そうよ!そのまさかよッ!!
【登場人物】
提督(クズの人)
最近の趣味はスィートホームメ⚫︎ド
五月雨(秘書艦)
最近の趣味は漢字クロスワード
鈴谷(ビッチ)
最近の趣味は机でズイウンいじってて寝オチしている熊野の顔に変なラクガキすること
提督とは なんぞ…?
いつから軍学校出でなくてはならなくなった?いつから軍服姿と決められたのだ?いつから減点法によってしか勤務の評価をしない様になった?なぜこんなにも周りを気にして不自由になった?なぜつまらん規則で自分達の首を絞め続けるのだ…?
「あけましておめでとうございます」ペコォ…
「あけましておめでとう」ペコォ…
新年だからと言って大して変わらない冬の執務室、どんなダセェやつにも必ず来るたった一度の“今日”と言う日だ
「…コレ、少ないけど」
「ありがとうございます」
秘書艦サミー子に新年のアイサツと現金の入った茶封筒を手渡し、とりあえず執務室の窓を開けて新しい空気を取り入れてみる…
まるで新しいパンツを穿いた元日の朝のように清々しいキブンを感じていると、執務室の重厚な扉が勢いよく開いた…
「ティーッス、鈴谷がお年玉もらいにきましたよー」
「ナニ言ってんだオマエ?イカレているのか?」
「いや、いきなりイカレているのかはヒドくない?」
爽やかな新年に爽やかでない魔の者がいきなり現れるとは…
この執務室の扉には魔の者では決して開かぬ術をかけていたハズだが…
「ま、いいや、お年玉」
「あ?」
「お金頂戴、お金」
「ストレートか」
なんて直球でくるのかね、この娘は…
まるでパパ活でもするように上司に対して現金を要求するとは……大したやつだ
「なんで俺がキサマのようなカスにお年玉をやらにゃならんのだカスが、ママレ⚫︎ンで顔面を洗ってから出直してくるんだな」
「やだし、ってかママレ⚫︎ンは食器洗うやつじゃん」
「でぇーじょーぶだ、ママレ⚫︎ンは手に優しいのだよ」
「手に優しかろーが鈴谷の美しい顔には必要ないし」
コイツ、自らの顔を美しいと言って憚らぬとはな……なんという傲慢さよ、しかしその傲慢さ………嫌いではないのだよ
「クックック…美しい顔か」ニマァ…
「ナニその顔、もしかしてケンカ売ってるんですかぁー?はぁー?この美しき航巡鈴谷にケンカ売っちゃってるんですかねぇー?」
「美しき魔闘家鈴木みたいにゆーなカスが、上の口に手ぇ突っ込んで喉チ⚫︎コ口の中から引き摺り出されてぇーのか」
「悪魔かよ、なんでそんな悪魔みたいな発想がサラっとでてくるかねこのオッさんは」
「オッさんじゃない、提督だ」
このカスが、どうやら年始から提督と部下の上下関係と言うものをわからせる必要があるらしいな
「…今こそ汝が右手にその呪わしき」
「!」
俺のパワーを右手に集中ぅ!に一瞬で反応した鈴谷は即座にバックステップし右手の射程外に脱した
「いや、本気バイトはなくない?いや、マジで」
「ほぉ、一瞬で射程外に出るとは……いい判断だ、褒めてやろう」
「へへっ、鈴谷褒められて伸びる子ですので」
「よっ!クソビッチ!」
「褒めてねぇじゃん!!っーかビッチじゃねーし、ってか金!金くれよ金!鈴谷お年玉貰いにきたじゃん、金!」
「カネカネうるせーヤツだなオイ、そんなにカネが欲しいなら街行って援交してくるかパパ活してこいよ」
「は?鈴谷援交とかパパ活とかしませんケド?鈴谷の身持ち超堅いですケド?」
「そんなら倉庫に行って真面目に魚雷磨きのバイトしてこいや」
「アレ1回やったけど手が荒れるんだよね〜」
「じゃママレ⚫︎ンで磨け、ママレ⚫︎ンは手に優しいからな」
過酷な炊事にはつきものである手荒れ、だが、ママレ⚫︎ンはそんなママの手をレモンのような優しさでコーティングしてくれる
「やだし、っーかサミー子、サミー子からもこのケチなメガネに言ってやってよ、鈴谷さんにお金をあげなさいって」
鈴谷は秘書艦サミー子に援護を依頼してみたが、サミー子は読んでいた雑誌から特に視線をあげるワケでもなく淡々と鈴谷さんお金に困ってるそうですよーと無感情に言った…
「いや、別にお金に困ってるワケじゃないケド…」
「ならいいじゃねぇか、金に困ったら来いよ、アンタ顔はイイから良い仕事紹介してやるよ」
「いや、その良い仕事っていかがわしい系じゃね?鈴谷そーゆーのは…」
「今アンタに紹介できる仕事は外に行って食べられる草の採取だな、七種ある」
「春の七草か!!」
春の七草採取依頼
依頼難易度:E
基地の外にある草の生えてる所に行き、セリ、ナズナ、ゴギョウ、ハコベラ、ホトケノザ、スズナ、スズシロを採取してくる
基地の外にはモンスターがうろついているので最低限身を守れないと魔物のママになるんだよ
「ママになるんだよ!じゃねーし!!」
「E級のアンタに任せられる依頼はコレしかないのだよ、もしもっとビッグな依頼がしたいってなら上級者にヘコヘコ頭下げてパーティーにでも挿入れてもらうんだな」
「チッ!誰がそんなメンドくせーコトするかっーの、とりあえずテイトクが鈴谷にお金を出さないケチテイトクってはわかった」
「ケチテイトクじゃない、提督だ」
そんなケチケチした不毛な会話をしていると、再び執務室の重厚な扉が開き、年始から赤い髪の女騎士様がやって来た
「失礼するぞAdmiral」
「…これはこれは騎士サマ、ナニか御用で?」
「ヘヘッ、ここは騎士サマが嗜むような上等なミルクは扱ってないじゃん」
騎士サマに対し、下等なミルクサーバーは下卑た言葉を投げてみたが普通にシカトされた
「最近基地の外にゴブリンが出没すると聞いてな…」
「
「
ゴブリンになんか恨みでもあんのかコイツは…
「まぁゴブリンは居ないが、ヒマならそこのカスと近所の原っぱ行って食べられる草取ってきてくれ」
「食べられる草…?フッ、女王陛下の騎士である私に頼むことか?」
「っーか鈴谷カスじゃねーし」
「…だが、まぁいいだろう!こう見えても私も女王陛下の騎士になる前は近所の森に食べられる草とかキノコをとりに行ってたからな、たまには初心に帰るのも悪くない」
やってくれるのか!?ワリとジョークのつもりだったのだが……まぁ、ヤるってならヤってもらうか
「フッ、あの頃は私もまだ未熟でゴブリンとドモボーイの違いがよくわかってなくてとりあえず殺害していたな、思えばドモボーイには悪いコトをしたものだ」
「ちょいテイトク、この女騎士ヤバいよ、女騎士っーか蛮族じゃん」
この後、鈴谷(ビッチ)とアークロイヤル(女騎士)は新たな仲間であるヴィクトリアスくん(姫騎士)をパーティーに迎えて食べられる草採取の依頼の為に近所の原っぱに行ったらしいが、ドモボーイの待ち伏せにあったらしくドモボーイ程度とイキってなめたヴィクトリアスくんが後頭部を棍棒でKOされてあわや姫騎士屈辱になりかけたそうだが無事に帰って来た
ちなみに、食べられる草は2種類しかなかった
ヒャア がまんできねぇ 0ですわ!