それでも僕は君に恋をした   作:ミルゼラチン

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プロローグ

 

僕はきっと君にずっと恋をしているんだろう。

 

 

水上学園都市六花を舞台とする世界最大の総合バトルエンターテイメント星武祭(フェスタ)。三年を一区切りとし、初年の夏に行われるタッグ戦を鳳凰星武祭(フェニクス)、2年の秋にはチーム戦である獅鷲星武祭(グリプス)。そして個人戦である王竜星武祭(リンドブルス)と呼ばれている。

 

 

 

たまたま、携帯端末のテレビを着ければその王竜星武祭(リンドブルス)の準決勝が写し出されていた。興味はなかったから、すぐに違う番組に変えようとして、変わり果てた君がそこに映っているのを見た。一切近づけさせず、相手の攻撃も握りつぶす。あまりの変わりように驚きはするものの間違えたりはしない。最後に会ったときよりも美しくなったなぁ、なんて感想が漏れてしまった。

 

 

 

隣にいる子―八代 万里にそれが聞こえてしまったのだろうか。身体を少しだけ震わせた万里の方を向いて、彼女の発言を待つ。

 

 

「……本当に美しくなったとお考えですか?」

声も震えていたけれども、その日光の届かない深海の如く深い藍色の眼は真っ直ぐと僕の眼を捕らえて離さない。

この子はここで逃がしてくれるような人ではないし、ごまかせない。そう判断して

うん、美しくなってるよ。とだけ答えた。

 

 

 

「……なぜ、あれが美しいのですか。あんなものが美しいと言えるなんて狂っています!」毒素を撒き散らしながら、相手を蹂躙する彼女を指差しながら叫ぶ。

 

 

 

確かに普通の人から見ればあれはおぞましく見えるのかもしれない。まるで冥府から溢れ出てる障気だ。確かに美しいとは表現しないだろう。

でも、僕は狂っているんだよ。あんなものを美しいと言えるほどにね。それだけじゃない。彼女は自らの全てをかけて戦ってるんだ。命をかけて。それは美しいことじゃないかい?

そう言えば、万里は耐えきれなくなったのか、失礼します。とだけ言って部屋を出てしまう。

 

 

 

そうしている間に彼女の試合は終わってしまった。あっという間だった。この様子なら王竜星武祭(リンドブルス)での優勝は間違いないだろう。でも、このままではひとりぼっちだ。誰も彼女を理解しようとしない。いや、出来ないだろう。なぜならなら、僕がそこまで行こう。君のとなりまで行って抱き締めて一人じゃないと、君の耳元で囁こうじゃないか。そのためならどこまでだって堕ちよう。

 

 

 

 

だってこの僕ーアリオス・八代・ブルワーズは君ーオーフェリア・ランドルーフェンに恋しているのだから。

 

 

 

 




駄文失礼します。ミゼラチンです。アスタリスクの原作の表紙のオーフェリアちゃんに触発されて書いてしまいました。これからよろしくお願いします。
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