やはりダンジョンで出会いを求めるのはまちがっている 作:キラーB
それは一番嫌いな憧憬。
間違っていても欲しかったもの。
ニセモノはいらない本物が手に入れたい。
その願いが叶うなら
理性の化け物は自分殺しながら生きていく 全てを台無しにしながら
ベル・クラネル
ダンジョンで出会いを求めるのはまちがっているのだろうか?
ダンジョンに出会いを、修正、ハーレムを求めるのはまちがっているのだろうか?
結論。
僕が間違っていた。
『ヴヴォオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオッ!!』
「ほぉああああああああああああああああああああああああっ?!」
少し邪まで青臭い考えを抱いた冒険者担った結果、僕は今、死にかけている。具体的には牛頭人体のモンスターに追いかけられている。
詰んだ、間違い無く、詰んだ。
一攫千金ならぬ一攫美少女なんて夢のまた夢だった。
いい歳して目をキラキラさせながら、冒険者登録書にサインした僕 自身を殴り飛ばすため、あの時に戻りたい!!
比企谷八幡
知らない天井だ。
え?
なにこれ夢?
なにこの天井本当に知らないんだけど。
なにこれ鍾乳洞みたいでキレイダナー。
「いやいやおかしいだろこの状況」
小声でつぶやきながら寝転がったまま周りを見渡す。
見渡す限りの足先と頭の上が土壁で左右に伸びる先が霞んで見える
なんだか通路っぽいな。何これ洞窟?千葉の洞窟といえば「濃溝(のうみぞ)の滝」があって、こんな神秘的な所が千葉にあるなんて!!いってしまいそうなほどきれいで、時期や時間て違う表情話見せるのかとても素敵である。東京都心からも1時間でいけるまるでジ◯リに出てきそうな洞窟なら知っているがこんなにも先が霧がかるほど長くないし勝浦市守谷洞窟は洞窟らしい洞窟だけど先は行き止まりだし、一番見た目が似ているのは富津◯岡ICから程近い大釜戸隧道だなだけどあそこはライトもないしこんなに明るくないし、ていうかライトもないのになんで明るいし?なんか壁自体光ってるし?やべーし?やべーし?。おい、頭の中の戸部は帰れ。むしろ出てきて欲しいのは戸塚だな。戸塚しかありえんまである。戸塚と二人きりでラブラブ秘境に訪れたら素敵だろうな。いや、やはりこういうところはある程度歳を重ねてからくるところでっ・・・こんな先の未来まで人生設計している俺ってやっぱり専業主夫にむいてるのねって?!うわ平塚先生止めて俺の頭の中だからって暴力はいけない衝撃のファース◯ブリッドは
ヤメ・・!!うわー!!俺の楽園がぁあああ!!くそ!なんてことしやがる!そんなんだからその歳になっても独身なんだよ。本当にこのままだとあまりに哀れすぎて俺がもらってしまいそうだよ、だから早くだから早くもらってあげいカッコよくて良い女性だから!!
現状をまるでほっぽり出して妄想しまくっていたが段々落ち着いてきたのでげんじょうをかくにんする
よし冷静になれ、慌てるような時間じゃないまずはまたいろはすに生徒会の仕事頼まれて雪ノ下と由比ヶ浜と一緒に仕事していた時まで記憶があって、マッカン飲みたいけど頑張っている由比ヶ浜と人一倍仕事をこなす雪ノ下に負けないよう仕事をしていたけど、今のタイミングで少しばかり休憩してもいいよね。仕事したくない俺が雑用のほとんどをこなしている俺にご褒美あげていいよね?もうゴールして良いよね?というか戸塚とゴールしたい。小町ともゴールしたい。三人でゴールするんだ❤︎ダメだ養われる未来しか見えないそして愛想つかれてまで想像が可能、するまでもない。
「うわぁああああ!!」
声が向こう側から聞こえてくる。
なんだの俺はいま凹んてんだよ周りの状況なんて今わどうでも良いんだよ。戸部ぐらいどうでも良いんだよ。
そう思っていると悲鳴はこちら側にやってくる
え?何なんなのこれ夢にしては生々しい悲鳴がやってくるけど俺の想像力豊かすぎだろ。
そして悲鳴が霧の向こう側からやって来た
なんだよあの化け物こえーーーーーーーーーーーーーーーーー?!
白いウサギが黒い鬼を連れて走ってきた
『ヴゥムゥン!!』
「でえっ!!」
「ぐぺっ??!」
ミノタウロスの蹄。土の地面を砕き、ちょうど俺達の足場も巻き込んだ。ウサギがあしをとられ、八幡は吹っ飛ばされるように、二人ともごろごろとダンジョンの床を転がる。
『フゥー、フゥーッ・・・・!』
「うわわわわわわわわわわ・・・・?!』
「ぐへーーー・・・」
臀部を床に落とした状態で、みじめにあとずさるウサギと、あまりの痛さに情けない声を出しながら俺だった
ベル・クラネル
僕には最初から英雄になる資格はなかったらしい
ドンっと背中が壁にぶつかる。行き止まりだ。さっきのケンタウロスの攻撃で床に倒れていた死体?もいまいる広いフロア、正方形の空間の端に飛ばされたようで僕の隣にいる。
(あぁ、しんでしまった・・・)
かちかちと歯を鳴らし涙をえんえん。横にいる死体?を掴みながら泣く。
ミノタウロスの荒く臭い鼻息が僕の肌を殴る。
自分よりも一回り二回りも大きい体を見上げ、壊れた不細工な笑みをうかべた。
ーーー結局、女の子との出会いは訪れなかった。
蹄を振りかぶるモンスターの姿が映る。
次の瞬間胴体に一線が走った。
「え?」
『ゔぉ?』
僕とミノタウロスの間抜けな声。
走り抜けた線は胴だけにとどまらす、熱い胸板、蹄を振りかぶった上腕、大腿筋、下肢、肩口、そして首と連続して刻まれる。
銀の光が最後だけ見えた。
『グブゥ!?ゔぅ、ゔぅもおおおおおおおおぉぉぉぉおぉーー!?』
断末魔が響き渡る。
ミノタウロスのパーツがずれ落ちていき、血飛沫、赤黒い液体を噴出しながら崩れ落ちた。
大量の血やシャワーを全身に浴びて、僕は呆然と時を止める。
「大丈夫ですか?」
牛の化け物に変わって現れたのは、女神と見紛うような、美少女だった。
ーーー蒼い装備に身を包んだ、金眼金髪の女剣士。
【ロキ・ファミリア】に所属する第一冒険者。
最強の一角と謳われるレベル5。
【剣姫】アイズ・ヴァレンシュタイン。
「あの・・・大丈夫ですか?」
大丈夫じゃない!全然大丈夫じゃない!
今にも爆発しそうな心臓が大丈夫な訳がない!!
妄想は現実、配役は逆転、想いはど頂点。
僕の心は奪われた
ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか?
再結論。
ぼくは、間違えてなんていなかった。
ヒッキーは頭の中でよく喋ります