斬る?違う、粉砕だ   作:優しい傭兵

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第十四話

「プギィィィィ!」

 

「待ちやがれ俺の昼飯ィィィィィィイ!」

 

マーグ高地に来てはや一ヶ月。まだ新しいアジトの場所とかも見つけていないらしくもう少しの間は隠れ家で過ごす事になった。んでもって俺はいま自分の昼飯の為に食材となる危険種の狩りに出ている。今追いかけているのも危険種。ドデかい豚だ。

 

「その肉食わせろおぉぉぉぉお!」┌(^o^┐)┐

 

四足歩行です☆

 

 

「プギィィィィィ!」

 

「まぁぁあでぇぇぇええ!」

 

目が白目になりながら追いかけております。バケモノじゃねえか……。

 

 

「ミギー!」

 

パラサイト代表、右手に寄生した寄生獣ことミギー。俺のチート能力はなんでも出来る。その気になれば世界をドッカンすることも……(笑)あ、でもこのミギーは喋らないんだよな。おもしろくなぁぁい!

 

『うるさいぞリュウ』

 

喋ったあああああああああああああ!(゜o゜)

 

俺の手から目玉が飛び出て俺を見つめてくる。そんな曇りなき眼で見ないでくれ。

 

『あの豚を殺せば良いのか?』

 

「正確には捕まえるな。頼んだぞ」

 

『やれやれ……』

 

少しため息交じりに返事をするミギー。目玉が手の中に入った直後、手の形が幾つもの鋭利な刃になり、まるでゴムのように伸びていき(ゴムゴムの~ではありません)豚の危険種をズバズバのグッチャグチャにしました☆

 

「いや、ここまでしなくても……」

 

『別にいいだろう?君が食べるんだから」モグモグ

 

「そうだけど……ってお前が食べるんじゃねえよーーーー!」

 

ミギーがおいしく頂きました(笑)

 

 

「あぁ……俺の昼飯が………」ガックリ

 

『私は寝る。もう起こすなよ』

 

「もうお前を呼ばねえよこんちくしょおぉぉぉぉぉぉお!(涙)」

 

 

隠れ家に帰るか……。オナカガスキマシタ……。トボトボ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして隠れ家に戻ると。

 

 

「いや~。スーさんの作る料理は美味しいな!修行の疲れが吹っ飛ぶ!」

 

アジトに戻るとスーさんとアカメが二人で釣ってきた危険種の巨大魚で料理してくれていた。さすがスーさん!そこに痺れる憧れるゥ!!

 

 

いやそれにしてもスーさんは凄いな。なんでも簡単にこなしている。

 

「スーさん!明日稽古しようぜ!」

 

木刀を持ったタツミがはしゃぎながらスーさんのお願いしている。

 

 

「だから言っただろう。スサノオは凄いと」ドヤァ

 

うわぉ…。ボスがすんごいドヤ顔かましてる……。

 

「こんな凄い帝具、よく革命軍が貸してくれたね」

 

凄すぎるゥ!

 

「いや、今までスサノオは眠っていたのだが、私に反応して動き出したんだ」

 

「っ!……さすがボス!」

 

 

 

 

 

 

「フッ……まぁ、なんというか……魅力…かな?」キラキラ

 

あれ?女性なのにここにイケメンがいる……?

 

 

「ナジェンダは、昔のマスターにい瓜二つなんだ」

 

「なるほど」

 

「さぞ素敵な人間だったのだろう……」

 

「あぁ……」

 

俺は、この後出てきた言葉を聞いて【笑い】を我慢する事が出来なかった……。

 

 

 

 

「『彼』はすばらしい将軍だった!!!」

 

「彼!?」

 

 

「ぷっ」←レオーネ

 

「くっ」←タツミ

 

「ギャハハハハハハハハハハハ!www」←リュウ

 

 

「男と瓜二つって!さすがイケメンといわれてるボス!あはははは!」

 

「ね、姐さんとリュウ!そんなに笑っちゃダメだって!ははははははは!」

 

「ギャハハハハハハハ!wwwは、腹いてぇ!!お、男と似てるって!ギャハハハハハハハハハ!ヒヒヒヒヒヒッ!」_| ̄|○_彡☆バンバン

 

 

「………………おいリュウ……」ギギギギ

 

義手から鳴る鈍い金属音を鳴らしながらボスが俺に近付いてきた。

 

「え……いや、あの……ナジェンダさ……ま?」

 

「他に言い残すことは……?」ギロリ

 

「え!?ち、ちょっと……タツミやレオーネは……?」

 

「イイノコスコトハ?」

 

やべぇえぇぇ!ボスの目がマジだ!これ以上言ったら息の根を止められる!だが本当に面白かったんだもん!仕方ないだろ!?ボスが男と瓜二つ……www

 

 

俺は……後悔はしない……。

 

 

 

 

「ボス……イケメンだぞ?」ウインク☆

 

 

 

その後、ナイトレイドの隠れ家から人間とは思えない叫び声が聞こえたのは、聞くまでもない……。

 

 

―翌日―

 

 

 

俺たちナイトレイドはアジトが見つかるまでの間、自分の力のレベルアップの為に危険種相手に修行をしている。その理由はエスデス率いるイェーガーズの戦力がずば抜けているのと、帝国も着々と戦力を集めてきているからだ。今のままでは力不足、もっと力をつけなければいけないということで、各々修行である。今回はタツミとレオーネ、マインとラバック、俺とアカメでの行動。俺は相変わらずアカメとである。え?イヤじゃないのかって?ンな訳アルカァァアァア!美少女との修行ほどわたくしへのご褒美はありません!(@ ̄¬ ̄@)ジュルリ♪

 

「さてアカメ。今回はどんな危険種を狩る?」

 

「うむ。今回は少し離れたところにある草原を縄張りとしている危険種を葬る。その後はリュウは私と手合わせだ」

 

「オッケー……って、はぁ!?アカメと手合わせ!?」

 

「そうだが、嫌なのか?」

 

「嫌と言うわけではないが…どうしていきなり?」

 

「初めて会ったときの事を覚えているか?」

 

「まぁ覚えてるけど……」

 

「あれからお前がどれだけ力を付けたか気になってな。大丈夫、死なない程度にする」

 

「村雨使ってる時点で死なない程度も関係ないような……」

 

アカメとやるのか…。死なないとはいえ怖いな…。あの村雨に触れただけで死ぬからなぁ!コワイヨォ~!

 

 

 

「「「グルルルル………」」」

 

 

そしていつのまにか回りが危険種によって囲まれていました。なんだコイツラ…見た感じワニと馬と鳥を混ぜたような危険種…。簡単に言おう……。

 

 

「ぎゃあああバケモノォォォォォォォ!?」

 

 

「リュウ、先ずはこいつらを葬る。死ぬなよ?」

 

「ぜっっっっったい死なない!!!」

 

 

そう言葉を交わし二人は別行動を取る。

 

 

アカメは村雨を鞘から引き抜き襲い掛かってくる危険種を一刀両断していく。

 

そして俺は……。

 

 

「よっ、ほっ、ほいっと」

 

 

次々と襲ってくる攻撃を軽く避けて危険種との距離をとる。

 

 

「攻撃のスピードは普通。でも当たったらその部分は溶けるんだな」

 

距離をとる度に危険種は近くに転がっている岩などに噛み付く。その噛み付いた痕を見てみるとジュ~と音を立てながら溶けている。

 

 

 

「危ないからパッパと終わらせる!スーパーサイヤ人2!!」

 

ゴォッ!

 

髪の色が金色になり、体の周りがパチパチと電気が走っている。

 

 

「キシャーー!」

 

「ダァ!」

 

拳が危険種の顔面に直撃。その瞬間危険種の頭と胴体が離れ、胴体は地面にバタリと倒れ頭は遠くへと吹っ飛び、たまたまそこにあった少し大きめの穴に頭が入る。ホールインワン!!

 

「ギャーーー!」

 

「ギュオオオオ!」

 

その光景を見た残りの危険種が咆哮を上げこちらへと近付いてくる。

 

「オラオラオラオラ!!」

 

ドドドドドドドドド!

 

右の拳と左の拳での連打。放った拳は危険種は腕や足や胴体などに直撃し鈍い音を立て地面に倒れる。

 

 

「よぉし!お前達は今回の晩飯に決定だ!俺の栄養にナリナサーイ!」

 

おっと、俺はスタイリッシュじゃないからな?

 

 

ブゥン!ドゴォン!

 

 

「ぶべらぁ!?」

 

突然体に襲ってきた打撃。それをモロに喰らった俺は地面を5回ほどバウンドしながら転がっていく。

 

 

「なんだ今のっ……」

 

視線を前に向けると、さきほど俺の栄養になろうとしていた危険種の一回り大きい体で頭にユニコーンのような角が生えている危険種がこちらを睨みつけていた。

 

「こいつらの統率者か?お前も俺の飯になれぇぇえええ!」

 

ブゥン!バシィ!

 

地面をおもいっきり蹴り上げ危険種に近付く。だがさすが統率者と言ったところか先ほど仕留めた危険種とは違っていた。俺の攻撃に早く察知し俺の拳を自分のご立派な尻尾で防がれてしまう。

 

「さすがだな!ならこの攻撃全部防げるか!?」

 

ドドドドドドドン!

バシバシバシバシバシバシ!

 

渾身のラッシュもその丸太のような太い腕で防がれてしまう。

 

 

「ラッシュの早さ比べと言いたいところだけど…すぐに終わらせてやる!!」

 

バシィン!ブォン!

 

瞬間、俺は誰もが対応できないほどのスピードを出し、危険種の足を払い尻尾を掴み空中へと放り投げる。

 

 

「ギュアアアア!?」

 

「行くぜ…鉄砕牙!!」

 

腰の鞘から抜いたおんぼろ刀を抜く、抜いた瞬間に鉄砕牙の刀身が元の大きさの数倍になる。

 

 

 

「喰らえぇぇぇ!爆流破ぁ!!」

 

 

薙ぎ払った衝撃により刀身から巨大な竜巻が飛び出し、危険種へと襲い掛かる。

 

 

「ギュァァァアアア!?」

 

爆流破に巻き込まれた危険種は粉々になり地面へと吹き飛ばなかった体の部分が黒墨みたいになり地面へと落ちていく。

 

 

「討伐完了!!」ピース!

 

 

体がある状態で倒れていた危険種を持ち上げ、戦いで別れたアカメの方へと歩を進める。

 

そこにあったのは、俺が倒した同じ危険種の残骸と大きく積みあがった亡骸の上でポケ~としながら胡坐をかいているアカメがいた。

 

「カオス………」

 

 

「リュウ、終わったのか?」

 

「あぁ。こいつらは今回の晩飯!じゃあさっそく手合わせするかアカメ?」

 

「うむ。そうだn「グルルルル~」あ………」

 

アカメのお腹からかわいらしいお腹の音。これはまさか………。

 

「アカメ……お腹すいたの?」

 

「空いた……。だから今から腹ごしらえだ!!!」

 

ビューーン!

 

「え」ポツン

 

ありのまま今起こった事を話すぜ…。お腹が鳴ったアカメが俺の言葉を返した後、あのボ○トに勝るほどのスピードで消え去った……。あれは100m5秒だったかもしれない催眠術と超能力でもない…。本当に走って消えていったんだ……。

 

 

ここで俺が取る方法は………。

 

 

 

 

「俺もご飯んんんんんんんんんんんんんん!!」ダダダダ!

 

アカメの後を追って隠れ家に戻る。

だが俺はこの時分かっていなかった……。この後、チェルシーから俺たち殺し屋にとって厳しい言葉を言ってくることに……。俺はこの言葉を聞いて怒りを隠せなかったのだった。




「イイノコスコトハ?」


「ボス……イケメンだぞ?」ウインク☆



ドカバキグシャボカグチャボキ!!!


「くぁwせdrftgyふじこlp◎△$♪×¥●&%#------?!」







アカメが斬るのキャラで誰が好きだろう……。チェルシーかレオーネ?いや…アカメもマインも捨てがたい。どうすれば…………あ!


「皆好きでいいじゃない!!♥」キラキラ

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