テスタロッサと別れた鷲は次に転移反応があった方へと向かった。とりあえず逃げた偽物の情報を少しでも集めようと思ったからだ。
「この辺りか」
周りを見渡すが特になにも―――
「魔力反応か」
おそらく戦闘だろう。鷲は魔力反応がする方へ飛んだ。
Side-高町 なのは
「あのお話聞かせてもらってもいいですか?」
「・・・・・・」
今、なのはの目の前には銀髪の女性がいる。
「(飛んでるから魔導師だよね)」
「し、失礼します!」
そう言って、女の人は逃げてしまった。
「ちょっと待ってください!」
なのはは後を追った。
-Side out-
魔力反応がする方へ行くとそこでは高町と銀髪の女が戦っていた。
「何やってんだか」
見ていると銀髪の方が逃げた。高町の驚く声が聞こえるが、
「追ってみるか」
鷲はその後を追った。
Side-金髪少女
「あ、アインハルトさん」
「ヴィヴィオさんの方も大丈夫なようですね」
「はい!」
アインハルトと呼ばれた銀髪の女性はビルの屋上に降り立ち少女の姿に戻った。ヴィヴィオと呼ばれた金髪の少女は先にここに逃げてきていた。
「それにしても驚きましたね、ユーノ司書長も小さかったし」
「ええ、ヴィヴィオさんのお母様も幼かったですし・・・・・・」
「過去の世界なんですよね・・・・・・」
「おそらくそうでしょう」
ヴィヴィオとアインハルトは驚くとともにこれからどうすればいいのか考え込んだ。
「とりあえず寝るとこでも探したらどうだ?」
「そうですね」
「やはり野宿というわけにもいか―――」
アインハルトは言葉を続けることができなかった。なぜならいつの間にかそこには一人の少年が立っていたのだから。
-Side out-
鷲が言葉を発したあと二人は金銀少女は固まった。
「ん?」
瞬間、二人はバッと鷲から距離を取った。
「い、いつの間に・・・」
「それにしてもからだ」
「ほとんど最初っからじゃないですか」
「逃げるのが下手だな、簡単に追いついたぞ」
「うぅ」
先程から会話しているのは銀髪の方、金髪の少女は何故か距離をとったまま固まっていた。
「ヴィヴィオさん?」
「・・・・・・お兄ちゃん?」
「えっ?」
突然発せられた言葉に銀髪の少女も驚いていた。
「ん?俺に妹なんていないぞ」
「あの、失礼ですが、あなたのお名前は?」
銀髪の方が鷲に尋ねる。
「人に尋ねるときは自分から言え」
「え、えっと、私はアインハルト・ストラトスと申します」
「わ、わたしはヴィ、ヴィヴィオ、です」
「・・・・・・まあ、いいか、俺は黒沢鷲だ」
「お兄ちゃーん!」だきっ
金髪の少女は名前を聞くなり、鷲へと抱きついた。
「ん?」
「・・・・・・本当に鷲さんなんですね」
「で、お前らは未来の俺の知り合いか?」
「えへへ、ちっちゃいお兄ちゃんだー」
ヴィヴィオと名乗った少女はどうやら話が耳に入っていないらしい。
「そ、それは、そのですね・・・・・・」
アインハルトは慌てた様子でなんとかごまかそうとしている。
「まあ、無理に話さなくていいぞ、想像つくし」
おそらく、鷲とこの抱きついている少女は義理の兄妹、もしくはそれに似たものだろう。
「うぅ」
「お前らはなぜ過去にいる?」
「わかりません、いつものように訓練をして帰る途中で、気がつけば過去にいました」
「そうか・・・」
「えっと、あの」
「大丈夫だ、お前らのことはあいつらには言わないから」
「・・・・・・いいんですか?」
「だってそんな義理も義務もないし」
「やっぱり鷲さんなんですね」
「・・・・・・話戻すぞ、お前ら寝る所は?」
「えっと、どこかのホテルで」
「金はあんのか?」
「うっ」
「頼れる人は?」
「うぅ」
「・・・・・・はあ、なら家に来い」
「え?」
「それともこのまま野宿するか?」
「で、でも、ご迷惑では?」
「こいつは俺の未来の妹なんだろ?なら助けないでどうする」
「信じてくれるんですか?」
「こいつの俺に対するなつき様を見ればな」
鷲は今だにスリスリと抱きついているヴィヴィオを見る。
「えへへへへ」
こうして、二人は鷲の家に泊まることになった。
久々に書くから書き方がわからなくなってきたorz