魔法戦記リリカルなのはIS 高町なのはのIS学園見聞録   作:ピロッチ

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遅ればせながら、明けましておめでとうございます。
ようやく完成した2018年、最初の投稿です。
今回は韓国と国境を接していた中露の2国と、
そして満を持して登場した「奴等」のリアクションです。
それでは通算第80話、参ります。


第28話  もう臆してもいられない

 中華人民共和国 首都北京 中南海

 

「まさか、ここまで…」

 

 驚きを隠せない様子のこの人物こそ何を隠そう

国家主席にして共産党総書記ならびに中央軍事委員会主席を兼任する

中華人民共和国の最高指導者、貴智凱(グイ・ジーカイ)である。

 

「偵察衛星で撮影した結果、爆心地は半島中央部の鉄原市、

危害半径は400kmとの推計結果が出ております。」

 

「半径400km…!」

 

 同席している党の最高幹部、

中央政治局常務委員会のメンバー達も冷や汗が止まらない。

 

「韓国をけしかけて様子見する筈が、怪物を目覚めさせてしまったな…。」

 

「どうします?あんな奴が向かってきたら、

我が国のIS操縦者が束に成ろうとも、ひとたまりも有りませんぞ。」

 

「在日大使館からの報告では、どうやら武装蜂起した市民も

近接戦至上主義者のシンパ諸共皆殺しにしたらしい。」

 

「市民すら容赦なしか。

それでは、工作員に反戦世論を煽らせて内部崩壊させる事も期待できんな。」

 

「主、主席ーっ!」

 

 と、ここで1人の将軍が駆け込んできた。

彼は弾道ミサイル及び巡航ミサイル専門の軍、

人民解放軍ロケット軍司令官である。

 

「何だ?!」

 

「通化市のミサイル基地から、

『先程の攻撃の直後、基地内部の弾道ミサイルを緊急点検した結果、

全てのミサイルの電子機器が焼損していた』との報告がありました!

このままでは発射すら出来ず、使い物になりません。

通化基地は完全に無力化されてしまいました!」

 

「何?!電子機器だけがやられただと?!そんな都合の良い事が…」

 

「ですが、暴走核弾頭は物体の破壊と非破壊を自在に制御できる

ワンオフ・アビリティの使い手…そう言う芸当は充分可能なのでは?」

 

「そうだ、それなら危害範囲に我が国の領土が含まれていたのに、

被害報告が来ない事も説明が付くぞ!」

 

「確かに…おい将軍、日本を射程圏内に入れている基地はあと幾つある?」

 

「4つであります。」

 

「そうか、直ちに反撃能力を喪う事は無いが…。しかし、状況が状況だ。

いざと言う時の備えは多い方が良いな。よし…良かろう、

修理部品の手配を任せる。通化の基地に届き次第直ちに修繕させる様に。」

 

「了解しました!では失礼します。(退室」

 

「しかし主席、被害がこれだけで済んだのは不幸中の幸いでしたな。」

 

「左様。これで国境付近が更地にでもなっていたら、

韓国と秘密同盟を結んだ手前、嫌でも戦わなくてはならん所でしたからな。」

 

「馬鹿を言え、喜んでいる場合ではないぞ。

奴はあれだけの力を自在に制御できていると言う事がはっきりしたのだ。

あれをフリーハンドで投入出来る限り、

1対1では、最早我が国は日本には敵わんと考えた方がいいだろう。

それにしても、韓国の役立たずぶりは目に余る。

韓国からの援軍要請を先延ばしにしておいたのは正解だった。」

 

「では、今後はどうするんです?」

 

「さしあたり、少し前に雇った特務工作員…何と言う名だった?」

 

「金成羅の事ですか?

第三者に他人に対する自身のイメージを同調させる例の超能力者です。」

 

「そうだ、そんな名だったな。

奴には国連大使と美国(アメリカ)首脳陣への思想同調術を解かせろ。

戦争のお膳立ての為に韓国に派遣したが、この状況では各個撃破されるだけだ。

奴の矛先が我が国に向かう前に、和平を斡旋して後始末をするのだ。」

 

「何と、我等が和平を斡旋すると…?して、条件は?」

 

「『日本人の中国入国禁止の全面解除』

『敵国条項削除への批准』

『今後日本国の安保理常任理事国入りに反対しない』

というのはどうだ?

日本とて、メンツ最優先の我等の御国柄は良く知っている筈だ。

その我等がここまで下手に出ればまず蹴りはすまい。」

 

「そこまでするのですか?そんなに下手に出ては、人民が何と言うか…」

 

「やむを得ん。負けるよりは良いだろう。我等が日本と戦うには

少なくとも美国と…ロシアとも手を組む必要が有るだろう。」

 

「ロシアはともかく、美国と…同盟ですか?!」

 

「先人達も100年前にそうやって日本に勝ったのだ。我々もそれに倣うのみ。

この3国で漸くIS保有量で2倍の差となる。

今わかっている事は1つだ。戦争は時期尚早。今は戦力増強に努めよう。

首相、今回の件は直ちにこの様に処置しろ。」

 

「では、その様に。」

 

 一方、韓国のもう一つの隣国ロシアでは…

 

 

 

 ロシア連邦 首都モスクワ クレムリン宮殿 大統領執務室

 

「それで、韓国はどうなったのだ?」

 

「偵察衛星の写真が出来ました。

ソウル、平壌、釜山、仁川、大邱の朝鮮半島5大都市は元より、

半島は我がロシア国境に近い東北部だけ残して壊滅です。」

 

 国防相が提出した衛星写真には、

半島のほとんど全域で電燈の明かりが消えた様子が映っていた。

 

「何と言う事だ…!これが…たった1機のISのした事なのか?!」

 

「我々も信じられません。この破壊力は最早ISの領域を超えております。」

 

「(あの時『ツングースカよりも酷い目に遭わせる』と言ったのは、

誇張でも比喩でも何でもないと言う事か…。)

国連大使を総会に欠席させたのは正解だったな。連中は信用ならんからな。」

 

「大統領、今回の件で長老から通信が入りました。」

 

 と、秘書官が大統領の後見人「長老」から連絡が入ったと報告が。

 

「何?よし、繋げ。」

 

『ビクトル・ザンテミロヴィッチか?私だ。』

 

「これは長老。今御意見を伺おうかと…」

 

『うむ。まずは君の意見を言ってみよ。』

 

「その前に、韓国の現況から報告致します。

偵察衛星の報告では、暴走核弾頭の推定16ギガトン超級の

核攻撃(本当はホーキング輻射、核と誤解している)により、

着弾点から半径400kmを壊滅状態に陥れたとの事です。」

 

『……半径400kmか。最早核弾頭の領域を超えているな。

それで、どうするつもりだ?』

 

「ここは静観の一手でしょう。学園に彼女がいる限り、

国家代表が人質にされている様なものです。」

 

『妥当な所だな。』

 

「ですが、来年のモスクワ大会はいかが致します?

今回の事を口実に出場停止させる事も…」

 

『やめておこう。奴の意に沿わない事をすれば身の破滅を招く。

それより東部軍管区に露韓国境の警備強化を命じておけ。

放っておくと、韓国人の生き残りが流れ込んで来るやもしれん。

絶対に我が国には入れるな。場合によっては力づくで排除しろ。』

 

「はっ。」

 

『当面はそんな物で良いだろう。今回は北方四島を手放した事が奏功したな。

これで北方四島を持ったままなら、

いつ奴が攻め込んでくるかに怯える所だった。』

 

「全くです。では、この様に処置致します。」

 

『うむ。』

 

 

 

 その頃、富士の麓の合宿場に戻ったなのはは…

 

「…何なの?」

 

 なのはの眼前には無数の報道陣が待ち構えていた。

 

「ご覧下さい!!今、我々の前に、

新国家代表の高町なのはさんが到着しました!!

渋谷のデモ隊に対し、政府の命令で実弾射撃を行った張本人が

今、我々の目の前に姿を現しました!!

これより、本邦初のインタビューを開始したいと思います!!」

 

 そして、報道陣が一斉になのはにカメラを向けた。

 

 

 

 一方その頃IS学園では…

 

「高木理事長!今TVで高町が渋谷のデモ行進に実弾で攻撃したとか…」

 

 千冬が報告の為会議室に入った時には、理事長の高木順一郎以下

理事会メンバーと学園長の轡木夫人と夫で学園長代理の轡木十蔵の他、

主だった職員が集合していた。

 

「ああ。日本政府からも

『彼女のする事は全て日本政府が命令して(束がそう言わせた。)させた事。

国家代表操縦者として為すべき事を為すだけなので、処罰する事の無い様に』

と総理直々に釘を刺されたばかりだ。」

 

「そうですか…まあ、ここで理事会が何かしらの処罰を下すなら、

私も彼女に味方して即謀反を起こす積りでしたから。」

 

「そ、そうか…。」

 

「彼女のした事が、結果的に学園を護った事になっています。

その事実を無碍には出来ません。」

 

「でも、今上陛下に大昔のゲームのラスボスの前口上を言わせてましたよね…」

 

「確かに…日本のイメージダウンはもう避けられませんよこれ…」

 

「幾らなんでもやり過ぎじゃないんですか?」

 

「だが、政府がこう言った以上文句は言えまい。

下手な事を言おうものなら何をされるか…」

 

 千冬も無言で頷いた。

 

「「「「「(まだラリアットされた事がトラウマになってるんだ…)」」」」」

 

「理事長、間もなく高町さんへのインタビューが開始されます。

TVのチャンネルをNH○に合わせて下さい!!」

 

「ああ、○HKは…ここだな。」

 

 チャンネルが切り替わった瞬間…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

⌒*(◎谷◎)*⌒

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 TVに映ったのは、なのはの悪鬼の形相のどアップだった。

 

「「「「「ギャーッ!!」」」」」

 

 N○Kを見ていた全ての人間が悲鳴を上げたのは言うまでもない。

 

「あ、あの…!近いんでもうちょっとカメラから離れて貰っても良いですか?」

 

「却下!!どアップでなかったら、取材させてやらないの!!」

 

「そ、そんなー!!」「酷過ぎる!!!」「もうやだー!!」

 

 早くも逃げ腰の報道陣。当たり前だ。

しかも、アームを遠隔部分展開して逃げようとしたカメラを押さえつけ、

強引にどアップ状態を維持している。

 

「え、えーと…新国家代表の高町なのはさんでよろしいですね?」

 

「如何にも!!私が高町なのはなの!!

さあ質問するの!!1局1問だけ質問を聞くの!!」

 

 かくして、どアップのままインタビューが始まった。

 

「で、では渋谷のデモ隊に対し、政府の命令で実弾射撃を行ったとの事ですが、

事実なんですか?!」

 

「確かにやったの!反戦デモの名を騙ってISまで持ち出した武装蜂起だから、

皆殺しは当然なの!!政府は奴等をゲリラと判定した結果がこれなの!!

その後は韓国主力艦隊を全滅させて釜山に上陸して、

主要な都市を片っ端からぶち壊しにしたの!!

更に大統領と閣僚が中国に逃げようとしたからこれは核で爆殺したの!

トドメに半島のど真ん中にホーキング輻射砲を打ち込んで、

半径400kmを吹っ飛ばしたの!!」

 

 なのはの返答にたちまちどよめきが。

 

「半径400kmですか?!40kmじゃないんですか?!」

 

「400kmなの!!」

 

「それが事実なら、やり過ぎじゃないんですか?!」

 

「先制核攻撃に対する当然の報いなの!!自業自得なの!!」

 

「そんなに韓国が嫌いなんですか?」

 

「冤罪を着せる奴は誰でも嫌いなの!!

これがアメリカだろうがバチカンだろうがスイスだろうが、

今みたいな事をする奴は同じ目に遭わすの!!」

 

「韓国はこれまで儒教の教義に則って日本を見下し、

反日と言う名の日本人差別を行ってきました。到底許されない事は分かります。

ですがどう考えてもやり過ぎにしか感じないのですが?」

 

「この時ついでに中国を吹っ飛ばして、初めてやり過ぎと言うの!!」

 

「韓国だって、悪人ばかりではない筈です!それが分からないんですか?!」

 

「そんな奴は真っ先に始末するべきなの!!一番の脅威なの!!」

 

「はっきり言ってここまでやるのは世間も引きますよ。

国民からも非難の声が上がる事は間違いないのですが、それについて一言。」

 

「私は暴走核弾頭なの!!他人がどう思うかは気にも留めてないの!!

私を嫌悪するのは個人の自由なの!!でもね…」

 

「でも?」

 

「自分の国が戦争に勝って、自分も身内も無事で済んだ事を喜ばない奴は、

この世に存在してはいけない生き物なの!!そんな奴も始末するの!!

まさか…ここにいる皆は、そうじゃないよね?」

 

「そ、それは…勿論です!!」

 

「これから世間から大変なバッシングが出ると思いますが、

それは全て覚悟の上と言う事でよろしいのですか?」

 

「バッシングなんかどうと言う事は無いの!!

私の存在は、それ自体が世の中への一つの教訓なの!

バッシングではどうにもならない事がこの世には存在するの!!

この私こそがその例なの!!我が為す事は、我のみぞ知る!!

私をどんなにバッシングしても、何一つ、変わる事はないの!!

それじゃ質問が終わったみたいだから、最後に3つ言っておく事が有るの!!」

 

「3つですか?」

 

「まず一つは、日本政府は今月中に世界中に真相を公表して、

全世界に信を問う予定なの!!それでも世界が戦いを止める意志を見せなければ、

私は今回の武力行使に賛成した国を片端から破壊し尽くすだけなの!!

 

二つ目は、私はどんなSNSのアカウントも持っていないから、

ネットで私の名を騙る奴は全部成りすましなの!!

テレビ生放送での顔出し以外で、私がメディアで意見を言う事は無いの!!

そして三つ目は…」

 

 なのはは声のトーンを落とし、とびっきりドスを効かせてカメラに宣言した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

万国の女尊男卑主義者よ…絶滅せよ!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「私は冤罪を許さない!!それと同じ位女尊男卑も許さないの!!!

よって女尊男卑を推し進めるいかなる人権団体も、

それを見て見ぬふりをする国際IS委員会(IIC)

そしてIICを牛耳っていると噂の国際武器密売組織、亡国機業も、

全部私がこの世から廃絶してやるの!!

 

何故ならISは宇宙開発ツールに回帰しなければならないからなの!!

開発者の篠ノ之束が自分で兵器としての有用さを証明した以上、

兵器として使われる事は大目に見るの!!

でも、それも本当の開発目的の宇宙開発ツールに回帰してこそなの!!

だから私がIS道構想を止めさせたの!!

ISは女尊男卑の証明書じゃないし、武道の稽古道具でもないの!!

 

奴等に味方する全ての者よ、皆私を憎むが良いの!!

我が名は暴走核弾頭、高町なのは!!

我こそはISを極めし者、そして女尊男卑の最大の敵なの!!

文句が有るなら武器を取れ!!掛かって来い!!私が相手になってやる!!

…以上!!」

 

「えーと、それではこれでインタビューを終了します。

以上、現場からお伝えしました…。」

 

 これ以上のインタビューを続けると危険と判断した報道陣は、

逃げる様に演習場から去って行った…。

そして、その様子を遥か彼方から見つめる者達がいた…。

 

 

 

アメリカ合衆国 アラスカ州 アンカレッジ市 

国際IS委員会(IIC)新本部地下「亡国機業」 幹部会会議室

 

ハーハッハッハッハッハッハッハッハッハッハ!!

 

「こりゃ面白い!久々にワロタって奴だ!!」

 

 ここはアラスカ条約制定の地、アンカレッジ市に建設中のIIC新本部。

その地下会議室に下卑た笑い声が響き渡る。声の主は束の怨敵にして、

一夏を攫った国際武器密売組織「亡国機業(ファントム・タスク)」の首領の片割れ、

一夏、千冬、そしてマドカの父、織斑春三その人である。

 

「おやおや、楽しそうね春三。」

 

 傍らにいるのは妻の織斑千秋。もう一人の首領である。

 

『首領、笑い事ではないと思うのですが…。』

 

 通信の相手は報告に来ていたナンバー2のIIC常任理事にして

次期理事長のサンドラ・リーバーマンことプレシア・テスタロッサである。

 

「だが面白い物は面白いんだよ。

あんなギャグみたいなインタビューがあるか?」

 

『それはそうですけどね…』

 

「で、IICの常任理事サマは今後どうする気なんだ?」

 

『取り敢えず、現理事長の花小路は逮捕させる予定でしたが取り消します。

当然、日本のIS保有・開発の禁止と全ISコアの没収も同様です。

今奴を刺激すれば、我々はひとたまりも有りません。』

 

「おう、そりゃそうだ。」

 

『但し、韓国が保有していたコアは返還要求をする事を提案します。

何しろ10個ありますから、これはIICの所有としましょう。

大きな戦力増強となる筈です。日本政府には

「そうしてくれれば今後韓国が復興してもISコアは保有させないし、

日本の行為もジェノサイドとは看做さない」という条件を出して呑ませます。』

 

「成程な、そうしろそうしろ。…お?」

 

『ボス、私です。ハルシュタインです。』

 

 今度は筆頭技官のハルカ・ハルシュタインから通信が。

 

「ああお前か。何か面白い話を持って来たんだろうな。」

 

『それはもう。4つ良い報告が有ります。

まず一つ。米英が共同開発中の対IS兵器

「エクスカリバー」の乗っ取りが完了しました。』

 

「そりゃ結構だ。で、あれは生体融合兵器なんだろう。誰を載せるんだ?」

 

『もう搭乗者の手配は済んでます。ほら、そこに寝かせている…』

 

 ハルカが指差した場所には、少女が一人水槽に寝かされていた。

 

「なら良い。そいつは奴に対する切り札になるだろう。丁重に扱えよ。」

 

『勿論です。もう一つは、コイツの回収に成功しました。

現在治療中です。専用機はコアを奪われましたが、操縦者としては

学園の専用機持ち相手なら充分相手に成ります。どうします?』

 

『な…なま…なま…い…き…じゃ…』

 

 ハルカの後ろには、なのはに蛸殴りにされてゴミ収集車に放り込まれ、

満身創痍の倉林美也子がうわ言を吐きながら治療されていた。

 

「使えねえ事は無いからな。一応配下には入れておこう。

今度コアが10個入る予定だからな。専用機も作ってやれ。」

 

『10個?!どっから手に入れ…あっ。(察し』

 

「そう言う事だ。」

 

『成程…3つ目は、Mの居場所を突き止めました。

監視用ナノマシンを破壊されたせいで、大分苦労しましたが、

学園と英国IS省の裏取引の結果、警視庁に引き渡され拘留中です。』

もう間に合わないかもしれませんが、口封じをしておきますか?』

 

「あんな欠陥品なんぞどうだっていいさ。奴を超えられなきゃ、意味はねえ。

どうせ寝返って来るだろうが、その時は…分かってるんだろう?」

 

『まあ、アレくらいなら私でもどうとでも出来ますから。

最後に、これまでISコアの解析の進捗状況が纏まりました。

現在の進捗状況は9割を超えています。

我々は遅くとも年内にはISコアを生産できます。

但し、適切な資金が投入されればの話です。』

 

「ほう、遂にそこまで行ったか!よし、それなら資金を…っておい、

もうタイフーンの売り上げをはねた分は使っちまったぞ!」

 

『それでしたら、私から提案が。』

 

「何かあるのか?」

 

『世界各地の女尊男卑主義団体に声を掛けましょう。

奴は調子に乗って女尊男卑最大の敵を自称し、

我等やIICのみならず、彼女達に宣戦布告したというミスを犯しました。

大殺戮者が宣戦布告したとなれば、挙って我等に味方してくれる筈です。

彼女達から資金を募れば…』

 

「そりゃ尤もだ。そいつはお前に任せる。

あんな奴等に男が交渉に行っちゃ拙いだろうからな。」

 

『了解しました。』

 

「よーし、良いぞ。とんでもねえイレギュラーがやって来ちまったが、

俺達の計画はまだ順調に進んでる。

プロジェクトD.O.S(選別の餞別)は予定通りだ。

戦力を整えろ!政府を操れ!民衆を煽れ!決戦の日は近いぞ!

俺達亡国機業が、世界を次世代化するのは目の前だ!

ハーッハッハッハッハッハ、ハーッハッハッハッハッハッハッハッハ!!!!」

 

 恐るべき陰謀は想像を絶する規模に達している。

果たして、亡国機業の真の目標は?その先にどんな世界を求めているのか?

その答えは首領のみぞ知る。




早く軌道修正して、本格的な全面戦争に入らなければ。

今話のインタビュアーの質問内容は頂いた感想から採りました。
今後も感想での内容を本分にセリフとして反映させます。
尚、返答は全て「暴走核弾頭はそう思っている」ので、
間違っても作者の本心と誤解しないで下さい。
誤解して誹謗中傷的な感想を書いたから粛清なんて
運営もやりたく無い筈ですから。
(おかげで投稿が遅れたのは内緒です。)

次回「第29話 鬼神の居ぬ間に…」
次回以降は、なのはが不在の学園の様子を取り上げます。
ただ、何話まで続くか現段階では分からないんですよ。
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