アイドルマスターシンデレラガールズ 〜自称天使の存在証明〜   作:ドラソードP

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金曜日が待ち遠しいです。
森久保Pに早く鼓膜を実装してください。


第12話 カワイイボクと厳しいトレーナー

第12話

カワイイボクと厳しいトレーナー

 

 

 写真撮影や昼休憩も終わり、そろそろ時刻は昼の十二時を過ぎた。幸子も午後のレッスンに向けて準備を始めている。

「なーんか、朝方からドタバタしていたから色々と疲れたな……」

「プロデューサーさんはあまり働いていないからイイじゃないですか。ボクなんて、これからまたダンスレッスンなんですからね!」

「あのなあ、俺がまるで仕事してないみたいだろその言い方じゃ」

「だってそうじゃないですか! プロデューサーさんは早く、ボクに仕事を持ってきて下さい! それにこのままじゃ、プロデューサーさんにとっても宝の持ち腐れですよ?」

「俺だって、仕事は欲しいよ……でも、念を押してもう一度言うぞ。まだ今日はデビュー三日目だからな? 再来週に初見せの場があるだけ、他より随分とマシな方だよ……」

 とか言う俺も内心、仕事という仕事が無くてそろそろ暇をしてきていた。

 そう、実は明日以降ライブの日まで、予定が完璧に白紙なのだ。そのため毎日予定にはレッスンとしか書けなく、そろそろ報告書の内容も無くなってきそうだ。まあまさに、これこそが新米アイドルと新米プロデューサーの日常、といった感じの物なんだろうな。

「うーん、そうですねえ……」

 と、幸子は急に何かを考え始める様な素振りを始めた。なにやら俺をじっと見て、ブツブツと独り言を言っている。そしてそれからしばらくすると、何かを閃いたのか幸子が不意に話しかけてきた。

「プロデューサーさん、今日の午後は時間空いていますか?」

「ああ、俺なら報告書を書くこと以外に、今の所仕事はもう無いな」

「だったらボクのレッスンの様子を見にきて下さい! 因みにプロデューサーさんに、拒否権はありません!」

「なるほどな、レッスンの見学か。俺なら別に構わないが……でも、いきなり行ったりしたらトレーナーさんとか、他のアイドルの子達にに迷惑がかかったりはしないのか?」

 すると幸子は、途端に満面の笑みを浮かべた。まるで、その言葉を待ってましたと言わんばかりの勢いで、話を続けてくる。

「それだったら心配ありません! 昨日のレッスンの時も、他のアイドルのプロデューサーさんとかが度々見に来ていたりしましたから! フフーン! プロデューサーさんは黙って、ボクの華麗なステップを隅で見ていれば良いんですよ!」

「ま、まあそういうことならわかった。幸子のその華麗なステップとやら、目に焼き付けに行くよ」

「目だけじゃ足りません、脳にも直接焼き付けて下さい!」

 さて、そんな幸子の提案を受け、それから時間になった俺は、幸子と共に早速レッスンルームへと向かった。

 実際幸子のプロデュースを開始する前に、レッスンルームの方へは一度挨拶に行っているので、トレーナーさんとは一応初対面ということではない。その為、ある程度その辺は心配なかった。

「あ、プロデューサーさんは一旦ここで待っていて下さい! ボクはダンスレッスン用の衣服に着替えてきますので!」

 そう言って幸子は、更衣室の扉を開ける。

「くれぐれも覗かないでくださいね? プロデューサーさん! プロデューサーさんは変態さんなので、ちゃんと言っておかないと覗いちゃいそうですから!」

「なんで俺が変態ってことになっているのかは不問にしておいてやるが……まあ、勿論だ」

 こうして幸子が更衣室に入って数分後、突然扉が開きくとそこには、いつも通りのドヤ顔をした幸子が立っていた。

「フフーン! 見てくださいプロデューサーさん! これがレッスン用にわざわざ買った、新しいジャージです! どうですか? カワイイボクに似合う、カワイイジャージだと思いません?」

 その、レッスンの為に新しく買ったというピンクのジャージを身にまとい、幸子は見せつけるかのようにポーズをとる。こう衣服を普段着から着替えると、よりアイドルらしく見えてくる。

「へぇ、結構カワイイじゃないか。似合ってるぞ」

「プロデューサーさんに言ってもらえるなら、本当みたいですね。その言葉、信じておきます!」

 そう言って幸子は飛び跳ねる様に、鼻歌を歌いながらレッスンルームの扉を開ける。

「失礼しまーす!」

 幸子が扉を開けた先には、広い空間が広がっている。中には数人のアイドルと、一人のトレーナーが居た。

「おっ? 来たか輿水、ちゃんと時間通りだな」

「ボクは完璧ですからね! ちゃんと約束事は守ります!」

「よし、じゃあ……ん? あなたは確か……」

「トレーナーさん! この人がボクのプロデューサーさんです! 少しめんどくさがりやで、いつもコーヒーばかり飲んでいて、本当に働いて居るのか不安ばかりですが、やる時はやる『一応』真面目な人です!」

「おい幸子」

 一々一言、いや二言多いな。『一応』お前のためにちゃんと仕事は探してやっているんだがな、『一応』な。お前、そんなに俺をがさつに扱うともう仕事持ってこないぞ、おい。

「ああ、お久しぶりです。もしかして、彼女のプロデューサーになったんですか?」

「まあ……『一応』ですが。今日は彼女の希望で、見学をしに……」

「ああ、それでしたら見学して頂いて大丈夫です。その方が、彼女としても気が引き締まって良いでしょう」

 こうしてレッスンルームに入ってきた俺は、促されるような形でレッスンルームの端の椅子に案内された。場所的にレッスン風景の全てが目に入る場所で、こうして少しだけ離れた位置からアイドル達を眺めていると、さながら気分は名プロデューサーである。

「さあ、今日もレッスン始めていくぞ! ライブまで二週間程しか無いから、その分必然的に早いペースで進めていく。駆け足になるだろうが、遅れないように気を引き締めていけ!」

 この前会った時はわからなかったが、意外とこのトレーナーさんは熱血的な人だな。確かに、これは幸子が毎回バテて帰ってくるのもある程度納得かもしれない。

「それじゃあまずは、ウォーミングアップも含めたストレッチからだ。終わったらすぐに前回の続きから行くぞ!」

「はーい!」

 幸子は元気よく返事をする。だが、他のアイドル達も幸子に負けぬ元気だ。そしてそんな他のアイドル達だが、こうしてここで一緒にレッスンを受けている居るという事は恐らく、皆幸子と同期か、或いは同じ位のアイドル歴なのだろう。レッスンには、幸子に負けず劣らずの可愛いアイドルが数人揃っており、先のライバルは多いなと危機感を感じさせられる。最も、やはりその中でも群を抜いて一番カワイイのは、うちの幸子である事に変わりはないのだが。

「はい! さあもっと腰を曲げて! 体をほぐさないと、怪我の元になるぞ! はい、1、2、3、4……ほら森久保ォ! !もっと膝伸ばせ!!」

「もう……むーりぃ……」

「さあ、まだまだ本番にすら入って居ないぞ! この程度でへばっているようじゃ、夢のトップアイドルは夢のまた夢だ!」

 しかし、早速ストレッチの時点でもなかなか大変そうだ。これは幸子に働いていない様に見られても仕方無い面もあるか、と俺は拗ねていた自分に喝を入れる。

「さあ、ストレッチが終わったら昨日のレッスンに続き、ダンスの基礎から学んでいくぞ!」

「はーい……」

「声が小さい!」

「はーい!!」

 この時、俺は知る由もなかった。このレッスンがこのまま無事に終わらないことを。ああ、だってレッスンを行うのはあの幸子だからな。

 

 まともに終わるとは思うな。




新しい幸子です。
因みに自分は幸子Pで森久保Pで蘭子Pで楓さんも、あと卯月も(ry 担当多杉ィ!!
次回ガチャ更新は森久保SSRだと信じて石を貯めています。
(to my darlingもきっとそろそろやろ……)

因みに今度デレステに名刺機能が追加されると噂を聞きました。
Twitterでばらまいたらなかなか面白いことになりそうです。

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