ガールズ&パンツァーIF ~迷い込んだ少年の話~ 作:人間界のボコ
「いーち、にーい、さーん、しーい、・・・・・・」
柱に顔をつけ数を数えるエリカ様。
「もーいーかい?」
「もういいいよー」
そう、この二人はかくれんぼの真っ最中である。
前話でも述べたとおり、この家は中々に大きい。隠れる場所もたくさんある。
ということでかくれんぼをすることになったのだ。
陸が隠れているのは居間にある掘りごたつの中。
冬場はこたつ布団が掛けられているが、春先の現在となっては布団が取り除かれ、さらに堀部分には木製のふたがされていた。
この堀の中に隠れているわけだが・・・・・・
エリカが探し始めてから5分くらいたっただろうか。
「りくくーんどこぉ?」
弱弱しい声色で名前を呼ぶエリカ様。 ・・・・・・ありです!
原作では高校生になっており、強気で皮肉屋なところが全面にでていたが、こっちはまだまだあどけない可愛らしい少女といったところだ。
天使かよ・・・
この天使と陸はどういった関係なのか。
ズバリ、彼女は陸の従妹にあたる親戚である。
前世でガルパンを観ていた時から運命的なものを感じていた。
何を隠そう、陸の母の旧姓が逸見であったからだ。
嫁入りしたため姓が御子柴に変わってしまったが、母の姉、陸の叔母にあたる人物の夫は婿入りし、子を設けた。
その子供が 逸見エリカ だった。
(ここ数日でここまでの情報を得た俺すごくない?)
ちなみにエリカとは同い歳ということですぐに仲良くなれたらしい(これも人伝の情報)
「うぇっ、ヒグッ、り゛ぐぐぅう゛う゛う゛ん゛!!どごに゛い゛る゛の゛ぉお゛お゛お゛お゛お゛お゛!!!!!」
号泣である。
涙と鼻水とで顔がぐちゃぐちゃになっている。でもかわいい(迫真)
「ハラショー!ピロシキィ!!(エリカって小さいころは泣き虫だったのか?)」
さすがに心が痛んだため、掘りごたつから出ることを決意。
しかしテンションは上がっている
エリカがいるほうへ駆け寄りつつ、次は何して遊ぼうかななんて考える。
(よし!)
「エリカー!お菓子買いにいこうぜー」
お菓子大好きです。特に、ねればねるほど色が変わってくやつ好き。
「っ!?りく君!なんでいなくなっちゃったの!!エリカを置いていかないでよー!!!」
(かくれんぼなんだから当然のことやんけ・・・)
理不尽な思いを感じつつ年上(精神的に)の余裕を持ち、素直に謝罪する。
「ごめんね?お詫びにお菓子買ってあげるから許して」ニコッ
できる限り努めて優しい声をかける。
トッピングに笑顔マシマシも忘れない。
「べつにいいけどぉ///」
顔を赤くし目を反らすエリカ様。尊い。結婚しよ。
(やばいまだ怒ってんのかな?)
他主人公の例に漏れず、“固有スキル:鈍感”を標準装備の陸君であった。
次話ではクロス要素を盛り込みます。キャラ崩壊が激しいのでタグ追加しときますね。