-ナイトレイド拠点-
「あー、はやく予備の服に着替えたいわ」
「治療が終わってからだ」
クロメたちとの戦闘で負傷したレオーネとマインはスーさんの治療を受けていた。
マインはクロメの死体人形との戦闘で腕に傷を負い、死体で操っていた危険種のカエルに飲み込まれて服の各々が溶けていた。レオーネに至ってはクロメに腕を斬りおとされボルスの帝具の大爆発からアカメを庇い、深手を負った。まぁ、ライオネルの治癒力で治って来てるけど・・・・・・。
「レオーネ、怪我は大丈夫か?」
「あぁ。もうよくなってきてるよ。後はラバが帰ってきたら糸の帝具で腕くっ付けて完治だ」
「え!?その腕治るの?」
「私とラバの限定コンボだけどな普通じゃなおらん!!」ドヤァ
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・(汗)」
タツミ・・・。汗が尋常じゃないくらい垂れてるぞ。オチツケ
「この治癒力こそライオネルの奥の手!!”獅子は死なず!”(リジェネレーター)」
なんちゅうネーミングセンスだ・・・・・・・・・。語呂合わせただけじゃん。
「ふん。対したものだな。私のスサノオの回復は一瞬だけどな」ドヤァ&キラキラ
「ハイハイソーデスネ」
レオーネ姐さん・・・。棒読みダヨ?
「でも。姐さんの腕が治るならよかったな。アカメ」
「・・・・・・・・・うん」
あれ?なんでアカメさんそんなに顔赤くしながら微笑んでるの?萌えコロス気なの?
「でも。しぶとさが奥の手ってらしさよねぇ」
「なんだ?奥の手が羨ましいのか?」ニヤニヤ
「パンプキンにそんなの必要ないわ。ピンチの時ほど強いのが撃てる。あらゆる難局を突破かのうd・・・・・・・・・」
「薬草を塗りこむ。少し染みるぞ」
ゲキツウハイリマース(^o^)
「あいたたたたたたたた!!!」
誰に会いたいのかな?(笑)
「カッコつけようとしてもカッコ付かないって辛いよな。分かるぜぇ」
「はぁ!?何憐んでんのよ!アンタなんか何時もカッコ付かないでしょ!一緒にすんな!!」
ひでぇ言われようだ・・・。
ガチャ!
扉が開くとそこには肩で大きく息をしていたラバが帰ってきていた。
「おーラバ!帰ってそうそう悪いんだが・・・・・・・・・」
「チェルシーが!」
!?
クロメside
「はぁ・・・・・・ナタラとドーや以外の人形、壊されちゃった・・・・・・。あれだけの素体を捜すの無理だろうなぁ・・・・・・・・・」
小さな巾着に入れてあるお菓子を口に含みながらポソリと小さく呟く。
「お菓子おしい・・・・・・・・・」
ガサッ
「!」
持っている八房の柄に手を添え、草むらから出てくるモノに警戒を強くするが、そこから出てきたのは。
「あ。クロメちゃん!無事だったんだね!よかった!」
「そういうボルスさんこそ、大爆発だったのに・・・・・・」
「焼却部隊で火耐性を上げる儀式を受けてるからね」
「あ、そっか!よかったぁ・・・・・・」
「でもごめん・・・。帝具は無くなっちゃった・・・・・・」
ボルスは殺したはずと思うものもいるだろうが、これは姿を変えたチェルシーである。帝都での偵察で得たイェーガーズの情報。各メンバーの口調や性格、その全てを帝具を利用して情報を得ていた。
(八房も解除されてる・・・・・・。でもまだ仕掛けない。アカメの情報ではクロメは『ドーピング』を受けている。攻撃した時そんな動きをするか分からない。念を入れて決定的な隙が出来るまで待つ)
ナイトレイドside
「なるほど。ボルスは仕留めたか」
「アイツ、単身でクロメを追ったのね。ボス、クロメがアタシの狙撃を避けた時の動き、あれは・・・・・・聞いてた『ドーピング』以上の物を感じたわ。アカメの知らない何かがクロメにはあるのかも・・・・・・・・・」
「!」
「チェルシーだって、攻撃を当てられるかどうか・・・・・・」
ドーピング:スポーツ選手などが運動能力を高めるために薬物を使うこと。不正行為として禁止されている。
だが、クロメのドーピングはそのようなものではなかった。帝国では100人の子供に武芸を教え込み、ある組織を作った。政府特務機関:暗殺部隊。その中にはアカメもクロメも混じっていた。まずは子供達の力量を試され、選りすぐりの7人とその他に分けられた。精鋭7人は辺境に送られ、暗殺者として純粋培養された。だが・・・・・・素質が低いとみなされたその他の大勢の子供達は、帝都の地下深くで大量の薬物投与による能力の底上げをされていた。精鋭の7人の中にアカメは選ばれたが、大量の薬物投与はクロメにも行われていた。
「リュウもエスデスの足止めの任務についてから帰ってこない。これは嫌な予感がする・・・・・・・・・」
普通なら戻ってきてもおかしくない時間になったが、リュウは拠点には帰ってこなかった。
「アカメ、タツミ!聞いたとおりだ。回復しきってはいないと思うがチェルシーの後を追い、援護しろ。その後に全員でリュウを迎えに行くぞ。あいつの事だから無事に逃げているだろう。」
「了解した!」
「すぐに向かう!」
タツミとアカメ。両名は自分の帝具を持ち拠点を出て行った。
チェルシーside
「もうすぐ町に到着だね」
「待ち伏せされてるかも・・・・・・しれない・・・・・・」
息を上げながらクロメは小さく呟く。クロメは八房で八体の人形を操って体力が少なくなってきていた。普通の人間ならこのように弱っていたらすぐさま攻撃するのだが、
(んー・・・なんだろう。この標的、得体の知れない不気味さを感じる・・・・・・。決定的な隙が出来ないし、こりゃ仕掛けないで逃げよっかな・・・・・・)
「おそらく隊長は戻ってくる。それまで慎重に・・・・・・うぐっ・・・・・・」
ドサッ
「だ、大丈夫!?クロメちゃん!」
(い、意識が薄れてきた・・・・・・。途中でお菓子食べるのやめたからだ!)
「ど、どこか痛いのかな?」
「へーき・・・・・・お菓子を食べれば・・・・・・」
「苦しそう・・・・・・。可哀想に、そうだ!楽になるおまじないをしてあげるね」
ボルスこと、チェルシーが背中に手を伸ばし出したものは・・・ボルスを殺した時に使った細長い針であった。
ドスッ
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・え?」
クロメの後頭部に突き刺す。女なのでボルスのときより深く針が食い込んだ。
「ほら、これでもう苦しまない・・・・・・サヨナラ」
「お・・・・・・ねえ・・・・・・・・・・・・ちゃん・・・・・・・・・・・・」
変身を解き、地面に倒れたクロメに一度目をやった。
「標的二人とも暗殺完了」
この子・・・最後にお姉ちゃんって言ってたな・・・。気の毒だけど・・・、これも殺しの因果だと思ってね・・・・・・。
チェルシーはメンバー内では生まれは地方の一般家庭で育った。、賢く要領も良かったおかげで役所勤めとなり、そこで玉の輿を狙っていた。
しかし、そこで上層部や太守の非道さを知った。帝国の役場は賄賂が当然の汚い世界。それだけならまだしもここの太守は狩りを獣ではなく人で楽しむような畜生だった。それを見たチェルシーの口からは二つの言葉しかでなかった。
「腐ってる・・・・・・」
「狂ってる・・・・・・」
秘密裏に行われる賄賂や狩り、次第にその光景を見る事に慣れていく自分に嫌気がさしてきた。
なんとか出来ないかと思い悩んでいたが自分ではどうにもできないと思っていた時、ガイアファンデーションを見つける。自分を呼んでいると感じた彼女はそれを盗み出し、その能力を使って太守を殺害。その後選ばれた太守はまともな人物だった為、街に平和が訪れた。
自分の力で世直しが出来たことに喜びを覚えたチェルシーは「一度汚れた手ならば」と革命軍へ入り暗殺者としての道を歩み始めた。
「もうすぐ平和な世にしてみせるわ。その時また生まれてきなさいな」
落ちていた八房を拾い、ナイトレイドの拠点になっている小屋の方向へ歩み始める。
普通、人間の脳幹を突き刺したり撃ち抜いたりすれば数分をする内に死に至る。脳幹に傷をつけることで自発呼吸が出来なくなる。呼吸中枢機能停止である。人間は呼吸から酸素を取り入れ、血流と共に心臓へ流れていますので、この機能が廃絶されると程なく心肺は停止する・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・はずである。
ねぇ・・・・・・・・・。
「!?」
背後からうめき声に似た声が聞こえたので反射的に振り向くと、手からもぎ取った八房を持っているクロメが立っていた。
「いつのまにっ!!」
「今のおまじない・・・効かないよ?とっても痛いし・・・とっても苦しいよ・・・・・・」
後頭部に突き刺さっている針を抜くクロメ。その体からはどす黒い『気』、いや・・・オーラのようなものが滲み出ていた。
「そんな・・・確かに急所を抉ったはず・・・・・・ッ!」
「お姉ちゃんがいなくなってから暫くして、新薬が開発されたんだぁ・・・。より肉体を強化する劇薬がね・・・。負担は掛かる一方だけどさぁ」
クロメの目からハイライトが消え、血走った真っ黒の眼でチェルシーを見つめる。その目は人の目ではない。【怪物の目】である。
「自分でも驚きだけど・・・・・・私を殺す気なら、心臓を潰すとか、首を切り離す事ぐらいしないとダメみたいだよ?」
八房をスラリと鞘から引き抜き構える。
チェルシーは服のポケットから小さな煙玉を取り出し、クロメの足元に投げつける。
ボォォン!
「っ!」
チェルシーは振り返る事をせず、その場を全力疾走で走り去った。
(くッ!まさか半分人間やめてるなんて!!変身して逃げ延びる!)
ガイアファンデーションを持ち、中身を取り出そうとした瞬間、
ズガァァン!!
後ろから飛んできた弾丸がチェルシーの左手の親指以外と、ガイアファンデーションを弾き飛ばした。
後ろを頸だけ振り向くと、銃を構えた女性【ドーヤ】と槍を構えた【ナタラ】が走ってきた。
「くッ・・・・・・そっ!」
八房を杖代わりにしてフラフラしながらも立ち上がるクロメ。
「はぁ・・・・・・はぁ・・・・・・。動けない・・・やっぱりダメか・・・・・・」
(でもそれなら意識のある内にあの女だけは殺す。さっき標的二人暗殺完了って言ってた。きっとボルスさんの仇に違いない!)
「そいつを刻んで!ナタラ!ドーヤ!!」
走って逃げ、林を抜けると大きな花畑に出た。
「はぁ・・・はぁ・・・はぁ・・・・・・」
後ろを見ても誰も付いてきて居ない。どうやら撒いたのかと思ったチェルシーだが、
「っ!!」
飛んできたナタラがチェルシーの前に立ちふさがる。
ズバァッ!ドォン!
ナタラの槍がチェルシーの右腕を斬り落とし、ドーヤの拳銃からでた弾丸がチェルシーの腹を貫通する。
「あ・・・・・・・・・・・・・・・」
その場に仰向けで倒れ込んだチェルシー。ナタラはその倒れたチェルシーの頸を掴み槍を振り上げる。
大粒の雨が降り出す。
あぁ・・・・・・・・。報いを受けるのは私の方だったか・・・・・・・・。
ちぇ・・・・・・。戻って褒められたかったな・・・。どう?リュウ、私、凄いでしょって?
あれ?なんでこんな時までリュウの事、考えるんだろう・・・・・・。
ドキッ・・・。
そっか・・・・・・。この気持ちがなんなのか、やっと分かった・・・・・・。
この気持ちは『好き』だ・・・・・・。リュウが好きだからいつも考えてしまう・・・。
リュウが好きだから、ちょっかいをかけてしまう・・・・・・。
リュウが好きだから、一緒に居たいと思ってしまう・・・・・・。
そう。この気持ちは恋心。リュウに惚れたんだ・・・。私は・・・・・・・・・・・・。
でも、ごめんね。リュウ・・・。私・・・・・・・・・もう帰れないから・・・・・・。
目じりに涙を浮かべる。でも、良かったと思える・・・・・・。やっと、この気持ちに気付けたから・・・・・・・・・・・・。
振り上げた槍が、まっすぐ私の頸に向かって振り下ろされる。
「リュウ・・・・・・・・・・・・大好き・・・・・・・・・・・・」
目をゆっくりと閉じる。
だが、頸には刃物のような冷たい感触の物は当たらなかった。合ったのは、手で優しく抱き上げられた感触。
この世にヒーローなどいるのだろうか?否、居るわけがない。腐敗している帝都で苦しんでいる人に手を差し伸べた者いないだろう。罪もないのに殺される世の中。ヒーローがいるならばはやくこの世を終わらせてほしいものだ。だけど、私は今確信した。今はまだ帝国にとって小さな存在でしかないかもしれない。でも、いつか私達のヒーローになってくれる人が居た。
涙で霞んでいる目を少しずつ開ける。そこに居たのは・・・・・・・・・。
「またせたな」
戦いできた部分部分が破れている黒い服。手に持っているのは愛刀の真・天鎖斬月。
視線を上に向けていくと、三本の鋭い角が付いていた左目部分だけ壊れている虚の仮面。少し長くなっている元の髪から変わっている紫色の髪。そして左目には古い切り傷。
そう、私の大好きな・・・・・・・・・・・・帝国を倒せる力を持つ、私のヒーロー・・・。
「リュウッ!」
チェルシーは大粒の涙を流した。もうあと少しで殺される瞬間に助けに来てくれた。嬉しかった。怖かった。だけど今はそんな事よりも安心の感情の方が大きかった。
「おいおい泣くなよ。折角ぶっ飛ばしてきたんだから」
「グスッ・・・・・・だ、だって・・・・・・・・・・・・」
「大丈夫だ。すぐに終わらせてやる」
チェルシーを下ろし、二人に視線を変える。仮面を消すと紫の髪が元の色の髪に戻る。
ドォンドォン!
「ッ!」
キィンキィン!
飛んできた弾丸を避けることもなく弾く事もなく、真っ二つに斬り裂いた。
「確か死体なんだろ?死んだやつをおもちゃにしやがって・・・クソったれの帝具だな!!」
ドーヤが発砲する瞬間、一瞬で近付き刀を一振りした。普通の人間なら一振りに燃えたかもしれないが・・・・・・・・・。違った。
「アトミック斬!!」
ドーヤの体全体が包丁で斬った千切りのように細切れになり地面にボトボトと崩れ落ちた。
ドーヤを斬り終えた後ナタラに目を向けた。警戒しているのか様子を窺っているのか知らないが動こうとしない。
「ならこっちからいくぜ!!」
刀を捨て拳を握る。ナタラに近付くスピードはどんどん速くなり、最後は『音速』に達した。
「安らかに眠れ・・・・・・17連!!!」
槍でガードするがそんなもの無意味。防いだとしてもこの音速の攻撃は防げない!
バキィィィン!!ドゴォォン!
「音速釘パンチッ!!!」
槍で防いだが粉々に砕け散りナタラの胴体にパンチが食い込む。届け、釘の振動。
ドドドドドドドドドドドドドドドドドッ!!!ドバァン!
17回の衝撃を浴びたナタラは胴体から凄まじい勢いで弾け飛んだ。
「チェルシー、大丈夫か?」
「リュウ・・・。助けてくれてありがとう。でも、指と腕が・・・・・」
「大丈夫だよ。くっ付けてやる。『クレイジーダイヤモンド』」
チェルシーに触れると、指と腕が元通りくっ付き、腹に撃たれた傷も癒えた。
「元通り!完ッ璧」
「ありがとう。でも?なんでそんなにボロボロなの?」
「エスデスの足止めで色々とな、ボスに話したいこともあるしはやく帰ろうぜ」
「うん!あ、でもガイアファンデーション・・・・・・」
「それも拾って治してやるから、先ずは行こう」
差し伸べられたリュウの手を掴み立ち上がる。手を握っただけでも胸がドキドキする。心臓持つかな・・・・・・。
「あー・・・でも疲れた・・・。早く戻って飯が食いたい・・・・・・」
先に拠点の方角に歩き出すリュウ。その後ろに付いていくように小走りする。
絶体絶命のピンチの時にリュウに救われた。こんなの・・・反則だよ・・・・・・。よしっ!
「ねえリュウ。ちょっとこっち向いてくれない?」
「ん?」
チェルシーに声を掛けられ振り向くと・・・・・・・・・。
フワッ
「ん・・・・・・」
背伸びしたチェルシーとの距離がゼロ距離になっていた。そして唇に感じるのはチェルシーの柔らかい唇。エスデスとはまた違う口付け。いや、エスデスのとは比べ物にならないくらい心地のよい物だった。柔らかな唇が俺の唇に押し付けられる。びっくりしたが拒む理由がなかった。拒むよりむしろ、両手をチェルシーの背中に回し、優しく抱きしめた。抱きしめてみると分かる。凄く細い体。力を入れたら軽く折れるのではないかと思い、優しく抱きしめた。
「「ぷはっ・・・・・・・・・・・・・・・」」
唇を離すと、うっすらと銀色の糸がお互いの唇をつないでいた。
「ちぇ・・・・・・チェルシー・・・・・・さん?」
「なに?///」
「な、なぜ・・・キ・・・・・・・・・キスを・・・・・・・・・」
「まだ分からないの?鈍感馬鹿クソ虫・・・・・・・・・」
すんごい罵倒されてる・・・・・・。
「リュウ・・・・・・。私・・・、リュウの事が好き・・・。貴方から向けられる笑顔、優しさ、守ってくれた強さ・・・・・・、全てが私の心に刻まれる。私を・・・貴方の女にして・・・」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・へ?」
あ、もしかしてもしかするけど・・・・・・・・・これって告白?ダヨネ?人生で初めて告白された。どきがムネムネ・・・あ、違う。胸がドキドキする。心拍数が上がっていく。あまりの驚きに顔が熱くなる。やばい・・・、凄く可愛い・・・。チェルシーってこんなに可愛かったけ?今のチェルシーは凄く魅力的だ。レオーネほどスタイルがいいと言う訳ではないが、全てが魅力的に見える。え?告白の返事?そりゃあもちろん。
「俺も好きだ。チェルシー・・・。これからもよろしく」
「うん!!」
抱きついてきたチェルシーを抱きしめる。柔らかい・・・・・・。しかも少しいい匂いが・・・・・・・おっと、こんな事してたら変態だと思われる。(既に変態)
俺はチェルシーをお姫様抱っこし、ナイトレイドの拠点へと帰っていった。
その頃のアカメ&タツミ。
「なぁ・・・。俺達いつ出るんだよ・・・」
「今は二人っきりにさせるべきだ。我慢しろ」
木の陰に隠れてキスから全て見ていた。(覗き見ではありません・・・・・・・・・多分)
今回も読んでいただきありがとうございます!
これからも頑張って書いていきます!!
感想・評価お待ちしております!