不健全鎮守府   作:犬魚

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ハードボイルド漁業ロマン

【登場人物】

提督(クズの人)
巨乳ならだいたい許せる、たぶん

Fletcher(巨乳)
マザーと呼ばれる聖女、尊い

Johnston(天才)
自分大好きワガママガール

村雨(ゲス)
ゲスとは呼ばれるゲス、本当にゲス



提督と秋の漁業操業

「…意味がわからん」

 

「はぁ?」

 

馬がデブになる秋の執務室、上からきたFAXを机に置いた俺は頼れる右アーム、秘書艦のカミナガ・ザ・ロングストレートに冷蔵庫に缶コーヒーあるから出してくれたまえと懇切丁寧に頼むと、ご自分でどうぞと慇懃無礼に断られた

コイツにはそろそろ上司と部下の間には絶対的な力の差があることをわからせるべきだろう…

 

「その書類、今年もサンマ獲って来いって話ですか?」

 

「今年はサンマだけじゃねぇでイワシ獲って来いってよ」

 

「…はぁ?」

 

まったく、まるで知性を感じないリストだなオイ、なんで海軍中佐である俺様がサンマやらイワシやら獲ってこにゃならんのだ、上はウチを漁船かナニかと勘違いしちょるじゃないかのぉ〜…

 

「とりあえず、いっぱい獲れたらカタパルトとか支給してくれるらしいですよ」

 

「カタパルトか〜…悪いモンじゃないな」

 

あって困るモンじゃねぇし、とりあえず今年も暇人に漁業でもさせるか、誰か釣りとか得意だろ、釣りとか………

 

「…釣り?」

 

なんだ?今、何かとても重要なことを思い出しかけた気が……釣り?釣りが得意、いや、釣りが好き…?趣味?たしか誰か、そう…誰だ?何か大切なコトのような気が

 

「なんだっけか?グゥゥゥム、思い出せぬ」

 

「そう言うコトもありますよ、私もよく比叡さんに謝りたいと思うコトありますけど何のコトかわかりませんし」

 

「ふ〜ん」

 

五月雨はお菓子棚からオ●オの箱を取り出し、菓子皿に雑にオ●オを出すと、どうぞと俺の机に置いた

 

「そもそもアレですよ、忘れるってコトは大して重要じゃないってコトですよ」

 

「たしかに……サミダリューン、卿の言うことは最もだ」

 

まさに冷静で的確な意見、やはり俺がこれから進む道にはこやつが必要だと改めて思ったね

 

ーーー

 

とりあえずタバコでも吸って気分をリフレッシュするかと考え、喫煙所へと向かっているとベンチのところにMAJORから来た助っ人外国人の駆逐艦がたむろしていた…

 

「Hi!テイトク、チョードいいトコに来たわ!」

 

MAJOR出身の天才デストロイヤー、ジョンくん、昔好きだったアイドルにどこか似ている気がするが、今はもう、好きだったのかも覚えていない…

 

「あら?テイトク、見てください!この(Net)、たぶん今こそお役に立てるんじゃないかと…」

 

MAJOR出身のキンパツボインな大型新人、フレッチャーくん、ジョンくんのお姉さんらしいが、ジョンくんの他にも顔も名前もよくわからない妹が多数いるらしいステーツの闇…

 

「サム達がサンマ獲りするヨー!」

 

MAJOR出身、スーパーフリーダムガール、サムくん、ノーパン健康スタイルで生きるまさに自由の国を象徴するオレ達のフリーダムであり、たった一つのフリーダムである

 

「ナニやっとんのかね?キミ達は」

 

「ナニって……そう!聞いてよテイトク!前にFletcherにSANMAのコト話してたんだけど、自分の(Net)でSANMA獲るとかワケわからないコト言ってるのよ」

 

「Can't understand、ワケがわからないとはナニ?」

 

ジョンくんは相変わらず馴れ馴れしく俺の間合いにグイグイ入り込んで腕を組み、姉であるフレッチャーくんのパイをビンタした

 

「痛い…っ!Johnston、アナタねぇ…」

 

「まぁまぁケンカはやめて、とりあえずジュースでも飲もうじゃないかね?な?」

 

俺は財布から小銭を取り出し自販機に入れて好きなものを買いたまえよと心が広くて気さくな上司のアピールをして姉妹がケンカをすると俺は悲しいぜとアツく説いた

 

「で?フレッチャーくん、え〜……その(ネット)?」

 

「ハイ!(Net)です!」

 

そう言えばウチに来た時から謎の網を持っていたが、フレッチャーくんはもしかして駆逐艦ではなく漁船かナニかなのだろうか?

 

「Johnstonから話を聞いて、密かにこの時を待っていたんです、コレだ!って…」

 

「へぇ〜」

 

フレッチャーくんは誇らしげに手にした網を広げてみるが、提督的には網より、むしろその大きなパイオツにしか目が行かないのだよ、まったく……この若さであのMAJOR級のダイナマイトパイオツ、参るぜ

 

「そんなワケで、このFletcher、是非ともSANMA Fes!でお役に立ってみたいと…」

 

「でー…アタシとサムにも手伝えってウルサイのよ、もうホント、なんとかならない?」

 

「Johnston……アナタ普段はロクにtrainingもせず、食べて、寝て、ちょっと出かけるとか行ってフラフラ遊び歩いて……いい?私はアナタの姉として、とても恥ずかしいのよ?わかる?」

 

「あー……もう、ウッザ、Annoying sister」

 

「ハァ!?Johnston、今なんて言ったの?」

 

「ウザいって言ったのよ!ってかナニそのおっぱい!ウザさとおっぱいの正比例か!」

 

ビタン!(ビンタ)

 

ジョンくんはフレッチャーくんの右のパイオツにビンタすると、サムくんもセーヒレーかー!と言って左のパイにビンタした

 

「痛い…っ!ちょ、ヤメて!ホントにヤメて…!Samも、真似しちゃダメよ」

 

「OK!わかったネ!」

 

フレッチャーくんはサムくんは本当に良い子ねと頭を撫で、ジョンくんに網を投げつけた

 

「ぶえっ!!ちょ…!ちょ!ナニすんのよ!?」

 

「アナタはその(Net)の中で反省しなさい」

 

「クッ…!Is quite cruel thing done!って……!ナニコレ!?」

 

もがけばもがくほど絡まる網の中でキィーキィー言いながらもがいていたジョンくんは、いつの間にやら網の中でエロいコトになっているみたいだが……提督は紳士なのでガン見は紳士として恥ずべきコトだと思い、チラ見で我慢した

正直、フレッチャーくんほどではないが、このジョンくんもやはりMAJORの逸材、並の駆逐艦では太刀打ちできないレディ・パーフェクトなボディと言っても過言ではない

 

「それでテイトク、SANMA Fesですが…」

 

「ファーックス!ヘイ!Hey!Fletcher!アタシを無視してくれてるんじゃあないわよ!コレなんとかしてよ!」

 

ジョンくんは網に絡まったままゴロゴロと転がり、ベンチの足に顔面を強打し、美少女にあるまじき汚い悲鳴をあげてビクッ!ビクッ!と跳ねていた

 

「どうですか?このFletcherと(Net)、きっとお役に立てる思うのですが…」

 

「あ、あぁ…うん、そうだな」

 

まるで母のように慈愛に満ちたフレッチャーくんも姉妹にはワリと厳しいんだな、いや、母とは時に厳しく、そして時に優しく、これはきっとあるべき姿だろう

 

そんなフレッチャーくんの慈愛に満ちたパイオツに尊さを感じていると、俺たちが居る廊下の先から、まるで鎖のようなものが飛んで来て床に突き刺さった!!

 

ズガンッ!!(鎖)

 

「な、なんじゃい!?」

 

「フッ、よく避けたじゃない?」

 

「ゲェーッ!!お、オマエはーッ!」

 

鎖を投げつけてきた犯人は聖女のパイオツとは真逆ッ!邪悪…ッ!まさに邪悪なるパイオツ!駆逐艦離れした超肉体とザ・ビッチ(鈴谷)に匹敵するビッチ力の持ち主!白露姉妹の三女!村雨ェ!!

 

「お菓子を出せっぽい!」

 

そして、村雨と共に現れた…………なんだコイツ?狼人間…?

 

「まぁ、避けるもナニもそもそも当たってないんだが……っーか何の用だ?クソビッチども」

 

「クソビッチじゃないし」

 

村雨は器用に鎖を引き抜いて回収すると、俺の隣に立っていたフレッチャーくんをチラ見し、ハッ?と鼻で笑った

 

「…あの、テイトク、こちらは?」

 

「白露型の村雨、見ての通りビッチだ」

 

「…bitchですか」

 

フレッチャーくんはなるほど、コレがジャパニーズ・ビッチと頷いた

 

「だからビッチじゃないし、ってか提督!ハナシはなんとなく聞いたわ!サンマ獲るんでしょ?ならこの村雨と!この!ちょっとイイ鎖の出番ね!」

 

「ナニがちょっとイイ鎖だ」

 

「網なんてダッサいモノより村雨の(チェーン)の方が頼りになるわよ!」

 

網より鎖の方が優れている…!その、個人的にはワリとどうでもいいモノが、フレッチャーくんのPRIDEに障ったのか、フレッチャーくんはちょっとムッとしていた

 

「鎖でどうやって魚獲るんだよ?あ?」

 

「まずはコレ!“導く薬指の鎖(ダウジ●グ・チェーン)”でサンマを探してぇ〜…」

 

村雨の鎖の先端がグイグイとマミー屋の方を指した…

おぉ!コレは意外と使える………のか?別に、ソナーとかでもいいような気もするが

 

「そして!見つけたサンマに“束縛する中指の鎖(チェーン・ジ●イル)”を巻きつけるーッ!」

 

村雨の鎖は隣に立っていた夕立?っぽい狼人間に巻き付いて締め上げた

 

「ウギャアアアアアアア!!痛い!痛いっぽい!」

 

「オイ、その技たしか前にも見たが、たしか捕まえた白露型を強制的に“絶”にするとかなんとかの身内以外に使えない技じゃなかった?」

 

「そ………そうだったかな〜?」

 

村雨は白々しく目を逸らした、コイツ、自分の力をまるで把握してねぇ…

夕立に巻き付いた鎖を回収した村雨は、あ、そー言えば村雨ノド渇いたな〜…とか言って右手を俺の前に出した

 

「なんだこの手は?」

 

「ジュース代」

 

このビッチが、いつかそのデカい乳揉みしだいて搾乳するだけでイクの止まらないように開発してやるわい…

 

そんなコトを考えていると、ニコニコ笑う村雨の肩にゆらりと立ち上がった姉妹の手がポンと置かれ…

 

「痛てぇだろが!!死なすぞダボがァ!!」

 

ドンッ!!(お腹パンチ)

 

「オゴォ!!」

 

夕立の悶絶ボディを喰らい村雨は美少女にあるまじき光る吐瀉物を吐いて床に転がった

 

「チッ、クズが」ペッ!

 

「オイ夕立、ぽい忘れてるぞ、ぽい、ノーぽいになってるぞ」

 

ーーー

 

「よぉ!テイトクさんじゃあ!」

 

「あ?」

 

喫煙所でタバコを吸っていると、これまた揉み応え抜群みてぇーないやらしおっぱいがやって来た

 

「テイトクさんからも言ってやってくれんか?磯風に」

 

「なんだ?あいつまた暗黒物質(ダークマター)でも作ってんのか?」

 

「困ったもんじゃ、っーかフツーに揉むな!挨拶感覚で揉むな!」

 

「ハッハッハ、すまんすま…」

 

………なんだ?今、浦風っぱいを揉むと何か思い出しかけた気が、何か忘れている、そう……大事な何かを

 

「思い………出せないッ!!」

 

「って!触り方やらしすぎるわ!抓るな!!」

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