不健全鎮守府   作:犬魚

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約1年ぶり帰ってきた【その3】
忘れた頃に帰ってくる気難しくて繊細な年頃

【登場人物】

提督(Tの字)
最近のゲームには疎い気難しくて繊細な年頃、PS3以降は全て最新のゲームにカテゴリーされている

鈴谷(体液に特殊効果)
最近のゲームには疎い気難しく繊細な年頃、最近好きなゲームはく●おくんの超熱血!大運動会


提督と鈴谷と通常営業【その3】

朝晩の寒さをギンギンに感じる秋のゴキゲンな談話室…

 

『このままでは終わらんぞォー…終わらんぞォー…ぞォー…』

 

今日も元気に執務室にやって来て、よくわからない自信に溢れつつマジ提督と瞬殺よ!瞬殺!といつものビッグマウスで挑んできたおバカなJKみたいな航巡を返り討ちし、俺は手にしていたセガサ●ーンのパッドを机に置き、まだやるかい?と聞いてみた

 

「ま…ま、負けた…あんなに練習したのに…」

 

「才能ねーカスは死ねよ」

 

「ハァ!?死なねーし!もう1回!テイトク、もう1回だけやろ?ね?」

 

「やだよ面倒くさい、おら、さっさとディスク抜いてコレに変えろ、俺は今から野●村病院の人々するんだってばよ」

 

「ナニそれ?格ゲー?鈴谷もやる」

 

コイツ、野●村病院の人々のパッケージ見てどうやったら格ゲーと判断出来るのだろうか?相変わらず理解に苦しむのだよ…

 

「格ゲーなワケねーだろーが、ほら、負け犬はさっさと消えろ、俺に挑んで無惨に敗れた罰はカンベンしてやる」

 

「じゃ、別のゲームで勝負しよーぜ!別のゲーム!」

 

コイツ、イカれているのか?まるで人の話を聞いちゃいねぇ、鈴谷の野郎はゲームディスクの入った箱を漁りだした…

 

「あ、バーチャがある!バーチャしよーぜ!バーチャ!」

 

「やだよ、俺バーチャ苦手なんだよ」

 

「マジで!?じゃ、バーチャしよーぜ!」

 

俺は最高にイイ笑顔で執拗にバーチャをグイグイと押しつける鈴谷の目を突き、ヒギィ!とか言って大きく仰け反ったところに腹パンしてやるとオゴォ!とか言いながら床に転げ回った

 

「痛てぇぇぇ!!ってか痛てぇし!ナニすんだコラァ!!」

 

「そのまま死ね」

 

「雑…っ!ちょいちょい鈴谷に対する扱いが雑すぎる…っ!もう少し鈴谷に対して優しさと労りの心とか…あ、オレンジジュースがある!もーらい!………プハァ!!うんめー!」

 

目突き&腹パンのダメージは既に回復したのか、テーブルにあった俺のオレンジジュースに勝手に口をつけ、ペットボトルをテーブルに叩きつけた

 

「あーぁ、それもう飲めねぇな、お前にやるよ」

 

「え?マジで?ラッキー………じゃねぇし!!ハァ!?ナニその対応は!?ってかナニ?鈴谷が飲んだら飲めねーってコト!?」

 

「然り」

 

チッ、意外と早く気付いたなコイツ、バカだからスルーしてくれるだろうと思ったが…

 

「あ?もしかしてアレですか?鈴谷が口つけちゃったからハズかしくて飲めなーい的な?プフー!そっかそっかぁ〜!うん、なかなかテイトクもジェントルなトコあるじゃん!」

 

そしてこの絶望的なまでのポジティブ思考、数ある解の中で、何故躊躇うことなくその解を選ぶ事が出来るのか…

鈴谷はそっかそっかー!とか言ってゲラゲラ笑いながら背中をバシバシ叩いてきたので、とりあえずもう一発、腹にパンチをブチ込んだ

 

「オゴォ!!」

 

「テメーが口つけたキタネーもんは飲めねーって言ってんだよダボが、テメーの体液とか混ざったもん飲んだら身体の中ホカホカになってチ●コバキバキになるかもしれねーだろーが」

 

「は…?ハァ?え?ナニ?それはアレですか…?鈴谷の体液には媚薬的な効果があると…?」

 

「然り」

 

「なるほど………って!!そんなワケあるかァァァァァ!ナニ!?鈴谷はサキュバスかなんかかい!?」

 

キィーキィー言いながら再びつっかかてきた鈴谷に対し、それを煩わしいと感じた俺はとりあえず、鈴谷にHOTな“ユメ”を見せ、ジャスト1分後に必殺のスネークバ●トォー!で壁にメリ込ませ、再びゲームを再開した…

 

◆◆◆

 

「ねー!そのゲームつまんねーからなんか別のゲームしよーぜぇー!別のゲームぅ!」

 

「うるせぇな」

 

壁にメリ込んでる間は一人で静かに、そして豊かな気持ちでプレイできていたが、邪悪なるものは意外と早く封印から復活し、後ろでブーブーとブータレつつ畳をゴロゴロと転がっていた…

 

「まぁ、飽きたしやめるか…」

 

「マジで?じゃ、バーチャしよーぜ!バーチャ!」

 

何故コイツは執拗にバーチャを勧めてくるのか…俺は正直得意ではないが、コイツもどちらかと言えば3D格闘は得意ではないハズ…

 

「やらねぇよ、よし…ドラ●エでもするか」

 

「一人用じゃん!?せめて協力とかできるヤツにしてよ!あ、ほら!聖剣●説3!聖剣●説3あるじゃん!コレしよーぜ!」

 

「バカ言ってんじゃないよ、それは俺がうーちゃんと進めている魂のゲームだ」

 

ビ●&べ●、獣人●ガー、数々の強敵をうーちゃんと共に撃破してきた俺たちの戦いのロード…っ!最近やってないけど、とりあえず俺はスーパーファ●コン内蔵テレビにドラ●エ3のカセットをブッ挿入し、スイッチを入れた

 

「とりあえず冒険の書でもつくるか…」

 

なまえ:**** → なまえ:ジャガン

 

「なんで呪われた名前付けたし!!」

 

「うるせぇな、カッコいいじゃねぇか」

 

アランだのアルスだの情けない名前より、やはり血の祝福を込めた名前だ、名は体を表すと言うしな

 

「この勇者ゼッテー目の下クマあるって」

 

「そりゃあるだろ、ロトの者だからな」

 

「とりあえずアレっしょ、まずは王様のとこ行ってからルイーダの墓場っしょ?」

 

「酒場な」

 

ルイーダの墓場もとい酒場にやって来た俺はとりあえず戦士と武闘家、そして遊び人を仲間にすることにした…

 

「とりあえず遊び人の名前はスズヤにしてやろう、どうだ?これでお望みの協力プレイ感がでたろう?」

 

「でねーし、っーかなんで遊び人?ってかなんで性別男?」

 

「冒険の旅には女子供は不要、冒険の旅とは色無し恋無し情け有りだ」

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