魔法少女リリカルなのはvivid×仮面ライダーキバ 〜戦いの運命〜   作:NAGI

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第5楽章 mysterious! 邂逅!そして進展!

ダークキバが謎の怪人による襲撃を受けて、3日。あの日からワタルは一度も戻っていない。親衛隊というワタルに忠誠を誓う者たちが捜索しているが居場所が分かる事は無かった。ただ、ワタルが消えた事は親衛隊と次郎達《アームズモンスター》しか知らない。それを知った過激派の動きが活発する可能性が高いからだ。ドウコも見つからず、アインハルトに護衛を密かにつけたものの時間だけが過ぎて行った

 

 

 

 

 

ある家で二人の男女が和やかに会話していた。仲良さ気に話している二人だが、彼らは会ってから3日。話すようになってから10分も経っていない

 

「へぇ〜じゃあ、バイオリン出来るんだ」

 

一人は包帯を手と腕と頭に巻いたワタルである。頰には絆創膏が貼られていて、重傷という感じではないがそれなりに傷は負っているようであった。もう一人はみづきというロングの黒髪で柔らかい感じの少女だ。胸に青い宝石があるのが特徴だろうか。偶々、海の近くに住む親戚の家に行った帰りにワタルを見つけたらしい。見つかった時は海水を吸収して重くなっていた服は洗濯され、畳まれていた。ただ、手袋は発見された時には無かった為に今はワタルの左手に手袋はない

 

「うん。少しね」

 

そう話す中、ワタルが密かに窓へと目をやると二世の姿があったのだがすぐに何処かへ行ってしまった

 

「そうだ。バイオリンやってみる?」

 

 

 

 

 

二人は近くの公園に移動していた。ワタルの手にはバイオリンがある。どうやら彼女の兄の物らしく、すんなりと借してもらえた。と言っても彼女が電話で聞いて許可を得たという話でワタルは実際に会っていない。ワタルが静かに構え、弾き始める。彼が奏でる美しい音色にみづきは魅了されていた。しかし、その演奏は乱入者によって中断させられてしまう

 

「誰!」

 

「君が知る必要はないのさ〜!ただ、君を連れ去りに来ただけなんだからね〜!神城ミヅキちゃん」

 

二人の前に現れたのは墨田だ。彼はイカの意匠を持つスクイッドファンガイアに変身する。彼は下級ファンガイア。二世を呼ぶまでもない。制裁の雷で大丈夫だろうとワタルは判断した。一応、衝撃で怪我を負わないようにワタルは退がるように言う

 

「下がって!みづきちゃん!」

 

『邪魔をするのか〜?』

 

そうスクイッドファンガイアは問いかけた。彼にとってみづきを連れ帰る事が最優先事項。ワタルの正体を知らない為に放っておいても大丈夫だろうと考えていた。それを聞いてワタルの口が弧を描く

 

「邪魔ではなく処刑をするんです」

 

空が静寂の夜に包まれる。突如変わった空に驚きを隠せないみづきとスクイッドファンガイア。それでも二人の間には認知の相違があった。みづきは突如昼の空が夜に変わった事に対する驚き。スクイッドファンガイアはチェックメイトフォー等の一部のファンガイアが秘めたる力を使う時に現れる現象が目の前で起きた事に対する驚きだ。それと同時に理解する。目の前にいる少年が何者なのかを

 

「まさか・・・キング!⁉︎」

 

「貴方には裁きを受けてもらいます」

 

「とりあえずは貴方の後ろにいる人物について話してもらいましょうか?」

 

スクイッドファンガイアは考える。話すべきか。それとも話さないべきかと。彼が選んだのは・・・

 

『逃げるが勝ちだ!』

 

言わずに逃げるだ。これにはワタルも呆気に取られ、逃げ足が速いのもあって取り逃がしてしまった

 

「・・・再開しようか?」

 

 

 

 

 

 

ワタルから逃げたスクイッドファンガイアはある人物達の元にいた。彼の前にいるのはワタルを攻撃した謎の怪人と女性型怪人 赤いフェニックスを思わせる鳥の怪人にライオンの頭、山羊の胴体に毒蛇の尾を持つ キマイラのような怪人だ

 

「あのような幼い王に恐れをなして逃げるとは。仮にも我々を封印したファンガイア一族の者が、情け無い」

 

フェニックスがそう話すとスクイッドファンガイアの肩が小さく揺れる

 

「ふん。何にせよ、我々レジェンドルガがやる事は変わらない筈だ。そうだろう?クリュサオル」

 

キメラレジェンドルガがクリュサオルレジェンドルガに確認するように言うと彼は小さく頷いた

 

「ああ。キバ共を倒し、ロード復活の為にな。もうじき他の同胞も目覚める。その時こそ本当の戦いの始まりだ」

 

クリュサオルレジェンドルガの言葉と共に彼らは影に紛れ、姿を消す。その場に残ったのは恐怖心からか、身体が震えているスクイッドファンガイアだけであった

 

 

 

同時刻キャッスルドラン城内に次郎、ラモン、力の三人がカードゲームに興じている。そこに現れた二世は次狼に近付く

 

「俺を呼び出したという事は何か報告が来たのか?」

 

「ああ。やはり神殿にある棺桶は破壊されていたようだ」

 

「これで4軒目でしょ。どうするの?」

 

「しかも、破壊されたのはアークの棺桶だ。そろそろ奴らの動きが本格化するぞ」

 

二世の言葉を聞くや、次狼が一枚のカードを手に取る。それには円状に配置された赤い12個の石と・・・

 

「鍵を握るのはブラッドストーン。そして初代クイーンの形見だ」

 

その中央に青く光る石が描かれていた

 

 

 

 

 

 

 

フェイト・T・ハラオウン。管理局に所属する魔導師の一人で高町ヴィヴィオの後見人である。彼女は上層部から司令を受けて、ある人物を追う事になった。その瞳には強い覚悟が見て取れる

 

”闇の鎧の戦士”

 

管理局内でそう呼ばれている謎の戦士だ。正体は不明とされている。自身が知り得るものは姿だけ。フェイトは確認するようにその画像を見る。もしファンガイアの誰かが見ていれば目を見開いていた事だろう。そこに写っていたのは闇のキバだった。彼女はこの時、ダークキバを捕まえる事に意欲を燃やしていた。しかし、彼女はその正体を知った時、どうするのだろうか?

 

 

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