第二クトゥルフ神話『男の娘だらけのGo for broke!!』 作:カロライナ
聞き耳
ミカン25→100【ファンブル】
ユキ 80→47【成功】
モミジ25→02【クリィカル】
芸術[性技]
サクラ90→39【成功】
3人が2階からの階段を降りるときのことだった。ユキとモミジは、背後からの悍ましい気配を感じ取り、振り返る。振り返った先には、とてもイイ笑顔をしたサクラの姿が、そこに居た。モミジはその笑みを確認した瞬間、自分で勝手に展開し出した嘘を思い出しその場に硬直してしまう。サクラは、いつの間にかに自分の知らない虚実の種が撒かれていることを知らないまま、上機嫌でそんなこちらの様子に気付いたモミジと目を合わせると、褒める意味を込めて濃厚な投げキッスを飛ばし、更に軽やかなステップで反対側の階段から厨房まで降りて行った。
そしてここで不幸は起こる。モミジはその場で硬直したため、誰にも被害を与えず落ち着いてから行動することができたが、ユキはその投げキッスを直で見て、一歩後退りしたのだ。
そしてその後退りした先には、何も気付かないまま階段を降りようとするミカンの姿が・・・!!
1D3→2
ミカンHP9→7
不慮の事故とはいい、ミカンは階段から落ちた。幸いにも致命傷にはならなかったものの、とにかく階段から転げ落ちた。急いで、ミカンにモミジが近寄り応急手当を試みる。
応急手当
モミジ70→71【失敗】
ユキ30→22【成功】
1D3→2
ミカンHP7→9
しかし、サクラ漢姉の投げキッスが脳裏にこびり付き適切な処置を行うことができなかった。そんな様子のモミジに、自分の兄を落としてしまったユキが駆け寄りモミジの見よう見まねで兄の応急手当に取り掛かった。若干の手の震えがあったものの、適切に処置を行うことができ、ミカンの傷はそこまで痛むのを止めた。
「ミカンお兄ちゃん、ご、ごめんなさい・・・。ボクの不注意で・・・。」
「大丈夫だよ。僕も注意していれば怪我はしなかったんだから、気を落とさないで。僕は大丈夫だから、ほら行こう。」
怪我の箇所を無事に治療が終わったのち、自分の兄に怪我を負わせてしまった事を謝りながら、ユキは手を優しく労わる様に摩る。そんな様子をミカンは軽くはにかむと特に気に病む必要はないように振る舞い、元気よくその場に立ち上がった。そして床に座り込んでいる弟2人に視線を降ろし、手を伸ばす。2人は兄の出された手に捕まると支えられるようにして立ち上がった。
「なるべく違和感を迅速に解明して、サクラの兄貴の調査を進めちゃおう。何も分かりませんでしたー・・・で通用しない事は2人もよくわかっているでしょ?」
「・・・・・。」ゴクリ
「・・・。」ゴックン
兄の言葉に2人は生唾を飲み込みながら、頷き応じる。サクラはミカンの言う通り、ちゃんと行動すればそれだけ褒めてくれる兄であることを弟達に伝える。逆に言えば何も行動しなければ、恐ろしい兄の姿を見せるのであるのだが。
3人はまず階段を下りて、左手玄関側にある部屋の中に入って行った。
「わぁ・・・。」
「やっぱりこれだけ広い屋敷となると、遊技場みたいな部屋もあるんだね~。」
3人が入った先は自分たちが寛いでいる部屋よりも少々広い部屋に来ていた。内装として簡単なバーやビリヤード、ダーツなどが置いてあるのが目に入る。また、部屋には小さな窓が2つほどあり、窓の外はかなり吹雪いている様子を見ることができた。
「さーて、この部屋に違和感の原因があるかどうか探ってみよう。」
「おーっ。」
「お~っ。」
【目星】
ミカン75→29【成功】
ユキ89→05【クリティカル】
モミジ75→78【失敗】
「ダーツ・・・調査が済んだら、やりたいな~。」
「モミジ。ちゃんと探さないとダメだよ。サクラの兄貴の折檻♂が。」
「ミカンお兄ちゃん、モミジ、ちょっと来て!」
3人はそれぞれ役割分担をしながら、屋敷の玄関で感じた違和感を探り始めた。ビリヤード台の裏や、ダーツ台に何かないか探す。モミジは ダーツがやや気になってしまい、違和感に関する情報を得ることは出来なかったが、バーカウンターの裏や椅子の裏まで探っていたユキがある物を見つけ、2人を呼ぶ。2人は素直にユキの元まで行くとユキが指差している場所の先を見た。
「これって・・・血飛沫・・・・・・だよね?」
「・・・固まっているけど・・・・・・血飛沫の跡、だね。モミジはどう思う・・・?」
「精神科医だがら、医学的なことは分からないけど~ 多分血だと思うよ~。それも、この血飛沫の飛沫方法だと~・・・。」
ユキが指さした先には、確かに何か赤黒いものがべったりと付着していた。その血液のような物は既に乾ききっており、カピカピに乾いていたが それを見た3人の心理状況は、館にますます不信感を募らせていった。
「今の時刻は18:45か。19:00に料理ができるから、あと2部屋は回れそう・・かな?」
「分かれる~?」
「分かれようよ。19:00に厨房か、食堂集合にして。班分けはどうする? ユキ、自衛隊ならどう分ける?」
「そうだね・・・自衛隊だったら、現時点で以上が発生しているから、サクラお兄ちゃんと合流するかな・・・それでも分けるんだったら、モミジとミカンお兄ちゃん。ボクは1人。班分けかな?」
3人はビリヤード台の隣で丸く円陣を組みながら、不安げな表情を露わにし今後の方針を決める。話し合いは いつもの会話速度よりも1.5倍速く回され、班分けを決めた3人は駆け足でそれぞれ次の部屋に向かう。ユキは遊技場とは反対側の位置に対する倉庫へと掛けていく、ミカンとモミジは階段を挿んで隣の部屋に入って行った。
遊技場の正面の部屋は倉庫となっており、物影が多く少し暗めの部屋となっていた。棚が壁に沿って並び、床にはガラクタや紙束などが放置され、お世辞にも言えないほど埃っぽく10分も居座っていれば喉が痛くなってしまうような場所であった。
目星-20(流しで部屋を覗くため-補正)
ユキ69→42【成功】
ユキは部屋の奥に日本刀が飾ってあるのが分かり、なんとなくそれに引かれる様に近づくと手に取った。日本刀は雑に放置されていたためか傷んでいるように見えた。特にこの部屋には目ぼしいものがないと感じ取ったユキは、元あった場所に日本刀を戻すとサクラが居そうな食堂に向かって行った。
一方、モミジとミカンは本棚に埋め尽くされている書庫にやってくることができていた。
伊上はオカルト作家と言うだけはあってか、本は大切に整理を施されて居る。几帳面にジャンル毎に仕分けられ、本の内容のものとしては、医療機関系に関するものオカルト本、伝奇小説などが多くを〆ていた。ミカンとモミジは一度、顔を見合わせると互いに何か変な本や、違和感に関係するものはないかどうか探り始めた。
図書館-40%(流し読みで確認する為-半分補正)
モミジ40→76【失敗】
オカルト-27%(流し読みで確認する為-半分補正)
ミカン28→84【失敗】
2人は限られた時間で大量の本を流しで確認するが、やはり所詮は流し確認、モミジ、ミカンがこれと言って重要であると感じる書物は見つけることができなかった。
19:00間近になり、重要な書類を見つけることなく部屋を出る。そして館に対して違和感を覚えながらも、館をいい香りに包みこんでいる原因を発している厨房に向かうのであった。
【後書き】
成功する確率の低い技能は1%でも、挑戦しない方が良いですね。
クソビッチは高らかに嘲り、そしてファンブルをたたき出します。