【登場人物】
夕張(7)
ハハッ!全部私のせいだ!
清霜(2)
一応、マブダチのリベには止められた、だって…スゲー友達だから
「新しい装備を開発しました、ハッキリ言って自信作です!」
「見せてみろォ」
その軽巡、いまいち心許ない野獣の肉体に神技のメスを持つ!………だけならば人類を救う救世主になれたかもしれないが、残念な事に悪魔の頭脳を持っていた
「今回のアイテムはこちら、バイオボーグ、名付けてビル●ルディです」
『び●ごるでぃーふぉーいびる』
「…足があるな」
「足なんて飾りです」
「や、そのくだりいらなくないですか?」
五月雨のもっともなツッコミはいいとして、相変わらずブッ飛んだモンを作りだしたなコイツ…
「バイオテクノロジーだけでは勝てない、サイボーグ技術だけでは勝てない、ではその両者を融合すれば最強なのではと考え開発したのがこの無敵のバイオボーグです」
「なるほど、ちなみにコレ、中に誰か入ってんのか?」
「ハイ!常々戦艦になりたいと言っていた駆逐艦清霜ちゃんに戦艦を超えた超戦艦、その超戦艦を超えた超戦艦にしてあげると言ったんですけどなかなか首を縦に振らないのでペロキャンあげたら喜んで協力してくれました!」
ビタンッ!(ビンタ)
「あぶろッ!」
「お前、ピュアな子供にナニしてくれてんだ!完全に騙してるじゃねーか!」
『きよしふぉーいびる』
「目を覚ませキヨシ!それがお前が本当になりたかった姿か!」
「ハァーッハッハッハ!無駄ですよォ提督!もはやそいつはキヨシではない!最強の魔王!キヨゴルディなのですぅー!」
夕張の野郎、まさに悪!悪の天才科学者のテンプレートみたいになってやがる
「さぁ殺れキヨゴルディ!その男のア●ルをズタズタにしてやるのですぅー!」
『クックック、誰に命令してるんだこの軽巡野郎め!』
清霜改め、魔王キヨゴルディはチョーシに乗ってゲラゲラ笑う夕張の首を掴み身体ごと持ち上げた
「ぐえっ!?き…キヨゴルディ!?なんのつもりだ!待て!誰がその力を与えたと…」
『わはははははー!お前はもう用済みだ!くたばれ!この腐ったメロンめ!』
「グエッ!?」
「ゆ、夕張ィィィィィ!!!」
夕張のヤツ、自らが作り出した悪魔に処理される、どこまでもお約束を忘れないとはな…大したヤツだ
『さぁ!もはやこのキヨゴルディを邪魔するヤツはいないぞー!わはははははー!』
「おいサミー、武蔵呼んでこい、武蔵」
「いいんですか?あの人たぶん手加減とか半殺しとか苦手ですよ?」
「おいキヨシ、今から武蔵とヤらせてやるからちょっと待ってろ」
『え?マジで?でもこのキヨゴルディと武蔵さんじゃ勝負にならないかもよー?うへへへー』
その後、核兵器VS竹ヤリと言ったり順調にフラグを積み重ねた清霜改めキヨゴルディは超戦艦武蔵のパツイチでキメられてしまい、後日、いつものアホなキヨシに戻ってしまった