夫婦転生 二度目の人生を彼女と ~異世界にヲタク夫婦が兄妹で転生するらしいです~   作:リムル=嵐

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お待たせです
やっと書き溜めが少し出来たので投稿です。



八話 部活決め!

初音と別れて板橋と一緒に教室に入る。

 

まぁ、分かれるって言っても、教室は隣なんだけども。

 

「皆おはよう。」

 

俺の挨拶に板橋も続いた。

 

「おはよう皆。」

 

「「「「おはようございます!初さん。」」」」

 

お前らは、いつも通りだな。

 

こっちは、昨日からアクシデントばっかだってのに。

 

「あ、後板橋もな。」

 

前原のついでみたいな言い方に板橋が苦笑い、これは仕方ないな。

 

「おはよう板橋。」 「おはよう。」 「おはようさん。」

 

皆もそれに続く形で挨拶していった。

 

「僕はついでかよ。おはよう皆。」

 

「おはよう今前君。」

 

教室の入り口で話してたら、咲さんが話しかけてきた。

 

鐵のことは、勿論無視だったが。

鐵がショボくれてる、咲さん達女性陣はやはり、謝ってくるまでは無視って感じかね?

 

なら、自己紹介の時、何であんな事言ってたんだか、二人に発破かけるため?

 

何だかんだ言って、やっぱり二人の事心配なのかね?

 

色々予想するも、全然解んないから取り敢えず、保留にする。

 

「おはようございます。鐵さん。」

 

「咲で良いよ、鐵って三人も居るから分かり難いでしょ?」

 

笑顔素敵ですなぁ、俺も速く、成長した初音の笑顔が見体でござる。

 

「あぁ、そうですね、ありがとうございます、咲さん。」

 

「気にしなくて良いよ、それより、学校終わったら話があるんだけど、少し良いかな?」

 

ハッハッハ、デートのお誘いですかな?

 

…………あぁ、寒気がしてきた、初音にバレてんな、これ。

 

くそ、まぁ、事情は知ってるから、大丈夫だろ、やましいことはこの体じゃ出来ないし、平気平気。

 

「構いませんよ。板橋、お前は先に荷物整理終わらせとけ、終わったら自由にしてて良いから。」

 

「じゃあ、荷物整理終わったら、買い出し行きたいんですけど、良いですか?」

 

買い出しか、足りない家具とかあったのかな?

 

まぁ、単純に食材の買い出しなんだろうけど。

 

「お金は金庫に入ってるから、自由に使って構わないぞ。後、鍵の場所は解るよな?」

 

「勿論、大丈夫ですとも!」

 

流石紫陽花さんの教育、ベタな鍵の場所喋っちゃうなんてことも無い何て、分かってるじゃないか。

 

もう、余計なイベントは懲り懲りなんだよ、頼むから、問題は起こすなよ?

 

カラカラカラカラ、カラカラカラカラ。

 

そんな事考えてたら、一条先生が教室に来た。

 

時計を見ると、もう八時だ、あっという間に時が過ぎるなぁ、俺達五十分には教室に着いてたんだけど。

 

「皆席に着いてくれ、授業前に出席と連絡事項の報告だ。」

 

先生、HRこの学校だと何て言うんですか?

俺サッパシわかんないよ。

 

「後でね、今前君。」

 

そう言って笑いかけてきた咲さんが、アイドル過ぎて思わず苦笑い。

 

「あ、はい。」

 

前世でこんな感じのアイドルいなかったっけ、一途で健気な感じのキャラで売ってたな、確か。

 

プライベート酷過ぎんのがバレて、直ぐに人気落ちたけど。

 

俺あの子面白かったから、結構好きだったんだけどなぁ。

 

何て考えながら席に座る。

 

「全員居るな、今日の連絡事項だ、今日は授業はせずに校内案内と、君たちが入る部活動の説明だ。今日中に決めてくれ。」

 

???

部活何てあんのか?

 

下は三歳から入れる部活とか、運動系は避けてる感じか?

 

「部活は運動部文芸部の二系統八種、運動部は十四歳から、文芸部は下限なしで入部可能だ。種族進化している学生は、下限無視して良いぞ。」

 

そう言って先生が紙を配る。

 

渡された紙を後ろに一枚回してから、確認する。

 

紙には、確かに運動部四種、文芸部四種の、八種部活の名前が書かれていた。

 

運動部

 

陸上

探検

救命救助

軍事体験

 

文芸部

 

医療

軍事理論研究

菜園

魔術研究

 

まともな部活が陸上と菜園しか無い件について。

 

軍事関係の学部の学校だから、何とか理解出来るのは、あるにはある。

 

だけど探検は理解出来ねぇよ!?

一体何やんの!?

 

くそ、年齢制限のせいで入部出来ないのが、とてつもなく悔しい。

探検とか、ぜってぇ面白いじゃん、凄く入りたい!!

 

「部活の紹介は、プリントに書いてある教室でやっている。興味のある部活に、全員が必ず入部すること。部活に入らないのは認めてないからな。」

 

「今日は校内案内と言っても、部活の事もある。基本的に各自で自由に学校を見て回ってくれ。」

 

「十二時半になったら、一回この教室に集まって、入部届けの紙を回収して、今日は解散だ。」

 

成る程ね、自由なら初音と一緒に回れるな。

 

あ、そういえば入部届けの紙どこで

 

「先生、入部届けの紙はどこで貰えるんですか?」

 

咲さんがさきに質問してくれたようだ、ありがたい。

 

「すまん、言い忘れてたな。入部届けは各部活紹介の教室で貰える。では、報告は以上だ。」

 

そう言って一条先生が教室を出ると、女性陣の、楓さんと咲さんが、鐵と犬神に話しかけていた。

 

「二人とも、一緒に菜園部見に行かない?」

 

「話がある、一緒に来てくれる?拓也。」

 

へぇ、楓さんは犬神のこと、呼び捨てなのね。

 

って、そうじゃなくて、女性陣は謝るまで無視じゃないのか?

 

てっきりそうだと思ってたけど、もしかして、あんまり怒ってない?

 

戦わなくても大丈夫?

 

「………分かった、拓也お前も来い。初さん、俺達は咲姉達と行ってきます。」

 

咲さんの事は、姉呼びなのね、そう言う所は年相応か。

 

って、そうじゃなくて、この流れならバトルしなくていいかんじか?

 

何だよ、鐵のやつ、戦うの確定みたいな事言いやがって、平気そうじゃないか。

 

そんな事考えていると、犬神が耳打ちしてきた。

 

「………戻ったら、何があったかは話します。出来るだけ穏便に、済ませるんで、何かあったら念話で連絡しますよ。」

 

え、なんか犬神の奴、死にに行くような顔してるんだけど、え?

何これ、なんでそんな決死の覚悟してんの、姉貴分に呼ばれただけでしょ?

 

「分かった、俺は初音と部活紹介周ってるから、十二時に教室近くの便所集合な、そこで教えてくれ。」

 

「了解です。」

 

………この調子じゃやっぱり、戦うことになりそうだな、はぁ。

 

玉木のおやっさんと考えた作戦擬きはあるけど、俺の相手がなぁ。

テューポーンは隠せないよなぁ、絶対。

 

紫陽花さんに相談すると特訓コースだし、夜鷹さんは家事と子守りで忙しいし。

 

初音は巻き込めないし、鮎川は向こうの女性陣の地雷っぽいし、贋哉叔父さんや一条先生も巻き込めないしなぁ。

 

うぅむ、八方塞がり、どうすっかなぁ。

 

戦闘であの四人に勝つのは無理そうだし、戦闘以外で認めさせれば最高なんだけど、それこそ思いつかないんだけど。

 

こんなん無理やろ、どうすりゃ良いねん。

 

カラカラカラカラ

 

「あ、お兄ちゃん発見!」

 

ん?

 

初音か、何でこの教室に来たんだ?

 

「ほら、お兄ちゃん、速く部活紹介見に行こうよ、む~ちゃんも一緒だよ。」

 

鮎川も?

あ、教室の引き戸の所に鮎川が居た、教室の中の様子窺ってるんだけど、やっぱりあの四人警戒してんのかな、何か襲われたとか言ってたし、襲った人間の一人は自分と同じ仙人級、そりゃ警戒するかね。

 

「初、行くなら速く、あいつらが来る前に速く。」

 

鮎川がそう言って急かしてきた。

まぁ、その四人は五馬鹿連行して菜園の方に行ったんだけどな。

 

てっきり、鐵と犬神の二人かと思ったら、五馬鹿全員連行だからな。

 

まぁ二人以外の三人は、警戒何てせずについていったけど。

 

二人が死地に特攻する雰囲気だったのに、他三人は気づかないし、綾女さんと瀬良さんはピリピリした雰囲気だったし、何か凄く混沌とした空気だったな。

 

でも、ふぅむ、昨日から同じことばっか考えてたし、ちょうど良い息抜きになりそうだな。

 

それに、気になる部活も有るし、皆で行ってみるか。

 

いやぁ、魔術研究部ってどんな事するんやろ、気になるわぁ。

 

「鮎川、あの四人なら五馬鹿つれて菜園部の方に行ったから、警戒しなくて良いぞ。」

 

「あの四人って?もしかして、また女の人?」

 

初音、怖いからそんな殺気を出さないでくれ、冷や汗が止まんないから、な?

 

「いや、あの四人は油断できないの、特に咲はね。」

 

お、おう。

 

神妙な雰囲気で言われても、そんなのこっちも知ってんだ、だから殺気立ってる初音を止めてくれ!

 

「は、初音、あの四人は鐵と犬神にゾッコン何だ、だから俺は関係ない、本当だ、何もしてないからな!?」

 

「むぅ、そんな事言って、いつの間にかむ~ちゃんもだし、シュネとリツも狙って、」

 

???

何でここで大魔狼の赤ん坊の名前が出てくるんだ?

 

「初音!?私は別に狙ってないからな!!勘違いすんなよ!?それに私は元男だよ!!」

 

「でも今は女の子だし、この前む~ちゃんがお母さんと一緒に買い物行ったとき、お兄ちゃんの好」

 

「わぁ~~~~~~~~~!!!!!!」

 

「私はむ~ちゃんだったら百歩譲って、二番目枠ってことで我慢出来るけど、それ以上は許さないからね?」

 

???????

 

え、何、どうなってんの?

何でこんな話になってんの?

つか、え、鮎川が?

どう言う事?

え?

 

「あ、あ~、そこの年齢詐欺三人、学校で騒ぐな。それと、部活紹介の教室は結構距離が離れてる、時間が勿体ないから速く行け。」

 

は!?

 

一条先生、いつの間に教室に、さっき出て行ったばっかじゃないか。

 

「!?!!?い、一条先生!!」

 

「ご、ごめんなさい。ほらお兄ちゃん、速く行こ。」

 

!?

ちょっまっ、未だ俺混乱して!?

 

くそ、一条先生その、お前も苦労してんだなみたいな顔やめろや!!

 

ええい、この二人が揃って来る時点で、俺の胃にダメージが来る事を忘れていた。

 

こんなんじゃ全然気分転換になんねえよ!?

 

そんな事考えながら初音に手を引っ張られて移動してると、鮎川が話しかけてきた。

 

「さっきのは、あれね、初音の冗だ「本当の事だからね?嘘は良くないよむ~ちゃん。」ぐっ、その、初には世話になってるから、お礼を考えてただけで、決してそう言う意味が、あった訳じゃ無くて、だから」

 

弁解しようと頑張ってドツボにはまってるなこれ、何か無償に頭撫でたくなるな、可愛い。

 

つか、初音もそこは冗談で終わらせれば良いのに、さては初音も鮎川の慌ててる所見て、楽しんでるな?

 

「分かってるって、鮎川は下じゃなくて上好きだっ「せい!!」!?っっっあぶな!!いきなり定規で頭狙うんじゃねぇ!!」

 

人がせっかくフォローしてあげたのに、定規で後頭部を狙うなんて酷いなぁ、そんなんだからいつまでたっても

 

「そのっ!ことはっ!!記憶から消すわ!!!」

 

!?

こいつ、頭を執拗に狙いやがって!!?

 

「ええい、未だやるか!!」

 

しかも今度は鳩尾とか、一々狙う所が急所何だよ、鮎川の力で叩かれたら、俺運が良くて気絶だろうが!

 

流石に俺も、当たり所が悪いと死ぬぞ!?

 

「二人とも、静かにしなよ、さっき怒られたばっかしじゃないの。」

 

だけどな初音、俺は今、軽く命の危機にあったんだが?

 

そこら辺、鮎川を注意しても良いんじゃないかな?

 

「チッ、はーい。あ、初音、今日のお昼どうする?また昨日の所に行く?」

 

鮎川め、何事もなく定規をしまって、話題を反らしやがって、後で何か奢らせてやる、お茶かなんかで良いや。

 

無駄に高いやつにしよう、学食が有るらしいから、そっちに行くか。

 

「学食行きましょうよ、私香辛蕎麦食べたい!」

 

初音も同じこと考えてたらしい。

 

それにしても香辛蕎麦か、前世で言う、ラーメンに似た食べ物だけど、出汁は基本動物系と野菜系の二種類を組み合わせたりするもので、魚介系は保存が難しいから、海辺近くの場所じゃないと食べれないんだ。

 

保存技術はあっても、運ぶ人間が限られてるから、魚介系は内陸の人間にとっては贅沢品だ。

 

学食では、朝昼晩三食出してくれるらしいけど、値段が滅茶苦茶安いって訳でも無いし、魚介系以外なら、自炊した方が良いかもな。

 

刺身や寿司は、玉木のおやっさんの所が安いし。

 

「良いけど、お前財布どうした?」

 

「あ…………む~ちゃん。」

 

あ、こいつ今まで、金関係の事忘れてたな。

 

安いって言っても、只じゃ無いんだけどな、まったく。

 

まぁ、三才児がある程度溜まったお金を持ってるのも怖いけど。

 

「はぁ、分かったよ、そのかわり、今度ヴァイスを一日貸し「それは駄目」………なら、今日の洗濯当番代わって。」

 

??

何でここでヴァイスの名前が?

 

あいつらは今、紫陽花さんと夜鷹さんと一緒に家に居るはずだろ、何で鮎川がヴァイスと会いたがってるんだ?

 

「それなら、お昼は三人で学食行きましょ、む~ちゃんの奢りで。」

 

「鮎川、ゴチな。」

 

「ちょっと待って、何で初の分まで、」

 

そんな事話していると軍事理論研究の教室に着いた。

 

教室の前に立ってた教員が…って、

 

「あ、もしかして叔父さん?って言うことは」

 

「ハッハッハ、そういう事だ。戦闘理論担当教員で、特待生五組担任。軍事理論研究部顧問の、天草贋哉叔父さんだ。」

 

あ、目が死んでる。

これはあれだ、父さん達に無茶振りされてここに飛ばされたな、絶対そうだ。

 

「えっとその、うん。贋哉叔父さん、きっと良いことあるよ、元気出して!」

 

初音が元気付けてるけど、あんまり効果無いな、まぁ幼女に元気付けられて復活する三十代のイケメンとか、何かやばいもんな。

 

「まぁ、何だ。中でもう一人の顧問が説明してくれるから、中で説明聞いてくれよ、うん。」

 

「贋哉さん、お疲れ様です。」

 

鮎川も不憫に思ったのか、励ましてるし。

 

「ありがとな、嬢ちゃん。」

 

叔父さんも、これ以上情けない所見せたくないのか、話しながら俺達を教室の中に入れた。

 

「失礼しまーす。」

 

そんな事しなくても、もう十分情けないんだけどね。

 

そんな事考えながら教室の中に入った。




次は月末になりそうです。

犬神君の名前が違ったから、直しました。
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