魔法科高校のデート・ア・ライブ   作:破壊神クルル

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今回は、摸擬戦直前までの話です。

ではスタートです。


顔合わせ

士道達は生徒会室での昼食を終えると、それぞれのクラスへと戻っていた。

 

「それで士道と達也、生徒会室で何の話をしていたんだ?」

 

「実はだな、俺と達也が生徒会長から風紀委員に任命されたんだよ」

 

レオの質問に士道がそう答えると、

 

「ああ、士道の言ったとおりだ。俺も会長からお願いされた時は驚いたさ。だが、内容が内容なだけに断る事は出来ないと判断したんだ」

 

達也は士道の言葉を本当だと認め、自分達が風紀委員になったと告げる。

 

「どんな内容だったんだ?」

 

「悪いが内容に関しては答える事は出来ない。会長直々にお願いされたからな」

 

レオの問いに達也は内容を教える事は無理だと答えた。

 

「そうか、会長からそう言われたんじゃさすがに答える事は出来ないわな」

 

レオは会長直々の頼みという事で内容は聞くことが出来ないと思い大人しく引き下がった。

 

「それで、二人は放課後も生徒会室に行くのか?」

 

「ああ、打ち合わせがあるからな」

 

達也はそう言うと、生徒会に向かうための準備をするため席へと戻った。

 

「士道、俺は先に行くからな」

 

「ああ、俺も準備が出来たらすぐに行くから」

 

「分かった」

 

達也はそう言うと教室から生徒会室に向かった。

 

「さて、俺も準備しないとな」

 

士道が準備をしている所に二人の女子生徒がE組にやってきた。

 

『お兄ちゃん!!』

 

「あれ、もえかに明乃、どうしたんだ?集合は生徒会室だったと思うんだが?」

 

「お兄ちゃんと一緒に行こうと思ってここに来たんだよ♪」

 

E組に来たのはもえかと明乃で、二人は士道と一緒に生徒会室に向かう為に士道を呼びに来たのだ。

ちなみに、もえかと明乃が来たことでクラス内は騒然としていたのは言うまでもない。

 

 

 

 

「はぁ~…」

 

「どうしたの?ため息なんかついて」

 

士道がため息をつくと、もえかがため息の理由を聞く。

 

「なんか、また嫌な予感がするんだよなぁ…面倒事に巻き込まれなきゃいいけど…」

 

「うーん。さすがに生徒会室で面倒事にならないと思うけど…でも断言出来ないのはどうしてだろう…」

 

「だよなぁ、さすがに生徒会室で面倒事にならないよな」

 

士道はもえかの言葉にも一理あると思い生徒会室へと向かう。

 

「大丈夫だよ、面倒事が起きても、お兄ちゃんなら、何とか出来るだろうし、私も協力するからさ」

 

「私も協力するよ!!」

 

そう言って士道の片腕にそれぞれ抱き付く明乃ともえか。

 

「/////」

 

二人の美少女に抱き付かれ、思わず、赤面する士道。

 

「っ!?」

 

その時、士道はどこからか生暖かい視線を感じ、視線を感じた方へと顔を向けると、其処には‥‥

 

「「ムフフフ‥‥」」

 

ニヤニヤとした顔を浮かべた達也と深雪の姿があった。

 

「な、なんだ?何か言いたそうだな?お前ら‥‥」

 

「いやいや‥‥」

 

「別に‥‥」

 

「ただ‥‥」

 

「一言、言うなら‥‥」

 

「「モテモテだね、お兄ちゃん(士道君)」」

 

達也と深雪は声を揃えて士道に言い放つ。

しかも、達也は女声で言う。

 

「その気持ち悪いにやけ顔を止めろ!!後、達也!!お前はそのキモい女声もだ!!」

 

士道は生徒会室まで、達也と深雪にからかわれ、明乃ともえかは満更でもない様子だった。

 

 

そして、五人は生徒会室のドアを開けると、其処には真由美を始めとする生徒会のメンバーが待っていた。

 

「よく来てくれたわね、待っていたわ」

 

「それで、生徒会長、今日は何で俺達を呼んだんです?」

 

士道が真由美に自分達を呼んだ要件を尋ねる。

 

「今日この後、各委員会と部活動の責任者が集まる生徒会会議があるのよ。その時に改めて貴方達の紹介を兼ねて、もえかさん達の生徒会入りと士道君と達也君の二人の風紀委員入りを通達するつもりよ」

 

真由美が士道達にこの後の予定を伝える。

やがて、生徒会のメンバーや各委員会、部活の出席メンバーが集まり、会議が始まった。

最初は各委員会や部活の予算案や活動実績、今後の予定、委員会や部活動における必要な物品等の確認事項が報告され、会議は滞りなく進んで行き、最後に生徒会からのお知らせとなる。

 

「では、最後に皆さんにお知らせしたい事があります」

 

真由美が席を立ち、皆を見渡す。

 

「皆も気になっている様だったけど、この度、生徒会に新たな加わったメンバーを紹介します」

 

真由美がもえか達に「立って」とアイコンタクトを出す。

アイコンタクトを受けたもえか達はその場に立つ。

 

「生徒会長補佐になった五月もえかです」

 

「会計監査を務めます司波深雪です」

 

「第二書記になりました。岬明乃です」

 

もえか、深雪、明乃の三人がそれぞれ就いた役職と自己紹介をする。

 

紹介が終わると、もえか達の生徒会入りを認めるかのように生徒会室では拍手が響く。

次に士道と達也の紹介となり、真由美が二人の紹介を行う。

 

「続いて、新たに風紀委員になった、五河士道君と司波達也君よ」

 

『っ!?』

 

真由美が士道と達也を紹介した時、生徒会室がざわつく。

その理由がやはり、士道と達也の二人が二科生と言う事が関係していた。

 

「待って下さい!!七草生徒会長、渡辺委員長」

 

「なんだ?根元恭ニ副風紀委員長」

 

摩利が風紀委員の副委員長をフルネームで尋ねる。

 

「フルネームは止めてください!」

 

摩利にフルネームで呼ばれた根元は半ば、声を荒げながら言う。

 

「それで、何かな?根元君」

 

真由美はそんな根元を無視して異議の内容を尋ねる。

 

「自分はそこの雑草共の風紀委員入りを反対します!!」

 

副委員長は士道と達也の二人の風紀委員入りを反対し、他の委員会のメンバーの中には、副委員長の異議に賛同する様な態度をとる者もいた。

 

「おい、禁止用語を私の前で堂々と使うなんて良い度胸だな、根元恭ニ副風紀委員長。貴様、それでも風紀委員か?」

 

摩利が根元をギロッと睨みつけながら言う。

 

「だから、フルネーム呼びは止めてください!風紀委員長!!」

 

再び根元は声を荒げる。

摩利と根元がにらみ合い続け、このままでは会議が進まないので、

 

「理由を聞いても良いかしら?根元君」

 

真由美が根元に尋ねるが、真由美の顔は引きついている。

また、真由美の他にもキレているのが‥‥

 

「お兄様を侮辱するとは許せません‥‥あのゴミクズが‥‥」

 

「み、深雪?」

 

深雪からダークオーラが滲み出始め、地獄の底から響いて来る様な声で呟き、そんな妹の様子に引く達也。

また、深雪がキレた様に、

 

「お兄ちゃんを雑草呼ばわりするなんて‥‥」

 

「生まれてきた事を後悔させてやろうかしら?」

 

明乃ともえかもキレていた。

 

「あ、明乃?もえか?」

 

達也同様、いつもの可愛い妹達の豹変に士道もドン引きしている。

 

そんな中、真由美、摩利、そして根元の会話は続いており、

 

「理由を尋ねても良いかしら?根元君」

 

真由美はまず、根元に何故士道と達也の二人の風紀委員入りを反対するのか、その理由を尋ねる。

 

「風紀委員は生徒会に次ぐ、この第一高校のエリート委員会で、メンバーは皆優秀な生徒達で構成された精鋭委員です!!そんな所に二科生をいれるなんて、第一高開校以来あり得ない出来事です!!貴女達はその名誉ある伝統を汚す気ですか!?」

 

「言いたい事はそれだけか?根元恭ニ副風紀委員長」

 

「だから‥‥」

 

「黙れ!!」

 

「っ!?」

 

摩利が、気迫が籠った声を表情で根元を黙らせる。

 

「根元君、確かに貴方の言う通り、第一高校開校から風紀委員に入った二科生は居ないわ‥‥でもね、進歩のない者は決して前には進めない‥この高校はそう言った進歩という事を軽んじ過ぎているんじゃないかしら?私的な潔癖や歪んだ選民意識で本当の進歩を忘れてきたんじゃないかしら?」

 

『‥‥』

 

真由美の言葉に根元を始めとして、他の委員会や部活の出席者達も黙って真由美の言葉を聞いている。

 

「その歪んだ伝統を私達の代で変える。素晴らしい事じゃないと思わない?」

 

大半の者は真由美の言葉に感動し、賛同する様子を見せたが、やはり、根元は不服そうな様子。

そこで、

 

「わかりました‥‥では、根元先輩」

 

「ん?」

 

「俺達と模擬戦しませんか?」

 

士道が根元に模擬戦を挑んだ。

 

「何だと!?思い上がるなよ、雑草共の分際で!」

 

「まぁまぁ、落ち着いて下さい。根元先輩」

 

達也が根元を宥めるが、

 

「うるさい!!これが落ち着いていられるか!!」

 

「少し冷静になってください。貴方の言う風紀委員は『優秀な精鋭』で実力は学校の誰もが認めている‥ってことですよね?」

 

「それがどうした?」

 

「でしたら、その実力者を倒す事が出来れば、俺達はそれ以上の実力者って事ですよね?」

 

「なっ!?」

 

根元は達也の言葉に絶句する。

 

「確かに達也君の言う通りね」

 

「そうね」

 

「そうだな」

 

「うん、そうだね」

 

「確かに‥‥」

 

達也の言葉に士道達も納得するような様子。

 

「うむ、ならば、根元恭ニ副風紀委員長。この模擬戦を受けろ」

 

「委員長!?」

 

摩利の命令に根元は驚愕の声を出す。

 

「我々風紀委員は学園の治安維持組織だ。実力のある者は、即戦力になるからな。彼らの実力が示されれば、文句はないと思うが?」

 

「わ、分かりました」

 

渋々といった感じで根元は模擬戦を受けることにした。

 

「対戦相手は士道君と達也君の二人なので、風紀委員からも対戦相手を二名選出して下さい。試合はタッグ戦でも、一対一の試合でもどちらでも構わないわ」

 

「りょ、了解です。ただし、我々風紀委員が勝った場合はそこの雑草共の風紀委員入りは諦めてもらいます!!それが条件です!!構いませんね!?生徒会長、委員長」

 

「いいわよ」

 

「かまわん」

 

真由美と摩利が根元からの条件を承諾する。

それは、士道と達也の実力を認め、二人の強さに自信があるからなのだろう。

 

「それじゃあ三十分後に第三演習室での模擬戦を開始します。双方にCADの使用を生徒会長として認めます」

 

「風紀委員長として、この模擬戦が私闘で無い事を証明する」

 

こうして士道と達也と風紀委員入りをかけた模擬戦が行われる事が決まった。

 




うん…何気にバカデスのキャラが出てますねww

そして、摸擬線の相手は…根元とあと1人は…服部副会長になったり?

では次回です。
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