魔法戦記リリカルなのはIS 高町なのはのIS学園見聞録   作:ピロッチ

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 さあお待ちかね、真相発表の時間です。果たして、各国の反応は如何に?
それでは通算第89話、参ります。


第37話  ショー・ザ・フラッグ

 律子とイーリスの日米代表対決から数日後、

なのはの大暴走in韓国の結果と韓国の惨状が国際社会に広まるにつれ、

世界各地から日本及びなのはの所業への非難の声が上がりつつあった。

そして東京の首相官邸では…

 

「そうか…やはり意図的に行っていたと言うのだな。」

 

『そう言う事になりますな。しかし、これだけの機密文書があれば…。』

 

「うむ。国際社会も反論は出来まい。」

 

 今、山口首相が米田防衛相から

「ソウルに派遣した水陸機動師団が押収した機密文書が到着した」

と報告を受け取った所である。

 

「これで暴走核弾頭が○HKに宣言した通り、今月中の真相公表が可能となる。

直ちに記者会見の準備を始めよう。それと米国の方はどうなっている?」

 

『今の所、何か動きがあったという報告はありませんな。』

 

「そうか。だが米政府が未だ沈黙を保っているのもは解せん。」

 

『金道均は確かに物部天獄に米首脳陣へ思想同調術を掛けさせたと

言っていましたからな。何はともあれ、防衛軍には警戒を続けさせます。』

 

「良かろう。いざと言う時は暴走核弾頭と篠ノ之博士への連絡を

最優先に行う事も忘れるな、全軍にもその旨再度確認させる様に。」

 

『確かに伝えます。では、これにて。』

 

 

 

 

 

 

 一方、IS学園では…

 

「な、何だよコレ…!」

 

「そんな…こんな事って…!」

 

 なのはの大暴走の全容が明らかとなり、

各国で報道されている件は当然学園にも伝わっていた。

 

「こんなの…幾らなんでもやりすぎだよ!」

 

「で、でも先に手を出したのは韓国だし…」

 

 1組の生徒達はなのはの行為に対して賛否両論の様子だ。

 

「お前達、静かにしろ。早くしないとSHRが始まるぞ。」

 

「でもち…織斑先生、なのはさんが韓国を…」

 

「ああ。その件で束から報告があるから良く聞け。実は韓国はSLBM…

潜水艦からの核ミサイルで日本を攻撃しようとしていたらしい。

そして、弾道ミサイルの目標を解析した結果、

一発がこの学園を狙っていたという結果が出たそうだ。」

 

「え?!それって…」

 

「つまり、もしも高町が居なかったら日本全土どころか、

この学園も核の炎で灰にされていた…私達諸共な。」

 

「じゃ、じゃあ…」

 

「奴はまたしてもこの学園を救ったと言う事に成る。

お前達があ奴の行動をどう考えるかは自由だ。

だがこの件を語るなら、この事実だけは頭に留めておけ。」

 

「「「「「…………………。」」」」」

 

「(学園に韓国籍の生徒がいないのは幸いしたな。

もし一人でもいれば…イジメだの何だのと、問題の拡大は免れんな。

高町め…相も変わらず反応に困る事をしおって…はぁ…)」

 

 千冬の苦労はまだまだ続きそうだ。

 

 そして、記者会見の時が来た。

諸外国の報道陣が一堂に会する中、山口総理が姿を現して着席する。

 

「それでは先の日韓戦に関し、

山口総理大臣の記者会見を始めさせて頂きます。」

 

「日本国内閣総理大臣、山口和豊である。

私は日本政府の代表者として、この度の大韓民国…

以下、同国への武力行使に関し、兼ねてからの約束通り

世界に真相を公表する為にこの会見を行うものである。

 

まず断言する事が有る。今回の我が国が武力行使を行った理由は

我が国に対し同国が民族浄化を目的とした先制攻撃を行ったからであり、

今日の同国の惨状は、それらの所業に対する自衛の結果である!」

 

「「「「「え、民族浄化(エスニック・クレンジング)?!」」」」」

 

 いきなり飛び出したワードにざわめく報道陣。

すると、その中の一人が質問を申し出た。

 

「BBCの○△□です。山口総理、1億人を遥かに上回る日本国民に対し

民族浄化を仕掛けると言うのはあまり現実味のある話とは言えません。

なぜ韓国が民族浄化を仕掛けたと言えるのか、根拠をお聞かせ願いたい。」

 

「根拠としては、二つの物的証拠が挙げられる。」

 

「物的証拠とは?」

 

「一つは、この核弾頭である!」

 

 防衛軍が回収したSLBMから取り外された核弾頭の写真が公表された。

 

「同国は旧北朝鮮を吸収合併した際、

非核化を宣言しておきながらのうのうと核を秘蔵し、

あまつさえ広島と長崎を含む日本各地に核攻撃を企てていたのである!

そしてこの写真の核弾頭は広島を目標としていた事が判明している!」

 

「成程…では、もう一つは?」

 

「大統領府地下から発見した機密文書である。この文書には、

この戦争が日本国民の絶滅を最終目標としている事が明記されていた。

詳細に関しては、他の文書共々公表する用意がある。」

 

「分かりました。私からの質問は以上です。」

 

「アルジャジーラの△○□です。韓国が日本国へ核兵器を用いた

民族浄化戦争を企てていた事は理解しました。

ですが、日本が行った反撃はやりすぎではないでしょうか?

総理の見解をお聞かせ願います。」

 

「我等が同国に行った行為は、同国が我等に行わんとしていた行為である。

同国は国民情緒法という独自の理念を持ち、

この度開戦を決断した金道均大統領は韓流民主主義を掲げ、

国民情緒を以て憲法と為すと明言し、それを実行した。

 

即ち、同国は自国民の確固たる意志を以て我が国への民族浄化戦争を

決意したのであるから、その責任は同国の全国民が取るべきである。

そして具体的な方法として、彼等が我等に為そうとした事を

その身で味わう事が、彼等が為し得る最上の贖罪と判断した。

故に、暴走核弾頭と防衛軍に全力で同国を討伐せよと命じたのである。」

 

「その結果が、寧辺への100メガトン級水素爆弾による核攻撃と、

鉄原への16ギガトン級の超核爆弾攻撃と言いたいのでしょうか?」

 

「…如何にも。但し、一つ訂正すべき所がある。

暴走核弾頭が鉄原市に行ったのは核攻撃では無く、

ホーキング輻射砲による砲撃である。」

 

「ホーキング輻射砲…それはいかなる兵器で?」

 

「開発者である篠ノ之束博士曰く、人工マイクロブラックホールを生成し、

ブラックホールからの熱的エネルギー放射を弾丸とする火砲である。

その威力は最大出力ならば、

半径400kmを破壊可能であるとの試算が出ている。

この砲は現在波動砲の名で暴走核弾頭専用機『ヤマト』に搭載されている。」

 

「そうですか…質問は以上です。」

 

「では真相公表の続きに移りたい。同国の悪業はこれに留まらず、

国連総会の場で敵国条項に基づいた武力行使を提言し、

棄権の上退室した者を除く国連大使及び米国首脳陣に対し、

超能力者による洗脳工作を行い、可決させていた事実が発覚した!」

 

「ちょ、超能力だって?!」「幾らなんでも荒唐無稽が過ぎる!」

 

「新手のジョークの積りなのか?」

 

「いくらアニメ大国とはいえ、

そんなアニメの世界の所業を信じているなんて…。」

 

 超能力による洗脳工作。俄かに信じがたい所業に更に騒然となる報道陣。

 

「信じ難いと言うのは分かる。

だがこれは同国大統領金道均が自ら認めた事実であり、

我が国はその証拠としてホログラフ通信の記録を公表するものである。」

 

 そして、道均からなのはへの降伏勧告の記録が会見場に流された。

 

『気付いたか?この道着の男の名は金成羅。

物部天獄の名前でネトウヨ・キモオタ列島で宗教団体を率いていた男さ!

 

この男は超能力の使い手でな、自分の発言に他人を同調させる事が出来る!!

例えばこの男が誰かを指定してケチだと言い降らせば、

どんな太っ腹でも周りの人間にケチと思わせる事が出来るのさ!!

 

もう分かっただろう!!

この力で、貴様等ネトウヨ・キモオタ帝国は滅ぼすべきと

各国の国連大使とアメリカ首脳陣に思想同調術を掛けさせたのさ!!

 

これ以上暴れれば、アメリカを動かして直ちに攻撃を始めさせるぞ!!

いや、アメリカだけじゃない!!他の国にも同じ事をしてやるぞ!

そうなれば、全人類が総出で貴様等を滅ぼしに来るんだぞ!!』

 

「「「「「……………。」」」」」

 

 記録を一通り見終えた報道陣は、最早開いた口が塞がらない様子だった。

 

「これは…本当の事なのか?」

 

「おいおいおい、コイツは…史上最大のスクープだ!!」

 

「もし事実ならナチの上を行く悪行だ…!!」

 

「こんな事有って良いのかよ…これはもう…。」

 

「ああ…うん…もう擁護しようが無いな…。」

 

「そ、そ、そ、総理!質問の許可を!!」「許可します。」

 

 ここで米国CNNの記者が大慌てで質問の許可を願い出た。

 

「CNNの△□○です!もしこの通信記録が事実ならば、

我が合衆国の首脳陣は今まさに対日戦を企てていると言う事になります!

総理はその前に合衆国へ先制攻撃する意図はないと保証できますか?」

 

 もしそうなったら、今度は米国本土に波動砲が飛んで来る事は明白だ。

そうなれば、今度は100年前と立場が逆転する可能性は極めて高い。

復讐と称して米国をどんな目に遭わすのか分かった物ではない。

 

「米国の動きに関しては、防衛軍に監視を続けさせているが、

米国への先制武力行使は在り得ないと明言する…但し!」

 

「但し…?」

 

「もしも交戦状態に突入した場合…

我が国は暴走核弾頭に『好きに暴れろ』と命ずる用意がある!」

 

「!!!」

 

 要するに、韓国でやった事をそのままやれという命令である。

 

「改めて申し上げるが、この度今上陛下があの様な口上を述べられたのは、

これまでの同国の日本国への所業に対する徹底報復の意思表示である!

 

なぜ我が国が今まで沈黙していたのか?

それは断じて彼等の主張を認めるという意図では無い。

諸外国の記者の中にはもう知っている者もいるかもしれないが、

一つは我が国の

『低程度の主張への反論は、自らが相手と同程度と認めるのと同じ』

とする風潮であり、

もう一つは同国の我が国への所業が政府主導で意図的に行っていたという

確証を得ていなかったからである。

 

だが、我が国は変わった。最早同国と同程度の国と思われても構わない。

我が国は今後この様な所業には徹底的に反撃する!

 

また、我々は同国の荒唐無稽な歴史認識と

それに基づく今までの仕打ちの数々は、

漢字を捨てて自国の古文書の読解を困難にした結果では無く、

全てを知った上で、日本民族への差別行為を全世界に許諾させる為に

行っていた事の証拠を遂に発見したものである!

 

その証拠とは、同国大統領府の地下に秘蔵された機密文書である!

今回、我が国はその原文と英訳文を一切の修正を行わず、

全世界に公表するものである!

 

そして、肝に銘ずるが良い!

これまで日本国は紛争解決の手段として武力を用いないという

旧9条の理念に基づき外交での解決に努めていた。

だが、白騎士事件を経て我が国は変わった。旧9条を改め、

自衛の為なら実力行使も辞さないと明記した以上、

我々は武力による自衛を厭わない!

 

その上で、日本国は同国に対して以下を要求する!」

 

 山口総理が出した要求を纏めると、以下の通りとなる。

 

・今までの反日政策は旧北朝鮮との正統性争いと旧貴族層の逆恨みが齎した

 事実無根の民族差別であると正式に認め、

 今後はドイツの非ナチ化政策を参考に、反日を法によって禁止する事。

 

・これまでの同国の歴史教育は自民族の優越を誇示する事を目的とし、

 国民に意図的に史実と異なる歴史を教えていた事を正式に認め、

 今後は客観性確保の為第三国の調査に基づいた資料を以て教育を行う事。

 

・今回、非核化を宣言しておきながら核兵器を秘蔵し、日本に発射した事は、

 同国が韓流民主主義の名の下に国民情緒を憲法と定めている以上、

 同国民の確固たる意志で日本国民の絶滅を企てたと解釈されるべきである。

 よって、残された同国民は責任を取り、今回のホーキング輻射砲攻撃を含む

 日本国代表IS操縦者「暴走核弾頭」高町なのはが同国に対して行った

 全ての行いは同国民の自業自得である事を認めてその全てを許し、

 その証拠としてあらゆる形での謝罪、賠償の請求権を永久に完全放棄する事。

 

「以上の3つを同国に要求する物である!もしこれを拒否した場合、

日本国は暴走核弾頭に対し、ホーキング輻射砲を用いて

同国領の全生存者の殺害を命ずるだろう!

 

無論、回答如何に関わらず同国出身者並びにその子孫が

来年度以降日本国に居住する事を許可しない事とする!

当然、国交断絶時に決定した入国、就労、帰化等の厳禁は継続する!

 

その上で国際連合に対し、今回の議決は大使を超能力者で洗脳して得た

不当な議決と認めて直ちに撤回する事、同時に同国を国際連合から

除名する事を要求する!また全国連加盟国に対しても、

同国に対する国家承認取り消しか国交の破棄を要求する物である!

 

併せてICPO、国際刑事警察機構に対し、国連大使を洗脳した超能力者、

物部天獄こと金成羅を国際指名手配する事を要求する!

 

もしこれを拒む国があれば、日本国民に対する民族浄化に賛同したと見做し、

直ちに暴走核弾頭に対してホーキング輻射砲を含むあらゆる手段を以て

同国と同じ目に遭わせる事を命ずるだろう!

我が国は今後自らに仇為す輩に対し、以下の一文に基づいて対処する!

即ち『我等、汝等をして我等の身に為さんとする行い、

汝等の身にしかと味わわせる』である!!

 

最後に、改めて同国に以下の事を申し渡す!

 

『今回の事態は全て汝等の自業自得である。

最早汝等に諸外国と国交を持つ資格は無い!

国交を結び直すに値すると認めて欲しければ、

今までの反日思想を嘘偽りと認めて永遠に放棄し、

己の力のみで1910年から出直せ!』

 

それが、我々の要求である!!…以上で会見を終了する。」

 

 山口首相の会見は早速世界各国に報道され、

各動画サイトでも英語吹き替え版がアップロードされた。

そして、一夜明けた官邸では…

 

「総理!先日の会見の結果、英仏両国が今回の件に関し中立を宣言!

国連大使は人事不省を理由に職務を停止し、代理人と派遣するとの事!」

 

「EUも韓国に対し、最大級の非難を表明!

併せて我が国への同情と中立を宣言しました!」

 

「インド首相が会見!韓国との国交を破棄し、

我が国への全面協力の用意があるとの事!」

 

「米国から最新報告!先の会見の真偽確認の為首脳陣の身柄を一時拘束し、

精神鑑定を行うと宣言!その間は下院議長が大統領を代行する模様!」

 

「ハーグのIICから声明!韓国が保有していたISコア、

計10個の返還を要求して来ました!返還するなら

今後韓国のIS保有資格抹消の用意があるとの事!」

 

 続けざまに国外の反応が首相の下に齎される。

 

「どうやら、我々の主張は好意的に受け止められていると見て良いだろうな。」

 

『その様ですな。これで長年の懸念が払拭されれば良いんですが…』

 

「そ、総理ーっ!!」

 

「何事か!」

 

「先程中南海から、中、韓、露と国際刑事裁判所、

そしてICPOの合同で以下の声明が…」

 

「何?」

 

 その声明というのは…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 日本国に対する軍備の解体及び皇室の国外追放と共和制への移行要求と、

また、国際刑事裁判所から現閣僚となのは、束、千冬への逮捕状発行の決定。

そして敵国条項に基づく武力行使の決定であった。




 戦争終結の一筋の希望は与えられ、
呆気無く断たれてしまいました。
それが何を意味するのか、なぜ誰も気づかないのだろう?


次回「第38話  魔王の国」
講和斡旋にあれだけ積極的だった中国の翻意、そして理不尽な決定。
なのはの怒りは、遂に越えてはいけない一線を越えた。
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