アイドルマスターシンデレラガールズ 〜自称天使の存在証明〜 作:ドラソードP
第64話
アイドルは、爆発だ!
20XX年、346プロは核の炎に包まれた。
……というのは流石にオーバーに言った。だが実際今、346プロはそれに近い未曾有の危機に襲われている。
俺は346プロのとある一室で、強烈な程の甘過ぎる匂いに包まれながら、とあるアイドル二人と汚れた部屋の掃除をしていた。
「にゃは〜、それにしても片付け手伝ってくれて、本当にありがとねー」
「うむ。私からも礼を言わせてくれ」
壁や床、そして天井。とにかく部屋のありとあらゆる所が、煤や名状し難い、なんだかよく分からない物質まみれになっていた。
更に部屋の中心には、砕け散ってしまった実験セットの様な何かがある。
そんな部屋の有様を眺めていると、爆発の規模が計り知れないものだったことがよくわかる。
そう、ことの発端は今朝である。
晴れ渡る晴天、清々しい秋風、そしてゆっくりとソファーで寛ぎながら、パソコンでテレビを見ていられる余裕。俺はそんな、久しぶりに訪れた優雅な朝を満喫していた。
書類は少なめ、幸子は学校、その関係で仕事も夕方まではほとんど無くて、これでもかというほど暇。だが、連日仕事や書類書きで忙しかった最近からすると、その久しぶりの『暇』こそが貴重だったのだ。
だがそんな中、悲劇は訪れたのである。
近隣の部屋から突如鳴り響く謎の爆発音、振動するビル、社員の悲鳴、作動する警報器。俺はその時、もしやこの建物がハリウッド映画でよく見る、テロみたいな何かにでも襲われたのかと思った。
結構この建物、デカいし見た目のおかげで目立つからな。割とそういうテロの標的にされても、おかしくはない気がする。
「いや〜、何となく空き時間が暇でさ〜。ここって部屋も広くて、実験をしたり、何かを作るのに向いてそうだったから」
この少し能天気そうな雰囲気の彼女の名は一ノ瀬志希。346プロには最近入ったばかりの、新人アイドルだそうだ。現在、アイドルらしい活動はまだしたことが無い段階らしい。つまり、正確にはアイドルというよりかはアイドル見習いだ。
「まーそんなカンジで意気投合した晶葉ちゃんと、色々香水とかマシンとかを作っていたんだけど、どこかで成分の分量間違っちゃったみたいでさー。なんと、どっかーん! いきなり大爆発しちゃった! 流石の志希ちゃんも、突然の爆発にはちょっと驚いたかも〜」
「確かに、私もまさか、ここまでの大事になるとは思いもしなかった。幸いにも、怪我人などの被害は無かった様で少し安心したが……」
そして、その隣に居るメガネをかけたツインテールの彼女の名は、池袋晶葉。以下志希と同じくである。
「被害は無かった……? じゃあ今、担当内の仕事でもないのにここに呼び出されて、無理やり掃除を手伝わされている俺は、被害者じゃなかったらなんなんだ……?」
「うーん、特に仕事もなくて、暇をしていた人?」
「ああ、確かにあながち間違いでは無いな……確かに、な……」
俺は手に持ったモップを強く握り締める。力が入った影響で顔にはしわが寄り、手元は震えている。
「とりあえずお前ら……そんなつべこべ言ってる暇があるならはよ、その手を動かせ……」
「んー? なーにー? もしかして社員さん、アングリーなカンジ?」
「あまりカリカリすると、健康に悪いぞ?」
その瞬間、俺の中で理性を繋ぎとめていた大切な何かが、一気にまとめて切れた音がした。
怒りの感情が抑えきれなくなることを人は『ブチ切れる』と言うが、まさにその通りかもしれない。自分の平静を繋ぎとめていた何かが一瞬で無くなり、感情の泉は沸点を超え、一瞬で理性なんて物は蒸発する。
「……大体だれのお陰でこんなことさせられてると思ってんだ!? なんだよお前ら!? 俺はまさに今、優雅な朝を邪魔されるという、今世紀最大の被害と不幸を被ってんだよ!! アングリー? 決まってんじゃねーか!! 健康? この訳のわからん、香水か何かの臭いを嗅がされている方が、よっぽど健康に悪いんじゃ!!」
「クンクン……そう〜? あたしはこの臭い、割と嫌いじゃないけどな〜」
「いや、それに関しては志希がおかしい……」
「好きか嫌いかは聞いとらんのじゃマッドサイエンティスト共!!」
「いやいや、マッドじゃないよー。今は何方かと言えば……歌って踊れる、アイドルサイエンティスト?」
ダメだ、こやつら……特に志希とは、会話が一文たりともまともに成立しない。今までよく、幸子と話が噛み合わないとは言ってきたが、彼女の場合は会話が噛み合わないどころか、そもそも会話にすらなっていない。あまりにも住んでいる世界……いや、もはや次元が違いすぎる。
「ううっ……いきなり怒鳴ったせいで、頭痛と目眩が……」
「んー? 大丈夫? 頭痛とかに良いアロマでも使う? 多分、そんなのないけど」
「でも、志希ならすぐにでも作れるのだろう?」
「……もしかしてこれ、晶葉ちゃんからのフリ?」
「ふっ、そうかもしれないな」
「じゃあ今から作っちゃおう〜」
「バカヤロウこれ以上俺に余分な仕事を増やさすなや!!」
ああ、全体的に会話のレベルが低すぎる。いや、むしろ高過ぎるのか?
とにかく、そんなことはどうでも良い。ツインテールの彼女……晶葉の方はまだ、ある程度まともな会話や意思の疎通ができるが、もう一人の少女、志希は何を考えているのかまったくわからない。
よく、マンガやアニメなんかで狂気の発明をする頭がイカれた科学者などが出てくるが、彼女はまさに、そんなフィクションの世界から直接引っ張り出してきた様な存在だ。どこか現実離れをしているというか、色々頭のネジがブッ飛んでいるというか、現実世界にこんな人間が居るのかよ、と目の前の存在が信じられなくなってくる。
「キミ、天才にバカは禁句だぞ?」
「でもさー晶葉ちゃん、バカと天才は何とやらってよく言うじゃん?」
「確かに……それもそうかもしれないな」
「じゃあ今のは、あたしたちへの褒め言葉なのかも」
「なるほど、言われてみれば!」
「「HAHAHAHAHAHA!!!!」」
部屋には二人の笑いがこだまする。まるで息ぴったりなその様子からして、おそらく頭の良い者同士似た波長が有るのだろうな。だが、頭が良いわけでもなんでもない、ただの凡人である俺にはそのノリはさっぱりだ。
「シャラップ一ノ瀬!! 池袋!!」
「ごめーんあたし、エイゴワッカリーマセーン!」
「おめーさっき、アングリーだのなんだの、バリバリ英語使っていたじゃねーか何言ってんだ!!」
「にゃは、そうだったっけ?」
「ああああああああああああ!!!!」
俺の頭はついに怒りの沸点を超越する。言葉の泉は砂漠を通り越して一気に火山地帯となり、気が狂ってしまった。あまりにも常識離れしたこの状況に、頭の計算機はついにオーバーフローを引き起こし、一時的に言語という言語を話す能力を失ってしまう。
「急に叫び始めるなんて……もしかしてキミ、あたし以上にブッ飛んでる?」
「いや、そこに関しては志希に勝てるものは居ないと思うが……」
「おめーらつべこべ言わずにさっさと掃除しろや!!!!!!」
はぁ……まったく、こんな調子が延々と続くせいで掃除が一向に進まない。かれこれ二時間ほどはこのやり取りを続けている。
一応、上司からは今日中に掃除しておけば良いとは言われていたが、これでは一日が24時間……いや、48時間以上あったとしても足りる気がしないぞ。
というか、ここに呼び出された時から凄い疑問に思っていたんだが、そもそもなんで俺は彼女たちの件とは無関係なのに、この部屋の掃除に駆り出されているんだ? やっぱり、現在346プロに所属しているプロデューサーの中で一番暇人だからなのか?
……いや、そりゃまあ当然と言えば当然か。実際、暇をしていたということについては事実なんだ。周りから比べても、俺と幸子の仕事はまだ少ないからな。暇そうにしていたら、会社側に掃除や雑用に徴兵されるのも別におかしくはないし、理にかなっている。
こう冷静に考えてみると、俺が掃除に駆り出された理由も納得はできなくもない。だがしかし、それはそれでプロデューサーとして恥ずかしく、悲しいことでもあるがな。
さて、こんな感じのやり取りを続けつつ、それから更に一時間弱ほどが経過したか。あれから色々文句を言いつつも、必死の努力により部屋の掃除は進み、大方片付きはした。というか、大体俺が必死に頑張って片付けた。
「……まぁ、大分部屋も綺麗になったことだし、少し休憩にでもするか」
「そうだな。私も少々モップがけや雑巾がけに、疲れてきていたところだった」
「いえーい! 休憩休憩〜!」
「お前らに、罪の意識ってやつは一欠片もないのかよ……」
時計を見ると、時間も丁度良い感じでそろそろ昼飯時だ。というかこの二人と三人だけで部屋に閉じ込められるのに、そろそろ俺の方が限界だった。
とりあえず、リフレッシュして気を落ち着かせるためにも、今後どうやって部屋を掃除していくかを考えるためにも、一旦昼休息を挟むことにした。
俺たち三人は部屋を出ると早速、この346プロダクション内にあるカフェ、346カフェへと向かった。
346カフェはその名の通りここ、346プロダクション一階のとあるスペースにある、割と大きめのカフェだ。
カフェは約半年ほど前にオープンしたばかりで、それなりに広く、テラス席も存在しており、噂によるとコーヒーもかなり上質で美味しい物が飲めるということだ。そのため俺も、機会があったら一度来てみたいと思っていた。しかし、本音を言ってしまえばこんな形ではなく、どこかの空いた時間に一人で来て、ゆっくりと場の空気とコーヒーを楽しみたかったものなんだがな。
「さて……っと。じゃ、というわけで、休憩場所はここにするか」
「なるほど、カフェか。私はあまり、こういった場所には慣れていないのだが……」
「そんなこと言われたって、ここくらいしか落ち着いて休憩できそうな場所がないんだよ。それに言ってしまえば俺だって、こういう場所に自分から来たことはあんまり無いからな」
「あたしもこういった場所にはあまり来たことないけど、この空気は結構好きかも……? 色々な良い匂いが嗅げて、なんだか幸せ〜。ハスハス〜」
「匂いって、本当色々変わってんな……」
とりあえず、このまま入り口で話していても話が延々と先に進まないと思った俺は、テラスの適当な席に座った。そして志希や晶葉も、俺に続くように席に座る。
「いらっしゃいませ! 346カフェへようこそ!」
俺たちが席に座ると、それを見たウェイトレスの少女がこちらの方へと注文を聞きに来た。年齢は高校生位だろうか。何故かメイドの格好をしており、まるで秋葉原辺りによくある、メイド喫茶の店員を連想させる。
「俺はコーヒーを一杯、あとは……そうだな、志希達はどうする?」
「あたしはじゃあ……」
「うむ、では私は……」
志希達は手元のメニュー表を見て、注文を考え始める。そしてそれから数十秒後、志希は無難にアイスクリームパフェ、晶葉はお茶を頼んだ。
「はい、ご注文承りました!」
「あっ、そうだ! ねーねー店員さん、アイスクリームパフェのトッピングに、タバスコってあるかな〜?」
「タ、タバスコ……ですか?」
「あるわけねーだろ何言ってんだお前」
店員さんは志希の無茶苦茶な注文に対して、非常に困惑した様子だ。
というかそもそも、アイスクリームパフェにタバスコって、一体どういう発想をしたら生まれるんだろうか。日常生活をしていて普通「よし、アイスクリームパフェにタバスコをかけよう!」ってなる場面があるか? あるわけないだろいい加減にしろ!
「すいません、こいつの言ってることはスルーしてもらって大丈夫です」
「あ、あはは……分かりました」
そう言うと店員さんは、注文を伝える為に建物の中へと歩いていった。志希のお陰で危うく、付き添い人の俺までヤバい人の目で見られるところだった。
「ったく、いきなり無茶を言うなよお前……」
「えー、タバスコ美味しいじゃん〜」
「美味しいかどうかは聞いとらんがな!」
このやり取りを一体いつまで続ければ良いのだろうか。なんだか、数日分くらいの疲れをこの短期間にどっと感じている。幸子と出会った当初もノリに慣れていなかったからか、同じ様な精神的疲労は感じていたが、今日のはそれの比じゃない。
「……とりあえず、頼んだものが届くまでしばらく待っていてくれ。注文内容も少ないし、そんなに時間はかからないだろうから」
「はーい! 志希ちゃん了解しました〜!」
「うむ、わかった」
さて、こうして注文も終わり、頼んだ品物が届くまでのしばしの間だけだが、朝からずっとドタバタしていた俺にはようやく安堵の時間が訪れる。
しかしそんな待ち時間の最中、先程までとは打って変わって急に黙り込んだ志希が、今度は何故かこちらをじっと眺めてくる。
「じーっ……」
「……な、なんだよ?」
「別にー? ただ、キミがどんな人間なのか観察してただけ〜」
「……どうもこうも、見ての通りこんな感じの人間だ」
「こんな感じって、どんな感じ〜?」
「……いやこんな感じだよ!」
俺に気が休まる時間はもう来ないのだろうか。俺が黙り込んでしまえば志希も大人しくなると思っていたが、やはり彼女はそんなに甘くなかったな。
「それにしてもさー、やっぱり待ち時間がなんか暇〜。あんまり暇すぎると志希ちゃん、もしかしたら失踪しちゃったりして〜」
「逃がさねえよ、絶対にな!!」
「ん? 今のはもしかして『もう、お前のことは離さない』みたいなプロポーズ〜?」
俺は何も言わずに真顔で志希の顔を見る。
「……反応がつまんない、つまんなーい! もっと何か面白いリアクションしてよー!」
「残念ながら、俺はリアクションをする側じゃなくて、リアクションにツッコむ側なんだ。質の良いリアクション芸人をご要望なら、他を当たってくれ」
残念ながらボケとツッコミは両立できない。そんな器用なことができるなら、俺は最初からプロデューサーじゃなくて、芸人にでもなっとるわまったく。
「でもさー、実際このスキマ時間が暇だし、とりあえず何か適当に話題でも出して〜。今なら天才志希ちゃんと天才晶葉ちゃんが、キミの色々な質問に答えてあげないこともないよ〜」
「待て志希、何故私を巻き込んだ」
「名付けて、志希と晶葉の……秋休み自由研究相談教室〜」
「聞いているのか志希!」
俺がほっといている間にも、二人は勝手に話を進めていく。その会話にはまるで終わりが見えない。
「まーそんなこんなでとりあえず〜、なんか質問とかない? ねっ、ねっ!」
「そんな、いきなり質問って言われたってな……」
志希は再びこちらをじっと見つめてくる。俺はそんな志希の早く質問してくれ、という視線に負け、渋々二人に質問することにした。
このまま志希にじっと眺められている方が、俺的にも色々やりづらいからな。誰かからずっと見られていると、なんだか妙に心が落ち着かない。それならいっその事、何か適当な話題でも出して軽く流していた方が丸く収まるか。そう判断したからだ。
「……そうだな、それじゃあ志希のお望み通り、質問だ。ありきたりかもしれないが二人とも、年齢とか学年はいくつなんだ? 特に深い意味はないんだが、何となく聞いておきたいかなってさ」
「学年と年齢……か〜。なんか思っていたより、普通な質問かも」
「なるほど、そう言えば確かに、私もその辺の話はまだ言っていなかったな」
そう言うと、晶葉は言葉を続けていく。
「一応私の方は十四歳、中学二年生だ」
「……いや、だろうな」
あちゃー、やっぱりか。薄々、背丈や話口調から想像はしていたが、どうしてこの年齢にはクセが強い奴しか居ないんだ。幸子、飛鳥、乃々と来て、次は彼女か。俺が同い年だった頃はもう少し普通の少年だったはずだぞ。
俺は晶葉から予想していた言葉が本当に返ってきたことに、非常に驚いていた。
「だろうな、とはどういうことだ? もしかして、最初からすべて予想していたということなのか?」
「……俺の担当アイドルやその知り合いに、丁度十四歳前後の子が多くてな。雰囲気からして、多分そうだろうなと思っていただけだ」
「ほう、私と同じ年齢で、似たような雰囲気を持ったアイドル達……か。なるほど、そういうことなら是非、今度会ってみた__」
「いやそれはマジでやめてくれ!! お前らが出会ってしまったら、マジで何をしでかすか分かったもんじゃない。ヘタなホラー映画なんかより圧倒的にこわいわ!」
俺は晶葉の言葉を食い気味で遮る。今、本当に恐ろしいことを彼女は言いかけていた。
ただでさえ濃すぎるくらいな幸子達の輪に、彼女達が加わったとしたら色々大事件だ。化学変化の起こりすぎで、ダークマターかタキオン粒子でも生成されてしまうかもしれない。下手したらそのまま、宇宙の法則が乱れてしまう可能性すらありうる。
間違いなく会わせてはいけない。絶対に、絶対にだ。
「……そんな、実験をする前から全否定をする必要も無いだろう? もしかしたら、何か良い化学変化でも起こるかもしれないぞ? 何事も未知に怯えていたら、先へは進めない」
「お前らの場合は訳が違うんだよ!! 未知じゃなくて、バケツ一杯の酸性洗剤に塩素系洗剤をぶちまけるくらい、結果が明確なんだよ!!」
「にゃははー! それって、すっごく刺激的なフレーバーかも!」
「刺激強過ぎてそのまま逝ってまうわ!」
それにしてもなんだか、幸子とやりとりをしている時よりツッコミのキレが良い。ひたすらにボケをかましてくる……いや、恐らく志希はボケてるつもりは一欠片もないのだろうが、そんな志希のブッ飛んだ発言に、ついつい反射的にツッコんでしまうのだ。
前々から思っていたんだがまさか、俺の先祖は伝説の芸人か何かだったのだろうか?
「というか〜、今話を聞いていてスゴく気になったんだけど、担当アイドルってことはもしかして、キミってここのプロデューサー?」
「……まあ、一応ではあるけどプロデューサーだ。まだ駆け出しで、ほとんど仕事と言えるような仕事も無いけどな」
「なるほど〜! だから今日は、あたし達の手伝いに呼び出されたんだー!」
「そんな単刀直入に言わないでくれ。こんな感じでも結構、俺はデリケートなんだからな」
そうだ、取り扱い注意だぞ。俺は貴重品なんだ。幸子といいなんだか扱いが雑だが、あんまり雑に扱っているとそのうち色々な意味で壊れるからな。プロデューサーだって人間だ。
「ん? というか俺の方も今の話で気になったんだが、そう言えば二人の担当プロデューサーとかは居ないのか? 考えてみれば、なんで二人のプロデューサーじゃなくて、他の部署であるはずの俺が呼び出されたのか色々疑問だな」
「うーん、その辺どう説明すればいいんだろう。正確には居たって感じなのかな〜」
「居たってことは……過去形?」
すると志希は、自分たちのここに来た経緯と現状を説明してくれる。
「一応あたしたちは、そのプロデューサーにスカウトされてここに来たんだけど、なんかスカウトしてくれたプロデューサーに色々あったみたいでさ〜。プロデュースができなくなったとか何とかで、あたし達のプロデュースは一旦保留になっちゃったって感じ」
「志希が言う通り、そんなところだな。本来なら先月の終わりくらいから活動している予定だったのだが、プロデュースが延期になった影響で、毎日退屈な基礎レッスンの日々だ。こんな天才二人を待たせるなんて、まるで宝の持ち腐れだとは思わないか?」
それ、多分志希の印象がスカウト前と違い過ぎて逃げられたんじゃ……と一瞬口を滑らせそうになったが、俺はその言葉をギリギリ飲み込む。
まあ実際まじめな話、不測の事態なんていくらでも起きうるからな。ましてや今、色々変換期を迎えようとしているこの会社なら尚更かもしれない。
「ま〜とりあえずー、そんな感じで今は、代わりのプロデューサーが見つかるまでの間だけ、アイドル候補生として特訓中って所なのかな〜」
「そりゃ災難だったな。詳しい事情までは俺も分からないが、とりあえず話の背景は大体だけど見えてきたかもしれない」
と、そんなことを話していたら、カウンターの方から先程のウェイトレスが注文の品を運んでくるのが見えた。予想通り、頼んでから来るまで随分早かったな。
「ご注文の品、お持ちしました〜」
「お、来たか。ありがとう」
俺は注文の品を持ってきてくれたウェイトレスに礼を言う。ウェイトレスはにっこりと笑い「ごゆっくりどうぞ〜」とだけ言い残すと、そのまま別の客の元へと行ってしまった。
しかし、ウェイトレスの割には結構可愛らしい子だったが……わざわざアイドル事務所に務めつつ、アイドルにならずに会社内のカフェでウェイトレスとして働いているのには、何か深い理由でめあるのだろうか。もしくは、それだけ今の時代、アイドルになるのは難しいということか?
俺はこの一瞬から、アイドル業界の裏や厳しさを垣間見たのかもしれない。
「さて、それじゃあ各自、飲むなり食うなり好きにしてくれ。あ、勿論代金は自腹で頼むぞ」
「そんなことは当然分かっている。私も今日出会ったばかりの人間に、代金を払わせるようなことはしない」
「あたしも晶葉ちゃんと同じく〜」
そう言うと二人は早速、届いたものに手をつけ始めた。志希はタバスコのトッピングが無いとかで先程こそがっかりしていたが、結局パフェが届いてみればなんだかんだ、美味しそうに食べている。
「しかしなるほど、これが美味いと噂のコーヒーか。どれどれ……」
俺も彼女たちに続き、運ばれてきたコーヒーを早速一口だけ飲む。すると、途端に口の中に広がるほのかな甘み。そして味わい深いコーヒー本来の苦味。成程な、確かにこれは美味しいと評判になるのも理解できる。
流石は大企業346プロ、コーヒーの豆や味にも、妥協は一切無しか。
「……で、話は戻るが、そんな君の方はどうなんだ?」
「んー? ナニが〜?」
「いや、年齢とか学年の話だよ。やっぱり、薬品とかを取り扱えたりその手の知識があるってことは、そういう系の大学にでも通っていたりしたのか?」
俺はコーヒーを口に運びながら話を続ける。さっきから志希達のテンションに合わせ、マシンガンの様にずっと話していたせいで、非常に喉が乾いていたからだ。
「あたしについてはなんて説明すればいいのかなー。一応、キミの予想通り歳は十八歳で、そういう系の大学に通っていたんだけど……学年は飛び級で、最近まで海外に留学していた帰国子女って感じだからね〜」
「ブフッ」
「ワオ、なんて香ばしいコーヒーの香り」
想像の斜め上所か真上から来た。
海外留学? 飛び級? 帰国子女? 俺は志希の口から飛び出してきたあまりにもの衝撃発言に、飲みかけていたコーヒーを吹き出しかける。必死に手で押さえて口の中のコーヒーを無理やり飲み込んだため、大量に吹き出しこそしなかったが、今度はその逆流したコーヒーが器官へと直行する。
「ゲホッ、ゴホッ……飛び級? 海外留学? 帰国子女? 嘘だろ?」
「さー、どっちでしょ〜?」
俺の頭の上には多数のクエスチョンマークが浮かび上がっていく。
たった一文の中から、一体何個の驚愕的なワードが飛び出してくれば気が済むんだ。
「てか待て、だったってことはつまり、アイドルになるにあたって大学を辞めてきたってことか!?」
「どうなんだろー? 正確にはアイドルになる為に大学を辞めたというより、大学を辞めてやることが無かった時に、色々あってここにスカウトされたって感じなのかな〜」
「ま、まぁそうだよな。なるほど、大学を辞めたあとにスカウトされたのか。それなら多少は理解出来なくもないが……」
いや、やっぱりそれでも理解には苦しむが。一体どんな理由や目的があって、彼女は大学をやめてまで日本に帰ってきたのだろうか。大学の問題? それとも家庭での問題? 待て、じゃあ仮に何かやることや目的があるなら、何故彼女はアイドルのスカウトを断らなかった? アイドルになるのが目的じゃないのならば、つまり他に目的があったということだろ?
彼女の発言に、次々と謎が謎を呼ぶ。
「因みに聞くが……一体どこの大学に通っていたんだ?」
「確かに、そこに関しては私も気になったな。志希がどんな大学に通っていたのか、些か興味が湧いてきた」
「あたしが通っていた大学? そんな大した場所じゃないよ〜。えーっと、なんだっけ、確か……」
そうして志希の口から出てきた大学の名前、それは俺たち二人の予想を遥かに凌駕していた。もはや有名とか、そんなレベルの話ではない。俺と同じく志希の話を聞いていた晶葉も、志希の口から出てきたその名前には、流石に驚きを隠せていなかった。
「ウッソだろオイ」
「待ってくれ志希、それは本当なのか!?」
「うん。まあわざわざ嘘をついたり、隠したりするようなことでもないからさ〜」
俺は今、非常に頭が痛い。遂に俺の頭が思考することを放棄し始めた。
「そんなに頭が良いなら、なんでわざわざ大学を辞めたり……」
「うーん、なんでだろうね〜。まあ一番は、大学での研究生活に飽きたっていうのが大きいかも」
「は?」
飽きた? 今彼女は、飽きたと言ったか? 飽きた……飽きた? 待て、いやいやいや本当に待て。彼女が大学を辞めた理由を必死に考えていたのに、たった今、飽きたの一言で全て完結させられてしまったのか?
俺は彼女の発したそのあまりにもな理由に、素で疑問の声を発してしまう。
「いや〜、なんだか研究室に篭って、毎日毎日同じような研究をするのに飽きちゃってさ〜。特に真新しいことも起きないし、最近は大学側のマンネリ化? がスゴかったから」
アイドルへの転職理由として、美嘉はまだわかる。むしろ、読者モデルという立場からワンランク上に上がったようなものだからな。川島さんも、長年の夢を追うという理由があったしまだわかる。だが、志希の理由だけは、何をどう考えても理解ができなかった。
つまり、志希が大学を辞めた理由は、大学の授業に追いつけなくなったとかそういう訳ではなく、逆に大学側のレベルが思っていたより低かったから? まったく何を言ってるのかわからない。
「あと別に、アイドルには最初からなろうと思っていたわけじゃなかったんだよね〜。スカウトされて、ちょっと気になったから何となくなっただけ〜」
「は???」
あまりにもの志希の言葉に、俺の頭の中にはビックリマークやクエスチョンマークが次々と湧いて出てくる。お陰で俺の一般的な脳みそは、既に容量限界で爆発寸前だ。
「待て待て待て、ちょっと話を整理させてくれ。つまり、大学を辞めた理由は特別な理由とかも無く、普通に飽きたからなだけで、アイドルになった理由は何となくってことか?」
「Exactly! ……ってあれ、あたしそんな難しいこと話してる?」
「ああ、充分理解できなくて、難しい話だよ……」
俺は頭を抱え込んだ状態でテーブルに肘をついた。
ああ、本当だ。充分に理解できない。あまりにも俺たち一般人が考えるそれと、彼女の考え方の土台が違い過ぎる。
普通、飛び級海外留学ができる様な才能を持っていたら、それを活かそうと思うものではないか? それだけではなく、そんな研究に没頭できるだけの環境まで用意して貰えるとなれば、尚更だ。少なくとも俺なら、そんな類まれなる才能を生かして、ノーベル賞でも狙いに行くと思うが。
頭が良い人や発明家には変わった人などが多いというが、まさに彼女がそれを体現しているな。そう俺は思った。
「とりあえず、大学を辞めた理由まではなんとかわかった。しかし、だとしても今まで居た大学での科学の世界と、今居るアイドルの世界は全然別物だろ? よくスカウトを引き受けようと思ったよな」
「まあ、あたしも大学を辞めて色々暇だったし、なんか楽しそうだったからさ〜。折角の機会だし、やってみようかなーって」
すると彼女は言葉を続けた。
「でもさ、キミは大学での研究生活とアイドル活動は違うって言うけど、あたし的には科学もアイドルも、似たようなものだと思うな〜。だって、言ってしまえばどっちも『未知の世界』の探求じゃん?」
「未知の世界の探求?」
俺は彼女の口から発せられた聞き覚えのある単語に、咄嗟に聞き返す。
「多分、その辺が大学での研究と色々似ていたから、あたしはスカウトを引き受けられたのかも」
志希はパフェを食べる手を止めて、熱心に話し始める。その真面目に語る様子は、さっきまでのおちゃらけてふざけた感じの彼女とは、まったく違う雰囲気を纏っていた。
「行く先に明確な道筋や課程が見えなければ、辿り着く結果も何一つ見えない。文字通り、ゼロから1を創り出さなきゃいけない。もしくは……ゼロから1を見つける?」
「……つまり、どういうことだ?」
「だってそのゼロは、存在しないんじゃなくて、今ここに居る人間が観測できていないだけのゼロだからね〜。いつかそのゼロは1になる、完璧なゼロじゃない。あれ? つまりこの場合、ゼロは1と……ニアイコール?」
「熱心に語ってくれるのは一向に構わないが……生憎、そう言った科学や数学の難しい話は、俺にはよくわからんな」
「んー? これはどっちかって言うと、数学や科学というより、国語とか哲学の話じゃないかなー? あたし的に比喩としてわかり易いから、数学的な表現をしてるけど」
志希は先程までとはうって変わって、非常に真面目に話を続けていく。いや、真面目になったというより、熱が篭っているというのが正しいか。あれだけ色々と散漫していた志希だったが、今の熱く語る彼女からは、強い意志の様なものを感じる。
「とにかく、あたしはそんな未来がまったく予測できなかった、この世界に惹かれたんだよね〜。なんて言うかさー、停滞した大学での研究生活より、凄く刺激的かもって」
「まったく予想できない未来……か。うちの担当アイドルは志希とは逆で、そんな先が見えないことを不安がっていたものだが」
「不安? あたしはそうは思わないな〜」
そう言うと志希は、口元にうっすらと笑みを浮かべる。
「分からないからこそ、解き明かす楽しさがある。見えないからこそ、探す楽しさがある」
「つまり、志希は先が見えないことが楽しいのか?」
「だって、科学や数式じゃ何も証明出来ない未知!! それってスゴくない!? あたしの頭脳を持ってしても、未来は何一つわかんない!! 証明出来ないんだよ!?」
志希は満面の笑みで、まるで、始めて何かに遭遇した無邪気な子供のように、楽しげに話を続けていく。その熱心に語る表情には一切の曇りがなく、彼女が秘める文字通り『素の一ノ瀬志希』がそこにはあった。
「……まーだからこそ、あたしは見てみたいかな〜ってさ〜。その数式や科学じゃ形にできない未知を、未知の先を、新しい可能性をね〜」
「未知の世界、ねえ……」
こう話を聞いてみると、やっぱり二人も夢見る少女の一人に過ぎなかったんだな。なんだ、結局彼女達も幸子たちと何も変わらないじゃないか。
難しい言葉回しや単語を使ったり、常人には理解し難いことをやったりこそしてはいるが、その根本にあるものや言いたいこと、それはつまり幸子達が言っている『トップアイドルになりたい』『輝きたい』『ワクワクしたい』という思い……或いは、願いと似たものなのかもしれない。
「……んー? 急に黙り込んだと思ったら呆気にとられたような顔なんてして、やっぱりあたし、何か変なことでも言ってた〜?」
「……いや、何でもないよ。むしろ、志希の言っていることは何一つおかしくないと思う。ただ、俺の知り合いにも同じようなことを言ってるヤツが居てな。色々考えるところがあっただけさ」
そうだ。頭が良かろうが、普通だろうが、純粋だろうが、ひねくれていようが、結局は皆、夢見る一人の少女なんだ。見方や見える角度は人々によって様々なのかもしれないが、その元にあるものはほとんど変わらないのだろう。
「なんだ、みんな一緒なんじゃないか……」
なんだか志希の話を聞いていたら、二人へ対しての考え方が変わった。
最初、部屋の掃除に呼び出されて彼女達と出会った時は、そのかなり強めのインパクトにかなり驚かされたが、そういった先入観などのフィルターを介さないで見てみれば、彼女達は頭のぶっとんだ奇人でもなければ、とんでもない天才でもなく、どこにでもいる普通の少女だった。
もっとも、だからといって彼女たちが、俺の貴重な休みを奪ったという事実にだけは、一切変わりないが。
「……まっ、事情はわかったよ。とりあえず、ここで会ったのも何かの縁なんだ。そういうことなら今度、機会があった時にでも、上の方に相談とかをしといてみるよ」
「相談って、何を〜?」
「二人の今後についてだよ。俺の立場上そこまでの決定権や選択権はないけど、相談してみるだけ価値はあるかもよ?」
「……いいの?」
「そんなこと、勝手にやってしまって大丈夫なのか?」
「細かいことなんて良いんだよ。俺には、数年間真面目にコツコツと働いてきた人望みたいなものもあるしな。今の話を聞いたらなんだか、二人の今後が見てみたくなった。とりあえず任せとけ!」
俺は二人に笑いかける。
「あと、それだけじゃなくてアイドルとしての相談や、ちょっとした手伝いとかぐらいならできるかもしれない。一応だけど俺は、芸歴でも年齢でも、二人より少しだけ先輩なんだ。何か悩みとかができたら、今後存分に頼ってくれたまえよ。ただし、掃除の手伝い以外でだ」
と、ちょっと先輩ぶった発言をしてみる。まあ最悪、何か困ったり対応しきれなくなった時は、偉大なるカリスマJKこと、美嘉大先輩に色々聞けば大丈夫だろうしな。
「でもさ〜、急にどうしたの? 今日会ったばかりのあたし達に、そこまでやってくれるなんて」
「確かに、私も同じことを思った。むしろ今日は、私達が迷惑をかけてしまった側だというのに」
「深いことは気にすんな。これはちょっとした気まぐれだよ。知り合いの世話好きな先輩アイドルに、少し影響されてみただけだ」
まったくだ。美嘉みたいな大した先輩でもないのに、というか言ってしまえば俺はアイドルじゃなくてプロデューサー側の人間なのに、何新人アイドルに対してカッコつけたこと言ってんだか俺は。
だが、仮にそうだとしても、彼女達の思いを聞いたら多少なりとも力になりたいと、そう俺の中の善意……いや、ただのお節介焼きな心が勝手に動いてしまったのだ。
「まあ、二人ともさっきはマッドサイエンティストだのバカだのとか言って悪かったな。二人と話していたら、思わぬタイミングで、アイドルという概念について良い勉強をさせてもらった」
「いいのいいの〜! そんな感じで、気楽にやっていこー!」
「ただし、俺の優雅な休みを奪ったことについては、このあと掃除でしっかり落とし前をつけてもらうからな?」
「あー……忘れてなかった?」
「忘れるわけねーだろいい加減にしろ!」
俺のそんな言葉に、二人は何故か笑い始める。そんな二人につられてか、俺の方もなんだか怒る気力が無くなってしまった。
「さっ、ちゃっちゃと昼休憩終わらせて、部屋掃除に戻るぞ。俺の方も、夕方からは担当アイドルのプロデュースが待ってるからな」
「りょうかーい!」
「ああ、分かった」
そう言うと、志希は少しだけ残っていたパフェを一気に口の中に頬張って、一瞬で食べてしまった。同じく晶葉の方も、飲みかけのお茶を飲み干してグラスを置く。
「モグモグ……じゃ〜、そんなこんなで改めて自己紹介するけど、あたしの名前は一ノ瀬志希。ケミカル系と香水系の話なら、いつでもウェルカムだよ〜」
「同じく、私は池袋晶葉。ロボット工学で、アイドル界のトップを目指す者だ。今後とも、よろしく頼みたい」
と、志希は片手を差し出してくる。そしてそれを見た晶葉も、同じ様に手を差し出してきた。恐らく、二人は自分達と握手をしようということだろう。まったく、いかにも発明家や科学者らしい挨拶だ。
「……ああ、よろしく」
ともかく、こうして昼休憩の時間は終わり、彼女たちの実験室と化していた部屋の掃除は再開された。このあと二人との部屋掃除は、幸子が帰ってくる位の時間まで続けられることとなる。
しかし、最初こそ二人は色々ブッ飛んでいた子達だと思っていたが、話してみると案外、そこまで悪い子達というわけでもないのかもしれないな。少し……いや、大分変わってはいるが。
ただ、頭が良過ぎるがあまり、普通の一般人とは観点や考え方が違い、結果それが周りと違う風にに見えてしまう。それを人は奇人、或いは『天才』と呼ぶのだろう。
俺は二人と接していたらなんだか、多様な顔を持つ、アイドルという存在の新たな側面をまた少し知ることができた気がした。
本編の修正に約一ヶ月、志希にゃんの言語を理解するのに約一ヶ月(なおまだ完全には理解していない)、本文書くのに約5日。
なんでこんなに志希にゃんを書くの大変なんですかね……可愛いから仕方ないけど。
二人の魅力を潰さず、かつ志希にゃんと晶葉らしい文章を書くため、デレステやモバマスのコミュを走りに走り、それだけじゃなく、wikiから他の人のSSまで見て回った日々。ある意味楽しかったと言えば楽しい日々だった……?
Q.何故そこまでベストを尽くした?
A.志希にゃんも晶葉も可愛いじゃん。だからベストを尽くしたまで。後悔はない。
という次回、幸子始めてのPV撮影! 台本を無視し、豪〇の阿修羅閃空並の勢いでカメラにフェードインしようとする幸子を抑え、撮影を無事に終えることは果たしてできるのだろうか。今週もプロデューサーの胃が痛い!
そんなことより、限定幸子復刻はまだですか……?
そう言えば来月はシャニマス配信もあるだろうし、投稿がなんかまた遅れそうです(甘え)
とりあえず作者は二ヶ月一話ペースを†悔い改めて†
※追記とお詫び
すみません、投稿かなり滞ってます。四月から会社の方で色々あり、現状執筆ができる余裕が無い状態が続いてました。一応、次話は殆ど(70%程)完成しているので、もうしばらくお待ちください。Twitterばかりやっているようでちゃんと執筆はしてますので。
文章の改行や空白
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前の方が良い
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今の新しい方が良い