魔法科高校のデート・ア・ライブ   作:破壊神クルル

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今回から本編に入りますです。

ではスタートです。


入学式

国立魔法大学付属高校…

優秀な魔法師を育てる学校…言わばエリート校。

そんな学校に士道達は入学する。

 

 

「お兄ちゃん♪私達今日からこの学校の生徒になるんだよね?」

 

「ああ、今日からここの生徒だな。だけど…クラスは別だけどな」

 

そう…士道はもえかと明乃とは違うクラスであった。

士道のクラスは1年E組でもえかと明乃は1年A組であった。

 

「むぅ、私はお兄ちゃんと同じクラスが良かった!」

 

明乃は士道に抱き着きながら士道に抗議する。

 

「明乃、その事については話し合っただろ」

 

「…それはそうだけどさぁ…やっぱり納得できないよ…。お兄ちゃんが本気を出せば…」

 

明乃がこの先の言葉をいう事は出来なかった。なぜなら…

 

「みけちゃん!その先の事は言ったら駄目だよ。理由は…みけちゃんも分かってるでしょ?」

 

もえかが中断させたからである。

 

「あ…ごめん…」

 

明乃はしょんぼりしながら士道に謝ると、

 

「気にするなって、明乃の気持は嬉しいからさ」

 

士道は明乃の頭を撫でながらそう言う。

すると、明乃は気持ちよさそうな表情でされるがままであった。

そんな明乃を見てるもえかは…「ぷくぅ」と頬を膨らませて士道に抗議する。

 

「お兄ちゃん、私にもみけちゃんと同じ事をして?」

 

「分かったからそんなに抱き着くなって」

 

士道は抱き着きながら抗議するもえかに負けて明乃と同じ様に頭を撫ぜた。

しばらく2人の頭を撫でていたら、喧嘩の様な話声が聞こえてきた。

だけど士道は立ち聞きはよくないと判断して、もえか達を連れて校舎へと入った。

 

「さて、まだ時間はあるしこれからどうする?」

 

士道は時計を見ると入学式の時間まで余裕があると言いもえかと明乃に聞く。

 

「う~ん。入学式までまだ2時間もあるんだね。ならさ、時間まで学校の周りを回ろうよ!」

 

明乃の意見に同意した2人は、時間が来るまで学校を探索した。

 

 

一通り回った3人は、ベンチに座って休憩していた。

明乃は士道の肩へと頭を置いて寝ていて、士道はもえかと話しをしていた。

すると2人の女子生徒が3人の前を通りその際、彼女達は士道達に聞こえるような声で話していた。

 

「ねぇ、あの男子、ウィードじゃない?」

 

「こんな朝早くから張り切っちゃって…」

 

「所詮スペアなのにね~」

 

とそんな会話が士道ともえかの耳に入る。

雑草(ウィード)は二科生に対する呼び名である。

ブラザーに八枚花弁のエンブレムを持つ一科生をその意匠からブルームと呼ばれていて、二科生は花が咲かない雑草としてウィードと呼ばれている。

 

「はぁ…話には聞いていたが普通、本人がいる所で話すか?」

 

士道は彼女達の自己主張に半ば呆れていた。

 

「むぅ…お兄ちゃんの事を何も知らない人がお兄ちゃんを馬鹿にするのはさすがに許せないかな♪」

 

もえかに至っては士道が馬鹿にされたと思い、彼女達に敵対心を向けていた。

 

『士道、そろそろ時間なので、講堂に向かった方が良いと思いますよ』

 

「もうそんな時間か…分かった。ありがとな鞠亜」

 

士道はお礼を言うと、明乃を起こすと講堂へと向かった。

 

 

 

3人は講堂に入ると、既に新入生で一杯だった。しかし士道は詳しく席に座ってる生徒達を調べると、ブルームとウィードと席が分かれている事に気づく。本来座席は自由なのだが、前半分が一科生で後ろ半分が二科生と綺麗に分かれていた。

 

「ここまで差別意識が酷いなんて…怒る気を通り越して呆れるよ…」

 

「うん。私もお兄ちゃんと同じ意見だよ」

 

「だね…」

 

士道の意見に2人は同意見と答え、3人は空いてる席に座った。

3人は、式が始まるのを雑談をしながら待っていた。

しばらくすると、

 

「あの、隣座っても良いですか?」

 

士道は話しかけてきた子を見ると、そこには見知った人物が2人立っていた。

 

「あれ?ほまれにあかね、奇遇だな」

 

士道が2人そう言うと、2人は一瞬驚いたがすぐに冷静になり士道と会話する。

 

「うん、本当に奇遇だね。まさか話しかけた相手が士道君だったなんて」

 

「だよね~。これって言わば運命って奴だね♪」

 

「もう、あかねは何を言いだすのよ」

 

ほまれは顔を赤くしながらあかねに抗議するが当の本人は「あはは」と笑っている。

 

 

 

しばらく5人で話し合いをしていると、入学式が始まった。

 

校長先生と教職員の挨拶、生徒会長の賛辞が延べられると、

 

『それでは新入生総代、司波深雪さんによる答辞です』

 

とアナウンスが鳴り、深雪の答辞が始まった。

 

『この晴れの日に歓迎のお言葉を頂きまして感謝いたします。私は、新入生を代表し、第一高校の一員としての誇りを持ち、皆等しく! 勉学に励み、魔法以外でも共に学びこの学び舎で成長する事を誓います』

 

深雪の答辞が終わると、士道の耳に「綺麗だ」とか「美しい」などが聞こえてきたという。

 

『いきなりで申し訳ありませんが、実はもう1人優秀な成績を収めてる生徒がいる事に対して、我々生徒会と教師の方々との会議によって、優秀な成績を収めたもう1人に副総代に任命する事になりました』

 

いきなりの説明に構内の生徒達は状況を掴めずにいたがアナウンスは続く。

 

『優秀な成績を収め、副総代に任命する生徒は…1年A組五月もえかさんです』

 

アナウンスがもえかの名前を言うと、構内は騒然とする騒ぎになったが男子生徒のアナウンスで静まり返る。

 

「…なぁ、もえか?」

 

「何かな、お兄ちゃん?」

 

「俺の聞き間違いなら良いんだけどさ。今アナウンスで副総代はもえかだと言わなかったか?」

 

「聞き間違いじゃないよ。確かに私が副総代って言ってたよ」

 

士道は聞き間違いだと思いたかったが、もえかは士道に聞き間違いじゃないと答えた。

 

「はは、聞き間違いじゃなかったのか…」

 

士道はもえかが副総代になることが間違いじゃない事を知ると、ぐったりしながら入学式を終えた。

 

 

 

 

入学式を終えた士道達は、それぞれIDカードの交付をしていた。

 

「ねぇ、士道君達は何組?」

 

とあかねが聞く。

 

「私はA組だよ」

 

「私もA組!」

 

もえかと明乃はA組と答える。

 

「俺は…E組だな」

 

士道が自分のクラスを答えると、

 

「え?どうしてE組なの?士道君ならA組になれると思ってたよ?」

 

「うんうん!どうしてE組なの?!」

 

理由を知らないほまれとあかねは士道にE組になった理由を聞く。

 

「それはだなぁ…簡単に説明すると、天使の力を隠すためにサイオンの測定の時わざと加減した。

まぁ…加減しても並の魔法師より多いけどな…」

 

「あっ、そっか。そういう事なら仕方ないよね」

 

「そうだね、クラスは違っても私達は仲間だよ」

 

士道は説明すると、納得する2人。

 

「それで、この後のホームルームはどうするの?」

 

「俺はパスだな。校内を見て回りたいし」

 

あかねは次の行動を聞くと、士道は学内を回ると答えた。

 

「私もお兄ちゃんと一緒に行く!」

 

「そうだね♪私もお兄ちゃんと行こうかな♪」

 

明乃ともえかはそう言うと士道の両際に移動し、ほまれとあかねとは別行動をする事になった。

 

 

 

 

3人はしばらく校内を探索していると、女子生徒2人と男子生徒1人に会い挨拶をしていた。

 

「私は柴田美月と言います。クラスはE組です。よろしくお願いします」

 

眼鏡を掛け、おっとりとした様子な女子生徒は自己紹介をした。

 

「千葉エリカ。クラスは美月と同じでE組よ。よろしくね」

 

エリカと名乗る生徒は美月とは裏腹に気さくな感じで自己紹介をした。

もえかはエリカの性を聞くと少し考え事をしていた。

 

(あれ?確か千葉って剣術に秀ている百家にそういう名前があったはずだけど…もしかしてエリカさんって千葉家の娘さんなのかな?)

 

もえかはエリカの正体が千葉家の娘だと思ってはいるが……もえかの予想が当たっている事は神のみぞ知る。

 

「俺は司波達也です。クラスは2人と同じでE組だ、よろしく」

 

達也の自己紹介を聞いた士道…正確には端末から聞いている鞠亜だが達也の事を疑問に思っていた。

 

(達也さんっていう人…まるで感情が抜き取られた様な表情をしています。これは少し調べてみないといけませんね)

 

鞠亜が考え事をしている間に士道達の自己紹介は終わっていた。

 

「あれ?確か五月もえかって、副総代の!?」

 

エリカは構内のアナウンスで名前だけの紹介だったが、その副総代が目の前にいる事に驚きもえかに再確認した。

 

「うん。確かに私は副総代になったけど、そんなの関係なく仲良くしてくれると有り難いかな」

 

もえかはエリカの問いに答えると、エリカは「もちろん」と言い、美月は「うん」と答えた。

士道達が話していると深雪がやってきた。

 

「お兄様お待たせ致しました」

 

人垣を抜けてきた深雪は達也と合流出来て満足そうな顔をしていた。

しかし深雪の背後には2人の生徒がいた。

 

「また会いましたね、司波君」

 

達也に語りかけているのは達也が今朝あったばかり真由美であった。

だが、士道と明乃達は彼女の名前は知らないためほぼ無関心である。

 

「あの、そちらの方々は?」

 

「こちらは柴田美月さん、こっちは千葉エリカさんで、こちらが五河士道君、五月もえかさん、岬明乃さんだ」

 

深雪が聞くと、達也が5人を紹介した。

 

「そうですか、お兄様は早速クラスメイトとデートですか?」

 

深雪は可愛らしく首を傾け笑って達也に問いかけているが目は完全に笑ってはいない。

 

「深雪、俺達はただ彼女たちと話していただけだ。いきなりそんな言い方は失礼だろ」

 

達也がそう答えると、深雪は冷静になりお淑やかな感じで自己紹介した。

 

「初めまして、司波深雪と言います。皆さんと同じで新入生ですので、これからよろしくお願いします」

 

「柴田美月ですよろしくお願いします」

 

「よろしく、わたしのことはエリカでいいわ。貴女のことも深雪って呼んでいい?」

 

「ええ、苗字ではお兄様とは区別がつきにくいですものね」

 

2人は互いに名前で呼ぶ事を許可した。

 

「深雪って実は気さくな子?」

 

エリカは早速親しい感じで深雪に話しかけていた。

深雪もフレンドリーな感じで話しており、達也はその光景にフッと微笑んでいた。

 

「深雪。生徒会との用事はもう済ませたのか?」

 

達也がタイミングを見計らい、深雪に話しかけた。

すると返答したのは深雪ではなく生徒会長だった。

 

「大丈夫ですよ。今日はご挨拶させて頂いただけですから。私も深雪さんと呼んでいいかしら?」

 

「はい、どうぞ」

 

深雪は真由美に名前呼びの許可を出した。

 

「では深雪さん、詳しい話はまた日を改めて」

 

真由美は軽く会釈をしてその場を後にしようとする。

 

「しかし会長、それでは予定が…」

 

すると真由美の傍で控えていた上級生らしき一科生の男子生徒が異を唱えていた。

 

「予めお約束してたわけではありませんから。他に予定があるなら、そちらを優先すべきでしょう」

 

なおも食い下がる彼に目で制して真由美はその場を後にした。男子生徒は離れる際、達也と士道を睨んでいた。

 

(はぁ…なんで俺まで睨まれないといけないんだ?)

 

士道は自分まで睨まれるとは思っていなかったため少しばかり凹んでいた。

 

もえかと明乃に至っては、「べぇーっだ!」と舌を出していた。

 

 

 




うん。もえかが副総代になりました。これはオリ設定ですのでご容赦くださいです。

はぁ、もえかが副総代になったので…どこかのキャラが士道に突っかかるよねぇ…

でも士道に突っかかると…もえか達が黙っていないような気もしますが…

では次回ですw
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