【登場人物】
提督(大人)
過ちを認めて次の糧にする大人
占守(シムシュシュ)
占守姉妹の姉、頭の中がファンキー、アホな子
国後(クナ)
占守姉妹の妹、頭の色がファンキー、真面目
夏はこまめに水分補給、自販機で水分でも買うかと廊下を歩いていると、外からなにやらキャッキャとハシャぐ声がしていたので見てみると、かい…かい?海防艦のヤツらがホースを手に取って水をBUKKAKEていた…
「クナ!ホースの水もマジいアツっすよ!」
「ちょ!やめ!やめて!やめて姉さん!やめて!アツい!アツいって!アツ……やめろォ!!」
「痛いっしゅ!!」
夏の外気でアツアツになったホースの水を妹に浴びせてゲラゲラ笑っていたシムシューくんは妹にケツを蹴り上げられ痛いっしゅ!とか言いながら灼熱の地面を転がった
「ナニやってんだ?オマエら…」
「あ、テイトクっしゅ!」
ケツを抑えつつ立ち上がり、キチンと挨拶をしてきたのは占守姉妹の姉の方、占守クン……革命戦士ガングートと同じく革命軍の同志らしい
「ゲッ………ま、まぁ、別に、おね…や、姉さんがちょっと調子に乗ってたから蹴り入れただけなんたけど…」
そして、水…?いや、お湯を浴びてビチョ濡れの方、占守の妹の国後クン、ファンキーな髪の色をしているがワリと真面目で礼儀正しい
「あんまり暑いんで水浴びでもしたら涼しくなるんじゃないかと…」
「浴びたの私なんだけど?ってか、水じゃないでお湯なんだけど?」
国後はホースを手に取り、水道の蛇口をZENKAIにし、ホースの先端を指で縮めて水圧を増し、強烈な勢いで飛び出すお湯を姉にぶつけた
「うっぎゃあぁぁぁぁぁぁ!!痛い!アツい!イタアツいっしゅ!イタ…っ!やめ、クナ!!マジでやめて!」
「うるさい!!私だけびしょ濡れとか不公平よ!!」
「アツ……いや、なんかだんだん冷たくなってきたっしゅ……でも痛い!あ、でも、なんか気持ち良くなってきたっしゅ、冷たっ!アァァン!」
「うわ、キモち悪…っ」
国後はホースの先を挟むのをやめ、勢いを止めると水はジョボジョボと痛くない勢いに変わり、占守クンはぎもでぃぃぃとか言いながら頭からホースの水を浴びてアヘっている………まぁ、見るぶんには涼しげだが、なんだろうな…?今、ここに憲兵が居たら俺は謂れなき罪で拘束される気もする
「まぁ、水浴びもいいが後でちゃんと着替えろよ」
「バッチリっしゅ!ま、どーせ今からシャワー浴びて同志ガングートとアイス食べる予定っしゅから」
「ふ〜ん」
…同志ガングート、旧ソから来た史上もっともアツかりし革命戦士であり、魚雷も持ってないのに雷装値のあるよくわからない性能を持っているが、そこはまぁアレらしい、愛国心とかそーゆーのでカバーしてるらしい
「ちなみにテイトクはナニしてるんしゅか?」
「ご覧の通り、提督はドリンクを買いに行っているのだが?」
「いや、ご覧の通りと言われても…」
さすが国後クン、冷静で的確な指摘なのだよ
「マジっしゅか!テイトク!シムはオレンジジュース!オレンジジュースが飲みたいっしゅ!」
「触んな、っーかびしょ濡れでまとわりつくな、服が汚れるじゃねーか」
「大丈夫!外に居たらすぐ乾くっしゅよ、今だってシムもクナもパンツまでグショグショっす!」
「誤解を招くようなコトゆーな」
悪意もナニもなさげとは言え、なんてコトゆーのかねこの子は……アホの占守クンはオレンジー!オレンジ飲みたいっしゅよーと洗った犬みたいにまとわりついていたが、妹がテイトクにシツレーでしょ!と言って引っぺがしてくれた
「えっ…と、あの、おね……いえ、姉がスイマセン」
「ハッハッハ、構わんよ」
まったく、ファンキーな頭の色をしているがこの妹は本当によくデキた妹らしい、これほど常識的な妹はそうは居まい…そんな事を考えていると、廊下の向こう側から新たなる革命軍の同志、海防艦の択捉と松輪、そして……補給艦の神威が歩いて来た…
「あ、テイトクだ」
択捉姉妹の長女、択捉、あのガングートが唯一まともに名前を覚えている革命エリートの寵児
「こ…こんにちは」
択捉姉妹の次女、松輪、一見すると気弱で繊細そうに見えるが相当ヤバいヤツで、ガングートに対して本気の殺意を抱いている本物のヤバいヤツだ…
「よぉ、オマエらもホースで水浴びでもしに来たのか?」
「?、しないけど?」
択捉はナニ言ってんだコイツ?みたいな顔しているが、まぁ、それが本来当たり前だろう、占守クンがアホなだけであって
「喰らえっしゅ!!」
「?、うべっ!!」
占守クンは蛇口を捻り、手にしたホースを択捉に向け、ZENKAIハイドロキャノンを択捉にBUKKAKEた
「択捉ちゃん!?な、ナニをするんですか!?占守ちゃ…ぶべっ!!」
「シムシュシュシュシュ!シムシュシュシュシュー!シム達だけびしょ濡れとか許されないっしゅよ!択捉達もビショビショになるっしゅー!」
「ちょ、姉さん!ナニしてんのよ!?」
占守クンはヒャーハハハ的な独特の笑いをあげながらホースを振り回して択捉と松輪に水を浴びせ、最初はびっくりしたような択捉と松輪だったが、この暑さだ、冷たい水を浴びてちょっと楽しくなったらしい
「ふむ、無邪気なものよ…」
「そうですね」
やって来た神威と共にキャッキャとハシャぐアホガキども見ていたその時…
俺の脳裏に閃く…っ!
そう……今、この場にて水を浴びていないのは俺と新たに現れたこの女………服の上からでも一目でわかる、むしゃぶりつきたくなるよーなナイスバディの女ァ…!神威…っ!!そうだ……そう、正直、この海防艦のバカガキどもがいくらビチョ濡れになろうがどうでもいいが、あの神威が、そう、あのドスケベフンドシが制服の神威がビチョ濡れになればどうだろうか?
………透けるっ!確実に!あのドスケベ服は絶対にスケスケになり、もうツルスケじゃねーの?ってぐれー透ける!
「…シムくんシムくん、ちょっとちょっと」
「なんしゅか?」
俺はホース片手にキャッキャとハシャぐ占守クンに手招きし、ちょっとその肩に手を回した
「シムくん、ジュース買ってあげるから神威にも水ぶっかけてくれないかね?」ヒソヒソ
「マジっしゅか?オレンジっしゅよ?」ヒソヒソ
「あぁ、なんならポテトもご一緒につけてやっていい」ヒソヒソ
「マジっしゅか!やるっしゅよ!」ヒソヒソ
よし!さすがは占守クン!素直で欲望に忠実なアホの子だ!さぁやれ占守クン!あのドスケベア●ヌ衣装にその冷たい水をてBUKKAKEスケスケにしてやれーッ!
占守クンはシムリと笑い、その、手にしたホースを神威に向けて思いっきりフルバーストを…!!
「喰らえっしゅ!!………って、アレ?いねーっしゅよ?」
「バ…バカな、さっきまでそこに…」
バカな!今まですぐそこに居たハズだぞ!い…一体どこに…?と周囲を見回した俺の顔面に、神威の鋭い膝がブチ込まれたッッッ!!
「ウゲェ!!!」
そして流れるように俺を上空にブン投げ、落下して地面に叩きつけられた俺に馬乗りになった神威は強烈な打ち下ろしの拳を叩きつけるッッッ!!
「ゲェーッ!!あ、アレはーッ!」
「同志カモイの絶命
神威はその握り締めた鉄拳で執拗に俺を殴りつけてくるが……クッ!こんなマウント、本来なら返すのは容易だが…!だが!馬乗り体勢な為か、殴りつける度にもう上下に激しく揺れ動くカモイっぱいから目が離せねぇ!!
「グハァ!!な…なんて計算され尽くした技だ…ゴハァ!!」
さ、さすがはガングートのアホンダラが認める革命軍の同志と言うワケか……フッ、大したヤツだ
とりあえず、ひとしきり俺を殴り終えた神威は俺の上から降り、占守クンから借りたホースで手を洗い、全身ビショビショの革命キッズ達に早く着替えてきなさいと促して手を振り、ついでに、ダメージで動けない俺に死体蹴りをブチ込んで去って行った……
「あ……あの、あのアマァ…」
ちょっとおっぱいデカいからってチョーシに乗りやがって……クッ、今度会ったらあのドスケベフンドシ引っ張り上げてケツの穴にウェンカムイの洗礼ブチ込んでヒィーヒィー言わせてやる…っーか痛てぇ、マジ痛い…
◆◆◆
…後日、喫煙所でタバコを吸っていると腹筋バッキバキの戦艦がやって来た…
「聞いたぞ、同志提督、海防艦のエンジェルスとホースで水のかけっこしたらしいな、狡いぞ!!何故このビッグセブンにも声をかけないんだ!?」
「…知るかよ、っーか俺は見てただけだ」
「ズルいぞ!!」
ナニ言ってんだコイツ?イカれているのか…?いや、イカれてるんだったな、ズルいズルいと言って人の胸ぐら掴み上げる長門の腹に虎砲をブチこもうと腹を拳を当ててみたが、俺の虎砲もどきでは長門に大ダメージを与える事はできず、逆に、陸奥も知らない長門の技を喰らって大ダメージを受け、医務室送りなった…