魔法戦記リリカルなのはIS 高町なのはのIS学園見聞録   作:ピロッチ

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8月が終わっても、夏休みは終わらない。
第42話、始まります。



第42話  目覚めよ、タイフーン!

「流石はミシュラン一つ星!納得の味だったの!!」

 

 新エッフェル塔内部のレストラン『ジュールベルヌ』で

昼食を済ませたなのはとシャル。

ミシュラン一つ星の実績は伊達ではなく、なのはも納得した様だ。

 

「喜んで貰えて何よりです!それじゃ、市内観光を続けましょうか!」

 

 新エッフェル塔を下りた二人は、パリ市内の散策を再開した。

 

「それにしても、そこかしこに警官と国家憲兵隊(ジャンダルムリ)が屯してるの!!

本気でパリ中を見張ってるのかな?」

 

「そうみたいですね。」

 

 観光が売りの街で観光客が来なくなるのは致命的。

フランスがいかに本気で妖怪ハサミ兎を捕えたいかが伺える。と、早速…

 

「あ~、そこで凱旋門を見ている君!!そう、君だよ君!!」

 

 どこぞの高木理事長の様な呼びかけが。

なのはが振り返るとそこには刑事らしき中年男が。

 

「(身分証を見せて)パリ市警の者だが、その後ろのぬいぐるみは何だね?」

 

 どうやらパリ市警の刑事らしい。

後ろで浮いているヤマトを怪しんで職質を掛けたのだろう。

 

「じ~…。」

 

 早速、ヤマトがどアップで刑事に迫る。

 

「って、近い!近いから!!ちょ、やめ、離れ、離れてー!!」

 

「やまとはあいえすだよ。それいがいのなんでもないよ。」

 

「な、何だISか…ISなら仕方ない、

ってちょっと待て!!こいつ、今喋らなかったか?」

 

「いかにも!これぞメイドインジャパンのしんこっちょうなの!!」

 

「いや、パリのど真ん中で英語を使われても…」

 

「Quelle?!」「ヒィ!!」

 

 刑事もビビる「What?!」の一喝、今回はフランス人向けの仏語版だ。

しかし、フランス語への拘りは何とかならない物か。

 

「埒が明かないの、とにかくこれを見るの!!」

(国家代表操縦者の身分証を見せる)

 

「何々…日本国国家代表IS操縦者、ナノハ・タカマチ…

何だ、日本の国家代表操縦者かぁ…。」

 

「これで納得できたの?」

 

「ま、まあ…で、こんなご時世に何でまたパリに?」

 

「翌日のデュノア社製第3世代機のデモンストレーションに、

社長直々の招待状を頂いたの!!

と言う訳で、こんな状況だけどパリに来たの!!

今はここにいるシャルル君の案内で、市内の観光中なの!!」

 

「ど、どうも~。」

 

「むむ、ロベルトの息子が案内人だと?!それは随分贅沢な案内人だな。」

 

「まあ、同級生のよしみと言う事ですけどね…。」

 

「え?同級生?」

 

「そうだよ。なのははぴかぴかのいちねんせいだよ。」

 

「えええぇぇぇ…。

(IS学園の生徒だと?!厄介な事にならない内に切り上げるか…)

オホン…つまり、御宅は我が国念願の第3世代機お披露目に

ロベルト直々に招待され、わざわざ日本から来たと言う事で宜しいのかな?」

 

「如何にも!」

 

「それはご苦労な事で。…くれぐれも、夜間の外出は控えて頂きたい。

何しろ今パリでは…」

(日本人は警戒心が緩いからな、一応釘を刺しておこう。)

 

「知ってるの!」

 

「そ、そうか…なら宜しい。では、私はこれで失礼する。」

 

 そう言うと、刑事は去って行った。

 

「はぁ…まさかパリにまで来て職質を食らうとは思ってもみなかったの…。」

 

「そうですね。」

 

「所でシャル、あの人、社長をロベルトと呼んでいたけど…。」

 

「ええ、あの人はパリ市警のジム・エビヤン警部。父の同窓生です。」

 

「成程ね。では、観光を続けるの!!」

 

 こうして、なのはとシャルの2人はパリ観光を続け、その日の夜…

 

「では、パリ支社から迎えが来たので僕はそっちに行きます。

明日、パリ支社で会いましょう!」

 

「解ったの!カラダニキヲツケテネ!」「またあした~。」

 

 なのはは今日泊まる予定のホテルの前で別れ、チェックイン。

パリ市でも屈指の一流ホテルだが、

束の恩もあって費用はデュノア社が出してくれた。

 

「ふう…さて、とりあえず安眠確保なの。ヤマト、何が見える?」

 

 なのははヤマトに命じ、部屋全体をハイパーセンサーで調べ上げる。

 

「とうちょうきとかくしかめらがいっぱいあるよ。

ぐたいてきにいうと、とうちょうきは30こ、かくしかめらは10こあるよ。」

 

「やっぱり…大方対外治安総局(DGSE)が前もって仕掛けていたに違いないの。」

 

「さっそくこわす?」

 

「勿論なの!」

 

 ワンオフ・アビリティ、活殺自在を発動。

これで部屋の外装には傷一つ付けず、盗聴器と隠しカメラのみ破壊できる。

あとは四連装機銃(ノイジークリケット)でズドンとやれば一安心。

早速ヤマトが機材を銃撃し、一撃で破壊し尽くした。

 

「これで良し。では、明日に備えるか…。」

 

かくして、パリ初日は幕を下ろしたのであった。

 

 

 

 

 翌日、デュノア社のパリ支社試験場では…

 

 束が設計し、デュノア社から発売される第3世代機「タイフーン」が、

いよいよデモンストレーションの為、最終調整に入っていた。

 

 試験場にはEU、IIC、ICPOと言った国際機関をはじめ、

フランス政府、特に国防省と国家憲兵隊の高位幹部達が集まっている。

更には、アリエノールを始めドニエール一族の姿も。

その顔は憤懣やる方ないといった所だろう。

 

 無理もない。タイフーンが束の設計通りに動けば、彼等の手下共は

自分達に喧嘩を売った束の設計したISを制式化する羽目になるのだから。

 

 そして、なのははCEOのロベルトから

他国の代表操縦者の一人として招待されたという扱いで、

他国の操縦者と共に試験場の一角で見物していた。

 

「(これはこれは…結構人が来てるの!)」

 

 招待席にいる他国からのゲストのメンツは、錚々たる顔ぶれであった。

 

 まず、近場のG8構成国及びホームのフランスからは

現在入院中のセルベリアと並ぶドイツ代表操縦者、ミーナ・D・ヴィルケ。

2代目ブリュンヒルデことイタリア代表操縦者、アリーシャ・ジョセスターフ。

日系人でイギリスクォーターの英国代表操縦者、ナナミ・タカツキ。

そしてフランスからは代表操縦者、アンジェラ・バルザックの4人。

 

 そしてアジアからはなのはの他に、

中国代表操縦者、カンフー使いで先代のICD飛行隊長黄春麗(ファン・チュンリー)と、

韓国代表操縦者、テコンドー使いで全国大会10連覇、

五輪も2連覇中の韓蛛俐(ハン・ジュリ)が来ていた。

 

 大西洋の彼方からも、米国代表のイーリス・コーリングが招待されていた。

のんきに欠伸しているが、大方時差ボケだろう。

勿論、ロシアからも楯無が招待されていた。

なのはに気付くと、露骨に目を逸らす。

 

「(よし、隣に座ってやるの。)」

 

 特に理由のない意地悪が楯無を襲う!

 

「………………おや、見た顔がいるの!貴女も招待されたの?」

 

「ええ、御蔭様で…。まさか私以外に

在学中に代表にのし上がる人が出てくるなんて思っても見なかったわ。

ねえ、貴女日本政府にどんな裏技を使ったのかしら?」

 

「向こうがビビっただけなの。」

 

「………はい?」

 

「私は何もしてないの!!向こうが勝手にビビっただけなの!!」

 

「いや、流石にそれは嘘でしょ…。」

 

「⌒*(◎谷◎)*⌒」

 

「……うん、もう良いや。(チッ、IICのザパニーズ共め、余計な事を!)」

 

「おっと、そろそろ時間なの。」

 

『皆さん、お待たせ致しました!!我がデュノア社の最新モデル、

第三世代機タイフーン、今こそお披露目です!!』

 

 アナウンスに合わせ、遂にタイフーン1号機がその姿を現した。

その機体は前級のR・リヴァイヴをベースにより単純化されており、

一見すると、R・リヴァイヴの廉価版に見えなくもないデザインだ。

 

「やはり、外見は新味がないな…」

 

「まあ量産可能という触れ込みなのだから外見の古めかしさは仕方あるまい。」

 

「如何にも、肝心なのは中身だ。

準第3世代機とも呼ばれるR・リヴァイヴの後継なのだ、

さぞ優れているのだろう。」

 

 見物人も外見の平凡さには目をつぶるしかないという意見が支配的だ。

だが、タイフーンは束直々の設計である。

外見はともかく中身は第3世代機そのものだ。

 

『では、ここからは弊社CEO、ロベルト・デュノアに替わりまして、

パリ支社長、ソウイチ・タケダが本機の説明を致します。』

 

 ここで呼ばれたのは会場となるパリ支社を預かる日本人、武田蒼一支社長。

彼はアリエノールのシンパが多数派を占めるデュノア社では数少ない

親ロベルト派の重役であった。

 

『えー、私が只今紹介に預かりましたパリ支社長のタケダです。

このタイフーンですが、その最大の特徴として、

IS初の上位互換機能を標準装備しております。端的に言えば、

本機は前級のR・リヴァイヴが搭載可能な全装備を無改造で搭載可能です。』

 

 その言葉に来場者がざわつく。

唯一平静を保っていたのは、ネタを知っているなのはだった。

 

「上位互換機能!その手があったか…!!」

 

「既にR・リヴァイヴを導入した国には、この上ないセールスポイントだな…」

 

「こればかりは他国のどのISも敵わん。

やはりEUの次期制式ISはこれで決まりなのか?」

 

『また、本機はPICやスラスターの新型化により、前級では不可能だった、

より柔軟な運用を可能としました。その一例を挙げましょう!

ここに「クアッド・ファランクス」を!』

 

 武田支社長の声に応じ、ピットから運ばれてきたのは

28の砲身を持つ巨大な機関砲だ。その正体は、

四連装25mm7砲身ガトリング砲「クアッド・ファランクス」。

これはR・リヴァイヴの追加装備の一種で、

その火力はISの実体弾装備としては最大だが、その重量と反動の大きさから、

R・リヴァイヴが装備した場合全く動けなくなってしまう。

 

『会場の皆様方にお聞きしたい!もしも私が

「このタイフーンはクアッド・ファランクスを装備したまま飛行し、

自由に機動可能である」と宣言したとして、何名がそれを信じるでしょうか?

いえいえ、信じなくとも構いません!

絵空事と笑うなかれ、これより実演して御覧に入れましょう!』

 

 そう言うと、クアッド・ファランクスがタイフーンに装着される。

その所要時間、僅か30秒だ。

 

「速い!もう装着を完了させたのか?!」

 

「ううむ、このような細かい箇所の進歩は実に喜ばしい事だ。」

 

『それでは皆様、準備が完了しました。

これより、タイフーンの出力と反動制御性能を実演致します。

操縦を行うのは、弊社CEOロベルトの実子、シャルル・デュノアです!!』

 

 武田の声と共に、試験場にシャルが現れた。

ISスーツはいつもの女性用ではなく、

体型矯正機能の付いた黒一色のレーシングスーツ型。

胸には所属先を示すデュノア社のロゴ入りだ。

早速タイフーンを装備し、発進準備を待つ。

 

『それでは、発進します!3…2…1…Aller(ゴー)!』

 

 武田の号令一下、シャルがタイフーンのスラスターに点火。

反動をつけ、一気に飛び上がった。

 

「こ、これは!!」

 

「何と!!本当に飛んだぞ!!」

 

「まさか、こんな事が…ううむ、これは敵わん!」

 

「まさに次世代機と言う事か…!」

 

 来場者も目の前の光景に仰天した。

クアッド・ファランクスを装備した状態で自由に飛行できるという事は、

最強の砲台が、自由に攻撃箇所を決められると言う事だ。

その価値は想像もつかない。

 

 地上の仰天を余所に、シャルはタイフーンを操り、

旋回し、上昇し、降下し、宙返りと様々な機動を行う。

その速度と運動性は、標準時のR・リヴァイヴとほぼ遜色なかった。

クアッド・ファランクスという重しを付けてこれなら、外した場合は…

 

『さて、次は反動制御能力の実演を行います。画面をご覧下さい!!』

 

 そう言うと、来場者の目の前にホログラムモニターが。

 

『これより、タイフーンが3km先の標的に向け実弾射撃を行います。

しかも、地上に降りてではありません!!

空中でこの4門の25mmガトリング砲を射撃し、

標的を撃ち抜いて見せましょう!!』

 

 モニターの向こうには、スチール製の直径1m程度の的が、アレを撃つのか。

 

「だ、大丈夫なのか?!」

 

「反動で、こっちを向いたりしないだろうな…?!」

 

『3…2…1…Tirer(撃て)!』

 

 VARRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRR!!!!

 

 地上の心配をよそに、武田の号令でクアッド・ファランクスが発射された。

強烈な反動にも関わらず、タイフーンは空中にぴったりと制止。

全くぶれるそぶりも見せず、見事3km先の標的を粉々に粉砕して見せた。

 

「おお…これは見事な…」

 

「あの反動を、完全に抑え込んだと言うのか…」

 

「まさか、ここまでやるとは…」

 

「機体も凄いが、デュノアの御曹司も大した腕だ。

見事に全弾を命中させるとは!」

 

 来場者は目の前の光景に感嘆し、ただ呆気にとられるしかなかった。

 

 この後も、タイフーンがいかにR・リヴァイヴ用の装備を

R・リヴァイヴ以上に使いこなせるかの実演が幾種か行われ、

タイフーンの前級以上の汎用性がアピールされた。

かくして、タイフーンのお披露目デモ午前の部は恙なく終了。

昼食を挟んで、午後からは専用装備のお披露目と実演だ。

 

 

 

 そして、パリ支社の中庭で昼食会が開かれた。

 

「なのはさん、どうでした?」

 

 例によって男装したシャルが、真っ先になのはに感想を聞きに来た。

 

「よく出来てたの!機体も、それにシャルも。

これなら午後の部も問題ないの!!」

 

「やった、なのはさんのお墨付きなら安心ですね!!」

 

 と、ここでなのはとシャルの会話を茶化すお邪魔虫が約一名。

 

「お~?御曹司相手に玉の輿でも狙ってるのか?お熱いこった!」

 

 振り返ると、そこにいたのは頭頂から水平に左右へ纏めた

クロワッサン型の髪型が特徴の韓国代表操縦者、韓蛛俐(ハン・ジュリ)だ。

 

「すいません、どちら様でしたっけ?」

 

「あ~ん?イルボンの代表サマはすぐお隣の代表操縦者も知らないのか?

アタシは韓国代表操縦者のハン・ジュリだよ!」

 

「ああ、○イズリって言うんだ、

私がこの度日本代表に指名された高町なのはなの!!」

 

「パ○ズリねぇ…あれってやって気持ちイイのかなぁ…(照れる)

って、誰がパイ○リだ!!アタシはハン・ジュリだ!!」

 

「見事なノリツッコミと関心はするが、どこもおかしくはない。

それで?そんな良い身体してるのにやった事無いんだ、

へぇ…どうせ彼氏いなんでしょ?

(ズイッと接近して)…私は彼氏もいるし、パイズ○やった事有るの。」

 

「おまっ…そんな事ここで言うか?!」

 

「どうせ外国語嫌いのフランス人には気付かれないの!!

(2人は日本語で会話している)

そんな事より、今年のそっちは散々だったみたいなの!!」

 

「誰のせいだと思ってるんだよ!!とっくに調べは付いてんだよ!!

青瓦台、景福宮、国会議事堂の修理費、手前に請求してやるからな!!」

 

「ああ?そっちの見積もりなんか信用してやらないの!!

第一、もう国交も無い国に払う金なんかないの!!

文句は馬鹿な回し者共にでも言うの!!向こう十数年は返してやらないけど。」

 

「畜生!!偶の休みで日本観光と洒落こんでたら、

いきなり国交断絶が決まったとかなんかで警察にとっ捕まって、

そのままソウルに送り返されたアタシの気持ちが手前に解るか?!」

 

「一生理解してあげないの!!ざまぁwwwなの!!

悔しかったらモンド・グロッソで私に勝って見せるがいいの!!

…私は織斑千冬より強いよ?」

 

「チックショー!!何で強い奴は殆ど日本人ばかりなんだよ?!

日本人の癖に生意気だぞー!!」

 

「⌒*(◎谷◎)*⌒ ギロリ…」

 

「アイゴォ…。」

 

「あまり私を怒らせないほうが良い…」

 

「クスン…覚えてろよ!!(泣」

 

 一流の戦士は眼で敵を倒す。なのはの一睨みでジュリは涙目で退散した。

 

 

「…………なのはさんって、ずいぶん下品な事も会話の種にするんですね…。」

 

「そうなの!!でも人は皆その下品な行為の産物なの!!

ありのままの事実を受け入れるの!!」

 

「………………そんな真理、知りたくなかった………。」

 

 などと下世話な話をしていると、それは起こった!!

 

 

 

 ズッドオオオオオォォォォォォーン!!

 

「「「「キャアアアアアアアアアアアアアアアアッ!!」」」」

 

 突如響き渡る爆音と悲鳴。そして、中庭に迫る無数の影。

 

「!!」

 

「これは…兎?!」

 

 その正体は兎。しかし元来の赤い眼もあるのか、その形相は凶暴そのものだ。

兎の大群は、手当たり次第に来場者や他国の操縦者を襲う。

 

「うお!!なんだこの兎は!!」

 

「イダダダ!!噛むな、噛むな!!」

 

「ちょ、千切れる、離せ!!アルマーニだぞ、5,000ユーロだぞ!!」

 

 たちまち大混乱に陥る会場。これは、どう考えてもアレしかない。

 

「なのはさん、これって…」

 

「どうやら、当たりを引いてしまったの!!…来るよ!!」

 

 なのはの声の直後、そいつは遂に姿を現した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ウーッサッサッサッサッサ!人間共め、好き勝手はさせないピョーン!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 そこにいたのは、シルクハットに兎の被り物と赤いサングラス。

手に枝切りバサミを持つ小男、間違いなく連続通り魔「妖怪ハサミ兎」だ。

だがなのはは見破っていた。奴はそんな生温い存在ではない。

あの頭は被り物ではない。正真正銘、兎頭人身の怪人なのだ。




遂に出ました、妖怪ハサミ兎。どう見ても生贄?さて、何の事やら…
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