不健全鎮守府   作:犬魚

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息つぎ可愛いコロコロ回

【登場人物】

提督(英会話は気合)
最近の興味は地方予選大会

Colorado(美腋)
ワキガくさい?誰が言ったのよ!

長門(拳系)
身体的には陸奥に勝るものの、その心に“鬼”が棲んではいなかった…

陸奥(拳系)
好きなタイプは、バカ

Nelson(余)
殺人フェイバリット、ネルソン・タッチの使い手
並みの乳ではない


提督とColoradoと戦慄‼︎B.I.G 7

梅雨は明けていないものの、梅雨のNAKA休みらしき晴れの日、午前中を真面目に業務に費やし、腹が減ったのでマミー屋に行くかと歩いていると、背後からヘイ!ヘイユー!と威勢の良い声で元気良く声をかけられた…

 

「あ゛ー?」

 

「アナタ、そう!そこのアナタ!Admiralでショ?チョット聞きたいコトがアルんだケドー…」

 

振り向いてみると、なんかいかにもナマイキそうなキンパツのちっこいのが立っているが………誰だコイツ?ウチにこんなやつ居たっけか?

 

「ナガートとムツーを見てない?探してるのよ」

 

「ナガートとムツー…?っーかキミは誰だ?Who are you?」

 

「Who…って、チョット!アナタ失礼ネ!この私を誰だと聞いているの!?Very impolite man!」

 

キンパツガールはプンスコと怒ってなにやら英語でFuckだの言ってる気がするが………いや、マジで誰だっけ? 最近ウチに来たヤツか?たしか…あぁ、たしか居たな、MAJORから来た金髪巨乳の大型新人が、名前はたしか…

 

「まぁまぁそうイキリ勃たないで、小粋なテイトクジョークなのだよ、フレッシャーくん」

 

「Fuck!誰がFresherよ!まさかアナタ……この私が誰だかワカってないとか…?いや、まぁ、たしかにFresherなのには違いないケド………デモ!この私をFresher呼ばわりは気に入らないわネ!このUSS BB45 Coloradoを!」

 

「あ゛?」ギロッ!

 

「ナ…ナニよ!別にビビってなんかないわ!」

 

あー…そういや居たな、フレッシャーくんともう1人、MAJORから来た新人が…

 

「そうそう、コロラードくんだったか、コロラードくん、いや、なんかちっこいからフレッシャーくんと間違えてしまったよ、ハッハッハ」

 

「Fuckーッ!!」

 

あんまちっちぇから俺はてっきり駆逐艦かナンかと思ったぜぇ〜…と小粋なテイトクジョークを交えつつ怒り狂うコロラードくんのアクビが出そうなパンチを避けていると、コロラードくんは自分で足を引っ掛けてスッコロんでしまった…

 

「ピギャ!!……ゥゥ、ゥゥ…!」ポロポロ…

 

顔面を強打し、痛みに涙を堪えるコロラードくんに、俺は紳士として当たり前のコトとして手を差し出した

 

「大丈夫かね?お嬢さん」

 

「うるさいッ!!Your assistant doesn't need!Fall from stairs, and die!!」

 

グウゥゥム、よくわからんがとりあえず怒っているのは間違いなさそうだな、カルシウムが足りていない証拠だ、俺はコロラードくんに髪が傷んでいるようだな?トリートメントはしているか?と尋ねるとさらによくわからん逆鱗に触れてしまったらしく、再びキィーキィー言いながらアクビの出そうな大振りパンチをブンブン振ってきた…

 

ーーー

 

中庭でのコロラードくんとのアメリカンスタイルなジャレ合いはコロラードくんがハァーハァー言って汗ダクになったのでヤメた、そんなほんのり汗ダクなコロラードくんの見せつけるように開いた腋からはスゴく良い匂いがした

 

「ナニ…見てるのよ」

 

「味もみておこう」ペロリーヌ

 

「ピイィ!!ち、近寄らないで!Please don't get close.!!」

 

「冗談なのだよ、小粋なAdmiral joke」

 

「ハァ…ハァ……ナンデ誰もコイツを訴えないのカシラ?」

 

自分の恥ずかしい腋を両腋をきちんとシメてガードしたコロラードくん、だが、その亀のようなガードスタイルだと今度はその低身長に反則気味なパイオツが強調されるのだよ…

 

「で?コロラードくんは長門と陸奥を探してるって?」

 

「そ、そーよ…」

 

「アイツらなら今の時間だとトレーニング施設にでもいるんじゃないのか?」

 

「Training…?そう、ナラチョードいいワ!」

 

コロラードくん曰く、この基地に居る自分と同じビッグ7、長門、陸奥、そして余には一度ビシッと同じビッグ7として言ってやらにゃいかんぜよ!とのコトだが…

 

「マァ!このColoradoは心が広いから!このColoradoと同じビッグ7同士!手を組みたいと言ったらモチロン了承してあげるわ!」

 

手を組みたい…?オイオイ、コロちゃん、アイツらと自分を同格に見るのはやめておいた方がいい、手下にしてくれの間違いだろう?

 

そんな俺の心配を余所に、コロラードくんはTraining facilitiesに行くワー!と走りだしたので俺も一緒に行くコトにした…

 

ーーー

 

「フーッ……!フンッ!フンッ!フンッ!」

 

基地トレーニング施設……痩せる為やおしゃべりする為じゃあない、ここは己の身体を徹底的にイジメ抜き、筋肉に悦び与える施設…

 

「居たわ…っ!」

 

「長門だな」

 

いわゆる、スミスマシンを使い、バーベルを上げ下げしている汗臭いヤツ………戦艦長門、その、徹底的に鍛え抜かれた打撃用筋肉(ヒッティングマッスル)はまさしく鬼の貌!

 

「フーッ〜………ん?なんだ、同志提督ではないか?珍しいな」

 

「同志じゃねぇよ、ってか俺じゃなくてこのコロコロちゃんがお前に用事あるんだって」

 

「誰がコロコロちゃんよ!」

 

長門はコロラードくんを一瞥すると、嗚呼そう言えば最近新しくウチに来たらしいなとかなり興味なさげに答えて汗を拭き始めた

 

「同志提督、どうせなら海防艦のエンジェルスを連れて来てくれれば…」

 

「何の話だ?」

 

「フッ、隠すなよ同志…新人の子に2人もキャワいいコがいるんだろう?独り占めはよくないなァ?」

 

戦艦長門、小さくて可愛い子大好きな生粋のロリコンである…ッ!!

 

「まぁそれはいいとして、で?そのコロコロコロスケが何の用だ?」

 

「誰がコロコロコロスケよ!戦艦ナガート!アナタBig7なんだってね?このColoradoが来たからにはデカいツラするんじゃあないワよ!1番は私!No.1よ!」ドヤァ!

 

「………同志提督、コイツはナニを言っているんだ?」

 

「仲良くしてね、って言ってるんだろ、たぶん」

 

あの長門にすら残念なヤツに見られるとは、コロちゃんはなかなかの逸材だな

 

そんな残念コロちゃんは見てなさい!とか言ってさっきまで長門がやっていたスミスマシンの所へ行くとウェイトバーを持ち上げ…

 

「ふぐっ………!!フンッ、フッッッ!!」ブルブル!

 

長門がさっきまでフンフン上げ下げしていたウェイトバーだが……どうやらコロちゃんには些か重過ぎるらしい

 

「オ、オイ…やめておいた方が…」

 

「ピギャ!!」

 

ダメだった、コロちゃんはかなりブザマな感じでウェイトバーに押し潰された

 

ーーー

 

まずは長門に負けたコローラドくんことブッコロちゃんは“きょ…今日は調子が悪かっただけよ!It's remembered, and there isn't a coal!”と捨て台詞を吐き、次なる獲物に目をつけた…

 

「Hi!アナタがムツーネ!」

 

「ん〜…?あら?テイトクと〜……たしかColoradoだっけ?」

 

トレーニング施設だというのに特に運動するワケでもなく、ベンチに座り、なにやらオシャレな雑誌……いやオシャレでもなかった雑誌を読んでいた陸奥はこちらにヒラヒラと手を振った

 

「クッ!なかなかの発音ネ…」

 

そして、既にいきなり負け犬臭をプンプンさせるマケコロちゃん…

 

「ま、マァいいワ!ムツー!アナタBig7なんだってネ!デモこのColoradoが来たからにはデカいツラは〜…」

 

「え?ナニ?」

 

陸奥は雑誌をベンチに置いて立ち上がると、ペラペラと喋るコロラドの側に寄…

 

「デ………デカい…ッ!?」

 

「…ハァ?」

 

戦艦陸奥…ッ!その、均整のとれたグンバツなスタイルはハンパではない…ッ!最高にハクいナオンとは誰か?と言う問いには、誰もが陸奥の名を挙げる…

 

「チョ、チョーシに乗らないコトね!」

 

「…テイトク、この子何言ってるの?」

 

「トモダチになってくださいって言ってんだろ、たぶん」

 

「ふ〜ん」

 

そう言って陸奥はベンチから立ち上がると、負け犬コロちゃんにお姉さんが良いモノ見せてあげると言い、そこら辺に干してあったタオル的なものに右手を当て………拳で打ち抜いた

 

「What!!?」

 

「コレが出来たらヤりましょ」

 

邪魔者のいない演習(リング)で…と言い残し、陸奥はヒラヒラと手と尻を振って去って行った…

 

「エ…?な、ナニコレ…?どーやったノ?……あ、わかったワ!Trickネ!Trickだわ!」

 

陸奥曰く、晴れた日に、干した布団に拳を当てて打ち抜く練習を出来るまでひたすらする………千年、神様に喧嘩を売ってきた一族以外には些か難しいと思うなぁ、陸奥よ

 

ーーー

 

長門にも陸奥にも負け、着々と負け犬街道をひた走るコロコロコロラードくんはこんなハズじゃあ、こんなハズじゃあ…と病み病みな顔で爪を噛んでいた…

 

そこへ…

 

「ん?おぉ、My Admiralではないか?どうした…?こんなところで?」

 

英国から来た生まれも育ちも貴族的なまさに生まれついての貴族ッ!戦艦ネルソンがやって来た!

 

「ん…?そこのはたしか……嗚呼、たしかStatesから来たとか言う……なんだったか?嗚呼すまんな、名前は知らん!」

 

ブチィィ!!(堪忍袋)

 

い…今、たしかに負け犬コロちゃんからたしかにキレた音がしたッ!!長門、そして陸奥に連敗を喫し、既にPRIDEはズタズタになったコロちゃんの、プッツンする音が…!

 

「なぁんですって!!このUSS BB-45 Colorado class nameship!Coloradoォ!を知らない!?Almost also do that it's disrespected!!」

 

「ハッハッハ、許せ、ハッハッハ」

 

「Fuckーっ!!」

 

負け犬コロちゃん怒りの鉄拳がネルソンの胸板を打…!

 

ボイーン!(巨乳ガード)

 

「ピギャア!!」

 

ただ腕を組んで立っていただけのネルソンの巨乳ガードに弾かれ、コロコロちゃんはスッ転んで顔面を強打した

 

「ぅ、ぅぅぅ…!ぅぅぅぅ!!」ポロポロ…

 

「大丈夫かね?スッコロちゃん…?」

 

「誰がスッコロよ!!Don't think I won this.!!ウワァァァァァァン!」

 

脱兎の如く、さすがにPRIDEがPR/DEにされたコロラードくんは捨て台詞を吐いて脱兎の如く去って行った…

 

「My Admiral、アレはいったい何だったのだ?」

 

「手下にしてくださいってコトだろ、たぶん」


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