夫婦転生 二度目の人生を彼女と ~異世界にヲタク夫婦が兄妹で転生するらしいです~ 作:リムル=嵐
やっと書き溜めが少し出来たので投稿です。
初音と別れて板橋と一緒に教室に入る。
まぁ、分かれるって言っても、教室は隣なんだけども。
「皆おはよう。」
俺の挨拶に板橋も続いた。
「おはよう皆。」
「「「「おはようございます!初さん。」」」」
お前らは、いつも通りだな。
こっちは、昨日からアクシデントばっかだってのに。
「あ、後板橋もな。」
前原のついでみたいな言い方に板橋が苦笑い、これは仕方ないな。
「おはよう板橋。」 「おはよう。」 「おはようさん。」
皆もそれに続く形で挨拶していった。
「僕はついでかよ。おはよう皆。」
「おはよう今前君。」
教室の入り口で話してたら、咲さんが話しかけてきた。
鐵のことは、勿論無視だったが。
鐵がショボくれてる、咲さん達女性陣はやはり、謝ってくるまでは無視って感じかね?
なら、自己紹介の時、何であんな事言ってたんだか、二人に発破かけるため?
何だかんだ言って、やっぱり二人の事心配なのかね?
色々予想するも、全然解んないから取り敢えず、保留にする。
「おはようございます。鐵さん。」
「咲で良いよ、鐵って三人も居るから分かり難いでしょ?」
笑顔素敵ですなぁ、俺も速く、成長した初音の笑顔が見体でござる。
「あぁ、そうですね、ありがとうございます、咲さん。」
「気にしなくて良いよ、それより、学校終わったら話があるんだけど、少し良いかな?」
ハッハッハ、デートのお誘いですかな?
…………あぁ、寒気がしてきた、初音にバレてんな、これ。
くそ、まぁ、事情は知ってるから、大丈夫だろ、やましいことはこの体じゃ出来ないし、平気平気。
「構いませんよ。板橋、お前は先に荷物整理終わらせとけ、終わったら自由にしてて良いから。」
「じゃあ、荷物整理終わったら、買い出し行きたいんですけど、良いですか?」
買い出しか、足りない家具とかあったのかな?
まぁ、単純に食材の買い出しなんだろうけど。
「お金は金庫に入ってるから、自由に使って構わないぞ。後、鍵の場所は解るよな?」
「勿論、大丈夫ですとも!」
流石紫陽花さんの教育、ベタな鍵の場所喋っちゃうなんてことも無い何て、分かってるじゃないか。
もう、余計なイベントは懲り懲りなんだよ、頼むから、問題は起こすなよ?
カラカラカラカラ、カラカラカラカラ。
そんな事考えてたら、一条先生が教室に来た。
時計を見ると、もう八時だ、あっという間に時が過ぎるなぁ、俺達五十分には教室に着いてたんだけど。
「皆席に着いてくれ、授業前に出席と連絡事項の報告だ。」
先生、HRこの学校だと何て言うんですか?
俺サッパシわかんないよ。
「後でね、今前君。」
そう言って笑いかけてきた咲さんが、アイドル過ぎて思わず苦笑い。
「あ、はい。」
前世でこんな感じのアイドルいなかったっけ、一途で健気な感じのキャラで売ってたな、確か。
プライベート酷過ぎんのがバレて、直ぐに人気落ちたけど。
俺あの子面白かったから、結構好きだったんだけどなぁ。
何て考えながら席に座る。
「全員居るな、今日の連絡事項だ、今日は授業はせずに校内案内と、君たちが入る部活動の説明だ。今日中に決めてくれ。」
???
部活何てあんのか?
下は三歳から入れる部活とか、運動系は避けてる感じか?
「部活は運動部文芸部の二系統八種、運動部は十四歳から、文芸部は下限なしで入部可能だ。種族進化している学生は、下限無視して良いぞ。」
そう言って先生が紙を配る。
渡された紙を後ろに一枚回してから、確認する。
紙には、確かに運動部四種、文芸部四種の、八種部活の名前が書かれていた。
運動部
陸上
探検
救命救助
軍事体験
文芸部
医療
軍事理論研究
菜園
魔術研究
まともな部活が陸上と菜園しか無い件について。
軍事関係の学部の学校だから、何とか理解出来るのは、あるにはある。
だけど探検は理解出来ねぇよ!?
一体何やんの!?
くそ、年齢制限のせいで入部出来ないのが、とてつもなく悔しい。
探検とか、ぜってぇ面白いじゃん、凄く入りたい!!
「部活の紹介は、プリントに書いてある教室でやっている。興味のある部活に、全員が必ず入部すること。部活に入らないのは認めてないからな。」
「今日は校内案内と言っても、部活の事もある。基本的に各自で自由に学校を見て回ってくれ。」
「十二時半になったら、一回この教室に集まって、入部届けの紙を回収して、今日は解散だ。」
成る程ね、自由なら初音と一緒に回れるな。
あ、そういえば入部届けの紙どこで
「先生、入部届けの紙はどこで貰えるんですか?」
咲さんがさきに質問してくれたようだ、ありがたい。
「すまん、言い忘れてたな。入部届けは各部活紹介の教室で貰える。では、報告は以上だ。」
そう言って一条先生が教室を出ると、女性陣の、楓さんと咲さんが、鐵と犬神に話しかけていた。
「二人とも、一緒に菜園部見に行かない?」
「話がある、一緒に来てくれる?拓也。」
へぇ、楓さんは犬神のこと、呼び捨てなのね。
って、そうじゃなくて、女性陣は謝るまで無視じゃないのか?
てっきりそうだと思ってたけど、もしかして、あんまり怒ってない?
戦わなくても大丈夫?
「………分かった、拓也お前も来い。初さん、俺達は咲姉達と行ってきます。」
咲さんの事は、姉呼びなのね、そう言う所は年相応か。
って、そうじゃなくて、この流れならバトルしなくていいかんじか?
何だよ、鐵のやつ、戦うの確定みたいな事言いやがって、平気そうじゃないか。
そんな事考えていると、犬神が耳打ちしてきた。
「………戻ったら、何があったかは話します。出来るだけ穏便に、済ませるんで、何かあったら念話で連絡しますよ。」
え、なんか犬神の奴、死にに行くような顔してるんだけど、え?
何これ、なんでそんな決死の覚悟してんの、姉貴分に呼ばれただけでしょ?
「分かった、俺は初音と部活紹介周ってるから、十二時に教室近くの便所集合な、そこで教えてくれ。」
「了解です。」
………この調子じゃやっぱり、戦うことになりそうだな、はぁ。
玉木のおやっさんと考えた作戦擬きはあるけど、俺の相手がなぁ。
テューポーンは隠せないよなぁ、絶対。
紫陽花さんに相談すると特訓コースだし、夜鷹さんは家事と子守りで忙しいし。
初音は巻き込めないし、鮎川は向こうの女性陣の地雷っぽいし、贋哉叔父さんや一条先生も巻き込めないしなぁ。
うぅむ、八方塞がり、どうすっかなぁ。
戦闘であの四人に勝つのは無理そうだし、戦闘以外で認めさせれば最高なんだけど、それこそ思いつかないんだけど。
こんなん無理やろ、どうすりゃ良いねん。
カラカラカラカラ
「あ、お兄ちゃん発見!」
ん?
初音か、何でこの教室に来たんだ?
「ほら、お兄ちゃん、速く部活紹介見に行こうよ、む~ちゃんも一緒だよ。」
鮎川も?
あ、教室の引き戸の所に鮎川が居た、教室の中の様子窺ってるんだけど、やっぱりあの四人警戒してんのかな、何か襲われたとか言ってたし、襲った人間の一人は自分と同じ仙人級、そりゃ警戒するかね。
「初、行くなら速く、あいつらが来る前に速く。」
鮎川がそう言って急かしてきた。
まぁ、その四人は五馬鹿連行して菜園の方に行ったんだけどな。
てっきり、鐵と犬神の二人かと思ったら、五馬鹿全員連行だからな。
まぁ二人以外の三人は、警戒何てせずについていったけど。
二人が死地に特攻する雰囲気だったのに、他三人は気づかないし、綾女さんと瀬良さんはピリピリした雰囲気だったし、何か凄く混沌とした空気だったな。
でも、ふぅむ、昨日から同じことばっか考えてたし、ちょうど良い息抜きになりそうだな。
それに、気になる部活も有るし、皆で行ってみるか。
いやぁ、魔術研究部ってどんな事するんやろ、気になるわぁ。
「鮎川、あの四人なら五馬鹿つれて菜園部の方に行ったから、警戒しなくて良いぞ。」
「あの四人って?もしかして、また女の人?」
初音、怖いからそんな殺気を出さないでくれ、冷や汗が止まんないから、な?
「いや、あの四人は油断できないの、特に咲はね。」
お、おう。
神妙な雰囲気で言われても、そんなのこっちも知ってんだ、だから殺気立ってる初音を止めてくれ!
「は、初音、あの四人は鐵と犬神にゾッコン何だ、だから俺は関係ない、本当だ、何もしてないからな!?」
「むぅ、そんな事言って、いつの間にかむ~ちゃんもだし、シュネとリツも狙って、」
???
何でここで大魔狼の赤ん坊の名前が出てくるんだ?
「初音!?私は別に狙ってないからな!!勘違いすんなよ!?それに私は元男だよ!!」
「でも今は女の子だし、この前む~ちゃんがお母さんと一緒に買い物行ったとき、お兄ちゃんの好」
「わぁ~~~~~~~~~!!!!!!」
「私はむ~ちゃんだったら百歩譲って、二番目枠ってことで我慢出来るけど、それ以上は許さないからね?」
???????
え、何、どうなってんの?
何でこんな話になってんの?
つか、え、鮎川が?
どう言う事?
え?
「あ、あ~、そこの年齢詐欺三人、学校で騒ぐな。それと、部活紹介の教室は結構距離が離れてる、時間が勿体ないから速く行け。」
は!?
一条先生、いつの間に教室に、さっき出て行ったばっかじゃないか。
「!?!!?い、一条先生!!」
「ご、ごめんなさい。ほらお兄ちゃん、速く行こ。」
!?
ちょっまっ、未だ俺混乱して!?
くそ、一条先生その、お前も苦労してんだなみたいな顔やめろや!!
ええい、この二人が揃って来る時点で、俺の胃にダメージが来る事を忘れていた。
こんなんじゃ全然気分転換になんねえよ!?
そんな事考えながら初音に手を引っ張られて移動してると、鮎川が話しかけてきた。
「さっきのは、あれね、初音の冗だ「本当の事だからね?嘘は良くないよむ~ちゃん。」ぐっ、その、初には世話になってるから、お礼を考えてただけで、決してそう言う意味が、あった訳じゃ無くて、だから」
弁解しようと頑張ってドツボにはまってるなこれ、何か無償に頭撫でたくなるな、可愛い。
つか、初音もそこは冗談で終わらせれば良いのに、さては初音も鮎川の慌ててる所見て、楽しんでるな?
「分かってるって、鮎川は下じゃなくて上好きだっ「せい!!」!?っっっあぶな!!いきなり定規で頭狙うんじゃねぇ!!」
人がせっかくフォローしてあげたのに、定規で後頭部を狙うなんて酷いなぁ、そんなんだからいつまでたっても
「そのっ!ことはっ!!記憶から消すわ!!!」
!?
こいつ、頭を執拗に狙いやがって!!?
「ええい、未だやるか!!」
しかも今度は鳩尾とか、一々狙う所が急所何だよ、鮎川の力で叩かれたら、俺運が良くて気絶だろうが!
流石に俺も、当たり所が悪いと死ぬぞ!?
「二人とも、静かにしなよ、さっき怒られたばっかしじゃないの。」
だけどな初音、俺は今、軽く命の危機にあったんだが?
そこら辺、鮎川を注意しても良いんじゃないかな?
「チッ、はーい。あ、初音、今日のお昼どうする?また昨日の所に行く?」
鮎川め、何事もなく定規をしまって、話題を反らしやがって、後で何か奢らせてやる、お茶かなんかで良いや。
無駄に高いやつにしよう、学食が有るらしいから、そっちに行くか。
「学食行きましょうよ、私香辛蕎麦食べたい!」
初音も同じこと考えてたらしい。
それにしても香辛蕎麦か、前世で言う、ラーメンに似た食べ物だけど、出汁は基本動物系と野菜系の二種類を組み合わせたりするもので、魚介系は保存が難しいから、海辺近くの場所じゃないと食べれないんだ。
保存技術はあっても、運ぶ人間が限られてるから、魚介系は内陸の人間にとっては贅沢品だ。
学食では、朝昼晩三食出してくれるらしいけど、値段が滅茶苦茶安いって訳でも無いし、魚介系以外なら、自炊した方が良いかもな。
刺身や寿司は、玉木のおやっさんの所が安いし。
「良いけど、お前財布どうした?」
「あ…………む~ちゃん。」
あ、こいつ今まで、金関係の事忘れてたな。
安いって言っても、只じゃ無いんだけどな、まったく。
まぁ、三才児がある程度溜まったお金を持ってるのも怖いけど。
「はぁ、分かったよ、そのかわり、今度ヴァイスを一日貸し「それは駄目」………なら、今日の洗濯当番代わって。」
??
何でここでヴァイスの名前が?
あいつらは今、紫陽花さんと夜鷹さんと一緒に家に居るはずだろ、何で鮎川がヴァイスと会いたがってるんだ?
「それなら、お昼は三人で学食行きましょ、む~ちゃんの奢りで。」
「鮎川、ゴチな。」
「ちょっと待って、何で初の分まで、」
そんな事話していると軍事理論研究の教室に着いた。
教室の前に立ってた教員が…って、
「あ、もしかして叔父さん?って言うことは」
「ハッハッハ、そういう事だ。戦闘理論担当教員で、特待生五組担任。軍事理論研究部顧問の、天草贋哉叔父さんだ。」
あ、目が死んでる。
これはあれだ、父さん達に無茶振りされてここに飛ばされたな、絶対そうだ。
「えっとその、うん。贋哉叔父さん、きっと良いことあるよ、元気出して!」
初音が元気付けてるけど、あんまり効果無いな、まぁ幼女に元気付けられて復活する三十代のイケメンとか、何かやばいもんな。
「まぁ、何だ。中でもう一人の顧問が説明してくれるから、中で説明聞いてくれよ、うん。」
「贋哉さん、お疲れ様です。」
鮎川も不憫に思ったのか、励ましてるし。
「ありがとな、嬢ちゃん。」
叔父さんも、これ以上情けない所見せたくないのか、話しながら俺達を教室の中に入れた。
「失礼しまーす。」
そんな事しなくても、もう十分情けないんだけどね。
そんな事考えながら教室の中に入った。
次は月末になりそうです。
犬神君の名前が違ったから、直しました。