僕たちの幻想郷 ファントムオブキル編 ネタ切れ中… 作:ロスト・ダークソウル
あれから数日が過ぎたある日
「うぅーん…朝か、時間は[5:20]か、とりあえず朝練でもするかな」
いつも通り、朝練の準備をする。
「よしっ!バッチリ」
「後は起こさずに出なければ、まだ寝てる時間帯だし。」
ガチャッ、ギィィ…バタン
「部屋から出るのは成功。後はここから外に出るまでだ」
スッ…スッ…スッ…カラン…ガチャッ、バタン
「よし、問題ない」そう言うと、マスターソードを引き抜く
シャイイン
「とりあえず素振りだな」チャキッ
ブンッ!ブンッ!
「ん?このいつもと違う手応えは…」キンッ
「こうか?」ヒュッ!
ズバァァァァァァァァァァ
「おぉ…これは、新しい技かな?」
すると、剣の刃の部分がほんのり光った
「…らしいな。名前は『真空斬』と命名しよう」キンッ!
「今は何時かな?」そう言い、腕時計を覗く
[7:00]
「…早いな、俺ももう歳かな?とりあえず、戻ろうか」
ガチャッ
「おかえり!マスタ!」ひょこっと、ミョルニルが部屋から出てくる
「ただいま。今日は起きるのが早いな〜、とりあえず顔を洗ってきなさい」
「はーい」タッタッタッ
ミョルニルが洗面所に行ったのを確認して、俺はキッチンに向かう
コッコッコッコッ…
「さて、今日の当番は?…自由か、
俺がしようかね」そう言いながら、まだ誰にも教えていない秘密のレシピを取り出す。
ガチャッ…ガサッバタン
「今日はこれを作るか。」と言いつつ、束の中から取り出したのは、オムライスのレシピ
「…懐かしな、あいつらと食ったオムライスじゃねえか。あの後から一切姿も見てないし、死んだかと思って冥界に行ったら、記録に残ってないとか言われるし。今頃何処で何をしてるんだろうな。」
「ふーん」と声が後ろから声が聞こえる
「うわっ!ビックリした…ミョルニルか、何か用か?」
「マスターがなんか悲しそうな顔してたから。友達?」とレシピと一緒にクリップで止めてた写真を覗く
「あ、あぁ。もう昔に行方不明になったがな、ちなみにこの中に弟が1人いるんだ。」
「それは悲しいね…」
「唯一の家族だからな」
「マスタ」
「ん?」
「マスタは今まで悲しい事を仕舞いこんで、私達に笑顔で接してくれてるけど、よく笑顔でいれるね」
「それはな、過去の事だからさ。過去は過去。自分は過去を受け入れ、今を真っ当に生きる。過去に囚われずに、ね」
「過去に、囚われない」
「そう。だから、嫌な人でも昔の事を忘れてしまえば仲良く出来る。」
「それは、私達[キル姫]にも当てはまるの?」
「勿論、当てはまる。」
「なるほど…」
「自分は、まだお前達に教えていない事があるんだ。でも、それは時が来たら教えるよ」
「うん。」
「あ、そうだ。ミョルニル!」
「なに?」
「起きてない娘達を起こしてきて、もうすぐ朝食だから」
「はーい!」ダダダダ
「走ったら転けるぞー」ドダッ
「言わんこっちゃない…さて、作りますか」
「昨日の残った飯をフライパンで温めて、」ジャッジャッ
「グリーンピースとケチャップと塩を少々加えて炒める」ジャッジャッジャッ
「…ふむ、炒めるのはここまでで、火は弱火。後は別のフライパンで薄皮状の卵を、焼く。」カンカン、パカッ。カシャカシャカシャカシャ…ジュワァァァ
……
「盛り付け完了」
「なるほど。」
「…次は誰だ?」呆れたように尋ねる
「あら、酷いじゃない。私の、妻の声を忘れるなんて」
(芭蕉扇か、芭蕉扇かぁ…)
「なんだ?芭蕉扇」
「流石、私の夫ね♪」
「結婚した覚えはない」
「もう、そんなツンツンしないでいいじゃない」
「はいはい、それで?何か用か?」
「ちょっと作り方を…ね?」
「拝借してたのかよ」はぁ、と溜息をつく
「言っておくけど、それ、お前が作っても失敗するか味が変わるぞ?特に塩分の調整で」
「なんでよ〜」
「俺しか作れないようになってんの」
「教えて欲しいな〜?」と言うお誘いに
「教えん」とキッパリ断る
「えぇ~…折角私が作ってあげようと…」
「その時は俺が作ってやるよ」
「むぅ~、とにかく!塩加減が大事何でしょ?」
「そこも大事だが、他に大事なことがある。そこを間違えると、フツーの味になる」
「な、なるほど…」
「なので、お引き取り下さい」
「わ、私はまだ諦めないわよ!」と言って、その場を立ち去る
「その根気が続けばいいがな…」(愛というものは、お前が思っている以上に深く、そして硬いものだ…それに気付くのは、何時だろうな…ま、深すぎても駄目だがな)
「マスタ!起こしてきたよ!」
「おう。ありがとな」
「えへへ〜どういたしまして」
「じゃあ、来るまで待って、来たら食べようか。」
「だね」
そして、皆が集まった
「それでは、頂きますか。」
「「「「頂きます!」」」」
そう言うと、皆朝食を食し始めた。
「マスターの飯はやっぱ旨いねー!」とヴァジュラが感想を言ってきた
「こら、食べながら喋らない!」とアルテミスが注意に入る。
「ハッハッハ、ありがとう」
…
……
………
「「「「御馳走様でした」」」」
「お粗末さまでした」
「皿は俺が洗うから、その間に協会の司令をデュリンが言うからちゃんと聞いてね」ジャー…
「今日の司令は、この先にある草原で異族を討伐、と言うより『消している』謎の人物の調査よ」カラン、キュッキュッ
「なるほど、調査か。」とトリシューラ
「でも、襲ってきた場合には退治しても問題ないらしい」
「特徴は?」シェキナーが聞く
「背がある程度高くて剣と槍を使う。」(剣と槍を使う?まさか、そんなことはないだろ)
「そして翼らしきものと、『創造神、お前は今何処だ?』と叫んでいたらしい」(まさかな、絶対違うだろ)
「他には?」
「後は、『龍になってでも探し出すぞ!』とも叫んでいたらしいよ」(なに…!?絶対、ナギだろ!?マジかよ…)
カチャン
「よし、洗い終わったぞー」
「マスター、なんか一言。」とデュリン
「せやな、それでは。くれぐれも無茶はするな」
その一言は、とても重かった。
4話終了!