アイドルマスターシンデレラガールズ 〜自称天使の存在証明〜 作:ドラソードP
・キャラ崩壊をしている可能性あり
・独自解釈あり
・小説を書くのはヘタ
・オリジナル主人公(プロデューサー)
それらが許せる人はボクの虜になっていってくださいね!
第1話 カワイイボクと普通なプロデューサー
カワイイボクと普通なプロデューサー
俺の日常は陽の光で目覚める。
目覚まし時計はイマイチ目覚めが悪いので、日の出が早い夏には使わない。
起きたらまず顔を洗い、覚めきっていない頭を覚ます。そして顔を洗い終えたら、昨日使ったテーブルを片付ける。
次に、そうしてテーブルを片付け終わったら、今度は朝食をセットし始める。因みに、ここまでで約十分程か。
別に一人暮らしだし、朝は余裕を持って起きている為に、そこまで時間に徹底する意味はあまり無い。だが、こうしないと色々気が済まないのだ。なんというか、その辺り潔癖な性格でな。社会人となり、一人暮らしを始めてからはいつもこの流れを繰り返している。
さて、そうこうしている間に朝飯のセットが終わったら、テレビを付けて朝のニュースを見る。そのニュース番組には、今流行りのアイドルがアナウンサー見習いといった肩書きで司会をしている。
因みに、今日の朝飯はパンにバターを塗り卵をかけて焼いただけの、簡易的なトーストだ。流石に毎日は食べないが、自分はこのトーストは嫌いでは無い為、週に何回かは食べる。
こうして豪華すぎない普通の朝食を食べながら、朝のニュースを見ている時が一番日常を感じる。代わり映えしないと言われたらそうかもしれないが、俺はそんな朝が嫌いじゃない。
朝食に手をつけながらテレビを見ると、今日もそのアイドルとやらが、普段慣れていないであろうニュース番組の司会を危なげなくもこなしていく。
そう、今や日本は一大のアイドルブームだ。
こう言ったニュース番組だけでなく、バラエティも、旅番組も、グルメ番組等も、そして忘れてはいけない本業の歌手や、アイドルグループとしての活動も、ほぼすべて彼女達が行っている。それこそ、テレビ上で彼女達を見ない日はこの数年間無かったであろう。
彼女達は今や世界に誇れる、日本を代表する『idol』と呼ばれる存在なのだから。
朝飯を食べ終わったらすぐに、最近ようやく着るのに慣れてきたビジネススーツに着替える。ネクタイを締めて鏡の前で身だしなみを整える。
社会人、それも初対面の人と接する機会が多い仕事の俺にとって、身だしなみはとても重要なものだ。なぜかと言えば、人間の印象なんて、大体初対面で決まってしまうものだからである。まあ、当たり前の事しかできない俺にとっては、この程度のこと別に造作でもない話なのだが。
こうして準備が終わったらテレビの電源を消し、カーテンを閉め、玄関で靴を履く。ちゃんとビジネスカバンも持ち、中身の確認をしたら外へ出る。
こんな生活を三年ほど続けてきた。こうしていつも通り駅に向かい、時間ぴったりに来た電車に乗って職場に向かう。
そう、何を隠そう、そんな俺の仕事もその今流行っているアイドル、それのプロデューサーというものだ。
……いや、正確にはプロデューサー見習い、と言った所か。まだプロデューサーと胸を張って言えるような仕事はほとんどしたことが無く、会社の見習い新入社員として、雑用に近い事を繰り返す日々だったからな。
実際の所、アイドルのプロデュースどころか、アイドルとまともに会話をしたことすらあまりない。仮にアイドルと社内ですれ違ったりしたとしても、たまに軽い挨拶をする程度で、よく世の男が言う楽園なんて存在しない。むしろ、この道に憧れて入った割に、すぐそこにあるのに手が届かないもどかしさに苦しめられ、この道に入った事を少しだけ後悔していたりもした。
だが、そんな後悔も今日で無くなりそうだ。三年間待ち続けた苦労がいよいよ報われる。俺は昨日の夜から、今日が楽しみで眠れなくなり、実は少し寝不足だったりする。
そう、雑用に近いことを繰り返す日々『だった』のだ。それが示すは即ち過去形、過ぎ去った日々、終わった日常。
俺は今日から遂に『アイドルを担当させてもらえる』ことになったのだ。
俺は職場である346プロに、いつもより駆け足になりがちなその足で到着した。別に、俺の待遇が変わったからと言って仕事場や環境はいつもと何も変わらない。
「しっかし、相変わらず無駄にデカくて、これがアイドル事務所のプロダクションとは思えないよな」
東京の都会にそびえ立つビル群とは違い、まるで童話に出てくるお城の様に異彩を放つ建物。346プロの旧館だ。今日も変わらずここの入口をくぐる所から一日が始まるのだが、気のせいかいつもと雰囲気が全然違う様に感じる。なんだか、初出勤の日を思い出すような感覚だ。
俺はプロダクションの中に入ると、その一歩一歩に期待や不安、そしてこれからの責任を踏みしめながら、待っている上司の元へと向かって行った。
俺は上司と早々に話を済ませると、早速アイドルが待っている部屋へと連れていかれた。今回のプロデュースは俺にとって最初のプロデュースになる為、まずは一人だけの個人プロデュースとのことらしい。だが、話によると『少しだけ』クセが強い子なんだそうだ。しかし、根はいい子で、素直で行儀の良い、決して俺の期待を裏切らない素晴らしい子だろう、との上司の話だった。
さて、そんな上司は俺を部屋の前まで連れてきてくれた後「後は二人で上手くやってくれ」とだけ言い残し、そそくさと行ってしまった。気のせいか、上司の顔がなんだかニヤニヤしていた気がしなくもない。
この扉の先に、その子は居る。正直話を聞いた限り、俺には期待しか感じないアイドルの逸材だ。果たしてどんなプロデュースになるのか、どんな華やかな舞台になるのか、俺はそんな期待と緊張から震える手を落ち着け、三回ノックをする。
「はーい」
俺はその可愛らしい声を聞くと扉を開け、その夢や希望、期待が詰まった宝箱の鍵を開けた。
「あなたがボクの担当になる、プロデューサーさんなんですか?」
「ああ、よろしく。確か君の名前は……」
「幸子、輿水幸子です。名前を呼ぶ前と後に、カワイイをつけてもらっても構いませんよ?」
これが俺の、いや俺達二人の、果てしなく長いプロデュースの始まりの瞬間だった。
ただ、それは『少しだけ』思っていた結果と違ったが。
こんな訳分からなさそうな小説を見てくれてありがとうございます。
僕はネタな幸子も好きですがたまに真面目な話もある幸子が好きなためこんな小説を書きました。
因みに推しアイドルは誰とは言いきれませんねぇ……
文章の改行や空白
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前の方が良い
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今の新しい方が良い