【更新停止】七草香澄の婚約者な優等生と炎髪灼眼の魔法師   作:魂魄木綿季

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勧誘期間終了ー学園の影と秘密の女子会

翌日 お昼休み 第一高校生徒会室

現在生徒会室には達也、香澄、深雪、摩利、真由美の5人が

個人で用いた昼食を食べて過ごしていた

香澄は昨日の件があり、少しばかり気落ち気味だが出来るだけ平然を装っている。

ちなみに水波は諸事情で学校を欠席している

そんな生徒会室に爆弾は投下された。

 

摩利「ところで達也くん。2年の壬生を言葉責めにしたと言うのは本当かい?」

摩利自身は楽しそうに聞いてくるが香澄は肩をビクッとさせる。

事情を知っている深雪と泉美、そして真由美はビクビクだ

ちなみに真由美には朝の時点でバレている

 

するとため息をつき

達也「先輩も年頃の淑女なのですから、

   『言葉責め』等という言葉は使わない方がいいかと。」

 

するととっさに吹き出し

摩利「ありがとう達也くん。私を淑女扱いしてくれるのは達也くんくらいのものだよ。」

 

達也「そうなんですか?案外修二さんは気薄な人なのですね。」

 

摩利「そそ、そんなことはないぞ!シュウは!//」

 

達也「・・・」

 

深雪「お兄様...」

深雪が軽く嘆息をする。ここまで来れば分かる

 

摩利「......謀ったな//」

隣に座る真由美も堪えきれずクスクスと笑っている

 

達也「引っかかる方が悪いんですよ。」

と微笑を含みつつ答える

 

摩利「まぁいい。ところで壬生の話なんだが。」

再び香澄の肩が動く

 

達也「えぇ。剣道部へのお誘いでした。もちろん断りましたけど。

   これ以上香澄といる時間を削るのは嫌ですし」

と優しく香澄の頭を撫でてやる。

もちろん香澄の表情が笑顔になったのは言うまでも無い事だろう

ちなみにその場の全員の香澄への言葉は『ワンコだ。』である

 

摩利「・・・なぁ、真由美。達也くんと香澄だけお昼別にした方が良くないか?」

 

真由美「ダメよ!そんなことしたら可愛い妹達と義弟との

    高校生活の時間が減っちゃうわ!」

 

摩利「・・・」

真由美の一言に項垂れる。

泉美と深雪の反応を見るに家でも姉バカ状態らしい

 

ーーーーーーーーーーーーー

 

放課後 司波家 リビング

現在大型テレビの前に水波

それを囲むようコの字型に達也、香澄、深雪、泉美、真由美がソファーに腰掛け、

水波から受け取った書類に各々目を通していた

書類を読み終えた達也がタイミングを見て指示をする

達也「水波、頼む。」

 

水波「はい。キャビネット名『ブランシュ』オープン」

水波がそう呟くように言うと画面が軽い音を鳴らしながら

幾つかの写真等を表示する

 

真由美「達也くん、これは?」

 

この問に応えたのは水波だった

水波「ブランシュは市民運動の名を語る反魔法運動を行う政治結社です。」

 

泉美「・・・確か車の爆破等のテロ行為を行っている組織ですよね?」

 

達也「そんなのは序の口だよ、泉美。真由美さん、俺がこの組織の調査を

   水波に依頼したのは校内で風紀委員の活動中に

   ブランシュの下部組織である『エガリテ』に所属している

   と思われる生徒を見たからです。」

達也が言い終えると同時に画面にはリストバンドが表示される

 

香澄「え?つまりそれって...」

 

?「校内にテロに加担している生徒が居るという事だろう。達也」

低く巌のような声がリビングに響く

 

達也 「克人さん」

真由美「十文字君!?」

 

十文字「すまんな、遅れた」

 

達也「いえ、構いませんよ。」

自分の分の書類を十文字に手渡す

 

十文字「ふむ。桜井ご苦労だったな。」

軽く微笑む。一部の人からしたらレアなシーンだがこの場にいる人物は

何度か見ているため驚きすらしない

 

真由美「た、達也くん。なんで十文字くんがここに?

    私は父さんに『四葉家と七草家の共同』って聞いてたんだけど。」

 

達也「?今回は戦力として克人さんに応援を頼んだのを

   四日前に弘一さんに伝えましたよ?」

達也の言葉に香澄と泉美は頷く

 

これは、あれだ。除け者にされていた

真由美「(あのタヌキ親父!)」

 

ーーーーーーーーーーーーー

 

七草組は司波家に1泊する事が決まったが十文字だけは

明日の早朝から予定があるとの事で帰宅するらしく達也が駅まで送っていた

そのため現在司波家では女子会(身内による)が行われていた

真由美「私も深雪ちゃんも水波ちゃんもその手の話のネタはないし...」

 

水波「かと言って創作でやるのも気が引けるので...」

 

深雪「となればここは青春を謳歌してる...」

 

深雪 「香澄や泉美の話が聞きたいわね」

水波 「香澄と泉美の話が聞きたいわ」

真由美「2人の話がお姉ちゃん聞きたいわ!」

 

香澄「え!?//」

泉美「//」

2人には予想外な流れだったのか2人して顔を赤くするのみだ

 

真由美「アタックの面では泉美ちゃんの方が文弥君に出来てる気がするけど

    勢いがないだけで香澄ちゃんもそれなりにしてるわよね?」

 

深雪「香澄は奥手なのよ。もっとお兄様にアタックすればお兄様は答えてくれるわ」

 

香澄「ええっと、あの////」

泉美「その。えっと。////」

2人とも顔を赤くしやり場なく手を上げる。このような仕草は

双子ゆえかそっくりだ。不意に視線をまだまともそうな水波に向ける

 

水波「それで?2人はそれぞれどこまで進行してるの?♪」

深雪達に負けず劣らず楽しそうに2人を追い詰める

『あ、ダメだ』香澄と泉美の思考が完全に一致した瞬間だった

 

静かにオドオドと手を上げ

泉美「・・・じゃあ、私から//」

 

真由美「さっすが泉美ちゃん!」

深雪 「私は信じてたわよ泉美」

水波 「」

水波はワクワクで言葉すら出ないようだ

 

泉美「私はこの間の食事会の時の、までです//」

この間の食事会、という事はまだアーンまでしか出来ていないようだ

 

真由美「それでそれで?」

 

泉美「え?//」

 

真由美「アーンしてる時どんな気持ちでしてるの!?」

 

泉美「そ、その。普段会えない分アタックを強めようか、と...//」

最後に向かうにつれ消え入りそうな声に変わってゆく

 

深雪「まぁ確かに文弥君は普段四葉の裏方をしてるから」

 

水波「なかなか会えませんよね。」

 

真由美「・・・で?香澄ちゃんは?」

 

香澄「ふゅぇ!?//////」

油断し切っていたのか大きな声が出た

 

真由美「泉美ちゃんは話したのよ?ここは双子の姉の貴女も

    話さなきゃいけない場面よ!」

 

深雪「あ、香澄。逃げられるとは思わないでね。」

『逃げようとしたら足元凍らせるわ』と言わんばかりの笑顔だ

 

水波「達也さんってそういうの自分から言わないから気になるなぁ」

既に香澄の太股には逃げられないように水波による障壁魔法が展開されており

立ち上がることすらできない状態だ

 

香澄「え、えっと//」

肩にポンッと手を置かれそちらを見ると

 

泉美「がんばって。」

ニッコリと笑っているがその実『逃がさないからね』と言っている

 

香澄「・・・まだ、ハグだけ//」

消えそうな声で呟く

 

一同「え?」

 

香澄「手を繋いでみたいしキスもしてみたいけど。

   まだ、ハグだけ。それもボクから腕に抱きついたりする

   ボクはもっと達也に触れたいしその、そういう事だってしてみたいけど。

   達也からはしてこないしボク、嫌われてるのかなって」

 

しばしの静寂

真由美「ちょっと達也くん絞めてくるわ」ニコォ

深雪 「ちょっとお兄様を凍らせてくる」ニコニコ

水波 「障壁の角をぶつけてきます。」ニッコリ

泉美 「香澄ちゃんを泣かせるのは許しません」フフフッ

 

香澄「わぁぁ!待って待ってみんな待ってよ!ボクは大丈夫だから!」

必死に婚約者が血祭りに上げられるのを止める

 

再び静寂

深雪「分かったわ。香澄がそこまで言うなら。」

 

真由美「しょうがないわね」

 

水波「今回は特別に許してあげます」

 

泉美「仕方がないか。香澄ちゃんの言葉だし。」

 

香澄「確かにボク個人としては

   もっと達也に触れたいけど今はこのままでいいよ」

 

一同「はぁー(ため息)」

 

 

その後、十文字を送り届けた達也がみんなから冷めた視線を受けたのは

言うまでもない。ちなみに寝る時の部屋割りは恒例で

達也&香澄、深雪&真由美、水波&泉美となった。今回も達也のベットで

ゆっくりと眠った香澄は翌朝元気に朝食を取ったのだった。

強いて言うなら達也が前回同様“今回も”香澄が隣に寝ているとの事で

睡眠不足になったことくらいだろう

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