不健全鎮守府   作:犬魚

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あけましておめでとうございます、今年もダラっとよろしくお願いします

【登場人物】

提督(COOL)
COOLすぎてCOOL!COOL!COOL!と叫ぶほどCOOL

五月雨(寒色系)
今年は出撃する機会はあるのでしょうか?

鈴谷(誰もが羨むメインヒロイン)
脅威のヒロ引力を持つ完全無欠艦娘、ただしビッチである


提督と謹賀新年Ⅲ

新年のゴキゲンな曙光が窓から入ってくる執務室…

 

「あけまして、おめでとうございます!提督、新年も、五月雨におまかせ下さい!はい!」キラキラ

 

「…うわ、キメぇ」

 

◆◆◆

 

「…と言う新年早々イヤなユメを見たのだよ」

 

「へぇ…」

 

新年のゴキゲンな曙光が窓から入ってくる執務室…

五月雨の淹れたアツいティーをイッキに飲み干し執務机に湯呑みをダァン!した

 

「あけましておめでとうございます」

 

「おめでとう」

 

新年早々うんざりするほど青髪ロング、永遠ブルーな秘書艦こと青髪ロング子と新年の挨拶をかわし、執務机の引き出しから茶封筒を取り出した

 

「コレ、少ないけど…」

 

「…相変わらず風情がたりない茶封筒をありがとうございます」

 

ナニが風情なのだよこの寒色系駆逐艦は、まったく朝からムナくそ悪いなコノヤローめ、まぁいい、今に始まった事ではない、今年の俺はCOOLだ、COOLに徹するコトで気になるあの子(浜風ちゃん)も俺にメロメロよ、メロメロ!

 

そんなメロメロなイマジネーションに心躍らせていると、執務机の扉を豪快に開き、新年もビッチ臭いのが入って来た

 

「ティーッス、鈴谷が新年のアイサツに来ましたよ〜」

 

「帰れ」

 

「早っ!まだお年玉くれとか言ってねーじゃん!?」

 

「お年玉だぁ…?甘えるんじゃないよこの子は、そんなにお年玉欲しけりゃその辺のパパの玉舐めて金貰って来いよ」

 

「ヘンタイ!!新年早々ヘイタイか!っーか鈴谷そんなコトしねーし!!」

 

「新年早々嘘つくんじゃないよこの援航巡が、チッ…テメーのツラ見てたら新品のパンツを穿いた元旦の朝の爽やかさが台無しだよ、ダイナ・シー」

 

「ハァ!?こっちこそ台無しだっーの!正月早々死ね!そのまま死ね!」

 

なんて口の悪いヤツだ………本来ならば、この基地の絶対支配者であるこの俺に対するこの暴言は万死に値するが、今年の俺はCOOL、そうCOOLだ、つまらない事で激怒する事はない…

 

「スネークバ●トォー!!」

 

「オゴォ!!」

 

ズドンッ!!(壁ズドン)

 

俺はブーブー文句をタレる鈴谷のフェイスを掴み、執務室の壁に叩きつけてメリ込ませた

 

「さて、サミュダレ、本日のスケジュールを聞こうか?」

 

「そうですね、午前中は作戦海域について大いに考える会、昼食を挟んだ後に長門さんとグラーフさんを交えた駆逐艦からの好感度に対するディスカッションの予定ですね、あと、五月雨です」

 

「ふむ、午後からはキャンセルだ、卿から伝えておきたまえ」

 

むしろそんなディスカッションに出席する予定は一言も聞いてないのだが…

 

「午後からはそうだな……マミー屋にでも行くか?卿はApple pieは好きだったな」

 

「まぁ、嫌いじゃないですけど…ってか、その無駄にいい発音にイラっとします」

 

「ならば付き合いたまえ、あと、イラっとするとかゆーな」

 

そんな和やかな正月ムードの執務室の中、壁に封印されていた悪しきサキュバスが腕を壁に押し付けケツを振りながらバタバタもがき、封印を打ち破って復活し、フーフー言いながら俺の胸倉を掴んだ

 

「ナニがApple Payだよ!和むな!鈴谷に乱暴しといて!!」

 

「Apple Payじゃない、Apple pieだ、あと、顔が近い」

 

「ハァ?あ?もしかしてアレですかー?鈴谷に距離詰めらてコーフンしちゃってる感じですかー?股間のモノがもうカチンコチンに………って、ん?硬い!ナニコレ!カテナチオかよ!」

 

鈴谷は俺の股間の辺りから感じるただならぬ硬度に戦慄したらしく、一瞬、ドン引きしたように顔を青ざめ…

 

「ど、どんだけコーフンしてんだかって……ん?」

 

「それは私のスタームルガー・ブラックホークだ」

 

「な、ナニィィィィ!!」

 

鈴谷が握っていたのは私のおいなりさんではない、俺の愛銃だ

 

「な、なんで銃とか持ってるし…?」

 

「私は軍人で将校だ、持っていて不思議ではなかろう?」

 

「ま、まぁ…そう言われりゃそうかも…」

 

「今までバカどもへの修正には拳を使ってたが今年からはコイツでBANG!BANG!イクからな、ケツ穴にマグナム弾ブチ込んで上の口に貫通させて壊れたオブジェみてーにしてやんよ」

 

「過激かッ!!っーか死ぬ!マジで死ぬ!」

 

「うるせぇなぁ〜…」

 

「ヒィ!?」

 

俺は銃身をベロリと舐めて鈴谷に銃口を向けると、即座に鈴谷はクロスガードの体勢をとる、なるほどなかなか考えているな

 

「そもそも提督、銃使えるんですか?」

 

「失礼なコト言うんじゃないよ、この髪長駆逐艦は、銃は頭に二発、心臓に二発、祈りながら引き金を引くんだぞ」

 

「へぇ」

 

「こう見えても俺は軍の学校時代にゃテイトク・ザ・ロングショットの異名を持つナイスガイでなぁ…」

 

「それ狙撃失敗したら自殺するタイプの人ですね」

 

 

この後、午前中のアツいミーティングを終えた俺たちは俺と五月雨、ついでに鈴谷、あとついでに自販機コーナーであったかいとつめたいを間違えてファーックスとか言いながら自販機に蹴りを入れいた熊野を旅の仲間に加え、マミー屋へと行ったのだが、マミー屋は間宮のダボが有給とって居ないらしく休業中だったので近所のファミレスに行った…


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