斬る?違う、粉砕だ   作:優しい傭兵

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第十話

―帝都の一室―

 

(いきなりでなんだけど………ダレカタスケテクダサイ)

 

 

 

 

 

 

 

俺の名前はウェイブ。帝国海軍の帝具使いだ。今回は帝都の特殊警察の召集で帝都にやってきた。栄転ってやつだ。しかも今回の召集は俺だけではなく同じ帝具使いの同僚もいるらしい。期待に胸を膨らませ集合場所である帝都の宮殿のとある一室に来たのはいいんだが…………………………なんで来てる奴ら全員変な奴らばっかりなんだよぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!

最初に目が合った変な覆面被ってる人、焼却部隊のボルス。第一印象はおっかない人だと思った。見た時拷問官かと思っちまったよ!!

んで次にきたセーラー服を着た暗殺部隊のクロメという女の子。第一印象はおかしの好きな女の子だと思ったけどいきなり俺に向かって「このお菓子はやらないから!」って自分のお菓子を抱えて俺を睨み付けてきた!

次に入ってきた二人&一匹だが、結局変や奴には変わりは無かったー!帝都警備隊の女の子、セリュー・ユビキタスとその帝具、ヘカトンケイル。一見しっかりした子だと思ってたけど、正義正義連呼する変な子だったーー!そして、そしてだ!その後に入ってきた男(オネエ)、研究者のスタイリッシュ。なんで俺を見た時に好みとか言ってくるんだよ!男の趣味は俺にはネェ!

唯一の救いと言えば教師で帝具使いのランって男だったな。一瞬女かと間違ったのは聞かないでくれ。

で、ここからだ。俺達で構成された部隊の上司、まさかのあのエスデス将軍だ。部屋に入ってきた時は変な上司だと思ったけどな。あの帝国最強のエスデス将軍が隊長なら心強いけど………………………。

 

 

 

 

 

「俺、ここでやっていけるかなぁ………助けてくれ母ちゃん」

 

「大丈夫ですかウェイブ?顔色が悪いですが………」

 

「ありがとなラン。お前だけが頼りだよ………」

 

「何がですか?」

 

「いや、こっちの話だよ。今はこのパーティーを楽しもうぜ」

 

「ですね」

 

そう、俺たちは今宮殿で陛下の謁見の後での俺たちの歓迎パーティーの真っ最中だ。いきなりの陛下の謁見はぶっ飛びすぎだとは思ったけど、それくらいのことで俺は動じない!!

 

 

 

 

 

 

-女達のガールズトーク―

 

「隊長!隊長は休日をどうお過ごしなんですか?」

 

「狩りや拷問。またはその研究だな。だが今は………………………………

 

 

 

「恋をしたいと思っている」

 

 

「「!?」」

 

セリューとクロメが驚きの表情。エスデスは戦いを欲する人物。花より団子ならぬ花より戦。(゜-゜)バケモノ?

 

「そして今は…好きな奴も見つけた………」

 

「もうですか!?誰なんですか?」

 

「少し………気になりますね」

 

「そうだな。教えてやる。名前はリュウだ」

 

 

 

「え!?リュウって、あのリュウ君!?」

 

「なんだセリュー?知っているのか?」

 

「はい!帝都で迷子になっているところを私が助けたんです!」

 

「迷子?ふふっ、中々可愛いところもあるなあいつは」

 

「あと凄く強いんです!帝都での路地裏にいた悪の輩を一撃で撃退していました!」

 

「それは私も思ったことだ。少し手合わせで攻撃をしたが私の攻撃を全て相殺した程だ。あいつはもしかしたら私と互角の力を持っているかもしれないな」

 

チート使いですから!(^^♪

 

「あいつは凄い。危険種の狩りも出来、更に強くなろうと努力する。すべてが素晴らしい。そして何より………無垢な笑顔がいいんだ」

 

「ふわぁ……隊長すごくかわいいです!あれ?でもここにはその当の本人がいませんんが?」

 

「確かに、それらしき人物みてないです……モグモグ」

 

「実は逃げられたんだ。だが私はその程度であきらめはしない!リュウは必ず私のモノにしてやる」

 

「隊長!私も協力します!」

 

「私も……それなりには…………」

 

「すまないな二人とも。必ずリュウは手に入れてやる」

 

 

 

 

「待っていろ。私のリュウ!!」

 

 

__________________________________________

 

 

-アジトー

 

 

ゾクッ!

 

「ふぁ!?」

 

グシャ!!←本日の晩御飯のデザートに使おうとしていた林檎を握り潰した音。

 

「どうしたリュウ!?」

 

「い、いやなんでもない…………」

 

(なんだ今の悪寒と殺気は!?本能的に身の危険を感じたぞ?!)

 

「ちょっとリュウ!大事な林檎握り潰してんじゃないわよ!」

 

「え?あー!悪い!つい握り潰しちまった!」

 

「あんたはゴリラなの………?」

 

「誰がゴリラだコラァァァァァァ!?\(゜ロ\)」

 

「リュウはゴリラじゃないのか?」←アカメ

 

「あんだけ強かったらゴリラじゃないのか?」←タツミ

 

「ゴリラとかwwwザマァwww」←ラバック

 

「リュウがゴリラ?はははははははっ!傑作!」←レオーネ

 

「リュウのこれからの呼び方はゴリラだな」←ナジェンダ

 

 

 

「てめえら全員明日の朝飯抜きじゃあああああああああ!!!(;゚Д゚)」

 

 

その日の夜。ラバックの叫び声が聞こえたのは誰も知らない

 

 

-翌日の夕方ー

 

「リュウ。久しぶりに任務だ。帝都で小さな子供を金を掛けたゲームで殺している帝国軍の幹部たちがいる。そいつらを排除するんだ」

 

「了解。その任務は俺だけ?」

 

「お前一人でこなせる任務だと思うが誰かいるか?」

 

「いやいや、それなら俺一人でいくよ。その幹部共には愉快なアートになってもらうぜ!」

 

「頼んだ。それともう一つ…………」

 

「ん?」

 

「帝都ではエスデス率いる【イエーガーズ】が帝都で朝も昼も夜も目を光らせている。今まで以上に注意しろ」

 

「ラジャだぜー!早めに終わらせて帰ってくる」

 

「気をつけてな。後私はこの前でのタツミたちと戦っていた三獣士から奪取した帝具を革命軍に本部に届ける為に少しの間ここを離れる。みんなで頑張ってくれ」

 

「それもラジャ!」

 

【イエーガーズ】

先ほど出ていたエスデス&6人の帝具使いが集結した特殊警察だ。

 

メンバー

「エスデス」

「ウェイブ」

「クロメ」

「セリュー」

「スタイリッシュ」

「ボルス」

「ラン」

 

 

一人一人の個々の能力は高く、ナイトレイドと互角の力を持っている。中ではウェイブとクロメが頭一つ抜けているかもしれない。ウェイブはドジが多いが……。

 

 

「さてと!夜になるまでに準備しておくか」

 

特に準備するものは無いが非常食くらい持っていこうかと自室に戻る俺。そんな時m後ろから声を掛けられた。

 

「おーいリュウ」

 

「レオーネ?(・・?」

 

「この前のエスデスとの接触は本当に大丈夫か?」

 

「大丈夫だって言ったろ?怪我は無いって」

 

「だけど今日の夜もエスデスたちがいる帝都に行くんだよな?気を付けていきなよ?」

 

「珍しいな。レオーネがそんな事言うなんて」

 

「当たり前だろ!!」

 

「むぐぅ!?」

 

まさかの展開!?レオーネが俺をいきなり抱きしめて自分の完璧なる女の武器である巨乳に俺の顔を押し付けてきた!なんだこの柔らかさ!こんな世界にはここまで柔らかい物があったのか!正直に言うと言葉では言い表せない!マシュマロか?と勘違いするくらいの柔らかさ!やはりおっぱいは最強だ!あ、俺はどんなおっぱいでも愛せるぜ!

 

「もうこれ以上、仲間を失いたくないんだ………」

 

「レオーネ…………」

 

シェーレとブラートも死んだ。俺よりも先に出会い、幾度もの任務を一緒にこなしてきて、長い時間を共に過ごした。そんな仲間が二人も死んだんだ。顔には出さなくても心には深い傷を負っている。

 

「お前が死んだら悲しむやつもいるんだからな。そこも考えろよ?」

 

「大丈夫だよ。俺は仲間を残して死んでたまるかよ!まず俺は死んでも死なないからな!」

 

「それおかしいだろ…。ちゃんと帰って来いよ」

 

「任せとけよ。帰ってきたら一緒に酒でも飲もうぜ」

 

「おうよ!約束だよ!」

 

レオーネに手を振った後、俺は準備を進める為に自室へと戻った。

 

 

____________________________________

 

 

その日の夜。時間的に言うと7時かな?俺は帝都の一番高い建物の屋根の上で索敵をしていた。今回のターゲットの幹部二名は夜に今度はどの子供を攫おうかと帝都を歩き回っている。考えると屑野郎どもだな?これからの新しい時代でその子供たちが必要になるかもしれないのにその子供たちを自分たちのゲームで殺す。そんな奴らには風穴空きの刑だな。( ;∀;)

 

今回は長距離射撃で仕留める。武器はウルティマラティオヘカートⅡ。12.7㎜口径の対戦車ライフルだ。これを喰らったらどんだけ頑丈の奴でも大きな風穴ができるぜ。

 

「見つけた」

 

スコープを覗き込むと人気のない道を進んでいる幹部二人が見えた。見るからに今回の攫う子供を見つけたのか口元がニヤニヤしてやがる。そんな気持ち悪い顔で子供を殺すのはやめておくんだったな。

 

「いつでもどんな時でも【チェックシックス】だぞ?目標を狙い撃つぜ」

 

ヘカートを構えスコープを再度覗き込み射撃体勢に入る。多少のブレがあるので大きく息を吸い込み数秒の間呼吸を止める。狙うは標的の頭。スコープの照準を頭に合わせ、

 

 

引き金を引いた。

 

ドオオン!!

 

強烈な爆音と共に弾丸が火薬の爆発と一緒に銃口から吐き出された。その弾丸はそのまま一直線に飛んでいき標的の一人の頭に着弾し、頭を吹き飛ばした。

 

打った直後にボルトアクションを行い、次弾を装填し、すぐにもう一人の標的に照準を合わせ、発砲。

 

ドオオン!!

 

最初と同様、綺麗に頭を吹き飛ばした。

 

「それなりの報いだ。地獄でたっぷりと味わいな」

 

ヘカートを消し、顔がばれないように顔に虚の仮面をかぶる。

 

「さてと、さすがに音でばれるだろうからさっさとここから消え………………」

 

次に発しようとした言葉は『ある声によって掻き消された』」

 

 

 

 

「グラン・フォール!」

 

上からの奇襲に俺は対応ができず、その攻撃をモロに喰らってしまいそのまま帝都の外へと吹き飛ばされた。

 

「ぐあああ!」

 

帝都の外に吹き飛ばされた俺は、帝都の近くにある密林へと入っていき、そのまま地面に激突した。

 

「いってぇ…誰だよいきなり………」

 

虚の仮面をつけていたおかげでそこまでダメージは喰らわなくて済んだが、多少のダメージはある。

 

「お前、ナイトレイドか?」

 

目の前に現れたのは、いまタツミが持っている帝具インクルシオに似た物を身に着けている男が現れた。色は黒。白のインクルシオとは対なる帝具だな。

 

「さっきの射撃もお前か。無差別に暗殺を繰り返す無法者集団・ナイトレイド。今ここでイエーガーズのウェイブがお前を倒す」

 

「ちっ、今日は早めに帰って酒飲むつもりだったのによぉ。ぶっ飛ばしてやる!」

 

「うおおおお!」

 

ウェイブが俺に向かってとびかかってくる。またあの一撃を喰らったらさすがの俺でもやばいな。

 

「武装色・硬化!」

 

この能力は体の周囲に見えない鎧のような力を作り出す能力。自分の体を硬化させればその部分が黒く変色する。

今回俺が硬化さえたのは右手。そのままウェイブの飛んできた拳にぶつける。

 

「おりゃぁあ!」

 

「ぐぉっ!」

 

拳同士がぶつかり、あたりに凄まじい衝撃波が走る。その衝撃波によって回りの木々がバキバキとへし折れていく。

 

「お前に時間をかけてるわけにはいかないんだよ!」

 

「逃がすかよ!腹くくって戦いな!」

 

「なら……騙しの手品だ!」

 

瞬間、地面に『仕込んであった細いロープを引き上げる。そのロープはウェイブの足元に広がっていたので引き上げた時にウェイブの体中に絡みつく。

 

「なにっ!?」

 

「気づくのが遅かったな!クラッカーボレー!」

 

懐から鉄球に糸をつけたアメリカンクラッカーを取り出し、ウェイブに向かって叩き付ける。

 

「波紋疾走(波紋オーバードライブ)のビート!」

 

「ぐほあぁぁ!」

 

いくら帝具を身に着けていたとしてもこの攻撃は防げまい!!

 

「コォォォ……打ち砕いてやるぜ!!」

 

とどめに大きく振りかぶって、ウェイブの顔面に向かってクラッカーを叩き付ける。

 

バコォォン!

 

「ぐああああ!」

 

吹っ飛んだ後に言うセリフは勿論これ!!

 

「去りやがれ!」

 

吹き飛ばされたウェイブは近くの大きな大木に直撃し、気絶した。

 

「やばいやばい。もう少しでやられるところだった」

 

実際本当にそうだった。あの時にロープを地面に仕込んでいなかったらありえないくらいフルボッコにされていた。顔が腫れあがるくらい……。いやそれだけで済めばいいくらいだな。ただでさえ俺たちは人を殺しているんだ。捕まったら死ぬよりつらい拷問を受けるに違いない。あのエスデスにな!

 

「想像するだけで嫌ァァァァァァアア!ここで俺はサヨナラする!!」

 

昔のアニメで走るような走り方で俺はアジトにマッハで帰っていった。

 

スタコラサッサ(((((((((((((;・ ・)

 

 

 

 

 

 

 

俺はこの時気付かなかった。俺たちの戦いの一部始終を見ていたイエーガーズが居たことに。

 

 

 

 

「あれが隊長の言っていたリュウ?いや、あの仮面をつけてる時はデストロイヤーとでも言うべきかしら?」

 

「どうします?スタイリッシュ様?」

 

「もちろん追いかけるわよ。私達『チームスタイリッシュ』でナイトレイド全員を殺すのよん!!」スタイリッシュ!

 

「さすがはスタイリッシュ様!では直ちに!」

 

「一つも音は聞き逃しません!」

 

「いいわよ目、耳、鼻!それじゃあスタイリッシュに行動開始よ!!」キラーン☆

 

 

____________________________________________

 

 

―アジト―

 

 

「たーだーいーまー!」

 

「おかえりリュウ。怪我は無かったか?」

 

「あー、怪我は無いがイエーガーズの一人とやりあってきた。なんとか逃げてきたけど」

 

「イエーガーズに!?よく生きてたわねあんた」

 

「まぁ俺だから!ちょっとやそっとじゃ死なないぜ!!」

 

「お前は本当はバケモノか……」

 

「おいラバック!バケモノ呼ばわりすんじゃねえ!俺はれっきとした人間デース!」

 

「あんたたちうるさいわね。せっかく私の怪我が治ったんだからもっと喜びなさいよ」

 

「ワーマインガゲンキニナッターウレシー」

 

「棒読みじゃない!眉間打ち抜くわよ!!」

 

「上等だ!狙い打つぜ!!」

 

「やれやれ…じゃ!マインの怪我が治ったことだし!久しぶりに飲むぞ~!」

 

「おう姐さん!俺も付き合うぜ!」

 

「レオーネ!約束どおり飲むぞ!」

 

「リュウ!飲むなら私に料理を作ってくれ!」

 

「私もよ!おいしいパフェ作りなさい!!」

 

「うおおおおお!いくらでも作ったらァァァァァァァァアア!」

 

「リュウ!俺にも美味いもん頼むぜ!」

 

「俺にはデザートランナーのから揚げ頼む!」

 

 

ふっふっふっ………この時に言う台詞は考えてあるぜ!

 

 

 

「俺にぃぃぃぃ!まぁかせとけぇぇぇぇぇえ!」テンションMAX!

 

 

その後、アジトで蓄えていた備蓄や食糧が消え去った。

誰のせいかなんか、言わなくても分かってくれるよな………?

 

 

 

 

 

-アジトの外-

 

 

「ふふん。匂いや足跡を消そうとした努力は認めるけど、私の作った強化兵には通用しないわよ。まさかとは思ってたけど本当にナイトレイドだったとはねぇ」

 

スタイリッシュの作った偵察用の三人の強化兵。

目。

耳。

鼻。

 

その名の通り、その器官が通常の人間の数百倍はある強化兵たち。目は通常の人間より視力が数百倍に跳ね上げられている兵士。耳は数キロ先の音も聞き分けられる。鼻はほんとの微かな匂いすら嗅ぎ分けられる。

 

ト○コでいうココとゼブラとトリコだな。φ(* ̄▽ ̄*)ψオタダキマス

 

 

「この先にあるはずよん。アジトが」

 

林を抜ける。その先に見えたのは。

 

 

「ビンゴォ!ナイトレイドのアジトみーーーーっけ!」

 

目の前に見えたのはもちのろんの事、ナイトレイドのアジトである。

 

 

「さぁ!!チームスタイリッシュ!熱く激しく攻撃開始よォ!!」

 

叫ぶと背後から何千何万というほどの強化兵が飛び出してきた。

 

 

 

「「「「ヴオオオォォォォォォォォ!!!!」」」

 

万対6人の戦いが始まる!




レオーネ姐さんも可愛いね!
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