不健全鎮守府   作:犬魚

917 / 945
ヒャア、3月も日程ミッチミチ!
…せめて土曜くらいはドライブがてら佐世保でバーガーでも食い行こうかな

【登場人物】

提督(腰痛)
脳リソースの7割ぐらい仕事の予定で頭を悩ませる大人
有給使う前に休日を使ってまだ余る不思議…


提督とゴトランドと岸クン

三寒四温は死への遁走曲、イマイチ安定しない天気に頭痛を感じずにはいられない2月の日…

明石の店で菓子パンとタバコを買い、休憩がてら喫煙所へと歩いていると、死んだ魚のような目とゆるっとしたヘアーでお馴染みの岸クンが居たので声をかけてみた

 

「やぁ岸クン、今日もNICE DAYだね」

 

「コンニチハ、ナイスかどうかは怪しいですが少々肌寒いですね」

 

「小粋なテイトクジョークなのだよ、ところで岸クンはナニをしているのかね?」

 

どう最近?人、殺してる?と小粋なテイトクジョークを交えつつ親しみのある上司感を出していると背後から強烈な殺気を感じたッッッ!!

 

「キエェェェェェェェェ!!」

 

「背後攻撃かッ!しかしこの提督には…」

 

背後からの強襲に対し硬度0のスネークボディで柔軟にかわし、襲撃者の両腕をガッチリとクラッチするとジャイアント・スウィングの要領で回転しながらダブルアーム・スープレックスを放ち両腕を破壊したッ!!

 

「スピン・ダブルアームソ●トーッ!!」

 

ガカァン!!

 

「ウッギャアアアアアア!!」

 

「バカめ、そんな殺気まるだしの不意打ちなどこの俺に通じるとでも思ったか」

 

両腕を破壊され、ブザマに転がっていた襲撃者………北欧からの刺客!ゴトランド…ッ!!

 

「クッ!ちょ……ちょっと飛びかかっただけでこの仕打ちはヒドくない?」

 

「殺気まるだしで飛びかかってジャレていたは通じない、これ野生の鉄則」

 

「殺意は無かったわ」

 

「嘘をつけ」

 

こやつの攻撃、相手が並の提督であったなら最低でもアバラが2〜3本はイッていただろう

 

「で?なんだ?俺への殺意のダイレクトアタックは、俺が岸クンと仲良くお喋りしていた事に腹を立てたのか?」

 

「失礼ね、私はそんな心の狭い女じゃないわ」

 

「嘘つくんじゃないよ」

 

「失礼ね、私は心の広いオンナ、即ち……イイオンナよ!ねー?岸ちゃん」

 

「え…?あ、ハイ、そうですね」

 

黙って立っていたらですけど…と呟く岸クンの言葉は聞こえなかったのか、ゴトランドのアホは岸クンの頭を馴れ馴れしくよしよしよしよしよし!と撫で回した…

 

「まぁいい、岸クン、コイツになんかされたら基地の至るところにある非常ベルのボタンをすぐに押すのだよ、提督はいつだってスッ飛んで駆けつけますよ」

 

「はぁ…」

 

「ちょっと、ナニ言ってんの!ゴトが岸ちゃんのイヤがるコトなんかするワケないでしょ!」

 

「やかましい、この非モテ女が…っ!」

 

「誰が非モテ女よっ!!」

 

ゴトランドは俺の胸ぐらを掴み、取り消せよ!!今の言葉!と敗北者に相応しいセリフを吐いてイキり散らしてきたので俺はそんなゴトランドの右手を掴み…

 

「零の●劇ィー!!」

 

ギリギリギリギリギリ!!(零の悲劇)

 

「ウッギャアアアアアア!!手がァァァァ!!ゴトの手がァァァァァァァァ!!」

 

ゴトランドは零の●劇がヤバいと判断したか、即座に無事な左腕からショートブローを俺の脇腹に連打し、俺の体勢が崩れた瞬間速やかに俺の射程外に脱出した

 

「ほぉ、艦娘パワーを全て奪えなかったか……下等のわりになかなかやる」

 

「ハー……ハー……こ、コイツ!」

 

「まぁいい、キサマのような下等艦娘に用は無い、せいぜい岸クンにお高価なスイーツでも買ってやったり、ステキな服を買ってやったり都合の良いキープくんを演じるのだな」

 

「誰がキープくんよ!ゴトと岸ちゃんは仲良しよ!!ねー?岸ちゃん」

 

「え?あ、ハイ、そう……ですかね?」

 

「アレ!?岸ちゃんちょっと対応冷たくない!?」

 

ゴトランド、思えばこやつも哀れな女よ…

真実の愛とは何か?その、永遠にも等しい答えを求め続け今なお愛と言うカゲロウを求めさまよう狩人…

多少同情するところはあるが、こやつの愛はあまりにも大きすぎた、大きく、ぶ厚く、重く、そして………大雑把すぎた………それは、正に偏愛だった

 

「っーかゴトランド、だいたいなんだ?そのチャラチャラした格好は?オシャレか?あ?」

 

「オシャレだけど?ゴトはこう見えてオシャレだしね!」

 

「ハッ?」

 

「ナニがハッ?よ、だいたい…オシャレさでテイトクにディスられたくないっーの」

 

「なんだとぉ…?」

 

なんだとぉ…?と言ったものの、まぁ、たしかにオシャレかオシャレじゃないかと問われればそこまでオシャレじゃないのは認めよう、とりあえず、クルマに似合うオシャレ程度にはと心がけているが…

 

しかしゴトランドのヤローにディスられるのはムカつくな、この俺をナメやがって……この基地の絶対支配者が誰なのかわからせが必要なようだな

 

「オイ、ゴトランド」

 

「ナニよ?デートのお誘いなら間に合ってるわよ、岸ちゃんとするから!」

 

「いえ、私は普通にテイトクに譲りますから2人で買い物でもホテルにでも行ってください」

 

「岸ちゃん!?」

 

さすがは岸クンだ、このクソメンドくさいメンヘラ女への対応を決して間違えない…

 

「そのオシャレな格好脱いで今すぐサーモン行ってこいや、S勝利するまで帰ってくんなよ」

 

「横暴!!」

 

「横暴じゃない、提督だ」

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。