魔法科高校のデート・ア・ライブ   作:破壊神クルル

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今回は模擬戦ですょ。

とは言っても瞬殺ですが…

ではスタートです。


摸擬戦

摸擬戦を行う事になった士道達は預けていたCADを受け取り、準備の為に割り当てられた部屋で各自摸擬戦の準備をしていた所に摩利が士道達に話しかける。

 

「士道君、達也君、ちょっと良いか?」

 

「なんですか?」

 

「模擬戦内容はタッグ戦となった。相手は服部副会長だが問題はないか?」

 

「俺は大丈夫です」

 

「俺も問題ありません‥‥と言うか、副会長居たんですね‥‥」

 

あの生徒会会議の場に居たにも関わらず、全く存在を気づかれなかった副会長って一体‥‥

士道と達也は摩利に問題ないと告げると、摩利は「分かった」と言い服部に連絡をした。

連絡を終えて摩利は再度二人に話しかける。

 

「しかし、大丈夫なのか?服部はこの学園でも五指に入る実力者だぞ?根元も服部よりは弱いが、それでもかなりの実力者だ。そんな2人に勝ち目はあるのか?」

 

「真っ向から勝負を挑めば勝ち目はないですが、やりようはいくらでもありますよ」

 

達也は摩利にそう答えると拳銃型のCADにカードリッジを差し込んだ。別系統の魔法を使うのであれば汎用型を使えば問題ないのだが、達也の処理能力では汎用型は使えないという理由でカードリッジを複数持ち歩いている。

 

「そうか、達也君は問題なさそうだが、士道君はどうだ?」

 

「俺も達也と同じ意見ですね。確かに真っ向勝負なら勝ち目は低いかもしれません。だけど、もえかや明乃に応援されてる以上負ける訳にはいきませんから」

 

士道もそう答えると、銃型CAD【忍び寄るもの(サイレントメア)】にカードリッジを差し込む。本来なら汎用型でも良いのだが、今回はスピード勝負と言う理由で特化型にしたのだ。

 

「それでは移動しようか」

 

時間になり、摩利が先頭にで第3演習室に向かう。五指に入る実力者を相手にするのに、達也と深雪、士道ともえかと明乃には不安そうな表情をしていない事に、摩利は少しながら不思議と思っていた。

 

「ではこれより、二年B組根元恭二&二年B組服部刑部ペアと一年E組五河士道&一年E組司波達也ペアによるタッグ摸擬戦を始める」

 

風紀委員長の摩利が、摸擬戦のルールを説明している最中に、真由美が明乃ともえかと深雪に質問していた。

 

「服部副会長は二年の中でも五指に入る実力者なのですが、もえかさん達は心配ではないのですか?」

 

「私はお兄様が勝つと信じていますから」

 

深雪はそう答えると、

 

(この勝負はお兄様が一瞬で勝利するでしょうから)

 

と深雪はそう内心で思っていた。

 

「私も特に心配していません。お兄ちゃんは強いですから」

 

もえかはそう答えると、

 

「私も心配してないよ!お兄ちゃんなら絶対に勝つって信じているから!」

 

明乃もまたそう答えたのであった。

 

 

「達也、俺は根元先輩を相手にするから、達也は服部先輩を頼めるか?」

 

「分かった」

 

士道の意見に達也はOKと答え、それぞれ戦う相手を決めた。

本来のタッグ戦は協力して相手と戦うのだが、二人の場合は各個撃破で行く戦術のようだった。

達也と士道を対峙している服部と根元は、自分達の勝利を確信している。一科生の自分達が二科生にしかも片方は実技が苦手だと言っている新入生相手に負ける要素は無いと。

 

「審判は私が行う。フライングや反則をした場合は、私が力ずくで対処するので覚悟しておくように」

 

ルール説明をしている間にも、服部と根元はそれぞれ自分達がすべき事のイメージを反芻していた。服部はスピード重視の基礎単一系移動魔法を使い、達也を後方に吹き飛ばし壁にぶつけた衝撃で戦闘不能にするイメージを繰り返し確認していた。

根本はパワー重視の加重系魔法を使い士道を壁まで吹き飛ばした衝撃で戦闘不能に追い込むという戦術を頭の中で練っていた。

一科生が二科生に負けるとはありえないし、あってはならないと心の底から思い込んでいる根元と服部には、この摸擬戦は楽に勝てると思っている。

 

「では、四人共、準備は良いな?」

 

摩利が四人に確認すると、四人全員が頷いた。服部は腕輪型の汎用型CADに手を置き根元は拳銃型の特化型CADを床に向け、士道と達也が拳銃型の特化型CADを床に向けた事を確認すると、摩利が試合開始の合図をした。

 

「始め!」

 

試合開始の合図と共に、服部は頭の中で練っていた作戦を実行した。しかし、服部の作戦は直後に頓挫してしまった。何故なら彼の前には既に達也がいなかったからだ。達也は開始直後に凄まじいスピードで服部の背後に回っていたのだ。達也の移動が速すぎたため服部には達也を認識する事が出来なかった。達也は服部の背後から魔法を使い戦闘不能にした。

 

 

一方で、根元もまた試合開始の合図と共に頭の中で練っていた作戦を実行する。

根元のCADは特化型のため起動式を展開する速度は汎用型のそれより早い。しかし士道はそれより早く【悪夢の時間(ナイトメアタイム)】の起動式の展開を完了させ根元に向けて発動した。すると、彼の動きが遅くなっていたのである。士道の使った魔法は放った対象の動きを遅くしたり、対象の動きを速くしたりする魔法だった。

根元の動きが遅くなった事を確認した士道は、根元に近づき【歌姫の歌(ディーヴァソング)】の起動式の展開を完了させると同時に根元に向けて放ち彼を戦闘不能にしたのである

 

「…し、勝者 五河士道&司波達也ペア!」

 

士道と達也にチラリと目を向けられた摩利は慌てながらも勝者を告げた。

 

 

模擬戦が終わり、士道と達也の二人は、ピットへと戻る。

そこでは、もえか、明乃、深雪が士道と達也の二人を待っていた。

 

「お疲れ様です。お兄ちゃん」

 

「はい、コレ」

 

もえかは士道にタオルを渡し、明乃はスポーツドリンクの入ったボトルを渡す。

 

「お、おう‥ありがとうな、もえか、明乃」

 

士道は二人に礼を言って、タオルとドリンクを受け取る。

 

「お疲れ様です。お兄様」

 

深雪も達也の為にタオルとスポーツドリンクを用意して待っていた。

 

「ありがとな、深雪」

 

「い、いえ‥‥///////」

 

兄から礼を言われ、頬を赤らめる深雪。

 

士道と達也の二人がもえか、明乃、深雪に労われている頃、敗者である根元の下には、摩利が来ていた。

 

「どうだ?戦ってみて‥‥」

 

そして、摩利は根元に士道と戦ってみての感想を尋ねる。

 

「‥‥」

 

しかし、根元は摩利の質問に何も答えない。

 

「‥‥不服なのは、今のお前の様子を見れば分かる。しかし、約束は約束だ。五河士道と司波達也の二人は風紀委員へ入れるぞ、いいな?」

 

摩利は根元に士道と達也の二人を改めて風紀委員に入れる事を言って、踵を返す。

 

「くっ‥‥」

 

根元は人知れずに苦虫を噛み潰したように歯を喰いしばった。

同じく、服部の方にも真由美が話をつけ、士道と達也の両名の風紀委員入りを認めさせた。

 

模擬戦が終わり、士道と達也と森崎は摩利に連れられ風紀委員本部へとやってきた。士道と達也は部屋の汚さに呆れ頭を抱えていた。

 

「散らかっているが…とりあえず座ってくれ」

 

「委員長、座る前にこの部屋を片付けても良いでしょうか?」

 

「な、なに?」

 

摩利は達也の言葉が意外だったのか、達也の言葉に素で驚いていた。

 

「魔工技師志望の自分にとってはCADが雑に扱われるのが我慢にならないので」

 

達也はそう言うと、部屋の片づけに入った。

 

「手伝うよ」

 

士道も達也と一緒に片付けに入った。

 

「魔工技師志望って、あれだけの対人戦闘技術があるのにか?」

 

「如何足掻いても上位のランクの取得は無理でしょうからね」

 

「すまない…」

 

「気にしないでください」

 

気まずそうに身じろぎした摩利だったが、達也は気にしずに片付けの作業をしていた。

 

「ハヨースッ!」

 

「オハヨーございます、姐さん」

 

片付けの作業を終えた士道と達也は摩利から活動内容を聞いていた。ある程度話終えると威勢の良い声と共に風紀委員会本部に男子生徒2名が入って来た。

 

「本日の巡回終了しました! 逮捕者ありません!」

 

「この部屋は、姐さんが片付けたんですか?」

 

風紀委員らしき人物は摩利にそれぞれ報告する。その一方で摩利は姐さんとを呼ばれ少し恥ずかしそうな表情をしていた。

 

『パシーン!』

 

摩利が冊子を筒状にし、1人の男子生徒の頭を引っ叩いたのである。

 

「姐さんは止せといつも言ってるだろうが、鋼太郎! お前の頭は飾りなのか!」

 

「何回もポンポンと叩かねぇでくださいよ姐さ……委員長」

 

呼び方を変えた鋼太郎と呼ばれた男子生徒、摩利から視線を逸らした先にいた士道と達也と森崎を見つけてジロジロと見てきた。

 

「新入ですか?3人の内2人は紋無しのようですが」

 

「辰巳先輩!その表現は禁止用語に抵触する恐れがあります!この場合二科生と言うべきだと思いますが」

 

「お前ら、そんなんじゃ足元をすくわれるぞ? 此処だけの話、さっき服部と根本が士道君と達也君にすくわれたばかりだ」

 

摩利の発言に、さっきまでとは違う意味で達也と士道をジロジロと見てくる二人、士道と達也にとってはジロジロ見るなと言いたい所だった。

 

「ソイツは逸材ですね」

 

『は?』

 

辰巳のこの発言は士道と達也に意外だった。

 

「風紀委員は一科生である事の優越感に浸ってるばかりのヤツじゃないんだ。アタシがこう言った性格だからな。真由美も十文字もそう言った意識の少ないヤツを推薦してくれてるんだ。さすがに、教職員枠のヤツはそうは行かなかったがね。だから君達にとっても此処は居心地が良いはずだと思うよ」

 

「三年の辰巳鋼太郎だ」

 

「二年、沢木碧です」

 

「一年の司波達也です」

 

「同じく、一年の五河士道です」

 

そろって出された手を握り、自分も自己紹介をした達也と士道だった。

 

 

 

その日の夜、五月家では、もえか、明乃の生徒会入りと士道の風紀委員入りを祝してささやかな宴の席が設けられた。

 

「それじゃあ‥‥もえかと明乃の生徒会入りと士道君の風紀委員入りを祝して乾杯」

 

『乾杯!!』

 

勇次が乾杯の音頭をし、皆がグラスを掲げる。

 

「いやぁ~士道君が風紀委員入りをするなんてなぁ~凄いじゃないか」

 

「い、いえ‥‥」

 

勇次に褒められて、士道は少し恥ずかしい様で照れている。

 

「もえかと明乃も凄いわ。生徒会に入れるなんて」

 

「ありがとう、お母さん」

 

「ありがとう」

 

恵美ももえかと明乃の生徒会入りを祝福してくれた。

 

 

「ふぅ~」

 

宴会が終わり、士道は月明かりが入る自分の部屋で、電気をつけずにベランダの縁に足を置いて、先程の宴の熱気を冷ましていた。

勇次は、士道の風紀委員入りを自分の様に喜んでくれたのは良いのだが、酔った勢いで、士道に無理矢理酒を飲ませようとして、恵美に部屋へと連れて行かれた。

 

士道が身体を夜風で身体を冷ましていると、

 

「「お兄ちゃん‥‥」」

 

寝間着姿の明乃ともえかが来た。

 

「どうした?二人とも」

 

「あ、あの‥‥」

 

「その‥‥」

 

二人はもじもじして訪問目的を言うのを渋っている。

 

「ん?」

 

士道が首を傾げると、

 

「お、お兄ちゃん‥‥その‥‥今日は‥‥うぅ~‥‥ミケちゃん、お願い」

 

「ええっー!!」

 

もえかに押し付けられた感じで驚いた様子の明乃。

 

「うぅ~私だって恥ずかしいのに~」

 

(な、なんなんだ?)

 

二人のやり取りについて行けない士道。

 

「じゃ、じゃあ一緒に言おうよ」

 

「わ、分かった」

 

「?」

 

二人は深呼吸をして、

 

「「お、お兄ちゃん」」

 

「は、はい」

 

「「今日、一緒に寝よう!!」」

 

「は、はい?」

 

二人のいきなりの発言に思わず変な声を出してしまった士道。

 

「やった!!」

 

「うん、やったね!!」

 

「えっ?」

 

二人は先程、士道がおもわず言ってしまった言葉を肯定の意味と捉えた様だ。

士道が唖然としている間に、二人は押し入れ持って来た布団を敷き始める。

 

「ふ、二人とも‥‥?」

 

「さっ、準備できたよ、お兄ちゃん」

 

大きめの敷布団には三つの枕が並ぶ。

勿論中央は士道の枕であった。

 

「えっ?マジで?」

 

士道としてはてっきり冗談だと思っていたのだが、二人は本気の様だ。

 

「えっ?嫌なの?」

 

「私達と一緒に寝るの‥‥」

 

「うっ」

 

二人のシュンとした姿に対して、士道は何も言えなかった。

 

結局、士道にはこの流れを断ち切る事は出来ずに、この日は三人で寝る事になった。

 

しかし‥‥

 

五月家の皆が寝静まった深夜‥‥

 

「う~ん」 (ダキッ

 

「むにゃむにゃ」 (ダキッ

 

(ね、眠れない‥‥)

 

(もえかも明乃も俺が男で、自分達は年頃の女子だって自覚はあるのか?)

 

二人の大胆な行動‥‥なんと二人は士道の身体を抱き枕にしていた。

士道はそのせいで、一晩中彼は理性と保つことに必死となり翌日は寝不足となったのだった。

 

 

 

 

 

 

 




うん。士道と達也は見事に風紀委員入りしましたです。

そして、何気に士道がもえかと明乃に抱き枕されてるって…羨ましすぎるですはぃww

では次回です。
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