魔法戦記リリカルなのはIS 高町なのはのIS学園見聞録   作:ピロッチ

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 あまけしておでめとうございます。ピロッチです。
平成もあと4か月で終わりですが、まだまだ本作の終わりの目途は立ちません。
そこに転職も加わって若干時間が取れなくなって来ましたが、
それでも2019年、張り切って更新をちまちま続けるつもりです。
それでは通算第87話、参ります。


第35話  秋霜

 さて、なのはの大暴走in韓国から一夜明けた演習場では…

 

「さあ今日からはISを用いた機動訓練なの!!!

今年からは各々が持ち味を活かした訓練にシフトチェンジしたから、

きっちり己の得意分野を把握して腕を磨くの!!!」

 

 何となのはがあれだけの所業をやらかしておきながら、

何事もなかったかの様に合宿を続けていた。 

そして、なぜか監督代行の秋月律子を差し置いてなのはが朝礼を仕切っていた。

 

因みに、朝礼の通り今日からはISを用いた訓練に移ることになっている。

 

「あ、あの~…」

 

「…何なの?」

 

「えーと、監督代行は私ですので、勝手に仕切らないでくれませんか?」

 

「却下!貴方が仕切らないから私が代わりに仕切ってやってるの!」

 

「いや、貴方が先走り過ぎ…」

 

「⌒*(◎谷◎)*⌒」

 

「だからその顔は止めて下さい、怖いです。」

 

「と言う訳で、早速訓練に入るの!!でも、その前に…」

 

「その前に…?」

 

「私の専用機がこの度三次移行を達成したの!!正しく言うと、

三次移行は夏に達成済みで今回の一件で初公開という形になったの!!

と言う訳で、三次移行した私の専用機、大魔王ナノリオンのお披露目なの!!

 

「だ、大…魔王…?」

 

 律子と合宿参加者達はその禍々しい名前にドン引きである。

 

「出でよ…大魔王ナノリオーン!!!」

 

「わーい!!」 

 

 なのはの声に応じて現れた大魔王ナノリオン。

そこに現れたのは、これまでと変わらないヤマトの待機状態だった。ただし…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

\キャッ キャッ/

⌒*(○∀○)*⌒

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 身長が2mに達している事を除いて。

 

「で、デカくない…?」

 

「更に成長してるうううぅぅぅ!!」

 

「ヒイイイイイイイ!!」「怖いー!!」「ナンデ?!成長ナンデ?!!」

 

 最早着ぐるみである。但し、中の人などいない。

 

「驚くのはここからなの!!さあ見せてやるの!!」

 

「いでよ、わがやっつのてよー!!」

 

パカッ
/ \

⌒*(○∀○)*⌒

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ワラワラ…やあ。⌒*(○∀○)*⌒ ⌒*(○∀○)*⌒やあ。ワラワラ…

やあ。⌒*(○∀○)*⌒⌒*(○∀○)*⌒やあ。\   /やあ。⌒*(○∀○)*⌒⌒*(○∀○)*⌒やあ。

ワラワラ…やあ。⌒*(○∀○)*⌒⌒*(○∀○)*⌒⌒*(○∀○)*⌒やあ。ワラワラ…

 

 ナノリオンの頭がハッチの様に開くと、

α版当時の待機状態と同じ姿の8体のぬいぐるみが飛び出した。

その正体は、主兵装L・彼岸手の待機状態である。

 

「イーーーーーーーーーーーーーーーヤーーーーーーーーーーーーーー!!!」

 

「増えたー!!」「何か増殖してる~!!」「キモいよ~!!」

 

 その惨状に恐怖し、怯え、叫び、竦む参加者達。

 

「とっても好評の様で何よりなの!!それでは訓練に入る前に…

国家代表にして監督代行である秋月律子による、模範演武を披露するの!!」

 

「えっ?高町さん?今日はそう言う予定は無いんですが…」

 

 いきなりの無茶振りに困惑する律子。

 

「と言う訳で、哀れな生贄…もとい、合宿の特別ゲストを紹介するの!!

米国代表操縦者のミス・イーリス・コーリングと

米軍テストパイロットのミス・ナターシャ・ファイルスなの!!

では早速秋月律子VSイーリス・コーリングの日米代表対決なの!!」

 

 そして、律子を無視して特別ゲストとして招かれたアメリカンコンビ。

この2人は学園襲撃の際に捕えられ、色々と危ないお仕置きを食らった挙句、

「この事をバラされたくなかったら

日米合同合宿の名目で今月一杯なのはに付き合え」

と束に脅されて渋々連れて来られてここにいる。

表向きはゲストだが、その実は体の良い人質である。

 

「な、何でアタシ等が日本の合宿に…」

 

「えーと、貴方達って、今韓国と戦争してる…のよね…」

 

「戦争は決着が付いたの!1910年以前から出直させてやったの!!」

 

「えっ…1910年って…」

 

「ちょ、ちょっと!勝手に合宿の予定を変えないで下さい!!」

 

 と、ここで我に返った律子から漸くツッコミが。しかし…

 

 

 

 

 

ギロリ…

⌒*(◎谷◎)*⌒⌒*(◎谷◎)*⌒⌒*(◎谷◎)*⌒⌒*(◎谷◎)*⌒

⌒*(◎谷◎)*⌒⌒*(◎谷◎)*⌒⌒*(◎谷◎)*⌒

⌒*(◎谷◎)*⌒⌒*(◎谷◎)*⌒⌒*(◎谷◎)*⌒

何なの?

 

 

 

 

 

「ビビクッ!!」

 

「早く支度するの!!さもないと3対1で対私の模範演武に切り替えるの!!」

 

「「「ハイヨロコンデー!」」」

 

 効果が無かった事は言うまでもない。

 

 

 

「はぁ~…何でこうなるのよ…」

 

 と言う訳で、訓練前の模範演武と称した律子VSイーリスの

日米代表対決が行われる事に。えっ?なのはとナターシャはどうするって?

ほら、ナターシャは代表じゃないし、対なのは?それは唯の拷問である。

 

「ああもう仕方ない、私だって国家代表の端くれ、

やってやろうじゃないのよ!」

 

「OK!お前相手ならまともな戦いが出来そうだな!」

 

「そうだと良いわね…『秋霜』展開!」

 

 イーリスのF・クェイク展開に合わせ、律子も専用機「秋霜(しゅうそう)」を展開する。

この機体は全身装甲(フルスキン)型と呼ばれる全身を覆う形式を取っており、

武装は右手の大型光線砲と左手と両踵の計3挺のレーザー銃、

更に格闘戦に備え、全身のあちこちに仕込み衝角を備えている。

もっと端的に言い表すと「サ○ス・ア○ン+ベ○ネ○タ+α」である。

なのはは夏休み初日の騒動で一度見ているが、

律子が防衛軍に復職を命じられた事で

警視庁IS小隊時代の白黒塗装から迷彩に塗り替えられ、

パトランプと旭日章は外されていた。

 

 

「では始めるの!!いざ勝負なの!!」

 

「オラーーーーーーーーーーーッ!!」「イヤーーーーーーーーーーーッ!!」

 

 開始早々、両者共瞬時加速で急接近しインファイトに持ち込む。

 

ガッ!!

 

 互いのハイキックが激突。と、ここで予想外の事態が発生。

 

「「うわ!」」

 

 何と衝撃で両者とも弾き飛ばされ、距離が開いてしまった。

 

「くっ、昔戦った時より威力が上がってる…以前の積りで戦うと

絶対勝ち目はないわね…仕方ないか。」

 

 律子は左手と踵のレーザー銃で牽制。

唯射つのでは無く、体術と複合させる所謂ガンカタである。 

 

「おっと!」 

 

「この!」

 

 しかし、レーザーはあくまで牽制用の為弾幕を張るには至らず、

イーリスには避けられてしまう。

逆にイーリスは単分子ブレードを展開して再接近。イーリスの突きに対し、

律子は右手の砲からエネルギーワイヤーを射出して絡ませた。

 

「なっ?!」「そぉい!」

 

 そのまま後ろに投げ飛ばすが、体勢を立て直してあっさり着地した。

 

「お互い…以前とは変わっちまったな。」

 

「そっちこそ…!

(レーザーを機銃にバージョンアップの予定は立っているけど、

まだ実物が届くのに時間がかかるのよね…)」 

 

「気を取り直して…オラーーッ!!!」「何の!!イヤーーーーーーッ!!!」

 

 仕切り直すと再度急接近。まずイーリスが右ストレートで仕掛ける。

 律子も拳で受けて初撃を撥ね退けるが、追撃で左の裏拳が飛んで来た。

 

「うわっとと…!」「ちっ、避けられた!」

 

 隙を与えず、今度は足技で仕掛けるイーリス。

律子に飛び道具を使わせない為、兎に角離れず攻撃し続ける作戦を取った様だ。

 

「さっきから互いに直撃を貰ってないの。お互い実力は互角なのかな?」

 

「知らなかった?リツコとイーリは前回大会で戦った事があるのよ。

その時はギリギリでイーリが勝ったわ。次の相手がブリュンヒルデだったから、

負けるが勝ちで貧乏くじを引かされたけど。」

 

「その辺りはさっぱりなの!!私、ISに乗って1年も経ってないの!」

 

「えええええ…(そんなドヤ顔で言われても…)」

 

 こちらの情報を知らないというより興味も無いのに、

学園であれだけ一方的に倒された事実から、

改めてなのはが突然変異級の大怪物と思い知ったナターシャであった。

 

「体術と銃を組み合わせたファイトスタイルか。

どちらかに特化した方がよさそうな気もするけど、

仮にも国家代表になれたなら、必要は無いか…」

 

「なんかねー、もともとはかくとういっぺんとうだったみたいなの。

でも、あいえすはかくとうせんがすべてじゃないことをしゅちょうするために

がん・かたにてをだしてから、あのくそばばあどもににらまれて

ぼうえいぐんをおわれたんだってー。」 

 

「成程ね…」

 

 今の所両者の実力は伯仲している。この戦い、中々一筋縄ではいかなそうだ。




 久しくワンサイドゲームしか書いていなかったから、
実力の互角同士の戦いを書けなくなる所だった…。
おかげで、顔文字大量生産で誤魔化す始末。

次回「第36話  烈日」
日米代表対決、決着編。
しかし、何やら良からぬ企てを企む者が…

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