【更新停止】七草香澄の婚約者な優等生と炎髪灼眼の魔法師   作:魂魄木綿季

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有志同盟ー襲撃前夜

第一高校 昼休み 1ーA

達也が久しぶりの平和な1日を過ごしていると校内放送のスピーカーが

達也の平和な時間を引き裂いた

『みなさん!私達は学校内の差別撤廃を目指す有志同盟です!』

 

「達也。」

近くの席から香澄が声をかける

 

「はぁ。せっかくの平和な時間だったんだけどな。」

 

「た・つ・や!」

 

「あぁ分かってるさ。やっと動いてくれたらしい。

 さてと香澄、放送室へ向かおう。深雪達も向かってるはずだ」

 

「早く行くよ!」

未だにため息をつき、乗り気ではない達也に喝を飛ばす

 

 

・・・・・・・・・

 

 

十文字「来たか、達也」

二人が到着するともうほかのメンバーは全員揃っていた

克人さんを初めとして摩利さん、市原先輩。深雪と水波にシャナ

 

達也「すみません。遅くなりました。」

 

深雪「お兄様。彼らは内側から鍵をかけているようなのです。」

 

達也「マスターキーはどうしたんだ?」

 

市原「彼らはことに及ぶ前に鍵を盗んできているようです」

真由美さんと連絡を取っていた先輩が答える

 

達也「明らかな犯罪行為ではないですか。」

 

摩利「だがこちらから仕掛けようにも十文字が」

 

十文字「ことは緊急を要するが公共物を破壊してまでも早期解決の必要はない気がする

    寧ろ科事での差別など言いがかりに過ぎんのだ。この場で交渉に応じて話した方が

    今後の憂いを断つ事にも繋がるだろう。」

 

摩利「この調子でね。真由美と君の意見を聞こうと思ってな」

 

達也「状況を聞くに扉を破壊しなければいいのですよね?」

 

摩利「まぁそうだが。まさか突入する気か?」

 

達也「せっかくの平和な時間を壊されましたし。犯罪行為を見逃す気はありませんよ。

   ・・・まぁ、平和的に解決出来るようにしますが」

ポケットから携帯端末を取り出し掛け慣れたナンバーにコールする

すると予想外にも相手はすぐに電話に出た

 

達也「壬生先輩ですか?今どこに?」

 

香澄「!」

香澄を初めとして周囲の全員が驚いた

 

達也「放送室ですか。それは残念です。

   いえ、バカにしてる訳ではありません。落ち着いてください

   ......結論から言いますと十文字先輩は『交渉に応じていい』と言っています。

   生徒会の方も応じるとの事です。」

電話口から離れ市原先輩に確認を取る

 

達也「......はい。そういう訳なので出て来てもらえると助かるのですが。

   えぇ。もちろん“先輩”の無事は保証しますよ。

   ・・・はい、分かりました。すぐに出てくるそうです」

 

摩利「話していたのは壬生か?随分手が早いんだな。」

少しばかり気の毒そうな顔を向ける

 

達也「誤解です。偶然連絡先を持っていただけで...!」

背後に寒気を感じスバっと回れ右をする

 

香澄「〜〜!」

香澄が信じられない。という今にも泣きそうな顔になっていた

もちろん婚約者のこんな顔を見ればある程度可愛いと思うが今はそれどころではない。

 

深雪「オニイサマ?」

泉美「タツヤサン?」

深雪から漂う冷気と泉美の視線には耐え難いものがある。

どうするか判断をしかねていると真後ろから殺気を感じ反射的に振り向く

 

真由美「タ・ツ・ヤ・クン?」

額に青筋を出し怒ってますよオーラを全開にして鬼s...真由美さんが到着していた

 

深雪「オーニイーサーマー?」

泉美「ターツーヤーサーン?」

真由美「ターツーヤークン?」

まずい。シスコン組がユニットを組んでしまった。このままでは死人が出る

なんとか止めようと思考を巡らせるが時すでに遅し

 

3人「成敗!」

 

 

その後みんなを説得した紗耶香が出てきたのは達也が

靴跡だらけ氷漬けの満身創痍状態で廊下に倒れて少ししてからだった。

 

 

・・・・・・・・・

 

 

同日 放課後 生徒会室

真由美「というわけで今度私達生徒会と彼女達とで公開討論会を開くことになったわ。」

 

達也「討論会。ですか、要は真由美さんの手のひらで彼らに踊れと。」

 

真由美「そ、そんなつもりはないのだけど。

    とりあえず生徒会側からは私が上がるわね。生徒会長だし」

 

十文字「達也の言う通り楽しんでる部分もあるのだろう?七草」

 

真由美「楽しみ半分。興味半分って所ね。」

 

摩利「まったく。1年の頃から変わらんな真由美は」

 

達也「ですが考えてみれば適任ではあります。この手の事で一番怖いのは

   感情論に持ち込まれて双方が混乱する事ですが」

 

香澄「そうだね。お姉ちゃんなら問題ないと思う。

   ボクはお断りだけどね。」

 

深雪「ですがお兄様。このまま彼女達が収まるとも思えないのですが。」

 

泉美「そうですね。恐らく討論会の前後で何らかの行動を起こすかと」

 

達也「その辺は詳しそうな人に聞くとするよ。

   ・・・そろそろ入って来たらどうだ?」

達也がそう声をかけたのは生徒会室のドアだ

 

まやか「あやや。バレてましたか」

 

達也「あれで隠れてるつもりだったのか?俺からしたら『頭隠して尻隠さず』なんだが」

 

まやか「まぁ、四葉くんに気付かれるのは予想通りですし?

    強いて言うなら桜井さんに気付かれたのは意外でした。」

 

達也「そうだな。お前が来て以来ずっと水波が視線をチラチラ向けていたから

   気付きやすかったのは事実だ。それで?零家ではどの程度掴んでいるんだ?」

 

まやか「・・・まぁ。私としても七草家には恩がありますし?

    私たちが動かなくて済むならそれもいいでしょう。」

そう言ってまやかはポケットから端末を取り出す

 

まやか「彼らの戦力はロケットランチャー数基。他には催眠グレネードの

    輸入も確認。根城は学校裏の工場跡地。

    でもまぁこれら全てはデジタル情報で今偵察をしてもらってるので

    そちらの返答しだいですね。」

 

達也「なるほど。四葉側で掴んだ情報と同じだな。」

 

まやか「っと。速いですね。

    行動開始は討論会終了直後。催眠グレネードでの講堂の奇襲と

    ロケットランチャー部隊の正門からの突撃との事です。

    と、これは面倒ですね。」

 

真由美「どうかしたの?まやかちゃん。」

 

まやか「敵は、『アンティナイト』の指輪を装備してくるみたいです。」

 

達也「魔法師対策か。個数は?」

 

まやか「そこまでは流石に...?

    はい。まやかです、分かりました怪我なく帰投してください」

 

達也「・・・とりあえず。分かっているのはそこまでなんだな?」

 

まやか「そうですね。ここまでです。」

 

克人「そこまでにしろ達也。仲間内での疑り合いは後を絶たん。

   どのみち討論会あとが問題なのだ。そこで武力行使をすると言うなら止めるまで。」

 

水波「そうですね。行動してさえ居ればその場で拘束できる訳ですし。

   問題は一体誰が参加してるのか分からない所でしょうか。」

 

達也「その時はその時さ。どのみち動く時は動く。」

 

摩利「その時は全力で止めれると。達也くん、まさかこれを狙ったのかい?

   まったく、君もいい趣味をしているよ。」

 

まやか「・・・」

 

 

・・・・・・・・・

 

 

司波家 リビング

あの後、七草三姉妹と克人は司波家にて夕食を共にし

当日の配置を模索していた。七草姉妹と深雪達は風呂に行き、現在は克人と達也の2人である

克人「達也。今回、七草と渡辺は防衛に回すべきだと考える。

   あの2人はどちらでも動けるだろうが混乱した会場を統率出来るのは

   俺よりもあの2人だろうからな。」

 

達也「・・・そう、ですね。俺達が攻撃に徹すれば会場の危険度が上がりますから。

   その場合、講堂内を真由美さん、摩利さん、泉美に任せるべきでしょう。

   克人さんには水波を付けますので講堂の外をお願いしてもいいですか?」

 

克人「良かろう。それで?お前達はどこに?」

 

達也「俺の予想では今回のテロリストの目的は図書館の機密文書だと思っています。

   なので襲撃直後に俺と香澄、深雪の3人でそちらに向かおうかと。」

 

克人「なるほど。確かにその読みが正しいだろう。

   機密文書か、それだけの物であれば奴らが襲撃をするには満足な理由だろう。」

 

達也「では、当日の動きは任せていいですか?」

 

克人「あぁ。俺と七草で何とかしよう。」

 

達也「お願いしますね。克人さんが味方とは頼もしい限りです。」

 

克人「煽てても何も出んぞ。っと、俺はそろそろ...」

そう言って十文字は司波家を後にした。

七草姉妹は当たり前の如く司波家宿泊が決まっているのでこのままだ。

 

達也「・・・討論会が楽しみだな。」

それはテロリストに向けてか、誰に向けてなのかは達也しか知らない

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