ガールズ&パンツァーIF ~迷い込んだ少年の話~ 作:人間界のボコ
それでは始まります。
パンツァーフォー!
みほ転落(させた)事件から数日が過ぎた。
その数日間、陸は確認しなければならないことが沢山あった。
それは自分の現状について。
冷静になって考えてみたら、今の自分のことを何も知らないことに気付く。
この世界に自分の戸籍はあるのか、これが一番最初に頭に浮かんだ。
少しでも情報が欲しい。
縋るような気持ちで全身を弄る。
ズボンの後ろポケットに財布が入っていた。
その中に保険証を発見する。
財布は前世?で使用していたものと同じだったが、保険証に書いてある住所は違っていた。
なんと西住邸から徒歩3分程度の距離に自宅は存在していた。
しかも、家屋は西住邸ほどではないがかなり大きく、庭も広かった。
また、年齢は8歳であった。
後ほど家に戻ってからわかったことだが、小学2年生だった。
保険証があることから、この世界に戸籍が存在するのだろうと安心した。
家族構成は前世と変わらず、父・母・陸の三人。
両親も前世と変わりなかった。
これも懸念事項の一つではあったが、変わらないということで一安心であった。
現在は小学生に逆戻りした状態であるため、周りに怪しまれないよう子供らしく振る舞うつもりではあったが、両親が別人であったなら流石に気をつかってしまうと考えていたからだ。
では、この世界の御子柴 陸はどういった人物なのか。
どうやら、成績優秀で明るく思いやりのある性格らしい(通知表より)
色々と思うことがあったが、そもそもなぜ自分が転生したのか。
これが一番の疑問であった。
死んだ記憶さえないのである。
この世界に来る直前はゲーセンいたはずだ。
プレイしていたゲームもガルパンには関係がない某艦艇擬人化ゲーのアケ版である。
東山艦かわいい。
おそらくこれは考えてもわからないことなのだろう。
そう結論付けて考えることを放棄した。
ピンポーン!
家のインターホンが鳴る。
「陸ー!いま手が離せないから出てー 」
「は~い」
現在、日曜日 昼の1時。
母は食器を洗っており手が離せないとのことで、陸が玄関へ向かう。
父は外出中である。
愛する妻子を家に残し自分はゴルフに行くとは良い度胸である。
「どちら様ですかー?」
インターホンにて返事をする。
「逸見です。りく君、遊びにきたよ!」
前世で聞き覚えがある少女の声がインターホン越しに聞こえてくる。
逸見?まさか・・・・・・
ガチャ
玄関扉のカギを開錠し、訪問者を向かい入れる。
そこには―――
「こんにちは、りく君。今日は何して遊ぶ?」
―――隊長大好き、逸見エリカ(8歳)が立っていた
はい、逸見さんでしたね。
彼女は私の好きなキャラの一人でもありますのでこれから出番を多めにできたらなと思っています。