魔法戦記リリカルなのはIS 高町なのはのIS学園見聞録   作:ピロッチ

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さて、ここからはオリジナル展開です。
我等が暴走核弾頭が遂にその本領を発揮。
なのは専用機の全貌が明らかとなるのも間近です。


第15話  のどかな昼休み…と思っていたのか?

 で、それから数日たったある日の事…

時刻は昼休み。一夏はセシリア、箒、鈴音と共に学園屋上の芝生に座っている。

シャルロットとラウラはなのはと共に食堂で食事中だ。

 

「どういう事だ…?」

 

 箒がしかめっ面で一夏に問いかける。

 

「大勢で食った方が、うまいに決まってるって。」

 

「そ、それはそうだが…」

 

 と言いつつも、セシリアと鈴音の間に火花を散らす箒。

鈴音が背後に隠し持っていた弁当箱を開ける、中身は一杯の酢豚であった。

 

「おお、酢豚!!」

 

「ふっふっふ~、今朝作ったのよ。食べたいって言ってたでしょ?」

 

 と、そこへ…

 

「すぶたのにおい~。」

 

 フヨフヨフヨフヨ~…。

 

「げっ…。」

 

 このメンバーにとってある意味千冬よりも恐ろしい存在、

待機状態のなのは専用機が酢豚のニオイにつられてやってきた。

 

「じ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~っ。」

 

で、目を付けるなり、鈴音の酢豚をジーッと見つめている。

 

「何よ。アンタも咕咾肉(酢豚)食べたいの?」

 

「むりなの。わたしはあいえすだから、

にんげんのたべものはたべられないの。でも…」

 

「でも何よ?」

 

 

 

 

 

 

 

 

「どうして、ぱいなっぷるがないの?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ハァァァアアアア?!パイナップルゥ?アンタ頭大丈夫?!

ちょっと修理して貰った方がいいんじゃない?!」

 

 なのは専用機にパイナップルが無い事を指摘されてキレる鈴音。

彼女は反パイナップル派なので、親パイナップル派のなのはの影響で

「食べられないくせに親パイナップル派」のなのは専用機とは

不倶戴天の敵同士であった。

 

「わたしはしょうきなの!!

すぶたはぱいなっぷるがあったほうがおいしいことは、

かがくてきにしょうめいされてるの!!」

 

「そんなの信じると思ってるのこの凡骨!!AIバグってんじゃないの?!」

 

「うるせーの!!もんくがあるならすずねだけだんまくごばいなの!!」

 

「私はリンイン!!スズネって呼ぶなー!!」

 

 と、侃々諤々の言い争いに発展。

 

「い、一夏さん?あのスブタ論争は放っておきましょう。

ささ、ワタクシも今朝、偶然早起きして作りましたの!」

 

 それを尻目にセシリアがバスケットを開ける。

中身は色とりどりのサンドイッチだ。

 

「連合王国にも美味しい物が有ると言う事を

一夏さんにも知って頂きたく用意致しましたの。」

 

「へえ、言うだけはあるな。それじゃ、これから…」

 

 物は試しにと一夏が一つほおばる。次の瞬間…

 

「ーーーーーッ!!??」

 

 一夏はみるみる青ざめ、顔中に汗が。見てくれこそ素晴らしいが、

肝心の味はものの見事にグレートブリテンクォリティだった。

 

「如何です?遠慮しないでどんどん召し上がって下さいまし。」

 

「い、いや…後にするよ。次は、箒のを。」

 

「私か?私のは、これだ。」

 

 箒が弁当箱を開ける。中身はごく普通の弁当だが、手が込んでそうだ。

 

「おお、凄ぇな。手が込んでそうだ!」

 

「ぐ、偶然だからな!これは、あくまで私が食べる為の物だぞ!」

 

 だが、その顔は満更ではなさそうだ。

 

「そうだとしても、俺は嬉しいぜ!それじゃ、頂きます!」

 

 一夏はから揚げを一口。それを緊張の面持ちで見つめる箒。

 

「…ウマっ!!」

 

「!!」

 

「やっぱ、手が込んでたんだな!」

 

 一夏に褒められて、箒もうれしそうだ。と、ここで箒がこう切り出した。

 

「所でオルコット、前ーから聞きたい事があったんだ。」

 

「何ですの?」

 

「お前はいつの間に一夏と仲良くなったんだ?」

 

「そうでしたわね。それでは、ワタクシの過去からお話ししましょう…。」

 

 そして語り出すセシリア。

それによると、彼女の父エドワードは婿養子という立場上、

妻であるキャサリンに卑屈な態度で接していた為、

彼女は情けない父親に対し憤りを覚えながら幼少期を過ごしたと言う。

しかし両親は12歳の時に列車事故で揃って死去。

 

 親の跡を継いでからは、金に目の眩んだ周囲の男共から目を付けられ、

セシリアは家と遺産を護る為に勉学を重ねた。

 ISの国家代表候補生になったのも、

政府に両親の遺産を保護してもらう為である。

 この様に彼女の周囲には碌な男がおらず、

入学時点の彼女は男性不信に陥りかけていた。

 

 しかし、一夏に出会ってその認識が変わる。

代表決定戦の時一夏は圧倒的不利にも関わらず果敢に攻め込み、

見事ドローに持ち込んで見せた。

 そしてその姿を見たセシリアはこう結論付けた。

「一夏こそ、自分が考える理想の男性像」と。

これにより、セシリアは男への悪印象を払拭したのである。

 

「そうか…嫌な事を思い出させてしまったな。すまんかった。」

 

「良いのです。

おかげでワタクシは素敵な男性と巡り会えたのですから…。(ポッ」

 

「……………。(ムカッ)」

 

 のろけるセシリアを見て機嫌を損ねる箒。それを見た一夏が話題を変える。

 

「でも、まさかあいつが女だったなんて夢にも思わなかったよ。

初めて聞いた時は驚いた驚いた。」

 

「ああ、デュノアの事か?まさか男装の麗人が実在するなど、

夢にも思わなかったぞ。」

 

「そうですわね。」

 

「なあ、それにしても…」

 

「ん?」

 

「あの馬鹿共はいつまでああやってるんだ?」

 

 一夏とセシリアが箒が指差した方を見ると…

 

「むぎゅううううううううううう~。」「んぎゅううううううううううう~。」

 

 ギュウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウ…

 

 互いに頬を抓り合う鈴音となのは専用機。

 

「…………放っとこうぜ、何か楽しそうだし。」

 

「ひょっ、いひは!みへないへひゃふへへ~!」

(ちょっ、一夏!見てないで助けて~!)

 

 

 

 と、そこに風雲急を告げる者が。

 

「織斑君!!セシリア!!大変だよ!!」

 

 突如、背後から声を掛けられた。振り返ると1組の同級生で

セシリアのルームメイト、相川清香が息急き切った様子でそこにいた。

どうやら、屋上まで駆け足でやってきたようだ。

 

「ああ、相川さん…どうしたんだ?」

 

「そ、それが…」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「今学園にドイツ軍の人が来て、

ボーデヴィッヒさんを連行しようとしてるの!!」

 

「「「「!!!!」」」」

 

 

 

 その頃、ロビーではドイツ軍1個中隊が千冬と真耶、

1組の生徒達と相対していた。

 

「貴様等…もう一度言え、ボーデヴィッヒをどうするつもりだ?!」

 

 千冬が隊長らしい士官に怒り気味に問い詰める。

 

「ヒヒヒ…先程言った通りですよ。(逮捕状を見せて)

少佐殿と彼女の部下の黒兎隊にはVTシステム開発への関与、

及び同システムの使用の罪でICCより逮捕状が出ていましてね。

速やかに引き渡し…いや、其方が引き渡さずとも連行させて貰いますよ。」

 

 オールバックに跳ね上がった口ヒゲ、爬虫類系の人相が特徴のこの士官、

名をヨルギオス・ゲルドといい、

今回学園に派遣されたドイツ軍中隊を率いる大尉だった。

 

「ち…織斑先生!この人達は一体…」

 

「な、何でドイツ軍が来てるんですか?!」

 

「織斑…それに篠ノ之とオルコットか。

こいつらは例のニセ暮桜の件でボーデヴィッヒを捕えに来たらしい。

あいつはドイツ陸軍特殊部隊『特殊作戦コマンド(KSK)旅団』に所属する現役士官でな、

今はKSK指揮下のコマンド中隊『黒兎隊(シュヴァルツェ・ハーゼ)』の隊長をやっている。

第2回大会で一夏が誘拐された際、連邦軍は救助に協力してくれたので、

私はその礼として昨年1年間、連中にISを教えていたんだ。」

 

「現役の…軍人…!!」

 

「アラスカ条約なんて…どこ吹く風なのですね。

連合王国も人の事は言えませんが。」

 

「さて…おい、ゲルド大尉と言ったな?改めて確認するが、

この件について束…いや、篠ノ之博士から報告書が届いている筈だ。

それはちゃんと読んだのだろうな?」

 

 千冬の言う通り、回収したS・レーゲンのコアは無事だったので、

なのはから連絡を受けた束はISコア・ネットワークを用いて

VTシステムに関する記録を洗い出していた。その結果…

 

「AIの時計を調整して日時を誤魔化していたようだが、

S・レーゲンにVTシステムが搭載された日時は、

機体が日本に届いた後だったらしいな。

しかも、ボーデヴィッヒがまだ日本行きの機内にいた時間帯のな。

 

おまけに発動条件も本当なら

操縦者の精神的窮地、重度の機体損傷、本人の意志及び願望の3つの筈が、

一定以上のダメージを受けた場合自動的に発動する様に細工されていたそうだ。

しかも本人は明確に『拒絶』した事は音声記録で明白。

貴様等…そうと知った上であ奴を連行するのか!!」

 

「ヒヒヒ…あの様なテロリストの報告書、信用する価値があると思いますか?」

 

「何だと…!」

 

 千冬がどこからともなく真剣を取り出して柄に手を掛ける。

いくら確執があっても、20年の付き合いがある親友の名を

無碍にされて怒らない訳が無い。しかし…

 

「止めなさい、織斑先生!」

 

「!」

 

 後方から声が、振り返るとそこには全身真っ黒の男がいた。

 

「あ、貴方は…高木理事長?!」

 

 彼こそIS学園理事長、高木順一朗その人だった。

 

「理事長!一体どういう事ですか?!私が受け持つ生徒の一人が…」

 

「その件は既に聞いている。篠ノ之博士が好意で報告書を造ってくれた事もな。

だが、まさかこのような事になろうとは…」

 

 予想外の事態に高木理事長自ら駆けつけてきた様だ。

そこにシャルロットも合流する。

 

「先生、ラウラさんが…!って、この人達は?!」

 

「こいつらはVTシステムの件でボーデヴィッヒを捕えに来た連邦軍だ。

高町の依頼で束が自ら調べ、

『ボーデヴィッヒは無関係』と調査報告書を送ったにも関わらずな!」

 

「そんな…」

 

「ゲルド隊長、ボーデヴィッヒ少佐の身柄を確保しました!

ISも既に回収済みです。」

 

連邦軍の憲兵隊がラウラを拘束して連れてきた。

 

「くっ…。」

 

「アンタ!濡れ衣でラウラを捕まえようっての!」

 

「この恥知らず!!」

 

「何て卑劣な真似を…」

 

代表候補生3人組がISを展開しようとするが、千冬がそれを制した。

 

「よせお前達!自分の立場を考えるんだ!」

 

「そんなの、どうでもいいわよ!」

 

「クラスメイトの命が懸っているのに、国なんて!」

 

「同級生の命の方が、今の地位よりよっぽど大事ですわ!」

 

「ダメだ!現役の代表候補生であるお前達が外国の事件に介入すれば、

大変な国際問題になってしまう!!」

 

千冬は全てを察していた。こいつらの更に上の連中、

恐らくはドイツ連邦軍の参謀本部若しくはドイツ国防省が

トカゲの尻尾切りとして責任をラウラに負わせようとしているのだと。

 

そして、国の代表に成りうる代表候補生達は国から相応の地位を得ている身。

そんな人間が他国の軍の事件に介入すれば、

内政干渉として何らかの抗議を受けかねない。そうなったら一大事所ではない。

故に、手出しはしないだろうと踏んで乗り込んできたのだ。

 

「そんなこと言ったって、放っとけるかよ!!」

 

「お、おい、一夏、よせ!」

 

千冬の制止を振り切り、一夏が白式を展開。

ラウラを連れ戻そうと、瞬時加速で向かっていく。

 

「許せねえ!ラウラを放しやがれーっ!」

 

雪片弐型を片手に突っ込むが…。

 

「させん!」「うわ!!」

 

前方から謎の光線が一夏に命中、一夏は弾き飛ばされた。

そう、学園側が摘み出そうとISを出して来た場合に備え、

向こうにもISの用意が有るのだ。

 

「動くな!!」

 

 

 

ドイツ兵の後方から現れたのは一夏以上の長身に銀髪のストレート、

両目の赤い軍服の女だった。服装から言って高位の士官だろう。

 

「貴様は…ブレスか!」

 

彼女の名はセルベリア・ブレス。ドイツ連邦軍の大佐であり、

同時に千冬、そして第2回優勝者のイタリア代表に次ぐ世界ランク3位、

いや、千冬が引退した今では事実上の世界第2位の強者。

青い魔女(ブラウ・ヘクセ)」の通称で知られるドイツの現国家代表操縦者の1人だ。

 

「残念だったな千冬。貴様等が抵抗した時に備えて、

私も一緒に派遣されていてな。万一抵抗すれば、

ボーデヴィッヒ諸共射殺しても構わんとの命令を受けている。

無駄な抵抗はしない事だ。」

 

彼女がいたのでは学園側に勝算は無い。

学園にある30機以上のISを全て引っ張り出して抵抗しても、

まず歯が立たないだろう。

 

「ぐっ……!」

 

千冬達に多数の銃口が向けられると、千冬は観念して真剣を取り落した。

 

「畜生…ラウラーッ!!」

 

「暴れるな!」

 

一夏がラウラを呼ぶが、すぐに取り押さえられゲルドに頭を踏みつけられた。

 

「ヒッヒッヒ…残念でした。」

 

「貴様!一夏に何をする!!」

 

「おっと、変な事をすればこの場で殺しても良いんですよ?」

 

「ぐっ…」

 

「同級生共に言っておく。今のうちに別れの挨拶でもしておけ、

こ奴は連邦へ送還次第、軍法会議にて部下共々処断する。…連れて行け!!」

 

「はっ。」

 

その声で憲兵隊とラウラを連行していく。

千冬も生徒達も、それを黙って見ていることしかできない。

いや、本当にそうなのか?

 

 

一夏は思った。こうなったら、最後の手段を取るしかない。

だが、これをやってしまえば何が起こるか解らない。死人が出るかも知れない。

事が終わった後学園が残っているかも怪しい。

最悪、本当に戦争になるかも知れない。でもこうするしかない。

ラウラを助けられる方法は、もうこれしかない!

 

一夏は踏みつけられていた頭を必死に上げ、ロビー中に響く声で叫んだ。

 

「なのはさぁーーーーーん!!敵だーッ!!助けてくれェーーーーーッ!!!」

 

そして、それはやって来た。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「なのおおおおおおおおおおおおおおおっ!!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ズドォォォォォォォォォォォォオオオオオオオオオオオオオオオオオオン!!

 

 突如上から降って来る影。そう、こんな登場をするのは彼女しかいない。

 

「「「「「な、何だァーーーーーーーーーーーーーーーーーーッ?!」」」」」

 

 当然、セルベリアも予想外の事態にびっくり仰天。次の瞬間…

 

 ガシッ!!

 

「はへ?」

 

 上から降って来た何者かがゲルドの胸倉を引っ掴むと…

 

 ボゴバキゴキベシズゴゲシバゴドムベチベゴミシグキドゴズドォ!!

      

「ギョベクリテペェーッ!!!」

 

 凄まじい打撃音とゲルドの珍妙な悲鳴が木霊する。両者が収まった後には…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「………………………………………………………………………………………。」

 

 ボッコボコにされた無惨な姿のゲルドと、それを踏みしだいて立つ

我等が暴走核弾頭、高町なのはだった。

 

「「「「「で、出たァーーーーーーーーーーーーーーーーーーッ!!」」」」」

 

 1組の生徒達は殆どが一斉に逃げ出し、教員達は震え上がった。

この後何が起こるのか予想がついてしまったのだ。

 

「そ、そうだった…今の学園にはこの人がいるんだった…」

 

「な、何と言う事だ…。」

 

「最悪だ…最悪の事態になってしまった…!!」

 

「き、貴様…何者だ?!」

 

 セルベリアが問うや否や、なのはは振り返ると…。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ヽ⌒*(#◎谷◎)*⌒ノ┌┛)`Д゚)・;'

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ぐはっ!!」

 

 突如なのはがセルベリアの眼前に出現。セルベリアを蹴っ飛ばした。

 

「「「「「!!!!」」」」」

 

 強烈な一撃で吹っ飛ばされるセルベリア。

いきなりの暴挙にその場の全員が仰天した。

 

「き、貴様、いきなり何をする!!」「ええい、奴を撃て!」

 

 ドイツ兵が一斉になのはに銃を向けた瞬間…

 

「おら!!!」

 

 ドギュルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルゥゥウウウン!!

 

「「「ウーワアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!」」」

 

 巨大光線で兵達を吹っ飛ばすと、

ラウラと一夏を専用機のアームで掴み、千冬に放り投げた。

 

「一夏、ボーデヴィッヒ!!大丈夫か?!」

 

「あ、ああ…」

 

「何とか…」

 

「き、貴様…何のつもりだ!」

 

 ガッ!!

 

 なのはは有無を言わさずセルベリアの胸を掴むと、

次の瞬間、信じられない行動に出た。

 

「うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおっ!!」

 

 ビリビリビリィ!!!

 

 なのはは軍服を力任せに引きちぎり、

セルベリアの真耶をも凌ぐ乳房を衆目に曝したのだ。

 

「ギャーッ!!な、なにをする きさまー!」

 

 堪らず悲鳴を上げるセルベリア。

周囲からはその光景に感嘆の声が上がった。

 

「おお…プルンプルン…。」

 

「ナイスおっぱい…。」

 

「アタシも…頑張ればいつかはアレ位に…。」

 

「「「「「いや無理だろ。」」」」」

 

 

 

 

 

「おかしいなあ…連邦軍は揃いも揃ってどうしちゃったのかなぁ?」

 

 セルベリアの乳を揉みしだきながら、

いつもとは打って変わって大人しい口調で話すなのは。

 

「法を違えたから誰かが裁かれるのは解るけど、彼女は被害者なんだよ?

被害者が裁かれるなんて絶対に有ってはならないの。」

 

 なのはには信念がある。それは「冤罪を絶対に許さない」。

彼女はかつてテレビのインタビューに対し、

「自分が最も嫌いな言葉のベスト3は、『冤罪』『濡れ衣』『無実の罪』」

と答えていた。なぜなら、冤罪は絶対に償えない罪だからだ。

犯してもいない罪をどうして償えようか?

 

「束さんが調べて報告書を出したのに、

こんな蜥蜴の尻尾切りをしてたら法律の意味が無いじゃない。

ちゃんと専門家の言う事を聞くの。束さんの言葉が信じられないなら…」

 

 なのはには信念がある。この世で最も邪な者は人に冤罪を着せる者であると。

そして結論付けた。それは今この場にいるこいつらの事だと。

 外交問題?知った事か。全面戦争?上等だ。

起きる物なら起きてみろ。私が全部片づける!故にやる事はただ一つ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

P⌒*(◎谷◎)*⌒

 

少し頭冷やそうか…?

 

 

                  

 

 

 

 

 

 

 

 なのはは親指を立てて喉元で横に引き、サムズダウンした。 

妥協などない。全力全開で叩き潰す!

 暴走核弾頭、高町なのは。たった一人の戦争が始まった。




本来ならこんな事に成ってもおかしく無いんだろうけど、
何故原作では何も起きなかったのだろうか?
大方、束が裏で真相をバラすぞとか
何とか言って脅していたから…なんだろうな。

次回、遂に起爆した我等が暴走核弾頭。しかし、その前には
偉大なる先人達が絶対正義の御旗の下に立ちはだかる。
そして遂に明かされるそしてなのは専用機の全貌。
果たして、なのはの運命は?
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