ではスタートです。
戦争は日本の勝利で終結し、士道はしばらく海岸付近で警戒態勢に入っていた。
「とりあえず、分身体から連絡はないし警戒態勢は解除して良いかな」
士道はそう言うと疲れた表情をしながらその場に座り、真雪へ連絡した。
「学園長、もう大丈夫なのでシェルターから出てもらっても大丈夫です」
『分かりました。生徒達に伝えますね。
それでですが、生徒達が士道君に説明を求めてるのですが?どうしますか?』
「そうですね…天使の力を使ってる映像を見てた以上隠し通す事は無理ですね…
仕方ありません、説明をするので浜辺に集まってもらって良いですか?」
『分かりました。生徒達を連れてそちらに向かいます』
真雪はそう言うと通信を切り、士道はどう説明するかを考えていた。
真雪は士道と通信を切ると、
「では皆さん、これから士道君の所に行きますので私についてきてください」
と生徒達に伝え、士道の所に向かった。
「もかちゃん、お兄ちゃん自分の事説明するのかな?」
「多分すると思うよ。もう隠し通す事は無理だし、下手に隠すと他の人にバレる可能性もあるから」
もえかはそう言うと、明乃は少し寂し気な表情で「そっか」と言い、もえかと手を繋ぎながら士道の元へと向かう。
「ねぇ、あかね?」
「何?ほまれ」
「士道君、何者なのかな?」
「大丈夫だよ、それはきっと士道君が説明してくれるよ。それに学園長も言ってたでしょ?
士道君の正体については「本人から聞きなさい」と。だから士道君の話を聞こうよ!」
「そうだね。士道君の話を聞きたいな。そうすればもっと士道君と仲良くできるよね?」
「うん!きっと士道君の話を聞けば今以上に仲良くできるよ!」
ほまれとあかねは士道と今まで以上に仲良くなるために士道の話を聞こうと思う2人であった。
真雪が生徒達を連れ、士道の元へと向かってから数分後、
「お待たせしました、生徒達を連れてきましたよ」
真雪と生徒達が士道の元へと到着した。
「ありがとうございます、学園長」
「いえいえ、お礼を言うのは私の方です。この学園を…生徒達を守ってくれて本当にありがとうございます。士道君がいなければ、大規模な被害が出ていたでしょう」
真雪は士道にそう言うと、
「気にしないでください。俺は俺のできる事をしたまでです」
士道は友達を守る為に戦ったと真雪に伝える。
「そうですか、では次の話に行きましょうか」
「そうですね。次の話についてですが、実際に見せた方が早いでしょう」
士道は生徒達にも真雪や勇次達にした様に、もえかと明乃以外に士道の記憶を見せた。
全員に自分の記憶を見せた士道は「ふう」と深呼吸をして、生徒達の顔を見る。
士道の記憶を見た生徒達は、
『……』
見事に無言状態であった。しかも、泣いてる生徒もいる。
「俺は精霊達を助ける為にDEMと戦ったり、精霊とデートしたりもした。時には精霊と争うこともあった。中には悲しい出来事もあった。だけど、それでも俺は諦めず最後まで精霊をあいつ等を助ける為に行動した。その結果は記憶を見たとおりだ」
生徒達が無言状態の中、士道は生徒達にそう言った。
「ねぇ、士道君?」
「何だ?ほまれ」
無言状態であった生徒達だが、ほまれが士道に質問する。
「どうして、教えてくれなかったの?私達、クラスの仲間じゃない…教えてくれても良かったと思う」
「君達を巻き込みたくなかったんだ…天使の力は強力だ。だからもし、他の勢力にバレたら俺を捕まえる為に色々としてくると思う。だから君達を危険な目に合わせない様に言わなかったんだ」
士道はほまれの質問にそう言う。
「…士道君の私達を危険な目に合わせたくないって気持ちは素直に嬉しいよ?でもね!士道君1人が危険な目に合うのは良くないよ!私達友達じゃない!少しくらい私達を頼ってよ。そうすれば危険な目に合う数だって少なくなるかもだし、それに何より助け合えばどんな状況でもきっと乗り越えられるよ!それが仲間って事だと私はそう思うよ」
『うんうん!』
ほまれ意見にクラスメイトは頷き、士道は…
「…そうだな…ほまれの言う通りだな…分かった。これからは隠し事はしないと約束する」
と士道はほまれやクラスメイト達にそう言うのであった。
士道とクラスメイト達との仲が深まり、「ワイワイ」と賑やかになっているところで1台の車が士道達の所にやってきた。
「皆無事か!?」
「え?お父さん!」
もえかは車から出てきた勇次に抱き着き、勇次はもえかを抱きしめ返し、明乃もまた勇次に抱き着くのであった。
「明乃も無事で良かった…士道は無事なのか?」
「大丈夫だ。怪我もしてないし、どこも異常は…「バァン」ぐはっ」
士道は勇次に返答しようとしてる所でどこからか銃声がし、士道の胸の辺に当たり士道は崩れ落ちる。
『お兄ちゃん!!』
「士道!」
「士道君!
もえかと明乃、勇次、生徒達は撃たれた士道の元へと急いだ。
「お兄ちゃん!しっかりして?!」
「どうして、血が止まらないの…」
もえかと明乃は必死に止血をしようとしてたが、なかなか血が止まらない…
そして、止血してるもえか達のところに1人の男がやって来ると…
「動くな!一歩でも動くと撃つぞ!」
男は空に向かって発砲し警告する。
「どうして、こんな事をするの!」
明乃は男に向かって怒りながら叫ぶ。
「どうしてか?そんなの決まってるんだろ!
その男が悪いんだ!その男が俺達の邪魔をしたから!」
男は明乃に向かってそう叫ぶ。
「お兄ちゃんが何をしたって言うの!」
「その男は作戦の邪魔をした!沖縄を俺達の国の物にしようとしたのに、その男が邪魔をしたんだ!作戦を邪魔した奴を殺して何が悪い!」
男は士道を殺したのは作戦の邪魔をしたからと言い、更に士道の胸に目掛けて発砲し、士道の息の根を止める。
「お兄ちゃん!」
もえかと明乃は泣き続けていた。
「作戦の邪魔…そして、沖縄を手に入れようとする?そうか…お前は大亜連合の軍人だな?」
勇次は男に向かって言う。
「ああ、そうさ!俺は大亜連合の軍人さ!」
勇次の問いに男は返答する。
「さて、俺達の邪魔をした男を殺したから此処にはもう用はない。俺が無事に此処から逃げられる様に人質を連れて……」
男は言いかけた言葉を中断した理由は…
「全く、派手にやってくれたな…」
士道は何事も無かったかの様な態度で、男に向かってそう言うのであった。
『お兄ちゃん!』
士道が無事だった事に泣きながら喜ぶもえかと明乃であった。
「もえか、明乃心配かけたな。お兄ちゃんはこの通りだ」
「おい!どうしてお前は生きてるんだ!確かに急所に2発撃ちこんだんだぞ!助かる訳がない!」
男は士道に向かって叫ぶが、士道は…
「は?俺が助かった理由?そんなの答える訳がないだろ?」
と男に向かってそう答えた。
「ふざけるな!」
男は士道の態度に頭が来て、士道に向けてまた発砲するが…
「どうした?もう終わりか?」
発射された銃弾はバリアの様な物で遮られ、士道に当たる事はなかった。
「何なんだよ!?なんで当たらない!?」
男はそう言いながら士道に向けて撃ち続けていたのだが、バリアに阻まれて士道には当たる素ぶりもない。
「士道、その男は殺さず捕まえてくれ。情報を持ってるかもしれん」
勇次は士道に捕まえろと指示した。
「分かった、【
士道は
無論、生徒達は目の前にいた士道が男の背後にいきなり移動した事に唖然していたのは言うまでもない。
「これで良い?」
「ああ、十分だ」
勇次は士道にそう言うと、駆け付けた真霜に男を任せた。
「それで!?お兄ちゃん!撃たれた傷は大丈夫なの?!」
明乃は士道に傷の事を聞く。
「ああ、大丈夫だ。あれくらいじゃ俺を殺す事は無理だ」
士道はその場にいたクラスメイトを含めてそう言うのである。
「ねぇ、士道君?傷が治ってるのも天使の力なの?」
ほまれは士道に質問する。
「ああ、
士道は癒しの炎について説明すると、
「あと、俺が天使の力を使えるって事は、誰にも言わないで欲しい。もちろん家族にもだ」
士道は頭を下げてクラスメイト達にお願いをし、クラスメイト達は「分かった」と言い、誰にも言わないと約束した。
うんw士道は何気に急所を撃たれても癒しの炎で復活ですw
そして、次回はまだ不明ですw
意外と日常回になるかもw
では次回です。