不健全鎮守府   作:犬魚

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ファーストシーズン終了ですって!

【登場人物】

鈴谷(自称メインヒロイン)
セカンドシーズンでもメインヒロイン頑張りますとカメラの前で強い意志を見せてくれました

山風(自称とくにない)
セカンドシーズンではフィジカル面を強く、世界と戦えるようになるのが目標です

Jervis(自称lucky Jervis)
セカンドシーズンでは未だ見せていないものをお見せしましょう



執務室と訪問者と提督はいませんよ

「ティーッス、鈴谷が遊びにきましたよぉ〜………って、誰もいねーし」

 

サミーすらいねーし、なんですか?え?職務放棄ですかー?誰も居ない執務室に入り、とりあえず提督の椅子に座って執務机の中にナニかオモシロいものでもないかと漁ってみるが…

 

「ロクなもん入ってねーし、え〜…ボールペン、ボールペン、ボールペン、あとボールペン……ボールペンばっかじゃん!なんでこんなにボールペン!?」

 

バカじゃねーし?あ、ゴムがある、しかも開封済み……へぇ、ふ〜ん、へぇ〜…?そうなんだぁ〜…へぇ〜、よし、穴開けとこ、なんか針みたいなの無いかな?

 

「……って、はぁ、アホらし、やめやめ」

 

とりあえずコレは戻しておくとして…しかしどこ行ったのかね?せっかく鈴谷がゲームしよーぜって誘ってやろーと思って来てやったのに居ないとかマジで空気読めてねーじゃん

 

「ま、いいや、寝よ…」

 

どうせすぐ戻ってくるだろーし、ここで待ってりゃそのうち帰ってくるっしよ…

 

◇◇◇

 

…テイトクと遊ぼうと思って執務室に来たら、テイトクも五月雨姉ぇも居なかった

 

「…いないし」

 

誰もいないと思ったら、テイトクの机でビッチのおねえさんがグーカーグーカー寝ている、ナニしてんだろ?この人

 

「…起きて、ねぇ、起きて」

 

「ウヒ…ウヒヒヒヒ……すごいぞー、カッコいいぞー」

 

ビッチのおねえさんは起きる気配もなく、ワケのわからない寝言を言いながらキショい笑いを浮かべているので、とりあえず鼻にティッシュを詰めてやった

 

「ンゴ…!?んんん……んごぉ…ヒヒヒ…」

 

「…起きないし」

 

…まぁいいや、どうせすぐ戻ってくるだろうし、私も待ってよ、テイトクの机はこのビッチおねえさんはが占領してるので、残っているのはお客様の椅子と……

 

「あ」

 

…もう一つ、秘書艦机が目についた

いつもは五月雨姉ぇが座ってるそこは秘書艦の証!秘書艦だけが座っていい席!…って、海風姉ぇが言ってた

 

「…」ゴクっ…

 

………座りたい、すごく座りたい、アレに座ってたら私もテイトクの秘書艦に、そう、五月雨姉ぇみたいにテイトクのお仕事を手伝ったり、お昼にはいつもお昼ご飯一緒に食べたり、お仕事中にも小粋なジョークを交えつつおしゃべりしたりできる…っ!そう、私が秘書艦で、テイトクがテイトクで…

 

『山風、あの書類はどうなっている?』

 

『こちらで宜しいですか?テイトク…』ボイーン

 

『ふむ、完璧だ、ありがとう山風、君のように優秀さと美しさと可憐さを兼ね備え、しかも海風ねーちゃんよりおっぱいデカい秘書艦は居ないよ、ケッコンしよう』

 

………いい、うん、いい、すごくいい

 

よし、座ろう、さようなら五月雨姉ぇ、今日から私が秘書艦するからね!私はいつもは五月雨姉ぇの座っている椅子に座り、これから始まる秘書艦のお仕事にワクワクしながらテイトクが帰ってくるのを待つコトにした…

 

◇◇◇

 

「ヘイ!Darling!Jervisが遊びに来たネー!」

 

宿題やったかだのアサガ・オーに水やったかだのうるさいArkからようやく解放され、Darlingの待つ執務室へとやって来たら……アレ?

 

「アレ…?アレ?もしかして……イナ・イー?」

 

な…なんてコトッ!クッ…!あの口うるさいArkから解放され、ヨーヤクDarlingとのイチャイチャ・violenceの時が来たッ!と思ったのニ………!ん?

 

「ウヒ、ウヒヒヒヒ…もー入んないってばぁ〜、鈴谷もーお腹パンパンだってぇ〜…ウヒ、ウェヒヒ…イヒッ、辛ぁ〜い」

 

Darlingの机でbitch臭い匂いをプンプン発しながらヨダーレを垂らしているのは………マスタースズヤ?ナニしてんだろ?この人

 

「ウ〜ン、よくワカんないケド…マスター!マスタースズヤ!起き・テー!ネぇー!」

 

ダメだこりゃ、マスタースズヤの身体を揺すってみても起きる気配は無く、むしろ、マスタースズヤのオパーイの揺れにちょっとイラっとした

 

「ハァ……Darling居ないならシャー・ナシね、でも、まぁ、ここで待ってたらそのウチ………ん?」

 

ふと、Darlingの机から見える前の机、そこに視線をやると、なんか机にアロエみたいなトゲトゲしたのが目についた……タシカ、あの席はヒショ・カーンの席ネ

 

「ヒショ・カーン…」

 

そう言えばArkが言っていた、ヒショ・カーンってのはテイトクのオハヨウからオヤスミまでsupportするまさしくテイトクにとっての愛棒、無くてはならないmy wife的な存在と…!!

 

『Jervis、あの件はどうなっているかね?』

 

『It's as planned、全てperfect、Darlingの予定通りよ』ボイーン

 

『そうか、フッ…いや、それもこれも君と言う有能な秘書艦、いや、俺のMuse……のおかげかな、俺は嬉しいよ、Jervis、君のように優秀さと美しさと気品を兼ね備え、しかもArkよりオパーイのデカい秘書艦が居てくれて、ケッコンしよう』

 

………Excellent、な…ナンテコト…ッ!!え?ケッコン!?キャー!キャー!するする!今すぐシマ・ショー!!よし!シマ・ショー!式場の予約にドレスの発注?ダイジョーブ!ゼンブArkがヤルわ!

 

「エヘヘへ〜」ニヘラァ〜

 

ソーとワカれば今日からこのJervisがヒショ・カーンよ!Darlingが帰ってきたらSurpriseヒショ・カーン!もーコレでキマリネ!とりあえずヒショ・カーンのとこにある邪魔なアロエをどけ……

 

「……zzz」

 

「Jesus……ッ!」

 

ア…アロエかナニかと思っていたら!

こ…このトゲトゲチビ!アタシの座るべき席に…ッ!!

 

「ファーックス!!」

 

ヒショ・カーン席に座って寝ているトゲトゲチビのドテっ腹に全力のボディブローをブチ込んでやると、トゲトゲチビはウゲェ!!とか言いながら椅子から転げ落ちた

 

「…うげ……うえぇぇ、な、なに?」

 

「ヘイ!アタシのヒショ・カーン席に汚いHipで座るんじゃないワ!」

 

「…オマエ」

 

トゲチビはこちらをギロリと睨み、さっきのお返しだ!と言わんばかりの強烈なローキックでアタシの足をブッ叩いてきたッ!!

 

「アイッター!!こ…このトゲチビィ!」ピキッ!

 

「…この席は私のもの、さっさと帰れ、国に」パキィ!

 

◇◇◇

 

…執務室でなにやらドッタンバッタン物音がするので何事かと思って中を覗いてみると、緑と金の人達が取っ組み合いしてゴロゴロ転がりながらブスだのチビだのキィーキィー罵り合っていました…

 

「…なにやってるんですか?」

 

「ハァ…ハァ……あ、ヒショ・カーンの人」

 

「…ハァ…あ、五月雨姉ぇ」

 

…まぁ、なんとなく状況はわからなくもないんですが、とりあえず、二人でゴロゴロ転がり回ったせいで執務室の床に色々散乱しているので、片付けてくださいと言い、買ってきたビニール袋を机に置いた…

 

「って、この人はよくこれだけうるさくて寝られますね」

 

よく見たら、提督の机には鈴谷さんか寝てるし…みんな暇なんでしょうか?

 

「鈴谷さん、鈴谷さん、起きてください」

 

「ウヘヘヘ〜…もぉ〜……アン●ンマンのDVDあるじゃ〜ん、オトーサンったらぁ〜……」

 

とりあえず、鈴谷さんは良い夢を見ているみたいですが、あまり寝ていられても困るので、鼻からコーラを流し込んでみると、ウゲェ!!とか言いながら椅子から転げ落ちた

 

「ゴホッ…っ!が……ゴハァ!!な、ナニ!?何事じゃん!?」

 

「おはようございます」

 

「おはようございます、じゃねーし!!なんなの!?鈴谷に対するこの仕打ち!?」

 

仕打ちもナニも、どうせもうすぐ閉めるのに寝ていたら迷惑だから手早く起きて貰っただけですと懇切丁寧に説明すると、鈴谷さんは納得したようになるほどと頷いた…

 

「ってちょい待ち!提督は?」

 

「提督なら三日ほど休暇取ってますよ、実家に行ってくるそうです」

 

「ふ〜ん………って!!聞いてねーし!」

 

「ハァ!?Darling居ないノー!?」

 

「…聞いてない」

 

いや、知りませんよ、そんなコトは……





次回も提督不在、たぶん


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