不健全鎮守府   作:犬魚

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久々にやってきたハッキリ言ってアレな回

【登場人物】

提督(しれぇ)
ア●ルならセーフが持論のバッドガイ

夕張(ミス・ユーバリ)
ア●ル隷奴


提督と夕張とザ・デモリッション

「新しい装備を開発しました、ハッキリ言って自信作です」

 

「ほぉ…」

 

台風来る来る詐欺からの蒸し暑さにイライラする夏の日、あまりのイライラに俺の“欲”が疼いて仕方ねぇ、とにかくイライラのあまり半径2メートル以内に入ったヤツに自動的に金的カマす自信すらある

 

そして、そんな俺の“欲”が疼いて止まらねぇ危険日に、図ったようにわざわざやって来たヘソチラサイコ軽巡夕張はいつも以上にニコニコしながら自信作と言う名のナニか見せに来たワケだが…

 

「言っとくが今日の俺は機嫌悪りぃからよォ、つまんねーモンだったら最低でもオマエのア●ルが捲れるぐれーじゃ済まねーからな」

 

「ひ、ひゃい!ちが…はい!大丈夫!大丈夫です!もう今日のかなり自信作ですから!きっと提督も御満足頂けるハズです!はい!」

 

俺の宣告に夕張はちょっと気色の悪い笑みを浮かべつつもダイジョーブです!と自信満々に応え、早速ですがと持って来た自信作とやらの梱包をベリー!っと勢い良く剥がした!

 

「今回の自信作はこちら!165mm多目的破砕・榴弾砲、デモリッション・ガンです」

 

「ほぉ…」

 

今回のゴキゲンアイテムはまたえらくゴツいな、そして、一見するとマトモに見える不思議…

 

「…足がないな」

 

「えぇ、足なんて飾りです」

 

とりあえずいつもの様式美を済ませ、夕張はデモリッション・ガンなる凶悪ロマン砲についての説明をと言って俺の射程ギリギリに立った

 

「こちらのデモリッション・ガンですが、本来は建築物や構造物に対して使用される工兵用の破砕砲でその威力はマジハンパじゃありません、マトモに喰らえばタ級のボテっ腹に風穴ぐらい済みません」

 

「ドテっ腹な」

 

「あと、長距離射撃形態、ガン・ハウザーモードでは最大射程約30kmを実現しております、30km先のタ級の臓物(ハラワタ)をブチ撒けてお魚さんの餌を提供できます」

 

「とんだブチ撒けぶりなのだよ」

 

しかしコイツはトンデモなくゴキゲンなエモノだなオイ

 

「ただ、難点としましてはご覧の通りの大きさですので使用には制限があります」

 

「だろうな、っーかこんなの誰が使えるんだよ、長門か?」

 

「そうですね、まぁ、長門さんとか武蔵さんならなんとかイケる気はしますが、そのお二人ともこのデモリッション・ガンはお気に召さなかったようで一目で断られました」

 

夕張曰く、長門も武蔵も五体を全て凶器と化した自分には必要ないと言って断られたそうだ

 

「じゃダメじゃねーか、誰も使用(つか)えねーのか」

 

「そうですね、とりあえず運用プランとしましてはラ●ダ・ドライバと併用すれば清霜ちゃんにも使用(つか)えるので、まずは清霜ちゃんにラ●ダ・ドライバを搭載してみようかと…」

 

なんで清霜なんだよ…っーかコイツ今、ラ●ダ・ドライバって言ったか?あ?ラ●ダ・ドライバ作ってるのかコイツ?

 

「ちなみに清霜ちゃんにはラ●ダ・ドライバを搭載したら戦艦より強くなれるよと甘い言葉で協力して貰うつもりです」

 

「とことんクズだな」

 

まぁ、仮にラ●ダ・ドライバ搭載したキヨシテインだかレーバキヨシになろうが武蔵の鉄拳にメリこまされるであろう未来は変わらないだろう…

 

「まぁいい、とりあえず夕張」

 

「はい!なんでしょうか!」

 

「手ぇ出してみろ」

 

「?、はぁ…?手ですか?」

 

俺は夕張の右手を取り、親指と人差し指の付け根の骨が交わる内側を力いっぱい刺激してやった

 

「痛ァァァァァァァ!!ちょ!痛い!痛いです!」

 

さらに、俺は夕張の手首の関節部分の小指側で、骨と筋の間のくぼみとなっているところをゴリゴリと押す!

 

「ア痛ァァァァァァァ!!な!な、なんなんですか!?って痛い痛い痛い!!」

 

俺は夕張の手を離して解放してやると、夕張は痛い痛いと言いつつ自らの右手をさすり…

 

「うっ!?こ…コレは!」

 

「どうやら気付いたようだな…」

 

………お腹が痛い事にッッッ!!

夕張は腹を抱えて膝を曲げ気味にガクガクとさせている

 

「あ…あが、アガガ……お腹、お腹がぁぁぁ」

 

「今、貴様に突いたのは合谷と神門と言う秘孔だ」

 

さらに、ヘソチラウエストの付近にある天枢を突くと夕張はおごぉ!とか言いながらお腹を抱えて床に膝をついた

 

「や……ヤバい、ヤバいヤバいヤバい……ヤバいです、で……でる、コレ、マジで、出そう…」

 

「大丈夫だ、とりあえずア●ルにガムテープでも貼ってやろう」

 

俺は机の引き出しからエアーサ●ンパスとガムテープを取り出し、とりあえずエアーサ●ンパスをア●ルに吹き付けた

 

「んぎぃぃぃぃぃぃぃ!!お、ぉ!オゴォ!!な、なんでェェェェェ!!」

 

「いや、なんとなく…」

 

 

…この後、限界突破!サバイバー寸前の夕張に、エアーサ●ンパスの缶でア●ルに栓をする機転で夕張のア●ル決壊!サバイバーと言う大惨事は免れた…

 

良い子のみんな!ア●ルにエアーサ●ンパスは危ないからやめような!


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