第二クトゥルフ神話『男の娘だらけのGo for broke!!』 作:カロライナ
「ミカン兄~~!!」
モミジは不審者が崩れ落ちるのと同時に、自分の正面で戦っていた兄に抱き着く。ミカンはそれを受け止めると、崩れて動かなくなった不審者を見据えた。
そして不審者を見ながら、明らかな異常に誰もが気づく。これだけ大暴れして、伊上が様子を見に来ないこともそうであるが、ミカンとモミジが書斎の中を覗いていた時、この茶髪の不審者はどこから襲って来ただろうか。背後は、背後でもそれは柱のある場所から突然襲って来たのだ。玄関が開いた様子はない。例え、ミカンとモミジに気づかれず、その前に侵入して開いていたと仮定しても、男の衣服に雪解け水が付着していなければおかしいのだ。その前に何かでふき取ったとしても、これだけの吹雪だ。体温でどこかしら解ける筈なのだが・・・不審者は濡れていなかった。それに衣服はどうだろうか。不審者が来ている衣服は、数日間も着ていた様にボロボロで不快な悪臭を放っていた。
アイディア+15(館の様々な異常に違和感に気付いた為+補正)
サクラ85→60【成功】
ミカン80→13【成功】
ユキ自動成功→60【成功】
モミジ95→29【成功】
『明らかにこの館は変なことが多すぎる』と言葉には出さないものの、4人が思い浮かべた瞬間である。綺麗な館はぐにゃりと景色を歪めると、小奇麗に見えていた館の景色は、一瞬で埃や雨漏りのシミがついた天井、角には大きな蜘蛛の巣が張ったボロ屋へと変貌を遂げた。
【綺麗な屋敷だと思っていたら、ボロ屋に変貌しSANチェック1/1D3】
サクラ70→46【成功】
ミカン60→40【成功】
ユキ90→33【成功】
モミジ59→99【ファンブル】
1D3→3
自分たちが今まで揃いも揃って幻覚を見ていたことに気付き、全員がその現象を気味悪がり、また置かれている状況に対し危機感を持った。更にお互いに顔を見合わせた時だった。4人が囲んで倒したはずの不審者の身体が 別のものへと変貌を遂げていた。皮膚は剥がれ落ち、片目が酷く窪んで中には空洞が見える。そう、そこには無残な死体が転がっていた。最初はこれも幻覚かと、自らの正気を疑ったが、その死体にはサクラとユキが傷を付けた火傷跡とめり込んだBB弾の跡があるのが目に入り これは現実であることを痛感した。
【無残な死体を発見しSANチェック(サクラ・ユキ1/1D3+1)(ミカン・モミジ0/1D3)】
サクラ69→62【成功】
ミカン59→92【失敗】
1D3→3
ユキ89→52【成功】
モミジ56→42【成功】
ミカンとモミジは、パニックになりそうになるのをぐっとこらえる。自分達よりもモミジを護り 死体とはいえ囲んで傷を付けていた兄弟たちの方がずっと苦しんでいるかもしれないのだ。
4人は小腹が減っていたが、とても食べる気にはならず そんなことよりもここから早く出たいという気持ちが強まっていくのを感じた。
無言のままお互いの顔を見合わせ、足早にこの変な館から例え吹雪いていたとしても、出て行こうとアイコンタクトを互いに送る。死体に追い掛け回されて、殺される可能性が出て来るなら、まだチェーンは巻いてなくとも自動車に乗りこんで逃げた方が100倍マシに思えた。
手荷物を破棄し、4人は固まって玄関まで足を運ぶ。ミカンはショットガンを部屋に隠したままだと気づいたが、取りに戻る勇気はない上に、なによりも兄弟に何故そんな物騒な物を持っているのか。というより、旅行に何故持ってきたのかと問い詰められるのを避ける為、無くしたことにして、また信者から新品を貰おうと妥協していた。
そしてサクラが玄関の扉に手を掛けた時だった。バチッっと激しい火花を立てる様な音が玄関扉とサクラの隙間から鳴り響き、掛けた手が扉から弾かれる。目を丸くしつつ、もう一度外に出ようと手を掛けると同じ事が そのまま起こった。モミジやミカン、ユキも同様に出ようと試してみる。しかし扉に触る事すら出来ずに呆然とした。
【後書き】
もしも、他に探索者が大勢いる場合は役割分担をした方が無難です。
全員で聞き耳取ったけど、目星が無い。詰んだ。結構ありました。
推奨技能が書かれていない場合には、とりあえず目星、聞き耳、図書館の
三大神器とちょっとの戦闘技能。+1D4のDBがあれば何とかなります。
無い場合は・・・私は基本諦めてます。
ただし死ぬのであれば前のめりに死んでやります。