【登場人物】
提督(熱中症注意)
やぁみんな!毎日暑いな!水分はしっかり摂ろうな!
ガングート(革命チェンジ)
旧ソからアツかりし革命戦艦、提督とは一方的に仲がいい
クソ暑真夏の基地、タバコでも吸うかと喫煙所に向かっていると体育館からクソ暑真夏に相応しいクソ暑熱気と歓声がムンムンと滲み出ていたので何事かと覗いてみると、駆逐艦のアホガキどもがこれまたクソ熱な試合をしていた…
「うぉー!フレッチャーまた止めた!マジハンパねー!!」
「あのデカさでこのスピード、参るぜ!」
「まだだー!まだ試合はキマったワケじゃねぇ!オレにパスをくれ!今度こそ、今度こそ抜いてみせるッ!」
「如月ィ!オマエがエースだ!」
本日のゲームは陸奥率いる睦月姉妹とインピ率いるMAJORからの刺客!白露型キセキの世代にすら競り勝つ才能の塊!ジョンストンを含むインターナショナルチームの夏のチンハイ1回戦、観客席は1回戦から超満員でこのゲームを観戦………いや、各チームが
「ハッ?このアタシを抜く…?Isn't the monkey of island country saucy?実力の差をわからせてあげるわ!」
「キター!!ジョンストンVSキサラギ!もう何度目の対決だーッ!」
「あの外人、デカい口叩くだけはあるっぽい」
「そう?むしろ本当にヤバいのはまだディフェンスしかしてないあっちのデカいのでしょ?」
「ディーフェンス!ディーフェンス!」
ベンチに居る陸奥の表情を見る限り、どうやらかなりの苦戦を強いられているらしく、珍しく陸奥が爪を噛んでいる…
「ん?なんだ、同志テイトクではないか!」
「あ?」
観客席の隅で立ち見をしていると、観客席のところに居たアツ苦しい戦艦、ガングートの野郎がほら!ここ空いてるから座れ!ほら!と自分の隣のベンチをバシバシ叩いた
「同志も偵察か?ん?」
「なんで俺がバスケの試合なんぞ偵察せにゃならんのだ、たまたま寄っただけだ」
「そうかそうか!まぁこの次の試合までは観て行くがいい、我々の試合だからな!」
ガングートの野郎はガハガハ笑い俺の背中をバシバシ叩いた
「やかましい、っーか馴れ馴れしいんだよテメーは」
「当然だろう?」
何が当然なのだよ、舐めてんのかコイツは…
ガングート率いるチーム旧ソは数あるチームの中で唯一海防艦のクソガキどもをレギュラーとして採用しており、特に、ガングートも一目置く同志エトロフはまるで天使のようにボールを奪い取り、天使のようなドリブルで相手ゴールめがけて走り、レーンアップからの悪魔のようなダンクを叩き込む逸材…
「オマエのチームはどうした?試合見なくていいのか?」
「フッ、今頃同志ウコチャヌプコロとアップ中だろう…」
「ふ〜ん」
チームを率いるガングートともう1人、チームのコーチを務めているのが同志ウコチャヌプコロこと神威、最高にハクいスケと名高い美人オンナ監督である瑞穂とどこか似た雰囲気を持っており、フトモモとか超エロく、あのフトモモに挟まれフンドシクンカクンカしたいのは健康な成年男子としてはごく当たり前の発想だろう、俺だってしたい
「ミカァ!!」
「すげぇよミカは…あそこでギリ身体を当てさせにいきやがった!」
「よぉーし!まだゲームは終わってねぇーッ!反撃開始だーッ!!」
………ジョンストンから2ファウルを奪い、勢いに乗ったまでが試合の山場、3ファウルをまるで恐れない、むしろファウル上等のギリギリラフプレーに磨きがかかったジョンストンの猛攻、さらに、MAJOR級のデカさを活かした鉄壁のフレッチャーの前にチーム陸奥は1回戦で敗退した…
ーーー
続く第2試合、ガングート率いるチーム革命軍VS優勝候補筆頭、白露型キセキの世代、時雨様率いる絶対王者!西村艦隊の試合…
「でたー!!時雨様のズガタカー!」
「もう誰にも止めらねぇーッ!」
「あかん……なんちゅー
コート上に讃える姿で跳ぶ占守と国後を尻目に、ボールは吸い込まれるようにゴールに入る、たった1人でコートの端から端までボールを運んだ時雨様は逆らう者は
「フーッ〜…やっぱ強ぇーわ、何様だよアイツは」
第2Qで111-8とかイジメ以外の何物でもないだろ、まぁガングートはクジ運が悪かったとしか言いようがないな…
前半だけで一方的にズタズタにされ、敗戦ムードにさぞ意気消沈しているであろうガングートの居るベンチの方を見ると、なにやらレギュラーを集めてナニかよくわからないものを渡していた
「よし、同志ウコチャヌプコロ!準備はいいな!」
「勿論です、同志」
「よぉーし!データは十分に集まった、後半からは全員
『『『オー!』』』
…アイツ今、クスリとか言ってなかったか?っーかなんかベンチに集まったチーム革命軍の中、最初にクスリを飲み込んだ占守クン…
「ウオオオォォォォォォォォ!!キクZENAAAAAAAAA!!」
「姉さん!?」
「クナ………!チカラが…チカラが溢れてくるっしゅ…!」
…なんかシムくんの身体が一回りデカくなったような…っーかアレ反則だろ、どんなクスリ使用ってんだよ、マッドカクテルかよ
「コレがチカラ………シムッシムッシムッ、もうシムは誰にも負けねぇ!支配してやるぞ、取るに足らんニンゲンども…」
「姉さん!?」
一回りデカくなった占守クンがシムシムシムとワケのわからん笑いを上げていたその時…ッ!!
「ジム゛ッ!!!?」
占守クンは光るゲロを吐いた…
「………マックシングッッッ!!」
明日を捨てた占守クンの身体は光るゲロと共に元通りに萎み、ビクンビクン!と痙攣しながらゲロの中に倒れた
「………同志、やはりまだデータ不足のようです」
「そのようだな、同志ウコチャヌプコロ」
ガングートと神威はやはりまだサンプルとデータが足りんなと頷き合い、クスリは回収された
ちなみに試合は薬物使用によりチーム革命軍が普通に失格になった、後日、禁止薬物かどうか細かく調べる必要があったので占守クンは朝イチのおしっこを然るべきところに提出し、検査の結果、タンパクが出たそうな
次回は絶対にクッしない女騎士
たぶん