【登場人物】
提督(149)
女性の嫌がる事はしないフェミニーな痴漢
夕張(28)
前回大人しかった分、今回は大人しくない
清霜(7)
マックス大戦艦
暑い暑いと嘆きつつ、明石の店で買ったガリガリくんを冷凍庫から取り出し、俺と五月雨は執務室でガリガリくんをガリガリしていると、ガリガリではなくバリバリ感溢れる軽巡がドス黒く燃える太陽のような笑顔で執務室へとやって来た…
「新しい装備を開発しました!ハッキリ言って自信作です!」
「…見せてみろ、どうせくだらねーモンだろうが、そのくだらな度合いで俺も痴漢奥義のレベルも上げてやる」
「はいっ!!」
相変わらずなんでちょっと嬉しそうなんだコイツ、どっかおかしいのだろうか?いや、おかしいんだったな、頭が
「今回のアイテムはこちら!!マキシマムマイ●ィXガシャットです!」
夕張が取り出したチャチな玩具のようなアイテム、なんだろうな、もうこの時点で痴漢奥義ヘヴンズドア→ラビリンス→ヘヴンズドア→ラビリンスの地獄ループを叩き込んでいいような気がしてきた…
「足がないな…」
「足なんて飾りです!」
「ハッキリ言う、気に入らんな」
とりあえずいつもの様式美的挨拶を済ませ、夕張は早速、そのマキシマムなんたらの説明を始めた
「こちらのマキシマムマ●ティXガシャットですが、これをゲーマドラ●バーにガシャーンして頂く事で最大級のパワフルボディにマックス大変身するコトができます!」
「ふ〜ん」
ナニがマックス大変身だ、バカにしてんのかコノヤロー
「ちなみに、今回は既にマックス大変身して貰いました清霜ちゃんにも来て貰ってます、清霜ちゃん!カマァーン!」
「ナニがカマァーンだ、バカにしてんのかコノヤロー」
夕張のカマァーン!の声の後、執務室の扉をメリメリとヘコませ、なにやら大柄なマシーンが執務室へと入ってきた
「マキシマムパワーえーっくす!!」
執務室に入ってきたのは頭はいつものバカヅラした清霜、身体はデカい顔みてーなクソダサアーマードスーツ的なナニか!?これまさに最大級のパワフルボディ!?
「で、デカッ!!っーかダセェ!?」
「いやいやいや、よく見てください提督、たしかに見た目のインパクトはなかなかパないですが、慣れてくると1周回ってカッコいい気がするんですよ」
「アホか、何周回ってもそんな時代くるか!」
「ちなみにこちらのマキシマムキヨシレベル99はパンチ力99t、キック力99t、ジャンプ力99mと破格の性能です!レベル99だけに!」
「ふ〜ん」
このクソダサ着ぐるみアーマーにそんな性能があるかどうかは非常に疑わしいんだが…
「さぁ!マキシマムキヨシレベル99!その力を提督に見せつけてやるのです!」
夕張は頭のおかしい科学者特有のオーバーな身振り手振りでマキシマムキヨシレベル99に命令を下した………がッ!!
「…フッ、誰に命令している!この腐りかけメロン野郎め!」
「なにぃ!?マキシマムキヨシレベル99!その力を与えてやった私に反抗する気か!?」
今までの反省がまるで生かされていないのだろう、夕張は清霜の反逆を受け、その、パンチしてくださいと言わんばかりにヘソを見せつけるスレンダーボディに最大級のパワフルパンチを喰らい壁に叩きつけられた
「オボォ!!」
「わはははは!!このレベル99の清霜こそ無敵ッ!そして頂点ッ!」
「オイ夕張、どうすんだコレ?また武蔵でいいか?いつもの武蔵クンにブッ飛ばし貰う感じでいいかー?」
俺は壁にメリ込んだ夕張の頰をペチペチと叩き意識の確認をし、要救助者意識なーし!と叫び、直ちに夕張の無い胸に右手を添えた
「フーッ〜………通・●・拳ッ!」
「ゴバァ!!!」
心臓マッサージでもダメか、まぁわかってたけど…っーか、なんで通●拳喰らってアヘ顔なんだよコイツ、マジキメぇ…
「五月雨、武蔵を呼べ、武蔵」
「さっき呼びました」
仕事はえーなコイツ、チッ、こーゆートコがムカつくんだよなこの青髪ロングは
「オイ、キヨシ、今から武蔵とヤらせてやるから存分にその最大級のパワフルパンチしてみろ」
「ウヘヘヘヘ…今の清霜なら武蔵さんとかワンパンだよ!ワンパン!なんたってマキシマムキヨシレベル99だからね!」
最大級のパワフルボディで大ハシャギする清霜、壁にメリ込んだまま失禁する夕張…
この後、週刊マガ●ンを読みながら歩いていた武蔵にマキシマムキヨシレベル99が襲いかかり、武蔵の鉄拳で最大級のパワフルボディは粉々に砕かれて清霜は医務室に緊急搬送され、翌日、ゾ●ビゲーマー・新・清霜として甦った