夫婦転生 二度目の人生を彼女と ~異世界にヲタク夫婦が兄妹で転生するらしいです~ 作:リムル=嵐
作者のリムル=嵐です。
堅苦しい挨拶を後書きに書いておきました、暇な人は見てやってください。
では、本編どうぞ
他愛もない話をしながら歩いて移動して鑑定の部屋に移動した。
そう言えばあの部屋、この人数大丈夫だっけ?……ま、まぁ大丈夫だろう、多分。
そんな事を考えている俺を尻目に、女子組は会話に花を咲かせている訳で、何か気まずいっす、自分。
お、もう着いたな。
「じゃあ開けますね コンコンッ 失礼しまーす。母さん、皆連れてきて……」
ノックして開けたら、そこには半裸の母さんとイヴが父さんを縛っ
「ふん!!!」
「ぐふっ!!?」
初は 目の前が 真っ暗に なった!!
~~三十分~~
「で、人をそれも子供呼んどいて、自分達は何してたのさ、二人とも、次いでにイヴも。」
あの後起きた俺は、多嘉山さんに看病されつつ、初音の説教を正座で受けている大人三人組を見ていた。
はぁ~、まさか父さんがラッキースケベ体質だとは、しかもよりによって、母さんが居る横でイヴにするか?
しかも、切れたイヴを宥めようとした母さんにも、ラッキースケベするとか、普通のラッキースケベ体質よりも、修羅場向けと言うかハーレム向けと言うか、はぁ~。
しかもあの格好のまま、ラッキースケベしないように父さん縛るって、何だかなぁ~、お前ら青春してんなこのやろう、としか感想が出てこないんだが。
はっきり言って、何処の少年漫画の迷惑だ!!
あ、今はスクウェアに移ったんだっけ?
まぁいいや、重要な事じゃない。
そんな事より今は新庄さん達を、母さん達が呼んだ理由、それを聞かなきゃいけないんだけど……初音がなぁ、何か無茶苦茶怒ってて新庄さん達も俺も、部屋の隅で大人しく嵐が過ぎ去るのを待つのみな訳で、はぁ~どうしてこうなった?
「三人とも、解った?今後こんなことがあったら………ニッコリ」
「「「もう二度としませんです、はい!!」」」
アレ絶対大人組楽しんでるよなぁ、子供の成長を確認した、親みたいな気持ちで、いや、実際に親何だけど。
イヴはイヴで面白がってるし、多分神になってから、叱って貰った事が無いから新鮮何だろ。
月詠はあんまり怒るって感じじゃないし、始まりの女性の名前を、誰かから(十中八九月詠から)貰ってるって事は、最初の神何だろうしな。
他の神にも敬われてただろうし…いや、最後のは違うわ、敬われる性格じゃないもんイヴ。
「で、母さん達は何で新庄さん達も連れてくるよう言ったの?」
「それがね、今回二人の訓練に丁度良いなって思ったから、イヴの能力で隠れてたんだけど。敵の方を少し探ったら仙人が居てね、まだ三人には荷が重いからって呼んだのよ。流石に菩薩レベルの子は居なかったけど、仙人レベルでも、戦闘系の能力じゃなくても、最上級魔獣と戦える位には、強いからね。」
もし戦闘能力に特化した俺みたいな能力だったら、特級同じかそれよりもより厄介かもしれないってか。
「だから、ここからは、神主さんに任せることにしたの。ここの神主さん、
「あの子はねぇ~怒りっぽくなければ良い子なんだけど。」
あの子って…母さんが言うには凄い人なのに、イヴが言うと近所の子供みたいな扱いになるな。
それにしても、軍以外で至った人が居るとか、この世界は本当に人間に対してルナティックモードだな、種族進化は本人が強く願うことが第一条件らしいのに。
「取り敢えず、ここから私の権能で映像を見せるから、皆でお茶飲みながらのんびりしてましょ?あの子が戦闘で動けば、万が一は無いんだから」
どんだけ信用してんだ、その神主ってやつに。
「まぁ、その万が一を絶対に書き換えるのが、
「はい、りゅうくん、麦茶よ」
「ありがと、バリッボリッ皆も煎餅食べなよ、さっき買ってきたんだ。」
父さんも父さんでマイペースだなぁ、あんな修羅場あった後で、普通の接し方が出来るって凄いぞ。
「そう言えば三人とも、初の話を聞いたんだよね?」
げっ、その話か、新庄さん達の方にそっと目を向けたあと直ぐに答えた。
因みに、今皆の位置は、ちゃぶ台の前に皆で座ってる感じです。
「そうだけど、バレたら話して良いって前、言ってたじゃん、平気だよね?」
「そこは別に良いんだよ、変に嗅ぎまわられても困るし。ただね…」
父さんが言い澱んだ所で、イヴが喋り出した。
「今回の襲撃のトップの子が、鮎川中将のお子さんらしくてね。それと調べたら高橋さんの子供が戦ったって言う子が、佐伯大佐のお子さんじゃない。さっきの子供たちも冴羽中佐と板橋中佐の子供だし。極めつけに、あの光速移動してた子は藤原の直系よ?バレた相手が悪すぎるわよ。これから貴方のお父さんが、どれだけ苦労すると…はぁ、あなた達も社交界デビューかしらね~」
はぁぁぁぁ!!!?
鮎川中将は親前今派だって、父さんがノートに書いてたのを見たからそこは良いとして、佐伯冴羽板橋は親藤原派の人間だぞ、どうすんだ!
一番まずいのはあの光速移動のDQNが藤原の直系って事だよ!!
藤原は前今と同じ御三家で宮廷人、つまりは、政治家を良く輩出している家系で、軍人が多い前今とは犬猿の仲。
実際何度も政治的、武力的な衝突をしている家だ。
そんな家に、軍が隠し事してました、何てネタ与えたら……ゾワッやばい、やばいやばいやばいやばい、下手しなくても、他に隠し事してないか家宅捜索位はされる。
そんなんであの上級魔獣の巣窟が見つかったら、父さんと、下手したら母さんも失脚するぞ!?
そんな事になったら、変則的とはいえレアスキル二つのクリエイターの初音と、普通のクリエイターの俺が色んな所から狙われる。
何か方法は………あっ!!
「あの四人の魂って今どこにあるか皆分かる?」
「お兄ちゃん、いきなりどうしたの?私まだ状況に付いて行けてないんだけど。」
今だけは、初音が世情に疎い人間だった事が悔やまれる。
基本的に、自分の周りの人以外興味がない人間だからなぁ。
「あのね初音、あの子供たちの親は……」
お、母さんが説明を始めてくれたので、もう一度二人以外に聞く。
「あの四人の魂を見つけて記憶を壊すんだよ。封印じゃ解かれる可能性があるから、戦闘の時の記憶だけ破壊するんだ。」
その説明を聞いて、父さんが考え込んだ後、口を開いてこう言った。
「と言っても、四人の魂は鮎川中将の子供が持ってるから、そんなに心配する事じゃないんだよ。それよりも問題なのは……」
続けてイヴが言う
「神主に焼き殺されてないかよねぇ~」
個人的には、何で魂の在処を知ってるんだよと、ツッコミたいんだけど、神主が焼き殺すかもしれないって、神主どんだけ苛烈な性格してるんだよ、恐いわ←自分の事を棚に上げてる奴のセリフ。
「ちょっと覗いてみましょうか、よっと。」
そんなこと言ってイヴが取り出したのは横長の長方形のガラス板だった。
「麗奈~、ちょっとここ持ってて。」
「はいはい、このガラスで覗きするんでしょ」
そんな会話しながらガラスを壁に設置すると、イヴが五単語の詠唱の後ガラスに映像を映した。
『さっさと起きろクソガキィ、説教はまだ終わってないぞ』
極彩色の空間で、この事件の首謀者の鮎川 歩を尋問していた。
『ふざけんな!これの何処が説教なんだよ、拷問の間違いじゃねぇか!!!!?』
手足を縛られ、
.....敵ながら、おもわず同情したくなる程痛めつけられてるな。
『まだ自分自身の力で考える事が出来るだろう?ならまだ説教だ、そんな事よりお前の目的を言え、言った後は耳を削いでやる。』
……この神主、少し頭がイってる方のようだ、言ってることが滅茶苦茶だ。
それにしても、何か初音が鮎川を観て、不機嫌オーラが出てるんだけど、どういう事だ?
『ふざけんな!!言ってることが滅茶苦茶じゃねぇか!!!?』
おもわず鮎川の言葉に同意してしまった。
だが神主は、今の鮎川の言葉でイラついたようで、顔を顰めながら喋り出した。
『神社を、それも
この神主、どうやら自分が崇めている神にご執心の模様、ある意味では襲撃なんかよりも問題では?
後、今の言葉聞いて、イヴが顔真っ赤にしてるんだけど、母さんと初音がからかって騒がしいんだが。
こっちのそんな事情もお構いなしに、凄い勢いで怒っているご様子、少し鮎川が不憫に思えてきた。
『……………』
『喋らないつもりか?なら、
喋らない鮎川に嫌気が差したのか、そう言って神主が作り出したのは霊子で構成された、細い針だった。
そもそも霊子と魔力の違いは、魔力は物質構成の最小単位であるのに対し、霊子は非物質構成の最小単位だ。
魔力で構成出来ないものは、物理的な干渉が出来なく、霊子により構成されたものでしか干渉出来ない。
魔力と霊子の違いは大まかにそれだけであり、役割は似ているのだ。
そして何故今、この神主が針を取り出したかというと...
『があっぁぁあああああ!!!!?』
魂に直接突き刺すためである。
そもそも、何故魔力で構成された肉体で霊子で構成された針を持てるのかというと、種族進化に秘密がある。
元々人間は、大まかに三つの身体で構成されている。
一つは肉体、これは魔力で構成された分子の塊。
基本的に次の身体を保護するためのモノだ。
二つ目は魔力体、この体は物質に霊子を定着されるための、特殊な魔術式が妊娠して潜在過敏期と言われる時期に形成される。
この世界では、この段階から人間と認められ、妊娠中絶が認められない。
三つ目は霊力体、この体は一般的に魂と言われるものであり、ギフトが組み込まれているのもこの体だ。
この霊力体は、魔力的な意味でなら最強を誇るが、霊的な意味では酷く脆い、それこそ針を持つだけで簡単に破けるくらいに、この脆さを克服するのが種族進化だ。
進化を繰り返せばシャボン玉から鉄球位にはなる。
そして種族進化すると、魔力体と霊力体が変質して、霊子で構成されたものを触ることが出来る。
それが肉体で針を持ったように見えた訳だ、鮎川は一度しか進化していないから文字通り紙強度、そんな紙強度に針を刺せばどうなるか、勿論刺さる肉体に損傷はないが、それはもう痛い、神経に直接辛子を塗ってるようなもんである。
『さあ、早く喋ろよ、クソガキ。早くしないとお前が守っているお友達も、死んじまうぞ?』
『分かった、喋るから、だから、あいつらの魂に手ぇ出すな、頼む。』
遂に鮎川がギブアップのようです、というかこれ、どっちが悪者だろ?
十歳位の子供をボロボロにして、しかも友達を人質にとって脅す神主と、自業自得とはいえ仲間を守っている子供………うぅ~ん、神主が悪者に見えてきた、実際は違うけども。
『はぁ、解ったから、早く喋れよ』
『………アダム様から襲撃しろって信託が降りたんだ、そうすれば神酒の作成方法を教えてくれるって、母さんを助けられるって!!』
…………はぁぁぁぁ~~~!!!?
『…本当だな、嘘ついたらお友達事焼き払うぞ?』
神主も困惑してるみたいだなぁ、そりゃそうだ、神が神に攻撃を仕掛けるなんて普通思わないだろ。
だけど神主、その明らかにやばい温度の炎は子供に向けちゃアカンだろ。
オレンジ色の炎とか拷問目的でも酷いぞ、そんなん体中に着火したら火傷による水分不足じゃなくて、酸欠で死ぬぞ、何て怖いことしようとしてんねん、悪魔か!?
『命掛かってんのに嘘つく奴は居ねぇよ!』
流石鮎川、これ以上ない正論だ。
よく漫画とかアニメのこういう場面で嘘つく馬鹿が居るが、あれは死を理解しないで次があるなんて考える馬鹿か、よっぽどの自意識の強い奴、ぶっちゃけKYな奴だけだ、普通は正直に喋る。
『今ならまだ耳削ぐだけで許してやる、本当に嘘じゃないな?』
神主は未だ疑ってるらしい……それにしても鮎川、何か良い奴に思えてきたな。
親は父さんの派閥らしいし、あの四馬鹿+αとの関係によっては、協力関係になっても良いぞ。
『嘘じゃないって言ってんだろ、それとあいつらの魂に傷一つでも付けて見ろよ、全力で呪ってやるからな。』
ゾワッ何かヤバイ、呪う宣言した鮎川から嫌な予感が止まらない、何だこれ、冷や汗が止まんないんだけど。
そんな考えを頭の中でしていると、ガラスに映った映像が消えた。
皆がイヴの方を向くとイヴがため息を吐きながら喋り出した。
「はぁ、こりゃあの子の方が分が悪いわね、迎えに行きましょうか。アダムの事で聞きたいこともあるし、初音と初君は縛って放置してあるあの子達を運んでくれる?麗奈が式紙で隣の部屋に運んでおいたから、それを神社の入り口まで運んでほしいのよ、三人は案内役お願い。私達は三人で先に行ってるから、あの子が先走って殺さないように見張ってないと。」
「「「「はーい。」」」」
「分かったよ。」
こうして俺達は、神主とこの事件の首謀者と、対面することになった。
本編ご読了ありがとうございます。
この作品も遂に投稿から半年近く経ち、全然増えない話数や遅すぎる展開等、至らぬところが多い作品ですが、今年も暇な時、時間が余った時に少し読もうかな?何て感じの作品になれるよう努力していく次第です。
今年も、「夫婦転生 二度目の人生を彼女と ~異世界にヲタク夫婦が兄妹で転生するらしいです~」をどうぞよろしくお願いしますm(__)m。
追記:本文で魂が無い敵キャラの人数を3人にしてました、正しくは初が倒した4人です、初音が眠らした五人目は縛って放置しているだけなので魂は取られていません。
追記2017:4/10友人に、文がキツキツで読み辛いと言われたので、改行して行間開けました。