第二クトゥルフ神話『男の娘だらけのGo for broke!!』   作:カロライナ

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Episode16 ミカン/怒りの散弾。

 ミカンは1階に降りたのち、モミジが襲われた場所を丹念に調べた。元不審者の亡骸は今もその場に点在しており、脳内で様々なシュミレーションをしながらどこから、この不審者は現れたのかミカンは頭を捻る。

 

アイディア

ミカン65→10【成功】

 

 どう考えても柱から不審者が現れたようにしか思えなかったミカンは柱を手探りや聞き耳を当てることで探りを入れる。すると、玄関とは正反対。玄関からは見えない位置にある壁側の柱の壁を強く押すと、地下に続く階段が現れた。ミカンは迷うことなく、ショットガンの中身が装填されていることを確認すると、地下に飛び込むぐらいの勢いで階段を駆け下りる。

 階段を駆け下りた先には通路があり、扉がある。ミカンはその扉を粗々しく突き飛ばす様に開き、奥へ進むと少し開けた部屋に出た。そこには様々な肉や死体がぶら下がり、複数ある作業台の上にはまだ若いマフラーを首に掛け、メガネをかけた青年が横たえられていたが、その身体はところどころ切り分けられバラバラとなっていた。

 

【バラバラ死体の惨劇を見た為SANチェック1D3/1D6】

49→93【失敗】

1D6→1

 

 伊上に更なる怒りを覚えながら、作業台の更に奥にある扉を開け放ち 兄弟には決して見せないような形相をし 伊上を探し殺す為、奥へと突き進む。その次の部屋に伊上は居た。

 隣にはミカンが出会ったデブゾンビよりも巨体で、天井ギリギリの高さを持ち、通常の人間では考えられないような筋肉を付けたフランケンシュタインを連想させるようなゾンビを随伴させているようだった。また、そのゾンビは頭を2つ持ち、片方の頭は唇や耳に金属のピアスを付けたような男の頭部と、もう片方の頭は黒髪ロングストレートの生前は美人であったであろう女性の頭部がついていた。

 

「おや、まさか外の吹雪にヤられ震えていた貴方が生き残るとは。私の賭けは外れてしまったようですね。」

 

 伊上は残念そうに口元を歪め、小馬鹿にするようにミカンを嘲り笑うと卑しい笑みを浮かべミカンの怒りを逆なでするような口調で煽った。

 

「他の美しいお母様や可愛らしい弟妹はどうされました? もしや、私の失敗作のクズどもに無残にも殺されてしまったとか?」

「・・・・・・。」

「いやー、残念でした。あれだけ美しい身体が無残になっていると思うと。私は男には興味はありませんが、久々に美しい女性たちを見させて頂いたので1回犯してから実験材料にしようと思ったのですが――」

「ウガァァアアアァアアアアアッ!!!!」

 

 

戦闘開始

ミカン→伊上→フランケンシュタイン

――ラウンド1―――

 

ミカン『銃の先制』『ゼロ距離』

ショットガン自動成功→66【成功】

4D6→14

伊上

回避24→94【失敗】

 

ミカン『ゼロ距離』

ショットガン自動成功→01【クリティカル】

8D6→34

 

 それは本当に一瞬の出来事だった。恐らく、伊上も隣のフランケンシュタインも何が起こったのか、あまりの速さに理解することができていなかったのだろう。

 伊上がまず初めに感じたのは、激しいミカンの外見からは想像もできない地獄から呼び寄せた使者のような雄叫びだった。そして自分に銃弾が放たれたと分かり、咄嗟に回避しようと身を捻る。しかし時すでに遅し。ミカンの放った散弾はしっかりと伊上にぶち当たり激しい衝撃波と共に伊上を地面に転がす。もし当たった人間が普通の存在であれば即死は免れないほどの威力を持ったものであっただろう。しかし、伊上は生きていた。それは魔術的な装甲によるものが護ってくれたのか、それともあらかじめ防弾チョッキのような物を着ていたのかまでは分からない。だが伊上はなんとか生きていた。身を起こし攻撃を加えてきたミカンに対し、反撃を行おうとする。そこに怒りのミカンの散弾がもう一撃、間髪入れずに叩き込まれる。散弾は、一度は倒れ起き上がろうとする、これ以上の回避ができない伊上の上半身に向けてまっすぐ飛んでいく。2発目の銃声から0.5秒も経たないうちに伊上は、伊上の下半身だけを残し、この世から消え去ってしまっていた。

 また伊上の上半身が消えると共に、隣でボーッと佇んでいた双頭のフランケンシュタインも、不審者やゾンビを殺した時のように力なく崩れ落ち、そのまま二度と動くことはなくなった。

 

 

――戦闘終了―――

 

 

 

 ミカンの怒りは収まらないのか、そのまま続けて2発伊上の残った下半身に向けて散弾を撃ちこむ。1発目は右脛に直撃し、下半身から右足が飛び跳ねあさっての方向に飛んで行った。2発目は左大腿部に命中。右足と同じようにショットガンの威力に耐えきることができなかった左足は宙を舞い、右足とは別の方向に飛び散って行った。

 そして空になった薬莢を取り出すと、思いっきり銃床を振り上げ、あまつさえ兄弟を侮辱し、凌辱しようとした伊上の生殖器に向けて何度も、その銃床による一撃は降り降ろされた。1打目で伊上のズボンが濡れだす。2打目で「プチュ」と何か丸い物が爆ぜる、正確には潰れる様な音が聞こえる。3打目で、棒が「グシャリ」と音を立てる。4打目で伊上ズボンに血液が付着し、ズボンが真っ赤に染まる。5打目で骨にひびが入るような音が聞こえ、6打目には完全に仙骨が砕け散った音が聞こえた。

 

「うぁ・・・・うわぁあ・・・わぁぁあああああ・・・。」

 

 一通り伊上を破壊し終わるとミカンは疲れたのか、ショットガンを杖のようにし寄りかかると大粒の涙を地面にボロボロと溢しながら激しく泣いた。死体しかない地下の一室でただただ、ミカンの泣き声だけが響いていた。

 

 

 

 




【後書き】
この話を書いているとき、隣の友人がランボーの話をしていました。
それだけです。特別な意味はありません。


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