ではスタートです。
戦争が終結しクラスメイトとの話し合いが終わり、士道ともえかと明乃は勇次が乗ってきた車に乗って帰宅していた。
「それで士道、身体の調子はどうだ?」
「特に問題はないよ。さすがにヘトヘトだけどな」
「そうか…本当に無事で良かった」
身体の調子を聞いた勇次は士道から大丈夫だと伝えられ、何事も無く済んだ事を心から喜んだ。
「もえかも明乃も本当に無事で何よりだ」
「私は避難してたから大丈夫だよ!」
「うん。私も大丈夫」
もえかも明乃も無事だと言い、勇次はホッとした様な感じであった。
「さて、今日はもう疲れただろ?お風呂に入って、もう寝なさい」
「分かった、風呂に入ってから寝るよ」
士道は勇次に言い、もえかと明乃が風呂から上がるまで一旦自分の部屋へ行き、風呂の準備をしていた。
準備をしていた所に、もえかと明乃がやってきた。
「お兄ちゃん!」
「どうした?もう風呂から上がったのか?」
「違うよ!お兄ちゃんと一緒に入ろうと思って誘いに来たんだよ!」
明乃は士道に一緒に入ろうと言い、もえかも明乃と同意見であった。
「ちょ、俺は男だぞ?!それにいくら義兄妹でもさすがに一緒に入るのはマズイだろ!」
士道はもえか達にそう言うが…
「大丈夫だよ♪お兄ちゃんになら見られても問題ないよ♪」
ともえかは士道に言う。
「そっちが良くても俺が良くないんだ!」
「お兄ちゃん?何事も諦めが肝心だよ?」
「さぁ、お兄ちゃん?一緒に入ろうよ」
もえかと明乃は士道の両腕をガシッと捕まえて士道を連行するのであった。
もえかと明乃に連れて行かれた士道は最後まで抵抗していたが、脱衣所まで来ると士道は諦めモードになっていたのであった。
「はぁ~、散々な目に遭ったな…」
士道は風呂での出来事を思い出し、そう呟きベッドに寝転んだ。
「お兄ちゃん!入るよ」
「どうした?2人とも、枕も持ってきて」
「えへへ♪お兄ちゃんと一緒に寝るために持ってきたんだよ!」
「ちょ?!まさか…もえかもか?」
「うん♪私もお兄ちゃんと一緒に寝るために来たんだよ?」
明乃ともえかは士道と一緒に寝ようと思い枕を持ってきたのである。
『お邪魔しま~す♪』
2人はそう言うと、士道を挟んで川の字みたいにベッドに入った。
「ちょっ?!
はぁ…分かった…一緒に寝よう…」
士道はそう言うと2人は喜び士道に抱き着いた。
「だけど、一緒に寝るのは今日だけだからな」
士道は一緒に寝るのは今日だけと言い、明乃ともえかは「うん」と士道に答え3人は一緒に寝るのであった。
そして、次の日の朝
「士道、受験勉強の方はどうだ?」
「もえかに色々と教えて貰ってるから何とかなりそうかな」
勇次の質問に士道はそう答えた。
「そうか。それは何よりだ」
「じゃあ、そろそろ学校に行くよ」
「分かった。気を付けて行ってきなさい」
士道はそろそろ学校に行くと勇次に言うと、勇次もまたそう言うのであった。
「皆、おはよう」
クラスに入ると、士道はクラスメイト達に挨拶をすると、
『おはよう!』
とクラスメイト達も士道に挨拶を返した。
『士道君、おはよう』
「おはよう、ほまれにあかね」
あかねとほまれが士道の元へと来て2人は挨拶をした。
「昨日は大変だったね」
「だよねぇ~、士道君がいなかったらヤバかったよねぇ~」
ほまれとあかねは士道がいてくれて助かったと言う。
「そんなに大変だったかな?」
士道は2人そう言うが、
『大変だったよ!』
2人にそう反論されて、士道は「お、おう」としか答える事が出来なかったのである。
「それで士道君は、昨日の戦争はどう感じたの?」
「うーん。そうだな…精霊とDEMの相手をするよりはずっとマシだったな。精霊は本当に命がけで救わないといけないし、DEMを相手してる時もいつ死んでも可笑しくなかったからなぁ…そう考えると、まだ大亜連合の方がマシだったな。けど、平和が一番だけどな」
士道はあかねの質問にそう答えた。
「そうだよね。やっぱり平和が一番だよね」
ほまれは士道が言った、平和が一番との意見に同意する。
「あとさ、士道君に聞きたかった事があるんだけど、良いかな?」
「ああ、いいぞ。俺に答えられる範囲であれば言うぞ」
あかねは士道に質問があると言い、士道は自分に言える範囲であればと言う。
「えっとね、一部だけ記憶が見れなかった所があったの」
士道はあかねが言った事に驚き、あかねの話を更に聞く。
「見れなかったというよりノイズみたいなのが邪魔をしててね、しばらくするとノイズは消えてて…
でもね一部だけだけど分かった事があった。それはね…人の名前だった」
「人の名前?どんな名前だったんだ?」
「確か、『園神凜祢』っていう名前だったよ」
あかねはそう言うと、士道は…
「…園神…凜祢…?」
「お兄ちゃん!?どうしたの?!」
「士道君?!」
士道は名前を言いながら泣いていて、泣いてる士道を見て、その場にいた生徒達は驚いていた。
「どうして…俺は…泣いてるんだ…?どうして…その名前を聞くと…こんなに苦しいんだ……」
士道は自分でもなんで泣いてるかが分からず、周りの生徒達もこの状況をどうしたら良いのかが検討もつかず、ただ見ている事しか出来なかった。
そんな時…とうとう士道は倒れたのである。
『お兄ちゃん!』
『士道君!』
明乃やもえか、ほまれとあかねは士道の元へと急ぎ、士道の名前を呼ぶが意識は戻らなかった。
すると、誰かが古庄を呼んできて士道を保健室に運び込まれたのであった。
明乃は士道に付添い、もえかは勇次に連絡をしていた。
『もしもし』
「もしもし!お父さん!」
『もえかか、どうしたんだ?そんなに慌てて。それに今の時間は授業じゃないのか?』
勇次はもえかに電話の理由を聞く。
「授業は一旦中断になったの!」
『中断?何かあったのか?』
「お兄ちゃんが…お兄ちゃんが倒れた !」
『なんだと!?士道が倒れたのか?!』
勇次は士道が倒れた事を聞くと驚愕しもえかにもう1回確認する。
「うん…」
『そうか…分かった。今すぐそっちに向かうから、もえかは明乃と一緒にいなさい』
「うん、分かったよ」
もえかは勇次にそう言うと電話を切り明乃の所に向かった。
「お父さん、なんて言ってた?」
「すぐに来るって」
「そっか…お父さんすぐに来てくれるんだ…良かったぁ」
明乃は安心したかのように表情を緩めると、
「それにしてもお兄ちゃんはどうして倒れたんだろう…」
と明乃はそう呟いた。
「分からない。でも多分だけど、園神凜祢という人に関係あると思う。お兄ちゃんが倒れたのはその人の名前を聞いてからだもん」
もえかは園神凜祢に関係あると言うけど、正しくもえかが言った事は当たりだと言う事は誰も知らない。
「そっか…その子が関係してるならお兄ちゃんが目を覚ましたら聞かないとね」
「そうだね。お兄ちゃんが目を覚ましたら、その子との関係も聞かないとね」
明乃もえかは士道に視線を向けてそう言うのであった。
そして、しばらくすると…
「もえか、明乃、士道の様子はどうだ?」
勇次と恵美は学園に到着し保健室へと来るともえか達に士道の様子を聞く。
「まだ目を覚まさないの…」
「そう…まだ目を覚まさないのね…」
もえかは恵美にそう答えると恵美に抱き着き、恵美はもえかの頭を撫ぜながらそう言うのであった。
明乃も勇次に抱き着き、勇次は明乃の頭を撫でていた。
「保険の先生はなんて言ってたんだ?」
「保険の先生も分からないって…」
勇次の問いに明乃がそう答えた。
「でも、倒れた理由はきっと…園神凜祢さんという名前に関係あると思う」
明乃は勇次や恵美に倒れた理由を言う。
「そうか…その名前を聞いてから様子がおかしくなって倒れたのか…」
「うん…」
勇次と明乃は士道の様子を確認しながら話し合っている。
すると、ドアが開き保険の先生が戻ってきた。
「士道君のお父さんとお母さんですね?」
「はい、そうです」
「では、士道君についてですが、倒れた理由は…私では分かりません。脈も正常ですし、寝不足でもない…士道君が倒れた理由につきましては私では検討も尽きません。
なので学園長と相談した結果、今日は早退して貰って様子を見るとの事です。もし意識が戻ったら学園長に連絡をと」
保健の先生に説明して貰うと、
「分かりました。士道の意識が戻り次第、連絡すると学園長にお伝えください」
勇次はそう伝え、士道を車へと運び家へと連れて帰りベッドに寝かせたのであった。
無論、明乃やもえかも早退したのである。
うん…とある少女と言うのは、園神凜祢でしたねw
そして、後数話で本編になりますょ。
では次回は園神凜祢との夢の中で会話ですょww
では次回です。