!】

 

【WARUSAME:あ、実は私の後ろにも艦娘がいるんです!脅されて無理矢理書かされたんですぅ!】

 

【WARUSAME:ホントです!】

 

【WARUSAME:信じて!】


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