不健全鎮守府   作:犬魚

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氷のエンペラー

【登場人物】

提督(モレスター)
シチュエーションにも拘りを持つ紳士

五十鈴(パイセン)
長良姉妹の次女、人類最強の潜水艦狩りの達人と呼ばれる対潜界のスーパースター
口は悪いがパイオツも大きい、同じく対潜メイトの駆逐艦や海防艦に慕われ、パイオツも大きい、わりと気さくで親しみ易く、パイオツも大きい


提督とナイスガッツリ五十鈴パイセン

雨!と思ったら晴れ、が!やっぱり無理…っ!雨…っ!救えない…っ!そんな天候不順な昨今、たまには健康に気にしてビチョ濡れのマスクで健康ランニングでもするかと運動場をチンタラ走っていると、アツいナイスガッツを持った陸上部、ナイスガッツ長良主将にもっとアツくなれよ!もっとガッツが出せるだろとアツく激励され地獄の周回をみた…

 

「オイオイオイ、死んだわ俺」

 

参ったなオイ、膝ガクガクで足プルプルだよオイ、やっぱトシだなオイ、まったく…全盛期ならこのくらいはワケなかった気がするが…

 

とりあえず、今は身体を休めなくてはならない、この徹底的にイジメぬいた筋肉に休息と言うご褒美を与え肉体を超回復しなければならない

 

…つまりは糖分、そう!糖分を摂取しなくちゃあいけない、その為には“あの場所”へ!“あの場所”へ行かなければ…!“あの場所”に行けばこの身体にエネルギーを充填するコトができる!

 

「クッ…!足が疲労でガクガクしている!身体が思う通りに動くコトができないだと!」

 

だが進まなくてはいけない!俺はガクガクする足を引きずりつつ、“あの場所”へと歩いていると、執務棟のカドを曲がったところでナニか衝突した

 

「ウゲェ!!」

 

「痛っ!どこ見て歩いてんのよ………って、提督じゃない?ナニやってんの?」

 

「オマエは……五十鈴サン」

 

「そーよ、ってかいつまでナニ五十鈴の乳掴んでんのよ!!」

 

なるほど、勢い良く衝突したと思っていたがあまり衝撃を感じなかったのはこのクッション性抜群の五十鈴パイセンのパイセンだったか、なるほど…これは先進の安全性能だ

 

「いや、すまない、あまりの柔らかさに母のような安らぎを感じていたよ」

 

「気色悪っ…」

 

「気色悪くない、提督だ」

 

長良姉妹の次女、五十鈴サンこと五十鈴パイセン

些か口は悪いが基本的には話せばわかる系の爽やかで気の良いヤツだ

 

「ってかナニ?膝ガクガクじゃない?走り込みでもしてたの?」

 

「あぁ、おたくの長女にアツく勧められてな」

 

「ふ〜ん、ま、たまにはいいんじゃない?運動不足解消できたでしょ?」

 

「吐くほど走るのは些かやりすぎだと提督は思うがね」

 

「吐いてからが本番なんでしょ?ま、長良姉に付き合うのはホドホドにした方がいいわよ、オリンピックに出たいなら話は別だけど」

 

五十鈴パイセンはケラケラ笑って俺の背中をバシバシ叩き、ゴシューショーサマとか言っているが……クソ、このアマ!コケにしやがって……いつかその乳揉みしだいてペェズリからのバースト発動でそのキレーな顔を白い液体で汚してやるわい

 

「しかしちょうどいい、五十鈴サンよ、ちょっと肩を貸してくれないかね?」

 

「え?普通にイヤだけど?」

 

「普通にイヤとかゆーなよ、歩くのもツレーんだってばよ、マミー屋まで!マミー屋まででいいから!」

 

「這って行けばいいじゃない?」

 

「頼むよ五十鈴サンよォー?なぁ?マミー屋行こ?な?肩貸してくれたらマミー屋で好きなモン奢ってやんよ?な?いいだろ?な?」

 

「え〜…?ど〜しよっかなぁ〜?マミー屋奢ってくれるんだぁ〜…へぇ〜…ふ〜ん」

 

◆◆◆

 

「やっぱパイシューだな」

 

「そう?でもまぁ普通に美味しいわね」

 

五十鈴サンの協力を得て、マミー屋へとやって来た俺と五十鈴サン、道中、五十鈴サンのパイを揉みつつパイシューとかいいんじゃないかと考えていたがなるほど俺は間違っていなかった、ちなみに道中、五十鈴サンから鼻に肘を何度か喰らった

 

「五十鈴の心が広かったコトに感謝するコトね」

 

「まぁ、提督的には五十鈴サンの五十鈴パイより名取クンの名取パイの方がお好みだがね」

 

「ハァ?殺すわよ?」

 

「提督に対して真っ向から殺すとはトンデモない殺人ストレートを投げ込んできたよこの娘は」

 

提督的にはNOと言えない従順な軽巡の名取クンの上着の隙間から手を挿れて先っぽからナマ乳を搾るように丹念にイジりつつ絶頂を与えるか与えないかのギリギリを責め、自ら快楽を懇願させたいと言う欲があるのだよ

 

「気色悪っ…アンタ、私の妹になんて妄想してんのよ、マジ最悪」

 

「マジ最悪じゃない、提督だ」

 

「ってかなんで名取?まぁ、名取も五十鈴ほどじゃあないけどそこそこ可愛いけど?」

 

「いや、可愛いさで言えば名取クンのが上だな」

 

「ハァ?殺すわよ?」

 

「また殺すって言ったよこの娘は…」

 

そして、おそらくは名取クンほどの“牝”の資質を持つ者はそういないだろう、彼女の中に眠る“退屈な日常に飽き飽きしてる感情”や“痴漢願望”さらに“露出願望”は群を抜いており、まさしく俺が狙うに相応しい美しき獲物だ…

 

「だから、うちの妹に変な妄想抱かないでよ!」

 

「大丈夫だ、俺は五十鈴サンの妹でも名取クン以外は眼中にないからな!」

 

「下の妹に謝れェ!!由良と鬼怒と阿武隈にッ!」

 

「………謝りませんよ、僕は」

 

「………そうね、そこはまぁ、うん、謝らなくていいわ」

 

そう、きっと五十鈴サンだってわかっていたのだろう…

由良さんは髪長いだけだし、鬼怒はバカだし、阿武隈は変な前髪なだけだし……名取クンの持つ資質の前には誰も敵わないコトを

 

「まぁいいわ、コーヒー飲む?五十鈴おかわりするけど?」

 

「貰おうか」

 

「あとコレ注文していい?メープルシロップたっぷり五段ホットケーキ」

 

「頼めば良かろうなのだよ」

 

まったく、五十鈴サンもパイオツデカくて口は悪いが舌は甘いもの大好きな子供舌だな

 

「伊良湖ーッ!ちゅーもーん、コーヒー2つと五段のホットケーキ、あ、コーヒー1つはミルクと砂糖いるから!」

 

「おやおや、ミルクと砂糖が必要ですか…」

 

「ナニ?文句あんの?」

 

「ないよ、ないけど五十鈴サンの摂取したミルクはどこに行くのかな、っと…」

 

「セクハラかッ!」


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