魔法少女リリカルなのはvivid×仮面ライダーキバ 〜戦いの運命〜   作:NAGI

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お久しぶりです。今日から少しずつ取り戻して行きたいと思います。


ワタルの弟の名前をコウガに変更しました。


第4楽章 what⁉︎ 謎の怪人

何かを怖れるように飛んで行く小鳥たちはダークキバとは反対方向に向かっていた

 

「(さっきよりはマシになったな。少しは楽しめるか!)」

 

小鳥たちが感じたのはダークキバから発せられる魔皇力だ。今までとは比にならないであろうその力に驚愕する者、恐怖する者がいる中でタイガーファンガイアは歓喜していた。強い者が出て来れば出て来る程彼は戦闘意欲を燃やす。自身の欲を満たし、戦い合える可能性がある者。それは今、自身の目の前にいるダークキバである

 

「さあ、俺を楽しませろよ‼︎」

 

「今だ!やれ‼︎」

 

ガルルの声が辺りに響いた瞬間、ダークキバとタイガーファンガイア。二人の足元に魔法陣が出現する

 

 

 

 

 

 

魔法陣によって二人は滅多に人が近付く事は無いであろう海すぐ傍に広がる廃墟に移動していた。辺りを見回すタイガーファンガイアは状況を確認し、理解する

 

「廃墟か・・・優秀な魔導師が部下にいるようだな」

 

「えぇ。これで遠慮なく戦える。僕も、貴方も」

 

人間に存在を知られるというのは両者にとってはまだ避けたい事なのだ。大多数の人間は自分達という存在を知ればどのような行動を取るかは大体想像がつく。その為に人がいない場所で戦いたいというのがワタルの考えである

 

「ふっ。予め用意していた魔導師に移動させたか」

 

「(僕が用意していた訳じゃないんだけどね。流石次郎さん。なんでもお見通しか)」

 

「来るぞ!」

 

タイガーファンガイアの纏う空気が変わる。それを感じ取ったダークキバは対応出来るように構えると同時にタイガーファンガイアが迫る。鋭い蹴りが放たれるが慌てる事なく対処し、避けるダークキバだが相手は数多の修羅場を乗り越えた強者だ。想定内だというように小さく笑い声を溢し、一瞬で後ろに回り込む

 

「オラァッ‼︎」

 

振り返る暇も無く蹴り飛ばされたダークキバに二世が忠告する

 

「油断するなよ。奴はクーデターさえ起こさなければルークに選ばれていた程の奴だ」

 

おそらく実力は今のルークと同等かそれ以上であろう。それ程までに強い敵を相手に油断をする事は死に直結する。ダークキバは今まで以上に警戒心を強める

 

「・・・はぁっ!」

 

二人がお互いに走る。そしてぶつかり合う拳。それを起点に広がる魔皇力は強大かつ濃厚であった。魔皇力を感じ、恐怖する者もいる

 

戦いの最中、タイガーファンガイアの攻撃が不意に止み、それを見計らったようにダークキバがタイガーファンガイアに問いかける

 

「貴方の目的は何ですか?」

 

タイガーファンガイアは話さない。二人は互いに敵同士だ。容易く情報を与えようとはしなかった

 

「言うと思うか?」

 

「いいえ・・・」

 

「だが一つだけ教えてやるよ」

 

しかしあえてタイガーファンガイアは情報を与えようとする

 

「覇王イングヴァルト。奴の力を色濃く発現した人間を捕まえる。または殺す事が俺の目的だ!」

 

自ら目的を明かしたタイガーファンガイアだがダークキバは引っかかりを覚える

 

「(つまり彼らはアインハルト・ストラトスを狙っていたという事。だが、殺す?力を手に入れる事が目的じゃない?)」

 

彼女のライフエナジーを吸えば凄まじい力を得る事が出来る。なのにも関わらずそれをしようとしないという事は彼女を殺す事自体に何か意味があるのだろう。それを知るにはまだ時間がかかりそうだが

 

「で、お前はそれをまだ邪魔するのか?奴はお前の敵でもあるんだぞ」

 

「それを判断するのは貴方じゃない」

 

取り敢えず彼女を殺す事は容認出来ない。未来が全く予想出来ないのだ。彼女を殺す事で何をしようとしているのか。ワタルには分からない。だが、殺す事で生じるデメリットを考えればさせる訳にはいかなかった

 

「まあ、いい!」

 

突如としてタイガーファンガイアの姿が消える

 

「オラァアッ!」

 

現れたのはダークキバのすぐ後ろ。パンチが放たれた瞬間に気付き、振り返るがその時には目前まで拳が迫っていた

 

「気をつけろ。こいつの真骨頂はこのスピードだ。これは音也でさえ手こずった程だからな」

 

「それは戦う前に教えてよ!」

 

あまりの速さにダークキバは防御に徹する事しか出来ないのか、ダメージを最小限に抑えようとしていた。何度も高速移動をして、ダークキバを翻弄し、ダメージを与えていく。しかし、ダークキバはある事に気が付いたのか小さな笑い声を溢す

 

「トドメだ!」

 

タイガーファンガイアがダークキバの目の前に現れる。そしてその時、彼の動きが()()()()()()()()()になる

 

「ハァアッ‼︎」

 

その瞬間に波動結界で動けないようにするダークキバにタイガーファンガイアは笑う

 

「どうして分かった?」

 

「貴方のスピードは確かに脅威です。でも、そのスピードに貴方自身が追い付いていない事に気付きました。貴方がそのスピードで攻撃した時は全て急所を外れている。反対に元のスピードの時は急所に当たっていた。更に右、左、後ろと元のスピードで攻撃してきた」

 

「そして貴方は何らかのジンクスを作る癖がある。違いますか?」

 

「流石は奴の息子だ」

 

「これで終わりです」

 

ダークキバがフェッスルを取り出して二世に咥えさせ、二回口を叩く

 

「Wake up! two!」

 

だがその瞬間、ダークキバの身体を黄金の剣が貫く

 

「何⁉︎」

 

これはタイガーファンガイアも予想していなかったのか。結界波動が解け、自由になった身体で剣が飛んで来た方向を見る。そこには何処と無く凶暴な魚を思わせる肉体に、蠍を彷彿とさせる顔をした謎の怪人がそこにはいた

 

「貴様は⁉︎」

 

人間体に戻り、ドウコの顔が驚愕の色で染まる。そして剣がダークキバの身体から誰も触れていないのにも関わらず抜かれて、彼は重力に従って海に沈む。一瞬、ダークキバを見たドウコは謎の怪人がいた場所に視線を戻すがそこにもう怪人はいなかった

 

「やっとあの時の借りを返せる。待っていろ!」

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