自由なチート暇人   作:sakuya-syu

4 / 71
昨日は疲れたー。
今回は新キャラ二人登場。


第03話

Side-???

 

 ある家の中のリビングで二人の少女がいた。

「今日だったよね、新しい人が来るの」

 話を切り出したのは蒼いロングヘアーの少女。髪の左右には黄色いリボンが付けられている。

 こくりと頷く、もう一人の少女。銀髪碧眼の少女で、頭、胸、手足に鎧を身に付けている。

「どんな人が来るのかな?」

『あの人が選んだから、きっといい人』

 声を発して話す青紙の少女に対して、筆談で会話をする銀髪の少女。

「そうだよね、私もそう思う。早く来ないかなー」

 二人は今日来る人がどんな人なのかと考えながら、新しい家族を待った。

 

 

Side-少年

 

 少年と少女は落下していた。見たところ真下は森だった。なぜ落下しているのかというと、あの図書館(仮)から消えたと思ったら送られた先が空だったからである。

「あの女、始める前にゲームオーバーさせる気か」

『斬新だな』

「死んでまたあそこに行ったら殴ってやる」

『あはははは』

 

―ビクッ

「なぜか悪寒が・・・」

 

 おかんを感じた管理者は放っておいて―「放っておかないでください!」―ほっといて、

「まずはこの状況をどうするかだな。なんか体が丈夫になったっぽいから死にはしないと思うが」

『あとシュウが幼くなってる』

「ん、ほんとだ」

 真紅に言われて、自分の体を見る少年。落下しながらも、何故か落ち着いてる二人。

『たぶん、落ちたら最悪死ぬかもしれないぞ?』

「・・・まあ、こういう時は渡されたものがどうにかしてくれるっていうのがありがちな展開なんだが・・・」

『だな』

 二人は来る前にもらった蒼い玉を見る。

「・・・・・・」

『・・・・・・』

<・・・・・・>

「・・・砕くか」

<やめてください!?>

「ちっ」

<舌打ちされました!?>

「なんで、黙ってやがった」

<それは・・・、ノリで?>

「いい度胸してんな」

 ギリギリと握る手に力を込める。

<冗談です!ごめんなさい!だから力を入れないでください!―ピキッ―今、ヒビが入りましたよ!?>

「で、どうするんだ?」

<スルーですか!?>

「・・・・・・」

<わかりましたから無言で力を入れないでください!>

『それで、どうすればいいんだ?』

 話が進まないので、真紅が聞く。

<えっと、私を使うには登録が必要です>

「じゃあいいや」

<してください!>

「ち、どうすればいい」

<えっと、あなたの名前はすでに管理者によって登録されています>

『そういえば、名前は変えたって言ってたな』

<Yes。名前は“黒沢 鷲(くろさわ しゅう)”。苗字は変えましたが、名前はしたの字を取っただけにしたみたいです>

「じゃあ、もういいな。早くどうにかしろ」

<待ってください。最後に一つだけ必要なんです>

『それは?』

<私に名前を下さい>

「ゴン太」

<即答で犬に付けるような名前を付けないでください!>

「ち、じゃあ、空の上でツッコミばかりする使えないガラクタ」

<もう名前でもないじゃないですか!?ちゃんと考えてくださいよ!>

「・・・・・・」

<なんで黙るんですか!?>

『なら私が付けてもいいか?』

「ん、いいぜ」

 考えるのがめんどくさかった彼は真紅に任せた。

『じゃあ、“ラピスラズリ”はどうかな?』

「へー色も語源もあってるしいいんじゃないか。というわけだラピス」

<ラピス?>

「長いから短くしただけだ」

<わかりました。正式名称“ラピスラズリ”、愛称“ラピス”で登録します>

「名前をやったんだから早くしろ、地面が近い」

 気づけばあと数秒で鷲は地面に激突するところだった。

<では、セットアップと言ってください。あとは私がやります>

「・・・セットアップ」

 鷲が言うと光に包まれ、服装が変わる。鷲の服装はコートにシャツ、ズボン、ブーツ、腰にある剣さえも黒で全身黒ずくめだった。

「これは?」

<これはバリアジャケットと言って防護服のようなものです>

「へえ」

『それよりシュウ』

「なんだ?」

『浮いてる』

「ん、おお!」

 気づけば、彼は地上数メートルの場所で浮いていた。前の世界でも浮いたり、飛んだりする術はあったが、鷲は出来たことはなかったので、新鮮な気分なようだ。

<正確には、浮いているのではなく飛んでいるのです>

「・・・・・・」

 試しに右へ行ったり前へ行ったりしてみる。

「おお」

<とりあえず地面に降りてください。人に見られては大事になりますので>

「しゃーないな」

 あっさり言うと鷲は地面に降りた。

「ふー」

<あの、主様>

 一息つく鷲に声をかけるラピス。

「あ?」

<今更ですけど私が話していることに驚かないのですか?>

 本当に今更すぎる疑問に彼は鼻で笑った。

「ハッ、あいつは言ってたぞ、詳しくはお前に聞けって」

<なるほど、そういうことですか>

 ラピスは彼らが自分が話して驚かないことを理解した。

「でもまあ、話す宝石って珍しいな、・・・・・・バラすか(ボソ」

<聞こえてますよ!?恐ろしいこと言わないでください!>

「(三割)冗談だ」

<むー、ほとんど本気に聞こえたんですが・・・>

 意外に勘の鋭いラピス。

『それで、これからどうすればいい?』

 この世界に来たはいいが、二人は家の場所もわからないのだ。

<はい、とりあえずあなたたちが住む家へと案内します。そこに協力者もいますので詳しくはそこで話します>

『わかった』

<それと主様>

「なんだ」

<真紅様と会話をするときは心の中で話すようにお願いします>

『なぜだ?』

<それは、真紅様の姿が主様と私以外には見えないからです>

「そういうことか、わかった」

<お願いします。では家へとご案内します>

 そう言って、二人と一つ?はこれから住む家へと向かった。

 

 




主人公の名前をやっと出せました。あと新キャラの方ですがもうわかる人もいると思います。次回名前も出します。
因みにラピスラズリは、ラピスが「石」、ラズリの語源が「天・空・青」という意味らしいです。それで意味が「群青の空の色」といいます。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。