魔法科高校のデート・ア・ライブ   作:破壊神クルル

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解決後のデート

「~♪~♪~♪~♪」

 

「ふふ~ん~♪」

 

この日、明乃ともえかは朝から機嫌が良かった。

先日の第一高校風紀委員不正事件。

主犯はまさかの副委員長が主犯だったと言う意外な結末であったが、その事件も風紀委員長の摩利、達也、士道の三人の活躍によって解決することが出来た。

正直自分達がこの事件の解決に貢献できたのを聞かれると疑問に思う明乃ともえかであったが、士道は明乃ともえかも十分に事件解決に貢献したと言うことで、そのお礼として、お出かけ(デート)へと二人を誘った。

 

「ねぇ、モカちゃん。どうかな?変な所、無いかな?」

 

明乃はもえかに自分の服装や髪型を尋ねる。

 

「ううん、大丈夫だよ。ミケちゃん」

 

「ありがとう。モカちゃんもステキだよ」

 

「ありがとう。ミケちゃん」

 

こうして準備が出来た二人は玄関口で待っている士道の下へと向かった。

一方、玄関口で待っている士道は二人が来るのをワクワクしながらも財布の中身を気にした。

 

(事件解決で摩利さんや真由美さんから懸賞金を貰ったけど、大丈夫だろうか?)

 

一応それなりの軍資金はあるが、何があるのか分からないのが、人生。

軍資金は多いに越したことはない。

 

「「おまたせ、お兄ちゃん」」

 

「お、おう////」

 

お洒落した二人の姿を見て士道は思わず赤面する。

 

「そ、それじゃあ、行くか?」

 

「うん」

 

「はい」

 

明乃ともえかは士道の両脇に抱き付いて出かける。

士道はまさに両手に花状態で街中に出ると、男達からの嫉妬の目線を受けまくった。

 

(リア充爆ぜろ)

 

と、呪詛の言葉が聞こえて来た様な気がした士道であった。

男達の呪いの言葉を受けながらやってきたショッピングモール。

まずやって来たのは、ゲームセンターがメインのゾーン。

ゲームセンターで三人はレーシングゲームやシューティングゲームをやり、クレーンゲームでは、明乃ともえかが気に入った人形を士道は見事ゲットすることが出来た。

 

「ほら、明乃、もえか」

 

「わぁ、ありがとうお兄ちゃん」

 

「ありがとう!!」

 

明乃ともえかが士道がとってくれた人形を大切そうにギュッと抱きしめる。

 

「気に入ってもらえて良かったよ」

 

二人が喜んでいる様子で士道も嬉しかった。

昼食はレストランゾーンにあるカレー専門店に入った。

明乃はチキンカレーを注文し、もえかはハヤシライス、士道はカツカレーを注文した。

それぞれが注文した品が来て、昼食が進む中、

 

「お兄ちゃん、あーん」

 

もえかが突如、自分のハヤシライスをスプーンに乗せ、士道に『あーん』をやった。

 

「えっ!?」

 

「も、モカちゃん!?」

 

もえかの突然の行動に士道も明乃も驚く。

 

「も、もえか?」

 

「あーん」

 

「えっと‥‥」

 

「あーん」

 

「‥‥」

 

「あーん」

 

「あ、あーん」

 

パクッ

 

もえかの強引な『あーん』にとうとう折れた士道は、もえかの差し出すハヤシライスを食べた。

 

「ね、ねぇ‥お兄ちゃん‥‥その‥‥私にも『あーん』やってほしいな////」

 

もえかがほんのりと頬を染めながら今度は自分に対し『あーん』をやってくれと頼む。

 

「わ、分かった‥い、いくぞ」

 

「う、うん」

 

「あ、あーん」

 

「あーん」

 

ただカレーをもえかに食べさせるだけなのになんで此処まで緊張しなければならないのだろうかと思いつつ、もえかにカレーを食べさせる士道。

 

「ど、どうだ?」

 

「うん、おいしい」

 

もえかは士道に『あーん』をしてもらってご満悦の様子。

となると、面白くないのは明乃である。

 

「お兄ちゃん」

 

「ん?」

 

「あーん」

 

明乃ももえかと同じ様に、士道に対して『あーん』をやる。

こうなれば、流れはもえかと同じで、士道は明乃の差し出したカレーを食べ、自分も明乃に『あーん』をやってあげた。

しかし、此処で思ったことがあった。

 

(あれ?今の間接キスじゃねぇ?)

 

全てが終わった後に気づく士道であった。

 

昼食後、三人は服屋やペットショップを見た。

その途中、士道は一度、「ちょっとトイレに行ってくる」と言って二人から離れ、少しして戻って来た。

戻って来た時、二人はチャラそうな男にナンパされていたので、士道がちょっと彼らにO・HA・NA・SHIをする場面があった。

太陽も沈み始めた頃、三人はショッピングモールを後にして、家路へとついた。

 

「今日はとっても楽しかったよ」

 

「うん、ありがとう、お兄ちゃん」

 

「そ、そうか、二人が楽しんでくれてよかったよ‥‥あ、あのな、二人とも」

 

「ん?なに?」

 

「どうしたの?」

 

「その‥‥これ、二人に似合うと思って‥‥」

 

士道が二人に渡したのは色違いの指輪であった。

 

「えっ?」

 

「いいの?」

 

「あ、ああ‥‥日頃の感謝を込めてな‥‥」

 

「ありがとう!!」

 

「ありがとう、お兄ちゃん!!」

 

「うわっと」

 

突然抱き付かれて思わずこけそうになる士道。

 

「それじゃあ‥‥これは私からのお礼‥‥」

 

「えっ?」

 

「んっ」

 

「んっ?」

 

もえかが突然士道の唇に自分の唇を重ねた。

 

「も、もえか?//////」

 

「えへへへ//////」

 

「むぅ~モカちゃんばっかりズルイ!!私も~」

 

明乃は頬を膨らませて悔しがったと思ったら、

 

「んっ」

 

「んぅ?」

 

明乃ももえか同様、自ら唇を士道の唇に重ねた。

 

「あ、明乃お前‥‥」

 

「えへへへ//////」

 

士道は二人らしからぬ行動にちょっと戸惑いと焦りを感じながらも、

 

「はぁ、大胆すぎるだろ…」

 

と、少しばかり呆れた表情をしていた。

 

「だって‥‥ねぇ‥‥」

 

「うん‥‥私たち‥‥」

 

「「お兄ちゃんがすきだから!!」」

 

明乃ともえかは今日一番の笑みを士道に向けた。

夕焼けに染まった彼女達の笑みはとても美しかった。




うん…。士道が羨ましすぎるですねはぃ…。

次回はテロリストの襲撃まで行きたい…。

では次回です。
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