夫婦転生 二度目の人生を彼女と ~異世界にヲタク夫婦が兄妹で転生するらしいです~ 作:リムル=嵐
準備で時間が無く、突貫工事みたいな出来上がりですので、帰ったら改稿します。
「………」
「………」
人気が無く、何となく物悲しい雰囲気を出す社務所。
そんな雰囲気で初音と無言で歩いていると、出会ったばかりの頃を思い出して、何故か床を転げ回りたくなってくる。
……あぁぁぁぁ~~!!!!何であの時の俺はあんな恰好をしていたんだろうなぁ~~!!!?
高校生にもなって改造制服で中二病とかヤバイ、どれだけやばいって連載始まったばっかの『メダカ箱』の善吉君の制服の下にジャージ位ヤバイ。
しかもマスクに木刀装備とか、痛すぎて死にたい。
いや、実際死んでるんだけど。
ってか初音は、何でそんな俺に話しかけてくれたんだ?
よくよく考えたら人生最大の謎じゃないか?
そんなこと考えながら百面相していると、初音が笑いながら話しかけてきた。
「お兄ちゃん何かおかしな顔してるよ?出会った頃の事でも思い出してたの?」
凄い可愛い笑顔なんだけど、何で俺の表情一つで心が読めるの?
エスパーなの?
まぁ、俺も初音に対しては、似たような者か。
「そうだけど、さっきまでの落ち込みようが嘘みたいな笑いっぷりだな~、そんなに俺の顔は面白かったか?」
さっきまでの落ち込みようが嘘のように笑ったので、ちょっと困らせてみる。
いやぁ家の妹は困った顔も可愛いなぁ~。
「むぅ~、意地悪いわないでよ。それに、お兄ちゃんの顔見てたら、悩んでたの馬鹿らしくなったの。お兄ちゃん私がアザゼルの事隠してたの怒ってないでしょ?」
?
「何当たり前の事言ってんだよ、初音が隠し事する時は、いつも考えた末の行動だろ?それに初音より馬鹿な俺は、初音よりいい考え何て浮かばんし。」
そう言ったら初音は半眼になって、文句を言ってきた。
「何よ~頼りないこと言わないでよ、大学の時私より良い成績だった癖にぃ。」
お前、未だそんな事根に持ってたのかよ。
「初音はバイトと施設の手伝いに忙しくて、日数で単位ギリギリだったし、それに俺の親は大学の元教授で、俺がいた頃の教授連中は、全員教え子だったって言う化け物人間なんだぞ?下手な家庭教師より、教え方上手いんだから俺の成績は当たり前だよ。それに卒業論文は俺より良かっただろうが。新発見だ何だってテレビにも出たし、特設チームも出来てお前室長だったし。」
結局、博士号取って、大学に勤めながら研究してたんだけど、研究中に倒れて病院に運ばれて……
「まさか、あの論文が信じられるなんて思わなかったわぁ~。」
そんな感じで、当時を顔真っ赤にして懐かしんでいる、前世で俺より年収が高く、夫の威厳を木っ端みじんにしてくれた初音に、ちょっと意地悪してみる。
「『地球に存在する神話と魔法又は魔法に類似する超常現象の関連性と実在したとされる根拠』だっけ?偉く長い題名と、当時未発見だった滅茶苦茶な量の証拠で話題になって、大学が流行に乗っかって専用チーム作ったら、他の分野でも活躍したって言う、学会きっての問題チーム。」
俺がそう言ってにやけると。
「やめて!!?論文の名前は言わないで~!?深夜テンションと酔った勢いで書いた論文だから!!」
とか言いながら床を転げまわった。
おいおい、汚いからやめなさい。
「俺が悪かったから立てよ、床汚いんだからな、
俺が初音の前世のあだ名を言うと。
「その名で私をよぶなぁ~~~~!!!!」
そう言って全力で攻撃してきた。
「ちょっおまっ刃物は洒落にならなっ!?」
魔法で小太刀を創って振り回してきた初音に、文句を言うも。
「うっさい!!お兄ちゃんなんて大っ嫌い!!!お兄ちゃん殺して私も死んでやる!!」
何て言いながら、火の玉飛ばしてきたリ周りの床を凍らせたりしながら、襲い掛かってきた!?
何処のヤンデレだよ!?怖いわ!!
と言うか噓だろ?攻撃系の魔法は未だ教えてないぞ!!
熟語魔法は出力の効率が、他の魔法と比べて格段と悪いのに、何でその規模を起こせるんだよ!!?
まぁ、だから安定するって意味では、ナンバーワンなんだが。
それでも、小太刀の先で文字書くなんて離れ業、軍人でもやらんぞ!?
取り敢えず、初音が怪我をしないように応戦しようとする俺に対して、初音は全力で切りかかってきた。
俺は慌てて小太刀を創って受け止める(子供の身長なので小太刀でも太刀位の対比になる)。
「ぐぉっ!?…くっ、初音、お前今日は一緒に風呂入らないからな!!後一緒の布団でもう寝ないから!!」
そんなこと言って、怒ってますアピールする俺を、凄い形相で睨みながら、何度か切りかかってきた初音をいなすと、お互いにボロボロになった得物を交換し(日本刀は元々打ち合う様に出来てない)、第二ラウンドというところで、
≪お兄ちゃん大変!新庄さん達が襲われてる!!≫
……むぅ、判断に困るな。
油断させる罠か、それとも本当なのか。
…まぁ、初音は他人の生き死にに関わることで冗談は言わないし、事実なんだろうけど。
取り敢えず念話で応じてみる。
≪どういう状況だ?誰に襲われてる、場所と襲撃者の人数は?≫
そう言われた初音は、目を丸くした後、真っ直ぐこちらの目を見ながら念話で言った。
≪社務所の隣の宿舎で、確認した襲撃者の人数は五人!何処の所属かは分からないけど、新庄さん達はまだ無事よ、人質にもとられてない…でも多嘉山さんが怪我してる!?≫
ふむ、声音からして事実っぽいな……襲撃は多分転生者だろう、他の理由はこの国だと考えにくい、他国の人間の可能性もあるが、それも多分無い。
前世と違ってこの世界は、他国に行くのは一般的では無いからな。
自国の人間が神社を襲うなんて、それこそ旨みが無いし………今は考えなしの転生者って事で考えよう。
動機は?
多嘉山さんの子供が転生者で、他の転生者と小競り合いしていたのが原因か?
それとも『大戦』や『侵略』って言う単語が関係している?
……うむぅ、よく判らん、多嘉山さんが負傷してるって言ってたから多分、私怨だろうけど。
じゃあ、能力は?
転生者だからある程度の能力はあるだろう、現に見張り役をしていた新庄さん達を、結構な速さで追い込んでるし。
少なくとも、下級レアギフト並とみて良いな。
………良しやることは決まった。
≪初音、俺達も視られているか?≫
取り敢えず、未だ切り合いをしかけてきている初音に、俺達の置かれた状況を聞いてみる。
≪うん、だから念話で話してる。後、演技も視られてると思う、多分遠隔魔法で見られてるんだけど...多分式紙じゃないと思うんだ、アザゼルが周りに魔力反応がないって。≫
演技って、最初の方若干マジだったような……おっと、攻撃が激しくなってきた、余計なことは考えないようにしないと。
それにしても、魔力反応がない?それで監視されてるって、何とも奇妙な………っ!!?
相手は探査系のギフト持ちか!?
魔力は生命が必ず持ってるものだから、周りに俺たち以外の人はいない。
魔力によって動いている式紙も、居ないと思って良い、つまり魔力を探知範囲外で使って、観察しているってことになる。
…でも周りに
厄介な、でも何で、こんな短時間で初音に見つかったんだ?
初音の能力的に、アザゼルが何かしていたんだと思うが、これが終わったら、とことん能力について聞いてやるからな。
取り敢えず今は…
≪初音、ギフトの発動方法を教えてくれ、俺もギフトを使う。≫
俺のギフトを使えるようにしないとな、使えないまま行っても返り討ちに会うだけだ。
今は改造ギフトとはいえ、発動経験のある初音に聞いて覚えるしかない。
直ぐに使えるようになれば良いんだが。
取り敢えず、今も続けている演技に、ギフトの力を混ぜてみるとこから、始めないと。
……初音はこの事を見越して、攻撃してきたのか?(冷や汗)
≪お兄ちゃん、分かったけどギフト操作は結構簡単よ?この能力、多分人類に対する救済措置だし。でも、だとするとこの世界………前世と違って人類は進化して誕生した訳じゃないのかも、イヴに聞きたいことが増えたわ。≫
……ハッハッハ(目逸らし)爆弾発言は止めてくれ、心臓がもたない。
≪そのことは後で考えるとして、具体的なギフトの発動方法を教えてくれ、時間がない。≫
≪そうね、お兄ちゃん、取り敢えず自分がギフトを使っている所をイメージして。具体的な能力は自然と思い浮かぶから、それを使って何かしている所を思い浮かべるの、ギフトの名前を反芻しながらね。≫
えっと、ギフトの名前を反芻しながら、俺がギフトを使っている所をイメージするっと、取り敢えず父さんを模擬戦で倒している姿を...想像出来ねぇな、じゃあ大魔狼の赤ん坊に襲われてるところを...簡単に想像出来て何か泣けてきた。
おっと、余計な事考えたら鉄槍が沢山飛んできた、ハッハッハ集中しなきゃな…………力、力、力、力、っとこんな感じか?
少し手ごたえを感じたので、力を腕に込めて、初音が鉄槍に隠れるようにして放った、野球ボールサイズの氷の塊目掛けて、鉄槍を避けながら切りかかってみた。
「よっと!!っ!?」
マーガリンみたいに氷の塊を簡単に切って、床に刺さった小太刀周辺に、亀裂が走った。
…力ってノーマル・リザルトだよな?それでこの威力って、しかもこの能力、魔法で強化した能力も二倍に出来てないか?これ本当にノーマル・リザルトかよ、使い勝手良すぎだろ。
今解ったけどこの力ってギフト、力って付いてるステータスを、無条件で二倍に出来る能力だ。
同時に三っつまでしか出来ないっぽいが、それも進化させれば解決するし、これ最終的にHSD×Dの『赤龍の籠手』みたいな感じになるんじゃないか?
スゲェな本当。
≪出来たみたいね、流っ石お兄ちゃん!!次はテューポーンいってみよう!≫
でも、発動事態は本当に簡単なんだな、何か拍子抜けだ、もっとこう、葛藤とか弱点とかを克服するイベントが、あると思ってたんだが。
まるで少年ジャンプや、ラノベのご都合主義みたいだが、今はありがたい。
次はテューポーンか…………テューポーン、テューポーン、テューポーン、良し!
「おりゃぁぁ!!!」
次は初音が放った鉄槍に向けて、
……………は?、え?どういうことだよ、ていうか初音は!?
急いで辺りを見渡すと、初音が
≪はぁぁ~~!!!?何で飛んでいるんだよ!?≫
驚いて念話で突っ込んでしまった俺に対し、初音は思いっきり怒っていた(あ、察し)。
いや、でも仕方ないだろ、簡単そうに見えて、クソ難しいんだぞ飛行魔法って、飛んでるときは、常に魔法に意識を向けないと落ちるし、魔力消費も激しいし。
≪この惨状を造っといて最初に言う事がそれ?お兄ちゃん(黒笑)事件解決したら、覚えてなさい!!≫
そりゃ殺され掛ければそうなりますよね、すみません、反省してます。
ギフトを初めて使えて、酔ってました、ハイ(ガクブル)。
≪今ので敵さんが警戒しちゃったと思うから、対策される前に急いで叩きに行くわよ!!後お兄ちゃんは全力禁止!!!全力で戦ったら地形が変わっちゃうから!!下手したらこの星壊れるわよ!!!≫
そう言って、おそらく敵が居るであろう方向に向かって飛んで行った初音。
……俺、飛べないんだけど、走りっすか初音さん。
取り敢えず、初音の方向から不機嫌オーラが漂っているから走ることにする。
勿論強化は魔法だけ、あんなのやった後にギフトとか使えねぇよ、怖くてとてもじゃないけど、使いこなせる気がしない。
本当に月詠は、何で俺にこのギフトを選んだんだよ。
もっとお手頃なギフトがあっただろうに、初心者向けのやつ、危うく初音を殺しかけたぞ、今度会ったら殴るだけじゃ済まさねぇ、全身の骨折って干物みたいに干してやる!!
そんな文句をつらつら並べていると、前方を飛んでいた初音が止まった。
前方を見ると、新庄さん達が見た目十代前半の、四人の子供たちに襲われていた。
大人が子供に集団リンチにあってる、前世でも見たことのある、本来あってはならない、馬鹿げた光景に、俺と初音は足が止まって、茫然としてその光景を見た。
そして俺は、取り敢えずこの月詠に対するイライラを、目の前の奴らにぶつけることを決定した。
楽に死ねると思うなよ?
帰国時に活動報告しますので、無かったら失踪したと思ってください。
まぁ、どれだけ疲れようとも活動報告は出しますが、出てなかった時は……
それではここら辺で、最後までご読了ありがとうございましたノシ。
追記2017:4/9友人に、文がキツキツで読み辛いと言われたので、改行して行間開けました。