自由なチート暇人   作:sakuya-syu

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気がついたら1ヶ月経ってました・・・


第57話

 あれからギャーギャー騒ぐ三人と呆然とするヴォルケンリッターを(物理的に)正気に戻し、それぞれの家に帰った。

「それで、キスする必要あったの?」

 帰り道、隣を歩いていた弥生が話しかけてくる。ちなみに今二人は鷲の家でパーティーをするために鷲の家に向かっている。

「言ったろ、バグを消すためだ」

「そう」

 実際はキスをしてバグを取り込み、鷲の中の竜にバグを喰わせて消滅させた。しかし、竜にバグを喰わせたことで当然竜の力も強くなった。平然としている鷲だが、

実際は抑えるので必死だった。

(完全に抑えるまでまだかかるか・・・)

 そんな鷲の気を知ってか弥生が一言いった。

「辛かったらいつでも言いなさい」

「・・・ああ」

 そして二人は家に着くまで無言だった。

 

 

「メリークリスマス!」

「メリークリスマス」

「め、メリークリスマス・・・」

 鷲と弥生が家に着くと早速クリスマスパーティーが開かれた。戦いに巻き込まれた卯月も家にいた。アリサが送ってくれたらしい。

 今は鷲の隣で料理を食べている。

「美味しいです・・・」

「でしょ?ほとんどシュウ君が作ったんだよー」

 まるで自分のことのように得意げに話すリア。

「お、お兄さんがですかっ?」

 卯月もそれを聞いて驚いている。料理はできると教えていたはずなんだが。

「予想以上に美味しかったってことよ」

 卯月の向かいにいる弥生が説明した。何故か少し不機嫌そうだ。

 

 

 それから食事を終えた五人はゲームをしたり、リアが借りてきた映画のDVDを見たりした。

「スー、スー」

 DVDを見ているといつの間にか卯月が鷲の肩を枕に眠ってしまっていた。時計を見ると既に十時になっていた。鷲は眠ってしまった彼女を客室に連れて行き、敷いてあった布団に寝かせた。鷲は卯月の頭を一撫ですると部屋を出た。

 

「悪いわね」

「気にするな」

 鷲はソファに座りテレビに目を向ける。内容が途中からになってしまったが、まあ大体想像できるのでいいだろう。

「それと、はい」

 弥生がリボンのついた包みを鷲に手渡す。

「おう、サンキュー」

「一応、私と卯月から」

「そうか、なら、俺も」

 鷲も弥生にプレゼントを渡す。

「あとリアとユーもな」

「ありがとう、シュウ君」

「ありがとう」

「じゃあ私たちからも、はい」

「はい」

 リアとユーからもプレゼントをもらう。

「開けてもいい?」

 リアが聞いてきたので頷くと、三人はプレゼントを開けた。

「わあ」

 リアは中身を見て声を上げた。ちなみにプレゼントは

 

リア → 髪飾り

ユー → ぬいぐるみ

弥生 → ブレスレット

 

となっている。ちなみに四人からもらったのは

 

リア → 服(ジャケット)

ユー → 本

弥生&卯月 → 手袋とマフラー(手編み)

 

だった。

 

 それからしばらくして三人も眠りについた。

 

 

―おまけ―

「ん、うん」

 卯月が目を覚ます。横を見ると隣には姉の弥生が眠っていた。そして、枕元には大きいものと小さな包みがあるのに気づいた。

「?」

 

―卯月へ

 メリークリスマス―

 

 小さい方にはカードが貼られており、大きい方は特に何も書いていなかった。卯月は小さな方から包みを開けた。

「あ」

 小さな方には洋服が入っていた。これはおそらく姉からのプレゼントだろう。字も姉の字だ。

「こっちは?」

 卯月は大きい方を開ける。

「わー」

 中には大きなクマのぬいぐるみが入っていた。以前から自分が欲しかったぬいぐるみだ。

「(誰にも言ってなかったのに・・・)」

 卯月は基本的に欲しい物があっても欲しいとは言えない性格だ。なので、誰にもこれが欲しいとは言ったことがない。おそらく姉なら言わなくてもわかるかもしれないが、そんな素振りを見せた覚えはない。それに姉は洋服をくれた。

「もしかして、お兄さん?」

 何も書いていないので断定はできなかったが、卯月は鷲からだろうとほぼ確信していた。なぜ欲しい物がわかったのか、もしくは偶然かはわからないが、することができた。

「お礼言わなきゃ・・・」

 お礼を言ってもはぐらかされるかもしれない。ただ、それでも感謝の気持ちを伝えたかった。

 

 




スランプに入ってしまった・・・
今回は短いですが最後まで読んでくれてありがとうございます。

次はGOD編になると思います。
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