アイドルマスターシンデレラガールズ 〜自称天使の存在証明〜   作:ドラソードP

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しゅがはさんに不意打ちでボイス追加されましたね……
アニメ2期、主人公幸子にしてやりません?
新規ボイス付きキャラの動いている姿を見たいです(切実)


第15話 カワイイボクと名犬プロデューサー

第15話〈プロデュース4日目〉

カワイイボクと名犬プロデューサー

 

 

「プロデューサーさん、何で起こしてくれなかったんですか!!」

「あー……悪い、カワイらしくてつい起こさなかった。つい、な」

「雷に怯える姿だけでなく、カワイイ寝顔まで多くの人に見られて、ボクもうお嫁さんに行けませんよ!!」

「別に俺は見てなかったけど、そんなお嫁に行けなくなる程のことかぁ? それに、カワイイなら別に構わんだろ」

「充分行けなくなりますって!! どんな顔で寝ていたかは知りませんが、とにかく寝顔なんて見られたら恥ずかしくてボク……もう……」

「別に、俺が見た限り随分とカワイイ寝顔だったし、そんな気にするようなことでも無いでしょ」

「やっぱり見てたんじゃないですか!!」

 俺は今、幸子に物凄く怒られている。理由は言わずもがな昨日のあの出来事だ。

 昨日あの後、三十分も熟睡すると幸子は目を覚ました。最初は少し寝ぼけた様子で、状況をまったく理解していなかった様子だが、やがて雷は、雨は、と騒ぎはじめ、状況を飲み込んだのか、突然顔を真っ赤にしてレッスンルームを飛び出してしまった。まあ別に、俺からすればそんな気にすることでもないと思っていたのだが、彼女にはこれがどうも恥ずかしかった様だ。で、結局レッスン室から幸子を追うような形で部屋に帰ってみれば既に幸子と幸子の荷物は無く、すぐに家に帰っていたのがわかった。まったく、自信家なクセに妙に恥ずかしがり屋なんだよな。

 それからというものの、昨日の間は連絡しても今日あったことは忘れてほしい、とのメールしか帰って来なく、そして翌日になって今日部屋に来てみれば、幸子はこの通りの様子であった。

「あ……ま、まあそうだな。カワイイかったぞ、うんうん幸子カワイイカワイイ」

「今日という今日はもう、カワイイって言葉に騙されませんよ! 今騙されましたからね! 今日はレッスンも何もやりません! 明日もそれ以降も!! ふんっ!」

 結果この通り、幸子はそのカワイらしいヘソを曲げてしまった。

 まあ一日もすれば、気分も治りいつもの幸子に戻ってくれるだろう。俺はそう信じたい。

「申し訳ありませんでした。許してくださいこれは私の不手際です。カワイイカワイイ幸子を私はプロデューサーであるにも関わらず、傷つけてしまいました。でもカワイイ幸子が許してくれるなら私は『何でも』します」

「何ですかその棒読み! ……ん? 今、何でもって……フフーン! カワイイボクが閃きました!! 」

 そう、その時俺は自分の失言に気が付く。

 

 

『何でも』

 

 

 今、俺はそう言ってしまった。そして、目の前で不気味な笑みを浮かべる幸子の姿。これはどうやら、今世紀史上最大級にマズい事態になってしまったかもしれない。だが、そう気付いた時にはもう、全てが手遅れだった。

「そうですねえ……じゃあ今日は一日、仕事もレッスンもお休み! 代わりに、ボクのお願い事を何でも聞いてください!!」

「どちらにしろ、仕事なんてまだ来ていないがな」

 悲しいがこれは事実だ。プロデュースが始まった俺達に対して、仕事はまだ一件も来ていない。いくら今や天下の346プロとは言え、新人アイドルと新人プロデューサーのコンビにいきなり仕事が貰えるなんて、まずありえない話だからな。

「うるさいですねえ、ボクは発言は許可していませんよ? ねっ! プロデューサーさん!」

「あー……はいはいわかった。じゃあ今日、お願い事を何でも聞いたら、明日からはちゃんと仕事してくれるな? もうライブまで十日切る訳だし」

「そうですねえ……まあ、ただでさえ色々と可哀想なプロデューサーさんが更に可哀想ですし、今日一日言うことを聞いてくれたら、許してあげないこともありませんよ?」

「……わかった、努力しよう」

「努力? そこは当然ですよねえ?」

「わかりました、カワイイ幸子様」

「じゃあ今日は一日、プロデューサーさんはカワイイボクのワンちゃんです! よろしくお願いしますね! ねっ! プロデューサーさん!」

「ワンちゃんって、俺は犬かよ……」

「ん? 何か言いました?」

「言ってないです」

「じゃあそうですねえ、まずは……うーん」

 こうして悪魔のような笑み……ではなくドヤ顔を浮かべる幸子を始まりとして、いつもより長い、長ーい四日目が始まろうとしていた。

 果たして俺は俺は幸子に何をされちゃうのか、どんな事をさせられちゃうのか、バカバカしく見えるだろうが実際少し怖い。だが、なんというかSな幸子も、それもそれでもしかして良いのか……?

 ともかく、そんなこともあって俺は、予想もしていなかったことにより予定を……まあ元から無いような物だが、変更せざるを得ない状態となってしまった。まさかプロデューサーの仕事でこんな事をするハメになるなんて、4日前の俺なら想像もしていなかっただろうな。

 とりあえず、これも幸子との仲を深める良い機会と割り切って、たまには彼女のペースに付き合ってやるか。

「さあプロデューサーさん! まずは肩もみです! 昨日見てもらったので分かると思いますが、ボクは連日のレッスンで疲れていますからね。さあさあさあ早く揉んで下さい!」

「なんだか、中学生のアイドルから揉んで下さいって、それなんか犯罪臭が……」

「なっ! 何言ってるんですかプロデューサーさん!! やっぱり変態さんじゃないですか!!」

「揉めるような物も無いくせに」

「やかましいですねえ! 全体的にちっちゃいのは今だけです!! いずれは全部大きくなってナイスバディのモデル体型になってあげますよ!!」

「まったく、何を言っているんだか……」

 まあ、こんな感じの流れが続くのならばそれもそれで、楽しそうだが。




現在デレステのイベをやっている為執筆が遅れています。
とりあえず疲れた時や困った時は幸子の声を聞きイベも執筆も頑張って行きたいです。

あと運営さん、しゅがはさんのカバーは絶対にBEMYBABYにするなよ!? 絶対にだぞ?(念押し)

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